『ワンピース』で立ちはだかる強敵が「海軍大将」たち。
あらゆる海賊たちを取り締まる政府側の存在だけあって、海軍大将の戦闘力は一人で大国の軍事力並とされます。
そこで今回ドル漫では元海軍大将の「青キジ・クザンの正体や能力技」を徹底的に考察します。
この青キジは他の海軍大将と違ってイレギュラーな行動を取りがち。そのため海軍大将を辞めた後に四皇・黒ひげとつるむなど、青キジの正体や現在の動向は謎が多い。果たして青キジは今後ワンピースの展開にどう絡んでくるかなど予想してみた。
悪魔の実は「ヒエヒエの実」
まず「悪魔の実」について考察。元海軍大将・青雉クザンの能力強さは?
青雉クザンの悪魔の実は「ヒエヒエの実」。あらゆる液体を凍らせることができる自然ロギア系悪魔の実。空気中の水分すら凍らせることが可能。本来は能力者にとって天敵であるはずの「海水」も簡単に凍らせる。例えば凍らせた海面を自転車で移動したりする。
ヒエヒエの実の必殺技には「アイスサーベル」などがあります。待機中の水分と葉っぱを凍らせて、サーベル(片手剣)を作る。まさにインスタントサーベルといったところですが、この威力はゾロと互角。液体はいかようにも変化するため、サーベル以外にもあらゆる武器を作れそう。
他にもヒエヒエの実には「アイス・エイジ」といった必殺技も有名。
かつて白ひげ(エドワード・ニューゲート)が発生させた大津波を青キジはいとも簡単に一瞬で凍らせて見せた。Ice Ageは日本語に直訳すると氷河期。まさに青キジは気候変動レベルの威力の必殺技を持ち合わせる。
そのため「ヒエヒエ」という語感やニュアンスから想像できないほど、青キジの悪魔の実はヤバい。ヒエヒエと聞くと普通はエアコン程度の寒さが想像されますが、実際には「キンキン」や「ブルブル」と表現した方がよさそう。
○青キジの悪魔の実は覚醒してる?
一方、青キジ・クザンの悪魔の実は覚醒してるのか?大津波を一瞬で凍らせる能力は並大抵ではありません。
しかしながら、青キジの悪魔の実が覚醒してるかは不明。そもそも現状覚醒することが判明してるのは動物ゾオン系や超人パラミシア系のみ。そもそも圧倒的に強い自然ロギアが覚醒するかは判然としてません。
それでも自然ロギア系も覚醒するはず。逆に自然ロギアだけ覚醒しない理由が解せない。そのため青キジの悪魔の実も覚醒してる可能性は高いはず。少なくとも青雉の能力はそう疑わざるを得ないほど強力。
だから青雉クザンに抱きつかれたりしたら一巻の終わり。画像の「アイスタイム」と呼ばれる必殺技は、人間ごときであれば一瞬で全身を凍らせる。もちろん凍った状態で肉体が破壊されれば、すなわち「死」に直結する。
ただし、同様の必殺技を王下七武海だったドフラミンゴに披露したときには、青雉クザンは簡単に破られてしまってる。凍らされたルフィも最終的にはお湯で溶かして助かるなど、意外と体内までは凍らせることは難しい?
もちろん青キジが手加減した可能性は大いにありそうですが、ドフラミンゴが一瞬で解氷させた事実を踏まえると、例えば武装色の覇気を使えば青雉クザンの氷化はある程度防げるのかも知れない。いや、ドフラミンゴのことだから覇王色の覇気の可能性もあるか。
他にも青雉クザンの悪魔の実では「アイスボール」や「アイスパルチザン」「アイスフェザントベック」といった必殺技があります。画像は割愛。
青雉クザンの現在まとめ
続いては青キジ・クザンの「現在に至るまでの歴史」を考察。
青キジ・クザンとは元海軍大将。身長は298cm。出身地は南の海。星座は乙女座。血液型はF型。好物はシェリー酒、酪農牛乳、コーヒー。ちなみに、青キジの声優は子安武人。
青雉の年齢は現在49歳。同じく海軍大将と比べると、黄猿とは9歳差、赤犬とは6歳差。見た目に反して、割と年を食ってる模様。シャンクスやマルコ、クロコダイルよりも年上。
クザンは19歳だった30年前に海軍に入隊。赤犬と黄猿とは2年遅れ。既に20代後半には海軍中将に昇格しており、その後、時期は不明ですが青雉は最終的に海軍大将に上り詰める。赤犬たちより年下だった青キジの年齢を考えるとかなりのエリート。
○青キジクザンのモデルは「探偵物語」の松田優作
青雉・クザンのモデルはドラマ『探偵物語』の松田優作が演じる工藤俊作。帽子こそ被ってませんが、工藤俊作の顔付き、髪型など青キジと瓜二つ。青キジの好物のコーヒも、モデルの工藤俊作に寄せたか。グラサンも工藤俊作譲り。
ちなみに、青キジは幼少期からグラサンを愛用していたとか。ドフラミンゴと同じく生まれ持ってのグラサン好き。
一方、マリンフォード頂上戦争後、青キジは当時海軍元帥だったセンゴクの推薦を受けるものの、赤犬・サカズキと「海軍元帥」の座を賭けてパンクハザード島で壮絶な戦いを繰り広げる。何故なら残虐非道の赤犬の思想が合わなかったから。
そして赤犬・サカズキとの戦いは10日間にも及び、両者の衝突はパンクハザード島の気候が変わってしまうほど。
しかし結果的に青雉クザンは敗北し、海軍を去ってしまう。赤犬との戦いがいかに壮絶だったのかは、青雉クザンの右肩の大きなキズから確認できます。
○青キジの「左足」を奪ったのは赤犬なのか?
また現在の青キジはどうやら「左足」を失って義足を履いてる状態とのこと。漫画版の『ONE PIECE』本編ではほぼ確認できてなかったと思いますが、映画「FILM Z」では恩師ゼットと共に青雉クザンの負傷っぷりが描かれております。
ネット上ではさまざまな考察が見受けられますが、「赤犬との戦いで青キジは左足も失った」と素直に考察するのが自然でしょう。青キジは言っても自然ロギア系。もし身体の一部が欠損するほどのダメージを与えられるとしたら、相手も同様に自然ロギア系のはず。
ただし、赤犬の能力はマグマ。青キジの右肩の負傷具合を考えると、左足まるまる欠損するダメージ度合いと釣り合わない。それにマグマであればどちらかというと「左足は溶け落ちた状態」に近くなるはず。それで義足を付けられる?
例えば、青キジの左足が「すっぱり斬られた」と仮定すると、王下七武海のエドワード・ウィーブルが犯人説もあります。そう考察したら、エドワード・ウィーブルの強さは黄猿が警戒するのも納得。
ニコ・ロビンの関係性とは?オハラで何が起きた?【初登場シーン】
続いては「オハラやニコ・ロビンとの関係性」について考察しようと思います。
まず確認しておくと、青雉クザンの「現在の性格」はノンビリ屋・マイペースということ。画像の初登場シーンを見ても分かるように、立った状態で居眠りしていたほど。まさに緊張感ゼロ。クザンは圧倒的な強さを誇るものの、どこかヤル気の無さが垣間見える。
そのため青雉クザンが抱えるモットーも「だらけきった正義」。
ただし、それ以前の青キジは「燃え上がる正義」を掲げていた。このモットーを変える転換点となった事件が「22年前のオハラ」での一件。
オハラと言えば、空白の100年の真実を調べていた歴史学者が集まる町。麦わらの一味のニコ・ロビンもオハラで育った。しかし、『ワンピース』の世界で空白の100年を調べる行為はご法度。最終的にオハラの「犯罪行為」がバレてしまって海軍にバスターコールをかけられる。
このバスターコールで集結した中に、当時海軍中将だった青雉や赤犬たちの姿もあった。青雉はあくまで任務を忠実にこなそうとするものの、逃げ惑う普通の市民すら虐殺する赤犬の姿を見て、「海軍の正義」に対して強く疑問を抱くようになった。
とりわけ親友だった元海軍中将のハグワール・D・サウロに咎められたことも大きいか。そのため青雉と赤犬の因縁はオハラから既に始まっていたカタチ。当時から赤犬のやり方に強烈な不信感を抱いてた青雉は、「こいつにだけは海軍元帥はやらせられん」と考えたのも納得。
○青雉クザンはニコ・ロビンの親代わり?
だから青雉はサウロと仲が良かったニコ・ロビンをこっそりと裏で逃してしまう。それでも「おれは味方じゃねぇ」という言葉からも分かるように、あくまで青キジの立場は海軍。どうやら積極的に逃したと言うよりも、青キジも「自分で答えを出すことに逃げた」といった雰囲気。
それでもオハラの事件から22年後、青キジとニコ・ロビンは再開を果たす。CP9との戦いが終わった直後には「サウロがお前を生かしたことは正しかったのか間違いだったのかその答えを見せろ」と温かい言葉をかける。さながらクザンは「ロビンの親代わり」といった雰囲気。
一方、クザンにとってもニコ・ロビンは「自らの正義」を再確認する上で重要な存在でもありそう。オハラでの一件は「現在の青キジの行動原理」を知る上で重要な情報と言えそう。
【あららら】青キジのカッコいい名言まとめ
続いては「名言・名シーン」。
既にドル漫では黒ひげの名言一覧などまとめてますが、青キジは独特の感性や価値観で動いてることもあって、登場回数の少なさの割に意外と名言も少なくない。やはり一人の人間としての葛藤、一人の海軍兵士としての葛藤がにじみ出てる名言が多い。
例えば、「正義なんてのは立場によって形を変える。だからお前の正義も責めやしない。ただおれたちの邪魔をするなら放ってはおけねェ」と、まさに世の真理をズバリと付いた名言。
オハラの民を必死に守ろうとするサウロに対して、「見せしめが世界のためなら仕方ない。学者は法を破ってる」と冷徹に主張した青キジだったが、直後に赤犬が無防備の避難船まで砲撃で破壊してしまう。青キジはあくまで「逮捕」することしか考えてない。
いくら法律を破ったからと言って即座に殺す必要がない。海軍の軍人でも、一人ひとりの正義感の違いがモロに出てしまった場面。まさに平和を実現することの難しさも感じさせる名言。
そして、青キジの最たる名言が「あららら」。モデルの松田優作(工藤俊作)の口癖がそのまま踏襲されてる。おそらく現在だと松田優作の工藤俊作よりも、青キジの口癖として覚えてるワンピース読者も多そうです。
ややもすると気だるさが前面に出て来てますが、青キジのこれまでの言動を振り返る限り、むしろ「これからやってやるぜ」という意気込みや鬼迫すら垣間見える。まさに何かが始まる嫌な予感と期待感を同時に感じさせる名言。
他にも前述の「サウロがお前を生かしたことは正しかったのか間違いだったのかその答えを見せろ」も名言の一つと言えそう。
【現在】青雉クザンが「黒ひげ」の仲間に入る?
続いては青キジ・クザンの「今現在」を考察。
どうやら五老星曰く、青キジ・クザンは「黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)の仲間」に入ってるそう。厳密に言うと黒ひげ海賊団に加入してるわけではないんですが、青キジ・クザンと黒ひげは「なにか意図」をもって協力関係を結んでいる模様。
赤犬サカズキに負けたとはいえ、青雉クザンは相変わらず圧倒的な戦闘力を誇る。この青雉が四皇トップクラスの強さを誇る黒ひげとタッグを組めば世界の脅威でしかない。世界政府のトップに君臨する五老星が青キジ・クザンの動向に神経をとがらせるのも納得。
青キジと壮絶な戦いを繰り広げた赤犬も投げやり気味に「あのアホはもう海軍を辞めた男ですけ!わしらにゃあ関係ありゃあせんので」とイライラ気味。
ちなみに「勝った方が海軍を辞めて黒ひげを追う、負けた方が残って元帥になる戦いだった」というコメント予想もいただきました。だから「結果的に実は青雉が勝っていた」とする考察。
でも黒ひげと青キジが今現在繋がってるのは事実。融通が利かない赤犬がこの条件に納得するとも思えないので、さすがに少し考えすぎだと思います。
青キジは黒ひげを利用して「ラフテルの真実」に迫る?
じゃあ、青キジは何故黒ひげと手を組むのか?いくら赤犬・サカズキに敗北したからと言って、敵の海賊と手を組む必要はあるのか?これは海軍に対する最大の裏切り。ましてやラフテルに到達する可能性が高い四皇であれば言わずもがな。
でも、だからこそ青キジは黒ひげと手を組むのではないか。つまり青キジ・クザンの狙いは「ラフテル」にありそう。青キジはオハラ襲撃時から未だに「海軍の正義」に強い疑問を抱いてるはず。海軍側の行き過ぎた正義の根幹が「ラフテル」であり、「空白の100年」という歴史の謎。
青キジ・クザンは「Dの一族」だったハグワール・D・サウロの親友だった。ニコ・ロビンを逃した理由も「サウロの遺志」を継ぐため。つまり青キジはDの遺志を間接的に継承してるような存在でもある。ニコ・ロビンの人生も「ポーネグリフ」そのもの。
つまり青雉はポーネグリフの謎を読み解いて、もしくは黒ひげにラフテルの謎を解かせることで「空白の100年の真実を迫ろう」としてるのではないか?
「海軍に所属しねぇから見えて来るもんもある」という青雉の発言も、まさにラフテルに隠された真実を見ようととしてる裏返しではないか。性格的に明らかに向いてない海軍元帥を目指した理由も「海軍の権限」を利用してラフテルに迫ろうとしていたからではないか?
青キジのモデルは前述のように『探偵物語』の松田優作。青雉クザンが真実を探求する姿はモデルの探偵・工藤優作の姿とまさに重なります。少なくとも青キジは私怨で動く性格ではないため、赤犬に対する復讐を目論んで黒ひげと協力関係を結んだ可能性は低そう。
○赤犬体制では空白の100年の秘密を知ることは難しい
やはり赤犬の体制が続く限り、世界の真実が永遠に解明されることはない。青キジがこれ以上海軍に留まっても自らの目的を達成することは困難。そこで空白の100年の秘密を知る手段の一つとして「黒ひげと手を組んだ」としたら実に自然な流れ。
ラフテルに到達したことがある人物は、海賊王のゴール・D・ロジャーが率いるロジャー海賊団だけ。ロジャー海賊団も元四皇だった気はしますが、やはりラフテルに最も早く近づくには「最強の海賊に近づく」のが一番手っ取り早い方法。
事実、青キジはマリンフォード頂上戦争で黒ひげの「2つの悪魔の実」の威力を眼の前でまざまざと見せつけられてる。トリトリの実の能力者と発覚した世界経済新聞社社長・モルガンズと同様に、青キジも黒ひげが次期海賊王に君臨すると考えたに違いない。
そのため青キジは黒ひげを仲間に引き入れることで「真実の歴史が隠されたラフテルの真実」に近付こうと試みてるに違いない。まさに蛇の道は蛇。
黒ひげは青キジから「極秘情報」を入手してる?
一方、黒ひげが青キジと手を組むメリットはなにか?お互い協力関係を結ぶには「双方にとってメリットや利益」がなければ成立しない。実際、黒ひげ海賊団の一部のメンバーは未だに青キジを警戒してる。青キジは表面上辞めたように装ってる可能性は否定できない。
おそらく黒ひげの狙いは「海軍側の内部情報」にありそう。次期海賊王になるには「あらゆる情報」を知ることが近道。現状これ以外のメリットは考えづらい。
実際、黒ひげはゲッコー・モリアを仲間に引き入れる際、聖地マリージョアで革命軍が反乱を起こした極秘情報を知っていた。でも、この極秘情報をどこから得たのか?それこそ「青キジ経由の情報だった」のではないか?
もしかすると黒ひげは緑牛など新たに加入した海軍大将の情報、海軍の最新兵器の情報、カイドウとビッグマムが手を組んだ四皇同盟など青キジから提供されてる可能性が高そう。
一方、青キジ自体は海軍の現場を離れてる。そのため海軍の中に青キジの協力者もいるはず。実際、海軍大佐・コビーを筆頭に、現在の赤犬体制を快く思わない海軍兵も多そう。最終的に五老星やイム様に牙を向くのは青キジか?
○黒ひげが青キジを何故信用したのか?
でも黒ひげ以外にも強い海賊はいるはず。同じ四皇のカイドウやビッグマムだって良い。例えば、赤髪シャンクスであれば青キジの性格ともなんとなく気が合いそう。
ただし、赤髪シャンクスは五老星との繋がりが指摘されてる。シャンクス経由で五老星に「青キジの現在の動向」が把握されてしまう可能性が高い。青キジのパートナーとして不適格。
シャンクス≒裏切り者説の考察が捗りそうですが、カイドウやビッグマムも性格は一癖も二癖もある。必ずしも青キジに協力してくれるとは限らない。青キジの胸三寸だけで「海軍と海賊の協力関係」が結べるわけではないということ。
もちろん、それは黒ひげも同様のはず。いくら赤犬に敗北したとは言え、青キジは元海軍大将。これまで海賊と強烈に反目しあってきた仇敵。普通は青キジが罠を張ってると考えるのが普通。バージェスが元海軍大将・青キジに寝首をかかれる心配をして当然。
つまり、黒ひげが「なぜ青キジを信用したのか」という疑問の解明も重要になってくる。
○【Dの遺志】青キジに黒ひげを結果的に仲介したのは「サウロ」だった?
そこで鍵になってくるのが「ハグワール・D・サウロ」という存在。サウロとは20年前のオハラをバスターコールした際、ニコ・ロビンを守った元海軍中将の巨人族。そして、黒ひげと同じくDの一族。
つまり、サウロは黒ひげと元々知り合いだったのではないか?青キジの口ぶりを聞く限り、ハグワール・D・サウロ自体は素直に20年前に死亡してる可能性は高い。もちろん現在の黒ひげと直接的に仲立ちすることは不可能。
でも、青キジが海軍中将時代にサウロから黒ひげの存在を聞かされていた可能性はゼロじゃない。何故なら、サウロも黒ひげも同じ「Dの一族」だから。サウロが同じDのミドルネームを持つ黒ひげというルーキー海賊の存在を知っていても不思議ではない。
そう考えると、とりわけ異質な黒ひげとサウロがDの一族だったことにも合点がいく。「同じDの一族の海軍の遺志だった」と聞かされれば、他の黒ひげ海賊団のメンバーが反対する中、黒ひげだけが青キジの説得に素直に応じた可能性はありそう。
だから、ワンピース中盤の時点で実は既に「青キジが海軍を裏切る伏線」が描写されていたとも言えます。
青キジの正体は「革命軍」だった?
続いては「革命軍説」の謎を考察。
どうやらネットの一部では青キジの正体が革命軍のメンバーと見ている模様。革命の灯火と呼ばれるなど、確かにニコ・ロビンも革命軍との繋がりが深いキャラ。
ただし、青雉・クザンの正体は「革命軍メンバーではない」と考察できます。
答えはシンプル。何故なら、革命軍の目的は「海軍や世界政府の破壊」にあるから。前述のように、青キジ・クザンの立場はあくまで現在でも「海軍側」にある。黒ひげのような海賊は犯罪者集団ですが、政府の打倒には直接動いてない。
つまり、クザンが革命軍と協力する道理がない。もしクザンが革命軍と裏で繋がっていた場合、世界政府の崩壊はもっと現実味を帯びてるはず。既にサボ死亡の噂が流れるなど、もし両者に協力関係があったら聖地マリージョアでのちょんぼも起きてないはず。
革命軍のモンキー・D・ドラゴンは既に「世界の秘密(空白の100年)」を知っている可能性はありますが、両者が目指すベクトルは青キジとは合致しない。そもそも革命軍サイドで考えたら、青キジをそのまま海軍に留め置いた方がよほどメリットがある。
また最初から革命軍として海軍に潜り込んでた説もありますが、青キジが海軍に入ったのは30年前。ドラゴンが革命軍を結成したのは約20年前頃。レヴェリーでドラゴンが注目されたのが8年前。もろもろタイミングも合致しません。
ドラゴンが革命軍の全軍集結させてるにも関わらず、青キジが未だに単独行動を取ってることも合わせると、「青雉≒革命軍」説を結びつける状況証拠はむしろ少ないと思います。
青キジの正体はSWORDの裏リーダーだった?
一方、青キジについて新たな考察が話題になってるそう。
それが「青キジの正体≒SWORDの裏リーダー説」。
SWORDとは海軍の機密特殊部隊のこと。前述のコビーも在籍してる謎の部隊。指揮系統がどうなってるのかは不明ですが、海軍元帥の赤犬サカズキですら知らない模様。もしかすると赤犬と反目するセンゴクやガープが結成した組織なのかも知れない。
このSWORDのリーダーがディエス・ドレーク。ルフィと同じく最悪の世代の一人。元海軍将校とされていましたが、結果的に現役海軍だった模様。同様に海軍を辞職したと言いつつも、青キジもまだSWORDに在籍してる可能性が十分考えられる。
ただドレークは百獣海賊団のクイーンに完敗するなど、思ったほど実力はありませんでした。海軍機密特殊部隊のリーダーとしては正直微妙。行動も行きあたりばったり。でもあくまでドレークは仮のリーダーとしたら?
つまり青キジが「SWORDの裏リーダー」として指揮系統を握ってるのではないか?青キジは単独行動してるように見せて、実は海軍の組織を一部使って動いてる。そう考えると、青キジがSWORDの隊員であるコビーと繋がってる線もより濃くなる。
だから青キジは黒ひげに協力してるように見せかけて、実は「黒ひげの内情」を探っている可能性も考えられそう。やはり黒ひげは最悪の世代の中で最も次期海賊王に近い存在。逆にラフテルに近付けないように動いてる可能性も大いにある。
つまり青キジの正体はいわば二重スパイだった可能性がありそう。
青キジの正体は結局敵か味方か?
じゃあ、青キジの正体は結局敵なのか?味方なのか?
正直今の所なんとも表現しようがないんですが、青キジの正体は「海軍側」にありそう。確かに青キジは黒ひげと協力することで五老星に批判されてるものの、あくまで「海軍の正義」を掲げてる状態には変わりない。あくまで赤犬とは「方法論」の点で相容れないだけ。
スモーカー中将を助けるなど、海軍側が直接的に不利になるような行為は取ってない。実際、パンクハザードでは「赤犬サカズキに伝えて海軍大将を動かせ」とスモーカーにアドバイスし、その後、ドレスローザに新海軍大将・藤虎が到着してる。
少なくとも麦わらの10人目の仲間に入る可能性は低いと思います。つまり青キジは「基本的に敵」と考えるのが自然。
やはりオハラ襲撃時の「おれは味方じゃねぇ…お前を一番に捕らえに行く敵だ」というセリフからも分かるように、青キジのスタンスは一貫して海軍側にある。傷の伏線で考えても、右側に傷がある青雉が味方になる可能性は低いか。
十二支の伏線で考えても、青キジは赤犬や黄猿と同じ敵側に位置してる。海軍の叩き上げか否かを裏付けてるだけとも考えられますが、同じ海軍大将でも藤虎や緑牛が麦わらサイドに付く可能性の方がまだ高そう。
そのため現在の海軍の体制を疑問視ししてるものの、あくまで青キジは世界政府の転覆までは考えない。そこが革命軍との大きな違いでしょう。青キジはラフテルなど世界の真実を明らかにし、海軍や世界政府の内部を浄化しようとしてるといったところか。
青キジはワノ国編に参戦する!?
じゃあ、青雉クザンはいつ頃ワンピースに再登場するのか?
青キジ・クザンは現在真っ只中のワノ国編で再登場する可能性が考えられそう。
何故なら、ワノ国は「桃太郎の世界観」をモチーフとしているから。青雉以外にも、旧海軍大将は「犬猿雉」の桃太郎のお供をモチーフとしてるのは有名な話。そのため日本をモチーフにしたワノ国に、赤犬、黄猿、青キジの3名が一挙に集結する可能性は否定できない。
ただし、現状としては微妙。
何故なら赤犬が「ワノ国は放置じゃ」と語ってるから。もちろん青キジがワノ国に来ない理由にはなりませんが、少なくとも元3大将がワノ国に参戦する可能性は減ってます。
現海軍大将の藤虎や緑牛は聖地マリージョアで世界会議(レヴェリー)に参加してましたが、その後、王下七武海制度が撤廃されたため海軍は元七武海の捕縛に動いてる。ここに黒ひげが一枚絡んできてるので一概に言えませんが、青キジは「ワノ国外の情勢」に絡みそう。
少なくとも青キジの謎の行動を考えると、ワンピースの最終回に深く絡んでくるキャラクターではありそう。
コメント
青キジ対赤犬は、勝った方が海軍を辞めて黒ひげを追う、負けた方が残って元帥になれって戦いだったんじゃないかな
旧大将達が参戦する可能性、私も期待してましたが現時点ではほぼなさそうですね。
作者によるとワノ国編の裏でレヴェリーで大事件が起きているとのこと。サボ達の一件とは別のようです。
クザンはともかく他の大将達がその事件をほっておくとは思えません。
頂上戦争を越える、というのはロックスと戦う時の話なのかも知れないですね。
クザンが黒ひげに加担しているのは、全てではないにしろ要因の一つとしてロビンを守る為じゃないかなと予想。海賊王になるには古代文字を読める誰かが必要となる。黒ひげはロードポーネグリフを集める等期が熟したら古代文字を読めるロビンを求めるようになるはずだから。
確かに赤犬の発言を聞く限り、少なくとも海軍大将たちはワノ国に来ない感じですね。
黒ひげ経由で青キジはワノ国に来る可能性はゼロではないですが、
「犬猿雉」の設定が活かせるチャンスだったのにもったいない気も。
頂上戦争超えの展開はどうやらワノ国編後っぽいですね。
黒ひげ海賊団には古代文字を読めるキャラがいないので、
確かに言われてみるとその可能性は否定できないですね。
青キジが黒ひげの元にいる理由は、政府側からでは見えない世界を見る為。海賊の視点からじゃなければ分からない事もあるだろう。
もう1つは、青キジが今の政府の在り方に不信感を抱いているのは間違いない。赤犬との決闘もそれが理由だろう。
今の政府を変えたいが1人の力は無理だと考え、実力のある黒ひげを頼った。仲間というよりは同盟に近い関係性じゃないかな。