面白いバトル漫画『ONE PIECE』で核を握るアイテムが「悪魔の実(あくまのみ)」。

(ONE PIECE1巻 尾田栄一郎/集英社)
ワンピースのあらすじでも触れましたが、『ワンピース』の初っ端の1話目で主人公・ルフィが悪魔の実(ゴムゴムの実)を食べて、そのままゴム人間になった場面は誰もが記憶に残っているはず。
ただ悪魔の実の正体は未だに謎が多い。
そこで今回もドル漫では「悪魔の実の正体」を徹底的に考察・解説してみようと思います。悪魔の実は何種類あるのか?能力者が死ぬと悪魔の実はどうなってしまうのか?SMILE(人造悪魔の実)については後半に考察。
記事をパクる乞食YouTuberなどはぶっころし。
【解説】悪魔の実とはそもそも何なのか?
まず「悪魔の実」の正体を改めて解説。
悪魔の実とは「様々な能力が開花」する謎の果実のこと。
例えば、ルフィは「ゴムゴムの実」を食べたことで自身の肉体がゴム状態に変化。そのためルフィは「ゴム人間」と驚かれることも多く、ドフラミンゴであれば「糸人間」といった具合に悪魔の実の能力者は「○○人間」と呼ばれることも。
中にはポートガス・D・エースだと「火」や青雉・クザンだと「氷」など自然現象を操ることが可能な悪魔の実も存在します。そのためワンピースでは悪魔の実は「海の秘宝」とも呼ばれるほど希少価値が高い。
要するに悪魔の実を食べると強さが歴然とアップするため、ワンピースの懸賞金ランキングにも強く影響を与える。
○悪魔の実の迷信とデメリット
悪魔の実を食べると体の中に「一匹悪魔に宿す」という迷信があり、これが悪魔の実の名前の由来とされます。そのため悪魔の実を食べると反動や副作用も大きく、最大のデメリットが「泳げなくなる」こと。
厳密には「海水に触れると力が問答無用で抜けてしまう」という副作用なんですが、『ワンピース』に登場する海賊たちにとってはまさに致命的な欠陥。基本的に陸の上で戦うので問題ないっちゃ問題ないんですが(笑)
また後述する人為的に作った悪魔の実・SMILEに関しては、泳げなくなる以外の副作用も存在します。
○悪魔の実の種類は3パターン存在する!
悪魔の実はざっくり「3パターン」に大別されます。
具体的には「超人パラミシア系」、「動物ゾオン系」、「自然ロギア系」。
超人パラミシア系悪魔の実は、自分の体を様々に変化させる悪魔の実。主人公・ルフィのゴムゴムの実も、この超人パラミシア系に属します。他だと泡や石、お城に変化できる悪魔の実などが存在します。
動物ゾオン系悪魔の実は、そのまま動物に変身することが可能。まさに名前の通りの悪魔の実。例えば、虫にも変身できる。個人的にはカマキリとかに変身してみたいと思いますが、主に「肉体の強化」することがメインの悪魔の実。
後述するSMILE(人造悪魔の実)も動物ゾオン系に限られてる。
自然ロギア系悪魔の実は、超人パラミシアと同様に自分の体を変形させるんですが、それが自然物に関するもの。例えば光や煙、闇など。物理攻撃が効かないなど、悪魔の実の中では強く、更に希少価値が高い悪魔の実とされています。
また悪魔の実は覚醒することも可能。動物ゾオン系悪魔の実は更に肉体が強化され、超人パラミシア系悪魔の実は周囲にまで影響を及ぼすことも可能。自然ロギア系に関してはまだ詳細は不明。
同じ種類の悪魔の実は複数存在しない!
悪魔の実は多種多様に存在するんですが、それぞれの悪魔の実は「世界に一つ」しか存在しません。SMAPの歌のタイトルではありませんが、同じ悪魔の実は世界に2つと同時に存在しないのも特徴。
一応、動物ゾオン系の悪魔の実には同じ名前の悪魔の実が複数存在するんですが、派生モデルとして区別化されてる。例えば、イヌイヌの実であれば「モデル:狼」や「モデル:ジャッカル」「モデル:ダックスフンド」といった具合。
だから悪魔の実は「一つ足りとも同じものは存在しない」とされます。

(ONE PIECE71巻 尾田栄一郎/集英社)
悪魔の実のデザインも奇抜そのもの。画像はメラメラの実ですが、悪魔の実の表面がいかにも炎を現してる。どうやら悪魔の実は「能力の中身」に見合ったオリジナリティに溢れたデザインであることが多いのか。
だから説明書もないのに一体なんの悪魔の実か分かるのかよ?と疑っちゃいますが、おそらく見た目である程度の判断ができるっぽい。
○悪魔の実は一人一個が原則
そして、悪魔の実は「能力者一人につき一個」が原則。複数の悪魔の実を同時に食べても複数の能力を同時に保持することは不可能ということ。そもそも2つ以上の悪魔の実を食べてしまうと、肉体が爆破して死亡するとされます。
前述のように能力者は「体内に一匹の悪魔を宿す」と『ワンピース』の世界では考えられており、もし複数の悪魔の実を食べると体内で悪魔同士が激しいケンカをするからと考察されております。
ただし、例外のワンピースキャラクターも存在します。
それが四皇メンバーの一人である黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)という小汚い海賊。この黒ひげは2つの悪魔の実(ヤミヤミの実とグラグラの実)を食べており、現状は両者の能力を使える。
だから黒ひげの正体も非常に謎が多い。
○能力者は悪魔の魂に「心臓」を捧げる?
そこで昔からネット上では「自らの心臓を悪魔の魂に捧げる」ことで悪魔から能力が授かるのではないかと考察されてる。つまり、前述の黒ひげは「2つ以上の心臓」を持っているのではないか。
実際、黒ひげは「体の構造が異形」と白ひげ海賊団のマルコによって指摘済み。確かに「肉体的な犠牲を払っているからこそ悪魔の実の能力者は泳げなくなる」という説はそれなりに確度は高そうではあります。
だから、もし黒ひげの考察が正しいと仮定すると、悪魔の実の「能力者の心臓は悪魔の実化」している可能性もありそう。前述のメラメラの実然り、悪魔の実のサイズ感はちょうど人間の心臓ぐらいのサイズにも思えます。
悪魔の実の図鑑とは?
悪魔の実は多種多様に存在するんですが、どうやら各種の悪魔の実が詳細に記録された「悪魔の実の図鑑」が存在します。古い巻の電子コミック版にはSBSが収録されてないのでアレですが、ワンピース45巻を参照。
悪魔の実図鑑はサンジや黒ひげも閲覧した過去があり、意外と悪魔の実の存在は一般人でも有名っちゃ有名なのかも知れない。だから悪魔の実の見た目以外にも、この図鑑を読めば食べる前に一体どんな能力か把握することはできそう。
例えば、『ワンピース』1巻で現在海軍大佐のコビーがルフィのゴムゴムの実の存在に驚愕していた理由も、おそらくコビーがかつて悪魔の実の図鑑を読んでいたからであろうと考察できます。
ただし、「悪魔の実の図鑑」の詳細は不明。コミックスが90巻以上も発売されてる現状でもほぼ登場しないことから、ワンピース本編ストーリーに強く絡んでくる要素ではなさそう。
いずれ悪魔の実の図鑑は「ビブルカード」のように商品化されるのでしょう。逆に言うと、それだけの存在か。悪魔の実図鑑は深く考察する価値は現時点ではなさそうです。
能力者が死ねば「悪魔の実」はどうなるの?
そこで気になるのは能力者が亡くなった場合の「悪魔の実」の扱いでしょう。
何故なら、前述のように悪魔の実は世界に一つだけしか存在しない。もし能力者の死後と共に悪魔の実も消えるのであれば、ただでさえ希少な悪魔の実がこの世から絶滅してしまう可能性が高い。
じゃあ悪魔の実は一過性の存在なのか?

(ONE PIECE71巻 尾田栄一郎/集英社)
ただ結論から解説すると、「悪魔の実の能力者が亡くなると再びその悪魔の実は世界のどこかに復活」する。
実際、メラメラの実がまさにそうでした。元々の所有者だったエースが死んで以降、どこかしらでメラメラの実が復活して、最終的に王下七武海のドフラミンゴがそれを入手してる。でも、さすがに情報がフワフワと曖昧模糊してませんか?
そこでドル漫が能力者の死後、悪魔の実がどうなるのか更なる考察を展開してみたいと思います。
○死後、悪魔の実は体外へそのまま排出される
結論からドル漫の予想を書くと、悪魔の実の能力者が死ねば悪魔の実が体外へそのまま排出されると考察しております。
メラメラの実の場合、エースが亡くなったマリンフォード頂上決戦に王下七武海メンバーとして参加したドフラミンゴが「エースから排出されたメラメラの実を拾った or 奪った」と考察することが最も状況的には自然な流れ。
海軍たちは負傷した海兵の手当をしており、また他の海賊たちは逃げ惑うだけで精一杯。誰もエースの遺体には誰も目をくれていなかった可能性が高い。そこでドフラミンゴがエースの体内から排出されたメラメラの実を奪ったと考察すれば、まさにタイミングや場所的に全て合点がいくはず。
ドフラミンゴは特に悪どい海賊。仮にエースの心臓が悪魔の実化していれば、そのままグサッと奪い取った可能性も否定できない。むしろドフラミンゴにしかなしえない、まさに悪魔的な所業。
悪魔の実の正体はまさに「禁断の果実」だった
ただし、この根拠は我ながら薄弱。
何故なら、マリンフォード頂上戦争では別の有名な「悪魔の実の所有者移転」があったから。
そう前述の黒ひげが白ひげの悪魔の実を継承したこと。黒ひげが白ひげの遺体にマントで隠して一緒の中に入った後、黒ひげは白ひげが持っていた悪魔の実(グラグラの実)をすぐに扱えるようになった。
でも黒ひげも白ひげも、肉体的な変化は何一つなかったことは記憶に新しい。もし悪魔の実の正体が「人間の心臓」であれば、白ひげの身体は新たな大きなキズができてるはず。またローに心臓を奪われたシーザーの心臓を見ても、至ってフツーの心臓でした。
つまり、我ながらドヤ顔気味に考察してみたものの「悪魔の実の正体=心臓説」はほぼ確実に否定されるはず。そこで最後に「悪魔の実の正体」を筆者がズバッと披露したいと思います。ほぼ今回の考察で間違いないはず。
○悪魔の実は「リンゴ」に憑依する?
結論からさっそく書いちゃうと、悪魔の実の正体は「リンゴ」。厳密に言えば、「悪魔なるもの(魂?)」が別の普通のリンゴに憑依したものが悪魔の実。何故、筆者がこんな考察を断言できるのか当然気になりますよねぇ。

(ONE PIECE68巻 尾田栄一郎/集英社)
この根拠となるのが『ワンピース』68巻のとある場面。シーザーが初めて登場したパンクハザード編までさかのぼります。
シーザーはパンクハザードに充満していた毒ガスを集めて、スマイリーと呼ばれる謎の生物を作った。このスマイリーは「サラサラの実」という悪魔の実を食べた毒ガス兵器。スマイリーの正体は無機物ではあるものの、悪魔の実を食べたことで生命が宿った。
でもシーザーは更に凶悪な毒ガス「シノクニ」を作るために、スマイリーに即死級の毒キャンディーを食べさせて自滅させる。つまり、この場面は「悪魔の実の能力者(スマイリー)が死んだ」という状況と解釈してください。
そこで改めて先程の画像を見てみると、スマイリーが息絶えようとしてる中、その周辺に置かれているリンゴの実が悪魔の実に変形してることが分かります。「まさに」としか言いようがない決定的な場面。
フルカラー版だと「元々の悪魔の実が別の果物に乗り移った」ことがハッキリ分かります。
○黒ひげが「白ひげの悪魔の実」をゲットした方法とは?
つまり、悪魔の実は「悪魔の魂が憑依した普通の果物」と考察して良さそう。先程は「悪魔の実は一匹の悪魔を宿す」という迷信があるとお伝えしましたが、このウワサは事実だった可能性が高い。
そのため悪魔の実の本体は意外と大したものではない。
だから黒ひげがグラグラの実を継承した場面では、自らが持ち込んだリンゴが悪魔の実に変身するのを待っていたと解釈するのが自然。白ひげの身体に新たなキズが付いていなかった理由も、そう考察すれば合点が行く。
実際、黒ひげ海賊団のメンバーには「ドクQ」という謎の病弱キャラがいましたが、ワンピース序盤でリンゴに装った爆弾を持ち歩いてた。このドクQが黒ひげティーチにリンゴを持たせていた可能性が考察されます。
○悪魔の実は「果物全般」から生成される
ただし厳密にはリンゴだけとは限らず、現在CP0(元CP9)のカクがバナナ型の悪魔の実を食べてることからも分かるように、悪魔の実は「果実(フルーツ)全般」から変化する考察した方が正しいらしい。
実際、悪魔の実を英訳すると「Devil Fruit」。もし悪魔の実の正体がリンゴのみであれば、英訳語は「Devil Apple」になってるはずですから。あくまでリンゴが一番日持ちし、作者的に描写しやすいから使用されてるだけか。
そのため悪魔の実はイチゴ型やサクランボ型などあらゆる種類が存在する可能性が高そう。考えてみると、パイナップル型やドリアン型の歪なデザインの悪魔の実も多かった記憶があります。
ワンピースキャラが死ななかった理由こそ「悪魔の実」にあり!
どのみち死後の悪魔の実は能力者の体外に排出される可能性は高いはず。
だから『ワンピース』のキャラクターはほとんど死んでなかった理由も悪魔の実の謎が関係してる。もし悪魔の実の能力者が亡くなってしまうと、そこで何らかのカタチで悪魔の実が排出されてしまうから。
そのためバトル漫画として批判もありましたが、ルフィがボス敵キャラを倒しても大半は生き延びたままだったのもちゃんと理由があった。逆に何故エースだけが唐突な死を迎えたのかを考えると、まさにドル漫の考察がドンピシャだった可能性が高いでしょう。
SMILE(人造悪魔の実)とは?
でも、悪魔の実は実は「人為的に作る」ことも可能。
人工的に育てた悪魔の実は「SMILE(人造悪魔の実)」と呼ばれます。ただし、何故か開花する能力は「動物ゾオン系悪魔の実」のみに限られるため、SMILEとは「人造ゾオン系悪魔の実」と表記するのが正しそう。
この人造悪魔の実の能力者で構成されてるのが、現在ワノ国で敵として立ちはだかる百獣海賊団。百獣海賊団メンバーの記事で少し解説してるんですが、改めてSMILE(人造悪魔の実)について考察したいと思います。
○SMILEはカイドウがドフラミンゴとシーザーに作らせた悪魔の実
まずSMILE(人造悪魔の実)を製造するには「SAD」と呼ばれる成分が必要。SADはベガパンクが発見した「血統因子(DNA)」の技術が応用されており、シーザー・クラウンがパンクハザード島で大量に生成していた。
そして、最終的に王下七武海だったドフラミンゴが治めるドレスローザの秘密の地下工場に運ばれ、SADはSMILE(人造悪魔の実)に生まれ変わる。その後、前述のようにSMILEが四皇・カイドウに渡っていた。
SMILEと現在までのストーリーの流れを見ると、こんな感じになります。
つまり、SMILE(人造悪魔の実)の元締めは百獣のカイドウ。実際、SMILE製造工場の外壁が海楼石でできており、ワノ国の技術が転用されてることからカイドウが工場を直接作らせたのかも知れない。
人造悪魔の実の製造過程とは?
「SMILE(人造悪魔の実)」は一体どうやって製造できるのか?
そこで改めておさらいすると、SADを含んだ液体を使って育てられた果物に、そこで謎の「エレガントサンフラワー」なる発光する花でSMILEを光合成させる。画像下には果樹と川が確認できますが、そこに大量のSAD水が流れてる。
エレガントサンフラワーは地下の秘密工場なので太陽光が入らないから使用してるのか、はたまたSMILEはこの発光花でしか育たないのかは不明。「ジワジワ」という効果音を見ると、太陽のように熱も持っている?
このSMILEを実際に育てていたのが、どんな植物も育てられるトンタッタ族。後にトンタッタ族のレオが麦わらの一味の傘下に入ってますが、マンシェリー姫を人質にトンタッタ族は半強制的に働かされていた。
「SMILEは不自然な果実」として失敗することも多かったんですが、この生成過程を見る限り、やはりドル漫の考察通りに本物の悪魔の実も「元は普通の果物」であった可能性が高そう。
あくまで中身が「人造的に作ったSADという成分」なのか、「本物の悪魔の魂」なのか違いに過ぎない。
SMILEの「副作用」から考えるワンピースの社会風刺
だから不自然な果実として製造することすら難しいため、当然にしてSMILE(人造悪魔の実)の副作用やリスクは大きい。
例えば、SMILEを食べても能力が開花する成功率は10%程度に過ぎない。そのため9割は人工的な強化は失敗するため、カイドウの百獣海賊団のメンバーの大半は副作用のみが残ってる状態。
しかも本物の悪魔の実と違って、SMILEの副作用は「笑うことしかできない」というリスクも負ってしまう。そのため能力開花に失敗した百獣海賊団は「プレジャーズ(喜ぶ者)」という名前も背負う。
また仮に成功してゾオン系悪魔の実が使用できるようになったとしても、それなりに副作用が残る。
例えば、本物の悪魔の実の能力者と違って、SMILEは「能力の出し入れ」ができないため肉体の一部分だけがずっと動物化した状態。部分的とはいえ能力が常に発動することもあってか、息切れなど体力面で大きなリスクを負う。
ちなみに、SMILE(人造悪魔の実)の製造が本格的に始まったのは数年前。
マリンフォード頂上戦争の1年ほど前から生産されており、百獣海賊団の結成も意外と最近の話かも。そのためトキトキの実で20年前からタイムスリップしてきた錦えもんなど一部の赤鞘九人男はSMILEの正体を詳しく知らなかった。
○人造悪魔の実は「麻薬」であり「放射能」
だから今更言うまでもありませんが、SMILE(人造悪魔の実)は「違法薬物や麻薬」がモデルと考察されます。
「SAD」と「SMILE」が相対的に表現されてることからも明らか。
表面上は気持ち良くなって笑って見えてても(SMILE)、その中には悲しい危険な成分(SAD)が入ってる。魚人島で登場した「エネルギーステロイド(ES)」も最たる例ですが、政治的なメッセージ性が込められてることは間違いない。
でも逆に考察すると、SADの成分を使えばSMILEの副作用も治療できるのではないか。そこに血統因子を発見したベガパンクが関与してくる可能性も。「SMILE」という本当の成分があってもおかしくない。
またSADが入ってる液体タンクのマークを見ると、明らかに放射能マークとしか思えないため、「原発」などに対する風刺も込められてるに違いない。良い言葉・良いメリットの裏には「強烈な毒」がしっかり隠されてるぞ…という作者尾田の強いメッセージ。
光月モモの助が食べたSMILEは「本物の悪魔の実」だった!
これまでのドル漫の考察を読めば、誰でも人造悪魔の実は「ニセモノの悪魔の実」としか思えないはず。でも、ベガパンクだけは「本物の悪魔の実」の製造に成功していたのではないか?と考察できる。
そのドル漫の最大の根拠が「光月モモの助」の存在。
光月モモの助はベガパンクが作った「失敗作のSMILE(人造悪魔の実)」を食べて小型の龍に変身できるようになった…とされる。でも前述のように、SMILEを食べて成功しても能力の出し入れはできない。
仮に光月モモの助が「本物のSMILE」を食べて能力開花に成功していた場合、下半身だけが龍の状態になってしまう…といったケースしか考えられない。龍に変身したり、人間に戻ることはできないはず。
つまり、光月モモの助が何の副作用もなく龍に変身できることから、ベガパンクだけは「本物の悪魔の実」の製造に成功していたと考察できます。でなきゃ、わざわざガラスケースに入れて珍重に扱ってない。
だからベガパンクは想像以上に悪魔の実の仕組みを知ってる様子。そのため今後ベガパンクが仲間に入るようなことがあれば、ワノ国や百獣海賊団など人造悪魔の実の被害者を救出する可能性もある?
悪魔の実は「月の光」で成長する?宝樹アダムと陽樹イヴから生まれる?
だから、悪魔の実もSMILEも「構造的にはほぼ同じ」と考察して良さそう。人造的に育てるのは非常に困難ではあるものの、悪魔の実もSMILEもどうやら本質的には同じと考えていいはず。
つまり、SMILEの情報から逆説的に考察すると、本物の悪魔の実の正体が更に判明するのではないか?
例えば、SMILEは「疑似太陽(エレガントサンフラワー)」で育成させられてた。地下工場なので太陽光が入らなかっただけかも知れませんが、逆説的に考察すると本物の悪魔の実は「本物の月の光」で成長するのではないか。
月といえば「Dの一族」やエネルが到着した謎の月の古代都市の存在が挙げられます。
そこで新たに考えられるのが宝樹アダムと陽樹イヴの存在。
キリスト教ではアダムとイブが交わったことで初めて「人間の赤ちゃん」が生まれたとされる。まさに宝樹アダムと陽樹イヴが受粉したことで「新しい悪魔の実」が生まれたのではないか?
例えば、陽樹イヴを介した月の光のみでしか生育しない場合、悪魔の実は海底の奥底にのみにできる?
○悪魔の魂は「元々は人間」か?
じゃあ、悪魔の実はいつ生まれたのか?
少なくとも何百年か何千年かの間、悪魔の実の能力者が死ぬたびに新たなフルーツや果物に憑依し、別の人間に能力を与えてきたことは間違いない。でも、悪魔の実となった最初のフルーツの存在は未だに不明。
そこで考察できるのが「悪魔の魂」の存在。要するに、悪魔の実には「本当の魂」が入ってる可能性が高い。
何故なら、「人造悪魔の実(SMILE)」の製造過程では血統因子を応用した成分の「SAD」が注入されてるわけですが、血統因子とは「人間のDNA」。つまり厳密には悪魔の実には「人間の魂」が混入してる可能性が高い。
でも普通の人間だと面白くない。例えば、Dの一族の魂が宿った果物だと仮定すれば?
悪魔の実は「Devil Fruits」などではなく、昔は「D family Fruits」などと呼ばれててそこから転じた可能性もありそう。仮に溺死したDの一族の遺体が海底まで沈み、その魂が陽樹イヴで育った果物に憑依したとすれば、「海で泳げなくなる」という呪いがかかるのも納得。
コメント
闇は物理攻撃をもろに受けますね
スマイリーが爆死したのはあのキャンディにスマイルが入ってたからだと勝手に予想
悪魔の実は昔存在していたDの王国に住んでいた人たちの魂が何かによって果実にされた物と予想。
その国では色々な種族や能力を持った様々な生物が存在していたけど、のちに天竜人と呼ばれる人間たち(現在でいう白人至上主義みたいな考えの持ち主たち)によって滅ぼされた結果、魂だけでも次の世代に受け継がせようとした結果生み出された物なんじゃないでしょうか。「悪魔の実」という名前は天竜人側からみた「悪魔の(一族の)実」という意味が込められていると思います。
サンジのこと一般人って書いてるけど王族じゃなかったか