漫画で一番重要なキャラクターがカッコいい主人公や可愛いヒロイン。
バトル漫画だったら若い主人公が派手な必殺技で敵を倒すシーンにワクワクし、恋愛漫画であれば可愛いヒロインとイケメンキャラの初々しい恋物語に読者はドキドキさせられる。
でも、漫画ってそんな浅いもんじゃない。動物など人外キャラクターもいれば、おデブちゃんからお婆ちゃんまで多種多様のキャラクターが存在する。
そこで今回ドル漫が取り上げるのは「クソジジイ」のキャラクター。
ジジイはヨボヨボの高齢者ばかりと思いきや、漫画に登場するジジイは一癖も二癖もあるキャラクターが多い。肉体が衰えるどころか、他の若いキャラよりも数倍強いことも多い。果たして愛すべきおすすめのクソジジイキャラクターには誰がいるのか?
チャンドラー…七つの大罪
最初のおすすめジジイキャラクターは『七つの大罪』の「チャンドラー」。年齢は不明ですが、魔神族であるため相当なジジイのはず。この漫画の主人公・メリオダスを幼少期から育て上げた師匠。
普段はメリオダスを溺愛する好々爺そのものではあるものの、チャンドラーの性格は非常に極悪。「おしゃぶりの鬼」という異名を持つ理由は、敵を骨の髄駅までしゃぶり尽くしていたぶる戦闘スタイルから来てる。まさに誰もが恐れをなすクソジジイ。
チャンドラーは最上位の魔神だけあって、その魔力は昼を夜に変えてしまうほど。大量の隕石を降らせるのもお茶の子さいさい。すべての攻撃を跳ね返すフルカウンターも、このジジイが最初に体得してる。
ゼフ…ONE PIECE
続いてのおすすめジジイキャラクターは『ONE PIECE』の「ゼフ」。元々はクック海賊団の船長だったんですが、現在は海上レストラン「バラティエ」の支配人兼料理長。鼻毛なのか口ヒゲなのか正体不明ですが、三つ編みヘアーが特徴のジジイ。
ゼフは見た目通り、ガテン系の料理人。殴る蹴るは当たり前のコンプライアンス完全無視のクソジジイ。料理の腕前も天下一品にして、ケンカの腕前も天下一品。かつては「赫足のゼフ」と周囲に恐れられ、鋼鉄に足跡を残せたほどキック力が強いバケモノじみた海賊だった。
一方、ワンピースのメインキャラクター・サンジはゼフに反目しながらも、ひたすらに憧れる。
実はゼフはサンジと初めて出会った直後、2人は遭難してしまう。残された数少ない食料をサンジに分け与え、ゼフは自らの片足を食べて生き延びたという逸話はあまりにも有名。既にジジイ一歩手前の自分よりも、サンジに未来を託した。
ゼフはガサツなジジイとして描写されるものの、実は性格は繊細で気配り上手。サンジとの別れのシーンでは感動的なシーンを演出してくれたクソジジイでした。
土方歳三…ゴールデンカムイ
続いてのおすすめジジイキャラクターは『ゴールデンカムイ』の「土方歳三(ひじかた・としぞう)」。アイヌが残した莫大な財宝を狙うクソジジイ。
この土方歳三は、あの「歴史上の人物」の土方歳三。もちろん正史では戊辰戦争で34歳で死んでるわけですが、この漫画の土方歳三は70歳を超えても生き延びていたという設定で描写されてる。アゴヒゲの長さが「年輪の深さ」を物語ってる。
土方歳三は非常に頭が切れる上に、剣の達人でもある。そしてこの漫画でも土方歳三は「鬼の副長」と呼ばれるだけあって、愛刀・和泉守兼定でもって一度暴れ出すとまさに「無双状態」。シンプルにカッコいいクソジジイでした。
雷影…NARUTO
続いてのおすすめジジイキャラクターは『NARUTO』の「雷影(四代目雷影)」。五影の一人。年齢は不明ですが、最終回を読むとしっかりジジイのはず。血は繋がってないものの、見た目そっくりの義弟・キラービーがいる。雷影の本名は弟ビーに対して「エー」。
雷影の筋トレは日課。プロテインを愛用し、きっと浅黒い肌色から日焼けマシーンも愛用しているのかも知れない。雷影は非常に身体能力が高い。性格も豪放磊落。好きなアイサツは拳によるグータッチ。見た目通り、ゴリゴリの肉体派クソジジイ。
この雷影は「雷遁のチャクラ」をまとって、自身の攻撃力や防御力を高めるのが特徴。「怪力」に特化したバトルは、脳筋すぎる性格そのものが現れている。一方、雷影はスピードも尋常ではないほど高速。まさに肉弾戦最強のクソジジイ。
「天照」の盾でガードするサスケに対して、自身の利き腕を犠牲にしてまで雷影が攻撃するなど後先よりもまずは目の前の敵をぶっ倒すことに専念する性格は好戦的そのもの。雷影が体育教師だったら、真っ先にズル休みしたくなるようなクソジジイ。
芝原剛盛…喧嘩稼業
続いてのおすすめジジイキャラクターは『喧嘩稼業』の「芝原剛盛(しばはら・ごうせい)」。
この芝原剛盛は「真球でもこかす」と豪語するほど合気道の達人。そして田島彬曰く、伝説の格闘家。年齢は不明ですが、アラサーの息子がいることからおそらく60代と推察できそう。
芝原剛盛の一人称は「オイラ」。性格はどこかひょうひょうとしており、田島彬が道場破りに来た時も「アホ」という一文を残してそそくさと逃げるなど武道家らしさはない。息子・芝原佑は「親父がケンカから逃げた」とそのことにショックを受けたが、本人は自分の名声にこだわりはない。
でも内面は「闘争本能」に燃えるジジイ。
末期がんの現在、田島彬と最善の状態で戦えないことに後悔するが、それでも麻酔を打って痛みに耐えながら戦いに挑む姿勢は、まさに不屈の塊。死を前にしても「ぶっ殺してやんよ」と勝利への執念はますます強まるばかり。
一龍…トリコ
続いてのおすすめジジイキャラクターは『トリコ』の「一龍(いちりゅう)」。
一龍はIGO(国際グルメ機関)の会長。グルメ時代の平安と安寧を守る金髪褐色のジジイ。見た目のチャラさや派手さと反比例するように、主人公のトリコといった弟子たちの未来を案じる姿は「孫の将来を案じる祖父」のそれ。
一方、一龍の実力は世界最強クラス。本気を出した時の表情は、まさに修羅の顔。戦闘スタイルは「2本の巨大な箸」を武器に戦う。その威力と繊細さを前には誰もが赤子と化す。最後はブルーニトロに倒されるものの、中に秘めたグルメ細胞のドン・スライムもいい味でした。
ちなみに、一龍の年齢は不明とされます。一龍は美食神・アカシアの弟子だった過去があるんですが、それは500年近く前の話。一見すると60代前後のジジイに見えますが、実際には500歳600歳の老人だった模様。
次郎・二狼…トリコ
続いてのおすすめジジイキャラクターは『トリコ』の「次郎(二狼)」。
次郎は白髪のリーゼントスタイルが特徴のジジイ。性格はお酒好き。普段は常に酩酊状態で、腰が曲がったヒョロヒョロの老人にしか見えませんが伝説の美食屋。
ノッキングと呼ばれる技術を使用し、あらゆる凶暴なモンスターの動きも封じることができる。また命を蘇生することができ、仕事モードに突入すると筋肉のバケモノにあら変身。
ちなみに、何故か次郎の年齢は500歳と判明してます。
この次郎は、前述の一龍の弟弟子。本名は「二狼」。これは八王・ギネスに育てられてきたため、幼い頃からニトロを大量に喰って育ったことにゆえん。そのため二狼という名を体現するように、まさにナチュラルボーンストロングの暴獣。
また好々爺の見た目と違って、若かりし頃の性格は至って粗暴だった。そのため師匠のアカシアに本来の身体能力をノッキングで封じられてしまう。ひょうひょうとした性格のキャラクターが覚醒した時のギャップ感って良い。
この次郎と仲が良かった節乃(せつの)というババアも良いキャラしてました。作者・島袋光年はジジイキャラ、ババアキャラを描かせたら天下一品。
ただ強いて言えば、『トリコ』の最終盤では出し惜しみしすぎて次郎のキャラクターがフルで活かされなかったことは残念。ここらへんは最近のワンピースがつまらない理由にも通じる部分があるので注意して欲しい。
バング…ワンパンマン
続いてのおすすめジジイキャラクターは『ワンパンマン』の「バング」。
バングの年齢は不明ですが、ルックス的には文句なくジジイキャラ。ただ戦闘力は非常に高く、流水岩砕拳をマスターする武術家。動きは俊敏そのものであり、動体視力もピカイチ。相手の攻撃を拳一つで軌道を変えるなど、まさに天才的な格闘センスを持つジジイ。
この漫画の中に登場するヒーローの多くは「特殊能力」といった飛び道具的なものに頼ってることが多い。でも、このバングの強さはひたすら体術のみに起因する。それにも関わらず「S級ヒーローランキング」では3位の実力を誇る。
まさに老いとは無縁の最強ヒーロー。
安西先生…スラムダンク
続いてのおすすめジジイキャラクターは『SLAM DUNK』の「安西先生」。主人公・桜木花道が率いる湘北高校バスケ部の監督。ちなみに本名は安西光義。
安西先生の見た目の特徴は、ふくよかな体型と丸メガネ。年齢は不明ですが、白髪ヘアーと整った口ひげがジジイを彷彿とさせます。さながら見た目はケンタッキーフライドチキンのカーネル・サンダース風。そのため部員からは「白髪仏」などと親しまれてる。
安西先生は見た目通り、性格は温厚そのもの。部員に二重あごをタプタプとされても怒らないほど。ふるまいも紳士そのものですが、信念は至って強固。安西先生のモットーである「諦めたらそこで試合終了」はスラムダンクの名言としても広く知られてます。
実は安西先生の大学バスケの監督時代は、非常に厳しい指導方法を取ってた鬼コーチとしても有名だった。ただ行き過ぎた指導の結果、安西先生の教え子が事故死してしまう。それをキッカケに安西先生は「鬼から仏」に改心した過去がある。
ただ、安西先生がバスケに抱く情熱や信念は変わらないまま。どこか憎めないルックスも含めて、まさに愛されるべきおすすめのジジイキャラクターと評価してみる。
ゼノ…ハンターハンター
続いてのおすすめジジイキャラクターは『ハンターハンター』の「ゼノ」。暗殺一家・ゾルディック家のメンバーであり、この漫画の準主役・キルアの祖父でもある。
ゼノは「オールバックの白髪ヘアー」と「白い口ヒゲとゲジゲジ眉毛」が特徴。いかにも見た目は小難しいジジイではあるものの、性格は意外と飄々とした気さくなジジイ。家業である暗殺業も、そこまで真剣さは感じさせない。
ただ、やはりジジイはジジイ。与えられた仕事はしっかりこなすプロフェッショナル精神を持つ。戦闘スタイルは小柄な体型を活かしたスピード主体の肉弾戦がメイン。またジジイとして培ってきた経験を駆使して敵を圧倒するバトルは、まさに老獪であり手練。
ちなみに年齢は67歳。見た目のジジイっぷりを考えると意外と若いか。
兵藤和尊…カイジシリーズ
続いてのおすすめジジイキャラクターは『カイジ』の「兵藤和尊(ひょうどう・かずたか)」。
この兵藤和尊は、日本最強の金融グループ「帝愛」を率いる最凶経営者。圧倒的な運否天賦を持ち、狡猾な思考力と類まれなる実行力で莫大な富を築き上げてきた。まさに漫画の世界でも、悪魔的な勝ち組の金持ちジジイ。ただ年齢は不明。
兵藤和尊の性格は、非常にサディスティック。そのため莫大な資産と絶大な権力を使って、借金を抱えた貧乏人たちを集めて過酷なゲームを強いて楽しむ。また狂気の矛先は同じ帝愛グループの社員に向くこともしばしば。画像は最側近の利根川に対して「焼き土下座」を強いてる場面。
醜悪な見た目や表情を含めて、まさに兵藤和尊は「これぞクソジジイ」の呼び名に相応しい。
土影…NARUTO
続いてのおすすめジジイキャラクターは『NARUTO』の「土影(三代目土影)」。前述のエーと同じく五影の一人。本名はオオノキ。「じゃぜ」といった口調が、いかにもジジイ丸出し。
土影の年齢は不明ですが、五影では最長の在任期間を誇るんだそう。66年前にマダラにフルボッコされた過去を持ち、この漫画でも屈指の高齢のジジイキャラ。
土影は赤っ鼻が特徴。いかにもジジイ丸出し。小柄ではあるものの、性格は意外と好戦的。強いヤツほど態度は尊大というのが漫画の慣例。ただジジイ特有の腰痛持ちであるため、しゃしゃり出ては腰を痛めて戦線離脱することも。
土影は「血継淘汰」の能力を持つ。普通の忍者は一つの性質のチャクラしか持たないものの、土影は「土」「火」「風」のチャクラを同時に操ることが可能。特に分子レベルでの破壊をもたらす「塵遁(じんとん)」が最強。
そのため土影は天才的な資質を一見すると持ち合わせるんですが、実は苦労人。元から天才肌って感じではなく、コツコツと研鑽を積み重ねてきたタイプ。
キング・ブラッドレイ…鋼の錬金術師
続いてのおすすめジジイキャラクターは『鋼の錬金術師』の「キング・ブラッドレイ」。ホムンクルスの一味でありながら、同時にアメストリス軍の大総統を務める。まさに「キング」に相応しいジジイキャラ。
ブラッドレイは常に冷静沈着で、振る舞いは紳士。整った口ヒゲも相まって、まさにダンディズムの権化。豊富な知識に裏付けされた語り口調は、いちいちカッコいい。もはやジジイと表現するのは失礼。「翁キャラ」と表現するのが適切か。
ちなみに年齢は60歳なんですが、こう見えてホムンクルスだけあってバケモノの一種。ホムンクルスは基本的に歳を取らないんですが、ブラッドレイだけは歳を取るんだそう。
ブラッドレイの武器は、ホムンクルスの中でも屈指の「最強の目」。ブラッドレイは常に左目に眼帯を付けてるんですが、ここに「最強の目」が宿ってる。弾丸すら容易に見切る動体視力の高さを誇り、その姿や雰囲気はまさに修羅のごとし。
一見すると紳士ではあるものの、この内には剥き出しの闘争本能が隠されている。ジジイに限らず、普段おとなしい人ほど切れるとヤバイ。このギャップ感がきっと誰もが読者を惹きつけたジジイキャラでした。
亀仙人…ドラゴンボール
続いてのおすすめジジイキャラクターは『ドラゴンボール』の「亀仙人」。
亀仙人というキャラ名からも分かるように、背中には「亀の甲羅」を背負ってるのが特徴。ハゲ頭とサングラスという見た目も相まって、まさに「亀」。ただし、甲羅を背負ってるのは序盤だけ。作者の鳥山明も描写するのがきっと面倒くさくなったのでしょう。
この亀仙人の年齢は300歳超え。マンガ史上屈指の老人キャラ。ドラゴボマニアでも意外と知らないはず。普段はヒョロヒョロのむっつりジジイで、とにかく女性好き。しかもルックスの選り好みも激しい。亀という名前も非常に意味深。
ただ別名が「武天老師(むてんろうし)」だけあって、戦闘力が非常に高い武術の達人。本気を出せば、ジジイとは思えないほどめっちゃ筋肉ムキムキになる。英語名でも「Master Roshi」と呼ばれてるんだそう。
亀仙人はまた「かめはめ波」をはじめて出したキャラクターとしても知られております。武闘会出場時には、変装して「ジャッキー・チュン」としてちょくちょく出場する。
ギャップ感という点では、亀仙人はこれぞ「クソジジイ中のクソジジイ」と表現できる王道おすすめキャラ。
山本元柳斎重國…BLEACH
続いてのおすすめジジイキャラクターは『BLEACH』の「山本元柳斎重國(やまもと・げんりゅうさいしげくに)」。護廷十三隊を最初に創設した総隊長。創設後から一貫して、死神たちの頂点に君臨する死神。
山本元柳斎重國の年齢は2000歳以上と、漫画界の中でも飛び抜けたジジイキャラ。そして高齢度合いに比例するように飛び抜けて強い。未だに総隊長であり続けることに対して、「ワシより強い死神が1000年も生まれておらんからじゃ」と自負する姿はいかにも糞爺。
山本元柳斎重國の斬魄刀「流刃若火」を卍解させると、それから生み出される業火は1500万度を超える灼熱を誇る。太陽の中心温度とほぼ同じ。そのため山本元柳斎重國が一度発動させると、この漫画の世界の水分がすべて蒸発するのも納得。
まさに太陽の化身とも言える山本元柳斎重國にとって、他の死神は小童同然。他の死神隊長クラスであっても、逆らえる死神はおらず。まさにマンガ史上屈指の強さと迫力を持つクソジジイでした。ただ最後はユーハバッハに殺されて死亡。
ガープ…ONE PIECE
続いてのおすすめジジイキャラクターは『ONE PIECE』のモンキー・D・ガープ。
ガープは、この漫画の主人公・ルフィの祖父にして、革命軍リーダーのドラゴンの実の父親でもあります。かつて伝説のロックス海賊団を撃破するなど、ルフィと同じくDの一族でありながら「海軍の英雄」と呼ばれる海軍中将。
年齢は78歳。漫画の世界では常識的な範囲内に収まってますが、ガープは「頑固者」という表現がピッタリのジジイ。ルフィも拳骨で育てるなど、昔気質の人間。ただ竹を割った明るい快活な性格から、周囲からの人望は非常にあつい。
そのため意外と面倒見が良いジジイでもある。雑務係だったコビーなどを鍛え上げて大佐にまで昇格させるなど、若者を育てる力に長けてる。かつては元海軍大将の青キジクザンも育てられた過去があるんだそう。
そして、海賊の道を選んだルフィにショックを受けながらも「親としての愛情」は変わらず。マリンフォード頂上戦争でルフィを食い止めようとするものの、親の愛が勝って断念。海軍元帥・センゴクからは所詮は「貴様も人の親」と評される。
リアルにいるとちょっとウザいけど憎めないジジイ。
ネテロ…ハンターハンター
続いてのおすすめジジイキャラクターは『ハンターハンター』の「アイザック=ネテロ」。
ネテロは元ハンター協会会長であり、年齢は110歳以上。見た目の特徴は「ツルッパゲ頭」に「白髪のチョンマゲ」。白い眉毛とヒゲに蓄えるなど、いかにもジジイの雰囲気を漂わせる風貌。また圧倒的な福耳からは「仙人感」が否応なく漂います。
前述のゼノ以上に飄々としており、ネテロの性格はまさに掴みどころがない。もはや一ミリのヤル気すら感じさせない。でも、それこそジジイだけが出せるギャップ感。ネテロの中身は獅子の如きの闘争本能を持ち、画像の「血湧く血湧く」という表情はもはや醜悪。
中でもネフェルピトーという敵キャラを前にした瞬間の「そりゃ悪手だろ。蟻んコ」という表情は、この漫画読者であれば誰もが覚えている名場面でした。
特にネテロの「百式観音」が最強。感謝のポーズから繰り出される刹那的な攻撃は、あらゆる攻撃の初速よりも早い。まさに圧倒的不可避の高速攻撃に勝つるキャラは存在しない。一見すると矛盾する必殺技は、これぞジジイだからこそ出せる攻撃。
ただし、最後はメルエムに敗北して死亡済み。ネテロの最期もいかにもジジイらしい散り方でした。
白ひげ…ONE PIECE
最後のおすすめジジイキャラクターは『ONE PIECE』の「エドワード・ニューゲート」。通称白ひげ。
白ひげは元白ひげ海賊団の船長。また四皇の一人だった大海賊。「白ひげ」という異名通り、立派な真っ白の口ヒゲを蓄えてるのが特徴。最後は黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)を前に既に死亡してるんですが、享年72歳。見た目を考えると意外と若いか。
白ひげは圧倒的な武力を誇り、かつてはロジャー海賊団と肩を並べて世界最強の名をほしいままにした海賊。事実、グラグラの実は超人系パラミシア悪魔の実でも最強に位置付けられ、大地をひっくり返す威力はまさに天災並。白ひげの笑い方も「グラララ」。
一方、白ひげは海賊を目指した理由が「家族」など、性格は仲間思いの親分肌。まさに周囲の誰からも慕われていたジジイ。当初こそ白ひげは近寄りがたいクソジジイ特有のオーラを発していたものの、最後はこの漫画の読者は誰もが好きになっておりました。
この漫画だと他にはシルバーズ・レイリーもおすすめのクソジジイキャラになります。
おすすめ漫画のジジイキャラクターランキングまとめ
以上、ドル漫によるおすすめジジイキャラクターまとめでした。
非常に加齢臭漂うおすすめランキングで申し訳ない気持ちもありますが、やはりジジイはみんなキャラクターが濃い。そして、ジジイキャラは見事にほぼ全員何かしらのヒゲを生やしてる謎の法則に草。面白いぐらいみんなヒゲが立派。
特に『ONE PIECE』はジジイキャラクターの宝庫。探せばまだまだジジイキャラは多く存在すると思いますし、また愛すべきババアキャラも多い。人気漫画になればなるほど確固たるジジイキャラクターがいる証拠なのではないか。
まさに漫画を裏で支えているキャラクターこそ「ジジイ」であると断言してみる。
ちなみに、筆者が少し迷ったのが中高年のキャラクター。ある程度年を取ってくると「60代をジジイに含めていいのか…」と悩ましい。そのため『キングダム』や『ヴィンランド・サガ』といったおすすめ漫画も素晴らしいオッサンキャラが多いんですが、これをジジイに含めるかは非常に迷いました。
結果的に今回のジジイランキングでは割愛してるものの、そこらへんはまた興味がわけばランクインさせてみようと思います。
コメント
白ひげとガープもカッコイイけど
個人的にはレイリーさんがカッコイイな
郭海皇がないとは。。。
刃牙のドリアンもよくない?
刻刻のじいさんは?
名前すら与えられてないけど、ほぼ主役だし、あれだけじいさんが活躍する漫画もないと思うのだが
NARUTOの四代目エーはジジイでしたっけ?
綱手より年下っぽい気もしましたが…
ただNARUTO最終回を読むとかなりジジイっぽく見えたので
オオノキほどじゃないにしても十分ジジイか
一龍入ってると思った
素晴らしいランキングでした
是非ユーチューブでも動画にしてください
銀狼ブラッドボーンの主人公も個人的にはオススメ!
そーいえばワンピースのレイリーいた?
江田島平八がいないとは…
忍たま乱太郎の学園長先生とか金楽寺の和尚は?
・・・・沖田十三がおらんとは