面白い漫画の『ONE PIECE』のバトルで欠かせないのが「悪魔の実」。
既にドル漫では未だに謎が明かされてない「悪魔の実の継承方法」など考察済みですが、最近になって「トキトキの実」が登場するなど、悪魔の実に関する考察もにわかに盛り上がりを見せております。
そこで今回ドル漫では「トリトリの実」を徹底的に考察してみたいと思います。トリトリの実はワンピースの中でも希少な悪魔の実。世界では「わずか5種類」しか確認されてない希少種。そして、ようやくトリトリの実の能力者の全員がついに判明?
トリトリの実とは?
まずは「トリトリの実」について現在判明してる情報について解説。
トリトリの実とは「鳥(とり)に変身できる動物系ゾオン悪魔の実」のこと。
例えば、画像のペルのように「空中を飛び回れる」ことが最大の特徴。悪魔の実の能力者は海水に濡れると身体能力が弱体化して動けなくなり、もちろん能力も使用できなくなるため、トリトリの実の最大のメリットは「海に落ちない」こと。
だから、海賊たちが主人公の『ワンピース』にとって、この「空を飛べる能力」はある意味チート能力と言えそう。
そのため前述のように、トリトリの実は未だに世界で「わずか5種類」しか確認されてない。
ただし、ペルの「確認されぬ飛空能力」という言い方は少し引っかかる。あくまで確認されてないだけだと厳密に解釈すれば、他にも6種類以上のトリトリの実が発見される可能性も考えられなくはない。また飛空能力を起点に考えると、トリトリの実以外の動物ゾオン系も意味してる?
そこらへんの考察は今回割愛しますが、とりあえず現時点で判明してる「トリトリの実の能力者5名」を紹介していこうと思います。
ペル(モデル:ファルコン)…トリトリの実能力者
まず最初のトリトリの実の能力者は「ペル」。モデルは「ファルコン」。ファルコンを日本語訳すると「隼(はやぶさ)」。乗り物の名前にも使用されますが、隼の飛空速度は時速100kmを超える。鳥の中でも高速飛行が可能。ペルの異名もまさに「ハヤブサのペル」。
ペルは最初に登場したトリトリの実の能力者。そのためワンピース読者であれば誰もが覚えてるキャラクター。未だにそこそこ人気かつ10人目の仲間とも言われるビビの最側近ということもあって、ペルのスマートな忠義っぷりがカッコ良かった。
王下七武海のクロコダイル戦ではトリトリの実の飛空能力を生かして、爆弾を空中で爆破させたラストが印象的でした。誰もがペルは死亡したと思ってたんですが、結果的に生き残ってて吉本新喜劇ばりにズッコケた人も少なくないはず。
ちなみに、現在ペルはビビたちと共に聖地マリージョアで開催中の世界会議(レヴェリー)に参加してました。その後、閉会後にアラバスタ王国は災難に巻き込まれるなど、ペルのトリトリの実が再活躍する可能性はありそう。
マルコ(モデル:不死鳥)…トリトリの実能力者
続いてのトリトリの実能力者は「マルコ」。モデルは「不死鳥(フェニックス)」。当初は詳細なモデル名は明らかにされてなかったものの、ビブルカードで不死鳥であることが確定済み。トリトリの実の中でも更に貴重な動物ゾオン系幻獣種に属する。
そのためマルコのトリトリの実は単に飛空能力があるだけではなく、身にまとった再生の炎はあらゆる攻撃もその場で急速に「自然治癒」させてしまうことが可能。また再生の炎は他人に触れさせても治癒させることも可能。だから、トリトリの実の中でも能力の汎用性は高い。
一方、マルコは白ひげ海賊団メンバーのNo.2として、マリンフォード頂上戦争に臨むものの海軍大将・黄猿に後塵を拝し、船長・白ひげも黒ひげに殺されてしまう。マルコはその敵討ちのために四皇・黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)に挑む。
しかしながら、マルコは落とし前戦争で見事に黒ひげに敗北。自然ロギア系最強のヤミヤミの実で再生の能力が無効化されたのか。結果的にトリトリの実は奪われなかったものの(不死の能力が関係?)、追われるように白ひげの生まれ故郷でしがない医者で地域住民を助ける。
その後、ミンク族の赤鞘九人男でもあるネコマムシに誘われるカタチでワノ国編で主人公・ルフィたちと共に参戦予定。再びマルコのトリトリの実の能力が発揮される日も近い。
ラフィット(モデル:?)…トリトリの実能力者
続いてのトリトリの実の能力者は「ラフィット」。モデルは不明。
黒ひげ海賊団のメンバーの中でも最古参の一人。「鬼保安官」という異名を持つ謎の男。不気味な雰囲気は漂うものの、ラフィットは意外と理知的。かつて黒ひげを王下七武海に入れるように、海軍中将・おつるや当時海軍元帥・センゴクたちに直談判したほど。
そして、この直談判した場所が聖地マリージョア。マリージョアはレッドライン上部の非常に巨大な丘というか大陸の上に立地してるため、まさに断崖絶壁。本来は巨大エレベーターで移動しないと登れない。だから、ラフィットはトリトリの実を使って到達した可能性が高い。
ラフィットと同じ理屈を借りるなら、いつの間にか五老星と会談するために聖地マリージョアに一人で潜り込んでいた赤髪シャンクスもトリトリの実の能力者の可能性も?
実際、インペルダウンに乗り込む直前では「両手が翼になった姿」を披露済み。この場面ではラフィットの両手が非常に綺麗な真っ白な翼に変形しており、モデル名は幻獣種の「ペガサス」や「エンジェル」などの候補をドル漫では予想してた。醜悪なキャラと見事に対比。
ただし、コメント欄で教えてもらいましたが、ラフィットのトリトリの実のモデルは「フクロウ」の可能性も考えられます。別途記事もご参照ください。
カラス(モデル:ヤタガラス?)…トリトリの実能力者?
続いてのトリトリの実能力者候補は革命軍メンバーの「カラス」。モデルはそのまま烏(からす)。能力名と同じでややこしいものの、カラスは自身の肉体から烏らしき物体を大量に出して操作し、革命軍参謀のサボもタクシー代わりに使用している模様。
ただ問題としては、カラスは「烏に擬態化してるの能力」を同時に持ってる点が気がかり。例えばカラスは体内から「大量のカラス風のなにか」を繰り出してるわけですが、どちらかというと王下七武海だったゲッコー・モリアのカゲカゲの実に近そうな能力。
トリトリの実もあくまで動物ゾオン系に該当する。そのためカラスがトリトリの実の能力者であった場合、「単に烏に変身するだけ」に留まるはず。ネット上ではカラスの正体をトリトリの実能力者と見てる考察が多いものの、個人的にはやや微妙な気もします。
カラスの悪魔の実がトリトリの実と仮定すると、「モデルは幻獣種のヤタガラス(八咫烏)」をドル漫では予想してみる。カラスがカラス風の物体を大量に作り出しても一応合点がいきそう。それでも八咫烏に分裂するエピソードがあったのかというと?
ピエールはトリトリの実の能力者ではない
続いては「ピエール」。
「ピエール」とは空島編で登場したガンフォールのペット。ブサイクかつ斑点模様の体表が気持ち悪いペガサス。
こういう三枚目ギャグキャラを描かせても、『ワンピース』の作者・尾田栄一郎は本当にウマだけに上手いですが、実はピエールの悪魔の実は「ウマウマの実」。ピエールの正体は元々が鳥。そのため「鳥がウマウマの実を食べた」だけ。
非常にややこしいものの、ピエールはトリトリの実の能力者ではございません。
他にも天使の羽みたいなんが生えてるウルージさんもトリトリの実と見るネット上の考察もありましたが、既にウルージさんは筋肉増強する超人パラミシア系悪魔の実の能力者であることは確定済み。少なくとも、ウルージは動物ゾオン系ですらない。
ウルージさんの正体は【ワンピース考察】月の古代都市の正体まとめでも考察したように、空島の住民はかつて月からやってきた移住者たち。もしウルージがトリトリの実の能力者であれば、空島の住民は全員トリトリの実ということに。
カイドウ(モデル:ドラゴン)…トリトリの実能力者?
続いてはトリトリの実の候補が四皇カイドウ。
カイドウは「元々が龍でヒトヒトの実を食べた」説などありますが、百獣海賊団メンバーは動物ゾオン系悪魔の実の能力者ばかり。もし新たなトリトリの実の能力者が登場するとしたら百獣海賊団とドル漫では予想してましたた。
まさにカイドウであれば最右翼。
ペルが語ってるように、トリトリの実の最大の本質はあくまで「飛空能力」にあるとしたら、ドラゴンも条件を満たしそう。でも、おそらく間違い。コメント欄でも指摘いただきましたが、「飛空能力≒トリトリの実」にカテゴライズできるなら、クロコダイルやシーザーもトリトリの実に該当してしまう。
カイドウの悪魔の実はそのまま「リュウリュウの実」のはず。プテラノドンだったキングも「リュウリュウの実」と判明。トリトリの実は「純粋な鳥」がベースにある動物ゾオン系と考えられるため、我ながら飛躍しすぎた考察でした。カイドウの詳細は別途記事もご参照ください。
モルガンズ(アルバトロス)…トリトリの実能力者
続いてのトリトリの実の能力者は「モルガンズ」。
モルガンズとは世界経済新聞社社長。53歳。ビッグマムのお茶会に呼ばれた謎の裏社会にも通じる大物。最悪の世代から次期海賊王が生まれると予言したことでも知られるキャラ。証券会社の「モルガン・スタンレー」がモデルか。
モルガンズのトリトリの実のモデルは「アルバトロス」。ゴルフ用語のモデルともなった鳥ですが、日本名は「アホウドリ」。日本では簡単に捕殺できるからアホと命名されたようですが、実はめちゃくちゃよく長距離を飛ぶ鳥なんだとか。
そのためゴルフ用語でアルバトロスは「ボールがよく飛ぶ」という意味で使用されており、ホール(試合)を早く終えるという好意的な意味で使われてる。当初はミンク族の一種かと勝手に解釈してましたが、冷静に考察するまでもなく立派なトリトリの実の有力候補でした。
だから自分も含めて、ネット上でモルガンズをトリトリの実と言い当てた人は皆無のはず。まさに「盲点」だったトリトリの実のキャラ。
○トリトリの実で唯一飛空能力を持たない
モルガンズの正体は新聞記者。そのためスクープを取るために世界中を飛び回ることも多いはず。アルバトロスはトリトリの実の中でもかなりの飛空距離を誇ると予想され、まさに記者にうってつけの悪魔の実。カームベルトも余裕で横切れるか。
と個人的には予想してたんですが、モルガンズは「飛べない」とのこと。
つまり、モルガンズのアルバトロスだけはトリトリの実でも唯一飛空能力を持たないトリトリの実らしい。確かにアホウドリは何時間も長距離飛行できるものの、モルガンズの能力は「乱獲されるほどアホだったというアホウドリの特性」が強調されてる模様。
「飛べない豚はただの豚」という有名なフレーズがありますが、じゃあ飛べない鳥は一体何なんだ?といったところ。飛空能力を持たないトリトリの実は役立たず以外の何者でもない。最近はトリトリの実以外にも飛空能力を持つ悪魔の実は存在するものの、飛空能力以外にも特殊能力が?
ワンピースの映画で「最後のトリトリの実」は登場済みだった?
以上、トリトリの実と確定したキャラクターと明らかに異なるキャラクターを見てきました。でも、トリトリの実と明らかに確定してるキャラクターは「ペル・ラフィット・マルコ・モルガン」の4名だけ。残り一名のトリトリの実はまだ判然としてない。
ただし、既に劇場版ワンピースやアニメ版ワンピースではトリトリの実の能力者は何名か登場済みでした。
例えば、ワンピースが京都大覚寺とコラボした『魔獣と姫と誓いの花』で披露された「トラツグ」というキャラクターもトリトリの実の「モデル:ヌエ(鵺)」だった。鵺とは胴体はタヌキで顔は猿の妖怪。羽は生えてないものの、鳥のように鳴く架空の生き物。
でも現実世界とのコラボキャラなので無視して良さそう。
他にも2011年公開の劇場版アニメ『ONE PIECE 3D 麦わらチェイス』では「バズ」と呼ばれるキャラクターがトリトリの実の「モデル:イーグル(鷹)」として登場。どうやらモブキャラっぽいものの、ワンピース本編と絡むため無視できない。
つまり、現状だと「ペル・ラフィット・マルコ・モルガン・バズ」の合計5名がトリトリの実の能力者として挙げられそう。正直バズは将来的に「なかった」ことにされる可能性も十分考えられるため、もしかすると「トリトリの実の最後の一人」は今後登場する余地はあるか。
コメント
飛行能力が本質ならクロコダイルやロビンも飛行できますがwww
ラフィットの能力がペガサスならウマウマになるので矛盾はしないですね。
エンジェルも何の系統になるのかさっぱりですがトリトリではないと思います。
五つではなく五種なのでトリトリで一種翼竜ドラゴン含むヘビヘビで二種と数えるのでは?明らかに作中で飛行能力持ちが5人以上いるのでこんな感じのカウントだと思います
スナスナは砂嵐になって移動しているだけですし飛行とは数えれないかと
ですよねwww
ラフィットがトリトリの実だった場合、
現状だと「フクロウ」の可能性が考えられそうです。
フクロウは羽ばたき音がしないため、この能力でマリージョアに潜入した可能性。
その後新たに考察したのでラフィットの個別記事もご参照ください。
確かに「5種」をどう捉えるかですよね。
トリトリの実のモデルが5種類あるのか、
飛空能力を持つ動物ゾオン系悪魔の実が種類問わずに5個あるのか。
後者のパターンで考えると、キングが最後の飛空能力持ちになる?
でも「飛空能力≒トリトリの実」と描写され続けてるので、
ここに来てトリトリの実の能力者以外で最後を締める?という疑問もあります。
モルガンズに関してはトリトリの実っていうよりヒトヒトの実を食べた鳥って感じがする
トリトリの実が5種なんじゃなくて飛行能力を有する悪魔の実が5種なのでは?
ムシムシの実も飛べるし、、、
スナスナは飛行ってより浮遊してるだけな気がする
モルガンズ、飛べないらしい。(87巻872話より)
記事では画像を貼ってませんが、『ビブルカード』の情報によるとトリトリの実で確定してるっぽいです。
確かにトリトリの実以外にも飛空能力を持つ悪魔の実が存在するため、その可能性も十分あると思います。
ただ「5種類の悪魔の実」とカテゴリを広げてしまうと、トリトリ、ムシムシ、リュウリュウ以外に何があるのかな?という新たな疑問も。
わざわざ親切に話数まで教えてもらって助かります。
修正しておきましたm(_ _)m
助走があれば飛べるかも?
現実のアホウドリも重すぎて助走なしじゃな飛べないらしいので
映画の麦わらチェイスでもトリトリの実を食べた「バズ」って言う犬いるけど?w