コミックス発行部数が約5億部に迫る『ONE PIECE』の物語もいよいよ終盤に近付いている模様。
そこで今回ドル漫では「ポーネグリフ(歴史の本文)」のヤバい正体をフルカラー画像付きで徹底的に考察していこうと思います。ポーネグリフとは現代の人間はまず読めない古代文字が刻み込まれている謎の石碑。今後どうポーネグリフがストーリーに絡んでくるか?
ちなみに、ポーネグリフは英語だと「Ponegliffs」と表記するそう。
ポーネグリフ(歴史の本文)とは?【意味解説】
まずポーネグリフの正体を簡単におさらい解説。
ポーネグリフとは「空白の100年」に関する情報が記載されている立方体の碑文のこと。ポーネグリフは非常に固い石で作られており、海軍たちも「爆破しようが何しようがキズ一つつかねぇ」と驚愕するほど。ポーネグリフは「壊せぬ書物」と表現されることもあります。
空白の100年はワンピースの世界では「まさに失われた歴史」と言ってもいいため、ポーネグリフには「本当の歴史」が書かれているとされます。そのため、ポーネグリフは「歴史の本文」という別名で呼ばれることもしばしば。
ただし、ポーネグリフには「古代文字」が表記されているため、現代の人間が解読することは極めて難しいとされます。ポーネグリフを読めるキャラクターは非常に少ない。現時点だと古代文字を読めるキャラは麦わらの一味のニコ・ロビンぐらい。
他にも探せば光月おでんやオハラの学者たちもポーネグリフの文字を解読できたんですが、既にこの世にはいない。光月おでんの日誌を長年ずっと所持してるヤマトも、もしかするとポーネグリフの古代文字は読めるかも?
ポーネグリフを作ったのは「光月一族」の先祖
続いては「ポーネグリフを作った正体」を考察。現代の海軍ですら破壊できない石碑を一体誰が何の目的で製造したのか?
このポーネグリフを作った一族が「ワノ国を長年統治していた光月一族」の先祖になります。この光月一族は代々石工も営んでおり、空白の100年で何が起こったのかなどを後世に伝えるために800年前にポーネグリフを作ったと言われてます。
だから光月おでんといった光月家の人間が、ポーネグリフの古代文字が読めるという理屈。光月家とDの一族に関連は深いため、現時点で詳細はまだ判明してないものの、ポーネグリフの石の素材は月の古代都市から持ち出されたものとも噂されてます。
ただ光月家はポーネグリフの製造後はワノ国に鎖国した状態にあったため、ポーネグリフを各地にバラ撒いた人物は他にいそう。でも真実の歴史を後世に伝えるためであれば、わざわざ石碑にする必要がない。そのまま普通に紙に書いて情報を残せばいい話。
世界政府が「ポーネグリフの研究」を禁止する理由とは?
でもポーネグリフの存在にビビってる勢力がいる。それが現在世界を統治している「天竜人」と「世界政府」。その中でも上層部である五老星やイム様が「ポーネグリフの直接的な秘密」を直接的に知っているはず。やはりポーネグリフの内容を知らずに規制しようがない。
ただし、ポーネグリフは海軍の軍事力を持ってしても破壊できないほど頑強。そのため正確に言うと、世界政府は「ポーネグリフの解読」を全世界的に固く禁止してる。この禁を破った人間は処刑される。
でもこの過敏な対応を裏返すと、ポーネグリフには「世界政府の正体」に繋がる謎が書かれてる可能性が高いはず。世界政府(厳密にはイム様)にとって空白の100年は不都合な歴史だからこそ、ポーネグリフは解読されたくない。
一応、世界政府がポーネグリフを禁止する建前としては「凶悪な古代兵器の復活」などを挙げております。例えば、アラバスタのポーネグリフには古代兵器プルトン、空島のシャンドラ(スカイピア)には古代兵器ポセイドンの在り処が記載されていました。
だからポーネグリフには「天竜人を打倒するための秘策」なども記載されてることになるため、歴史の本文という名前も持つものの幅広い情報が載っている模様。
○ポーネグリフは「Dの一族」の末裔に託されたメッセージ?
既に空白の100年に関しては徹底的に考察してますが、おそらく800年前には「天竜人とDの一族が戦った戦争」が勃発していた可能性が高いと思います。現在の世界情勢を考えると、Dの一族たちとの壮絶な戦いの後に、結果的に天竜人たちは勝利したはず。
だから天竜人たちは現在の世界政府を樹立することに成功してるはず。そして世界を牛耳った後、Dの一族たちを歴史から葬り去った。この歴史がポーネグリフに描かれてる歴史なのではないか?ということ。
もちろんDの一族派(ないしはその仲間)からすれば、ただでは転ばないはず。そこで光月一族が自発的に動いたのか、またDから依頼されて動いたのかは不明ですがポーネグリフに「一連の顛末」を刻むことでDの末裔たちに勝利を託したのではないか?
まさに『ワンピース』のストーリーは「ポーネグリフを集めて回ることで歴史の真実(空白の100年)を明らかにする旅」だった?まさに歴史をヒトツナギにする?
ポーネグリフのモデルはヒエログリフ?
続いては「ポーネグリフのモデル」を考察したいと思います。
ポーネグリフのモデルは「ヒエログリフ」とおそらく考察されます。
ヒエログリフとは古代エジプトで使われていた古代文字。いわゆる象形文字の一つ。エジプトの遺跡群にヒエログリフが刻まれた石碑が多く埋没されてるそう。紀元前4世紀まで読み手がいたそうですが、その後はヒエログリフを使う者はいなくなった。
一応、現在ではロゼッタ・ストーンの解読をきっかけにヒエログリフの文字は読めるようにはなっている模様ですが、現在では「話者が消えた」という過去を持つポーネグリフと瓜二つ。言うまでもなく、ヒエログリフとポーネグリフと語感も非常に似てる。
だからYouTubeではポーネグリフの文字を解読してる某考察チャンネルもありましたが、作者・尾田栄一郎もテキトーに文字を描いてるわけではないはず。もしかすると今後ポーネグリフとは「古代文字そのもの」に意味が変遷する可能性もありそう。
ポーネグリフは「3種類」に大別される
続いては「ポーネグリフの種類」を考察します。
このポーネグリフは主に「3種類」に大別されます。
まずは普通の「ポーネグリフ」。
これは前述のように、古代兵器の在り処(別のポーネグリフ)などが記載された石碑になります。ポーネグリフの地図が描かれたポーネグリフも存在する。他にもジョイボーイが人魚姫に認めた謝罪文なども、この普通のポーネグリフに刻まれてるそう。
ただし、歴史の本文という割に真実の歴史は描かれてない。何故なら、空白の100年の歴史は「リオポーネグリフ(真の歴史の本文)」に刻まれてるから。「真の(Real)」という表現からも分かるように、ここに失われた歴史の情報が記載されてると言われてる。
改めてポーネグリフの数は後述しますが、このリオポーネグリフをラフテルに持っていって全て繋げることで「空白の100年」で何が起きたのかが分かるそう。だから普通のポーネグリフはそこまで重要ってわけでもなさそう。
○真っ赤な「ロードポーネグリフ」が一番重要
そして一番重要なポーネグリフが「ロードポーネグリフ」と呼ばれる真っ赤な石碑。他のポーネグリフと違って、石の色味が毒々しいほど真っ赤。他のポーネグリフとは異質な存在がプンプン。
何故なら、このロードポーネグリフは最終地点であるラフテルの場所を指し示したポーネグリフになるから。世界に4つ存在するロードポーネグリフが指し示す場所を、それぞれ結んだ忠臣の交点がラフテルの位置と言われてる。
ロードという意味はそのまま「ラフテルに繋がる道」と素直に解釈すると良さそう。
当初ワンピースの世界地理ではログポースの終着地点こそがラフテルと思われていましたが、その最終地点にある島は「水先星島(ロードスター)」。そこで判明するのは「ポーネグリフの真の意味」。つまり、今解説したロードポーネグリフの存在が判明するだけ。
そのため海賊王のゴールドロジャーも水先星島に一度到達した後、再び一から冒険をやり直した。ちょっとややこしいですが、ロジャーは2度最終地点に到達してる計算。本来であれば二度手間を強いられたんですが、ルフィはそのままロードポーネグリフを集める旅に出てます。
ポーネグリフの数は合計30個
続いては「ポーネグリフの数」を考察。
ポーネグリフの数は「合計30個」になります。多いっちゃ多い。持ち運ぶだけでもかなり大変なはずですが、ワノ国でポーネグリフを一度量産した後に誰かが船で輸送した?もしくは光月家が一時的に世界を旅してポーネグリフを作りまくった?
- ロードポーネグリフ…4個
- リオポーネグリフ…9個
- ポーネグリフ…17個
そこで更にそれぞれの内訳を見ておくと、ロード・ポーネグリフが【4個】。リオポーネグリフが【9個】。普通のポーネグリフが【17個】といった数になります。数そのものに大きな意味はなさそうですが、もしあるとしたらリオポーネグリフぐらいでしょう。
空白の100年にあった9つの勢力や、それ以前にあった9つの時代とかを意味してる?一応、ワンピースの伏線でもたまにクローズアップされますが、空白の100年以前には天暦や海円歴といった「別の時代」も存在しているようですから。
○ロードポーネグリフは「写し」で集める
ちなみにポーネグリフは「魚拓の写し」を取って情報を集めるのが基本とのこと。確かにめちゃくちゃ重いポーネグリフを持ち歩くのは大変。船に積載したら船ごと沈みそう。だから正確にはルフィたちは「ロードポーネグリフの写し」を集めてる。
でも簡単に魚拓の写しが作れるんであれば、ポーネグリフの情報が紙として世界に出回っててもおかしくないと思うんですが、そこらへんをツッコむのはきっと野暮。
ロードポーネグリフの現在の所有者は誰?
続いては「ロードポーネグリフの現在の所有者」を考察します。更に言うと、ロードポーネグリフが存在した場所も同時に考察しようと思います。
現在ロードポーネグリフを所有しているキャラクターは【合計3名】になります。具体的には【カイドウ】と【ビッグマム(シャーロット・リンリン)】と【麦わらの一味】の3大勢力。まさにロードポーネグリフは四皇(五皇)だけが所有する。
カイドウは侵略したワノ国にあった(光月家が所有していた)ロードポーネグリフ。ビッグマムはロジャーが海賊王になった時代から所有していたそう。そして、麦わらの一味がゲットしたのはミンク族が住まうズニーシャ(象主)に隠されていたロードポーネグリフ。
残り一つの動向は不明だったんですが、おでんとロジャーの過去編を見ると【26年前の魚人島】に最後のロードポーネグリフは隠されていた模様。画像はモノクロなので分かりづらいですが、アニメ版では赤色のロードポーネグリフが描かれていたそう。
ただし、現在は魚人島にありません。ネプチューン王は何故黙ってんと詰問したくなりますが、その後最後のロードポーネグリフがどうなったのかという経緯や今現在の場所などは不明。
このロードポーネグリフの写しは「カイドウとビッグマムの海賊同盟」が合計2枚を所持。ビッグマムからブルックが盗み取ったため、麦わらの一味も合計2枚。残る3枚目のロードポーネグリフの写しを巡って、ワノ国編では争ってるカタチ。
【予想】ロードポーネグリフを全て入手するのは黒ひげか!?
続いては「ロードポーネグリフを全て集める海賊の正体」を予想します。
結論から言うと、ロードポーネグリフを最初に全部集めるのは【黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)】と予想してみる。
何故なら、最悪の世代から次期海賊王が誕生するという伏線が張られてるから(トリトリの実のモルガンズ曰く)。やはり戦力的に黒ひげが最有力。「海賊王になる→ラフテルに到着する→全てのロードポーネグリフを手に入れる」という流れということ。
つまり、黒ひげはワノ国にやってくる可能性が考えられます。もちろん海賊王が先んじて誕生した場合、『ワンピース』の主人公・ルフィは負けたように思えます。でも厳密にはロジャーが先駆けて海賊王になってしまってる。順番に意味は見出しにくい。
やはり漫画的にはロードポーネグリフをチマチマと集めて海賊王になるよりも、「既に海賊王になってしまった敵・黒ひげを倒してルフィが次々期海賊王になる」という展開の方がバトル漫画としては波乱含みで無難に面白いはず。
それこそが作者・尾田栄一郎が「マリンフォード頂上戦争を超える」とムダにハードルを上げてる戦争になるに違いない。
コメント
ポーネグリフ全部で30個
・普通のポーネグリフ…16個(4×4)
・リオポーネグリフ…9個(3×3)
・ロードポーネグリフ…4個(2×2)
・〇〇ポーネグリフ…1個(1×1)
とピラミッド上になっている気がします。
たつさんすげーと思ったんだが
普通のポーネは17個じゃない?
ですます調で統一して欲しい。読みづらい文章。