これまでドル漫では『進撃の巨人』や『ハンターハンター』といった漫画の強さランキングを考察してきました。またワンピース関連では四皇や王下七武海の強さランキングなど考察してきました。
そこで今回ドル漫ではワンピースの「最悪の世代のキャラクター強さランキング」を徹底的に考察してみました。最悪の世代のキャラクターの大半は強さがやや均衡してるものの、超新星とも呼ばれる海賊キャラは誰が誰が最強なのか?
ちなみに最悪の世代のキャラクター紹介は別記事を参照。
ジュエリー・ボニー…最悪の世代強さランク12位
まず最初の最悪の世代強さランキング12位は「ジュエリー・ボニー」。ボニー海賊団の船長。おそらく満場一致で最悪の世代でもっとも弱いキャラ。
何故なら、ボニーの悪魔の実は「年齢を変えるだけ」だから。まだ名称は判明してないこの悪魔の実そのものに攻撃力や威力はない。もちろん状況がハマれば非常に強力な能力ではあるものの、相手にとどめを刺すには「決め手」に欠ける悪魔の実。
またボニーが最悪の世代で唯一の「女性キャラクター」。四皇のビッグマムほど身体能力が異次元であればまだしも、やはり男性よりも女性キャラは肉弾戦で見劣りする。ジュエリー・ボニーはバトルのあらゆる面で不向き。戦闘力の高さは最悪の世代キャラでも最下位と考察されそう。
また懸賞金は当初1億4000万と最悪の世代では上位だったものの、新世界編以降の懸賞金は最悪の世代の中ではランク下位。
ジュエリー・ボニーは元王下七武海のバーソロミュー・くまと繋がりが深いキャラ。赤犬サカズキとの会話も聞く限り、元王族(現王女?)という立場が反映されてると考えれます。ボニーは最悪の世代でも明らかにストーリー要員でしかなさそう。
キラー…最悪の世代強さランク11位
続いての最悪の世代強さランキング11位は「殺戮武人キラー」。キッド海賊団の戦闘員。ゾロと同様に、肩書は船長ではない最悪の世代でも珍しいキャラ。
ただキラーは恐ろしい異名を持つものの、これまでワンピースで無双したバトル描写は描かれず。キラーはシンプルに剣戟のみで戦う戦闘スタイルだけあって、悪魔の実といった飛び道具がないのもマイナス評価。
当初の懸賞金は1億6000万ベリーと上位だったものの、現在のキラーはわずか2億ベリー。やはり最悪の世代では割と下位に位置付けられます。新世界編以降、他の最悪の世代と比べても伸びしろがなかった裏返しと強さランクでは評価できそう。
ワノ国編では人斬り鎌ぞうとして下っ端扱いを受けるなど、キラーは見た目ほど強くはなさそう。SMILEを食べさせられたものの、能力が開花せず副作用だけが残るなど踏んだり蹴ったり。最悪の世代でも思ったほど跳ねなかったキャラ。
ただ、それでもキラーの懸賞金額は、麦わら大船団傘下に入ったバルトロメオと同水準。このバルトロメオは悪魔の実最強ランキングでも割と上位に選んだほど強い。キラーは冷静沈着な判断能力を持ち合わせるなど、それなりに強い最悪の世代ではあるのか。
バジル・ホーキンス…最悪の世代強さランク10位
続いての最悪の世代強さランキング10位は「バジル・ホーキンス」。ホーキンス海賊団の船長。現在は百獣海賊団の傘下に入ったキャラクター。ただワノ国編序盤で仰々しく登場したものの、所詮は真打ちの役職止まりでした。
ホーキンスの悪魔の実は「ワラワラの実」。他人の命を身代わりにすることができる能力。半ば不死身の状態を体現できる最強チート。ただし、他人の命を借りる数は有限。海軍大将・黄猿との一戦を見る限り、この能力で「生き返る回数」に限界があるのは明らか。
またホーキンスの占いの「予知能力」に関しても、やはり四皇・カイドウの急襲を読めてない時点でお察し。カードによる強化も当たり外れが激しく、バトルの実戦では意外と不向き。既に同じ最悪の世代のローにフルボッコ済み。
またバジル・ホーキンスの弱点は「火の回り」。能力本体は草のワラ。火で燃やされると絶体絶命のピンチ。最新のワンピースを読む限りでも、ホーキンスは最悪の世代でも弱い部類に入りそう。
カポネ・ベッジ…最悪の世代強さランク9位
続いての最悪の世代強さランキング9位は「カポネ・ベッジ」。ファイアタンク海賊団の船長。
四皇・ビッグマムとの実力差をすぐに悟って、ベッジは率先的にビッグマム海賊団の傘下に入った最悪の世代の一人。そのことからカポネ・ベッジは非常に狡猾で頭が回り、行動も大胆不敵なキャラクターだと考察できます。
またマフィアだけあって、性格は仲間思い。とにかく仲間と共に生き延びることを優先するため、良くも悪くも手段を選ばない。状況に応じて柔軟に立ち回り、あらゆる手段を講じる姿勢はバトル面でも活きるはず。ビッグマム海賊団から逃げおおせた悪運の強さも魅力。
「シロシロの実」という体内に大量の兵士を抱える能力は、カポネ・ベッジが築き上げてきた人望の厚さと相乗効果は抜群。自身を鉄壁で頑丈な「お城化」できるため、まさに最強の盾にもなりうるし、最強の矛にもなりうる能力を持つ最悪の世代。
ただし、能力そのものは「他力本願」の要素が強い。結局どこまで兵力を体内にとどめておくかで勝負が決まる。逆にベッジ単体の強さは微妙と言ってるに等しい。
ユースタス・キッド…最悪の世代強さランク8位
続いての最悪の世代強さランキング8位は「ユースタス・キッド」。キッド海賊団の船長。
キッドの初登場時は主人公ルフィと並んで、『ワンピース』の中でも懸賞金の高さを誇っていた最悪の世代。そのため一時期はルフィの強さと肩を並べたこともある…言ってもいいほど。ただし、現在のキッドの懸賞金は4億7000万ベリー。
キッドは「磁力」の能力を使って武器を大量に集め、それを巨大化させて攻撃する戦闘スタイルを得意としてる模様。キッドはことごとく敵の武器を奪うため、これぞ「攻撃こそ最大の防御」を体現する能力。ワノ国編では最悪の世代でも稀有の覇王色の覇気が使えることも判明。
ただし、キッドは四皇・カイドウや百獣海賊団の幹部のクイーンに惨敗してる。キッドはパワータイプであるにも関わらず力押しで負けてるのが致命的。覇王色の覇気が使えるなど最強キャラに進化するかと思ったんですが、結局最悪の世代でどこまで強いのか見えてこない。
強さランキング的には「可もなく不可もなく」といった順位に落ち着きそう。後述するウルージと違って「明確な戦果」が見えてこないのがマイナス評価。
ウルージ…最悪の世代強さランク7位
続いての最悪の世代強さランキング7位は「ウルージ」。破戒僧海賊団の船長。
ウルージの悪魔の実は「ダメージを蓄積するほど肉体を強化」できる能力を持つ。まだ名称は不明ですが、ウルージはこの能力で四皇のビッグマム海賊団の幹部スナック(懸賞金6億ベリー)を撃破済み。これでスイート四将星から三将星に減ったことは有名。
現状ウルージの懸賞金額は1億800万ベリーですが、現在のウルージの懸賞金は7億か8億クラスまでおそらく跳ね上がってると考察できます。もちろんウルージの戦闘スタイルは「肉弾戦」のみ。剣や刀など武器すら持たず、遠距離攻撃可能な必殺技もない。
バトル面では決して有利に働かないものの、それでも最悪の世代で数少ない四皇の幹部を倒した事実は重い。最悪の世代の強さランキング下位には位置しないはず。ウルージの局所的な人気の高さも忖度して、この順位。
スクラッチメン・アプー…最悪の世代強さランク6位
続いての最悪の世代強さランキング6位は「スクラッチメン・アプー」。オンエア海賊団。
アプーの悪魔の実は自身の肉体を楽器のように変形させ、そこからリズミカルな音階を流す能力を持つ。この音を聴いた人間は肉体が分裂したり爆発するなど、問答無用で様々な現象に見舞われる。
「音」という性質を考えると、アプーの攻撃範囲は非常に広い上に、また防御不能な能力であると考察されます。しかも画像では覇気を使用しなくても、海軍大将・黄猿の腕をもぐなど威力も無限大。
しかも、アプーの正体はもともと百獣海賊団の傘下だったことが判明。飛び六胞ではなかったものの、ナンバーズと呼ばれる古代巨人族を操る立場と判明。赤髪シャンクス打倒を目論むキッドたちを騙すなど、性格も思った以上に狡猾。
ロロノア・ゾロ…最悪の世代強さランク5位
続いての最悪の世代強さランキング5位は「ロロノア・ゾロ」。麦わら大船団の戦闘員。これまで『ワンピース』でも現CP0のカクといった強敵を撃破してきた侍。おそらく大剣豪のリューマの子孫と見られます。
ゾロは既に武装色の覇気をマスター。最悪の世代だけに留まらず、剣士キャラクターの中でも上位の強さを誇るか。覇王色の覇気は使用できないものの、それに匹敵するだけの威圧感も併せ持つのが強み。
一方、ゾロは悪魔の実といった飛び道具を持たない。元ロジャー海賊団のシルバーズ・レイリーといった一部例外はいるものの、ワンピースの世界では「キャラの強さ=強力な悪魔の実」と評価していい。そう考えると、ゾロの強さは見劣りしそう。
でもワノ国編で光月おでんが誇る妖刀・閻魔を手にするなど、ゾロの戦闘力はやや強化。同じ最悪の世代のキラーをフルボッコするなど、ゾロの戦績も増えつつある。
ただし、それでも他の最悪の世代と比べるとまだ抜きん出た強さはまだ見られないのが現状か。実際、赤鞘九人男の傳ジローと強さはあまり変わらない様子。
トラファルガー・D・ロー…最悪の世代強さランク4位
続いての最悪の世代強さランキング4位は「トラファルガー・ロー」。ハートの海賊団の船長。
ローは最悪の世代で唯一王下七武海にまで上り詰めてる。ローの懸賞金額も5億ベリー。七武海脱退後の懸賞金額はもっと跳ね上がってるか。最悪の世代ではルフィ、キッドと共に中心キャラとして扱われることが多い。Dの一族と判明するなど、今後ストーリー根幹にも絡んできそう。
またローは悪魔の実が強い。オペオペの実は「広範囲」の人間の肉体を空間転移させられる。一瞬で心臓だけ取り出したり、他人と他人の手足を組み替えることなどのもお手の物。このオペオペの実の「限られた空間内」では無敵の強さを誇る。
また、ローは武装色の覇気を極めてる。この威力は覇気マスターの海軍中将ヴェルゴを切り裂くほど。また、この威力は背後の巨大な山をも引き裂くほどだった。ローの剣豪としての腕前はゾロの強さ並か、下手すると余裕で超えてしまっている?
これまでの実績、能力、血筋でまさに申し分ない最悪の世代。
ディエス・ドレーク…最悪の世代強さランク3位
続いての最悪の世代強さランキング3位は「ディエス・ドレーク」。ドレーク海賊団の船長。元海軍少々という異例の過去を持つ最悪の世代。そして、現在は四皇百獣海賊団の飛び六胞と呼ばれる最強幹部グループに属する。
ディエス・ドレークは最悪の世代では唯一の動物ゾオン系の悪魔の実の能力者。しかもリュウリュウの実という恐竜の古代種というレアな悪魔の実を所有し、ドレークは「肉食恐竜のアロサウルス」に変身できる。
ゾオン系能力者は「動物の種類」がそのまま強さに直結する。肉食恐竜は言うまでもなく動物界の中でも最強。ドレークの悪魔の実が覚醒してるかどうか不明ですが、だからこそ強さランクでは伸びしろもあるとも言える。
キラーとウルージの攻撃をそれぞれ片手で止めた描写などから、ドレークは最悪の世代でも身体能力も高い部類に入りそう。肉弾戦と動物系ゾオン悪魔の実は相性も良く、序盤の懸賞金額こそ2億前半と少ないものの実戦でこそドレークは強みを発揮しそう。
またドレークの正体は海軍の機密特殊部隊「ソード」のリーダーだったことも判明。百獣海賊団には何かしらの目的で潜入調査してる模様。海軍少将・コビーを従えるなど、ドレークの強さは最低でも海軍中将以上でしょう。
ただし、ドレークもクイーンに余裕のよっちゃんで敗北済み。キッドの強さを考えると、尾田さんはドレークをそこまで強いキャラには仕上げたくないのかも。
モンキー・D・ルフィ…最悪の世代強さランク2位
続いての最悪の世代強さランキング2位は「モンキー・D・ルフィ」。ルフィは麦わらの一味の船長。ここからの強さランクは別格の強さに入ります。
何故なら、既にルフィはカタクリ戦に勝利した後の懸賞金額は15億ベリーを超えてしまっているから。つまり、最悪の世代の中では強さの桁が一個違う(笑)
またルフィは覇王色の覇気、武装色の覇気、見聞色の覇気など、全ての覇気マスター済みであることが強み。武装色を応用したギア4という能力を使って、ローが完敗したドフラミンゴを撃破済みであることからも強さランク2位は明白でしょう。
ただ、現状のルフィが四皇のビッグマムやカイドウを倒せる強さがあるかは微妙。そのため今後はギア5やギア6の開発でどこまで強さを高めることができるかが鍵になりそう。じゃあルフィが最強ではないなら、最悪の世代で最も強い最強キャラは誰なのか!?
黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)…最悪の世代最強1位
ということでラストの栄えある最悪の世代最強キャラクター1位は「黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)」。
黒ひげは黒ひげ海賊団の提督であり、既に懸賞金額は23億ベリーと判明済み。ルフィより8億ほど上回る。やはり最悪の世代では一人だけトントン拍子に七武海→四皇と上り詰めたことからも分かるように、誰もが認める最強の超新星。
特に黒ひげ・ティーチは悪魔の実を複数所有してる点が強い。しかも、この悪魔の実ってのが自然ロギア系最強のヤミヤミと、超人パラミシア系最強のグラグラ。もはや災害クラスの威力を持つこれらを同時に使用できるってんだから反則。
また元海軍大将・青キジ・クザンと手を組むなど、黒ひげはルフィさながら「人を引き寄せる力」という能力もしっかり持ち合わせてるのが強み。黒ひげもDの一族を思わせる魅力があり、それだけ生き延びられる可能性が高い。まさに生命力の強さ。
もちろん黒ひげの性格は横暴で自信過剰のため弱点は少なくないものの、この設定やスペックだけ考察すれば文句なく最悪の世代の中では最強と断言できましょう。まさにラフテルに最も近い男を最悪の世代キャラ1位に選定してみました。
コメント
ランキングの順番がバラバラですよ笑
下位はまだ納得できるけど、四皇幹部を単独で倒したウルージ、同じく四皇幹部相手に無傷で勝利したゾロ、ビッグマム海賊団を相手に立ち回ったベッジがなぜ大して活躍もしてないアプーやドレークより下なのか意味が分からない。筆者はこの二人に何を見出したんだ…?
あとキッドの能力はどう考えても磁力でしょ。武器を奪って巨大化はちゃんと読んでるのか疑うレベル。
今更ですが修正しときました^^;
ウルージの順位は確かにもっと上位でも良いかも知れないですが、
ドレークなどは「四皇幹部そのもの」になってる点が大きいですね。
ドレークは特に現役海軍という点も強みに働きます。
結果的にクイーンにこき使われるなど大して強くなさそうですが、
少なくとも立ち回るという点でアプーが劣ってるということはないはず。
ベッジの能力の主体はあくまで「他力本願」がマイナス要素。
ベッジ単体の攻撃力はないと言っても知れてると思います。
ビッグファーザーの防御力は確かに強みですが、
それでもビッグマムに破壊されるなど無敵ではない。
巨大化することでかえって機動力が損なわれ、
標的にされる可能性が高まる点もマイナスです。
キッドの能力は確かに磁力ですが、戦闘シーンを見る限りは
基本的に「鉄製の武器を集めて手足を巨大化」させてるだけ。
磁力がどこまでバトルで効果的に活かせてるかは微妙でしょう。
どのみちキッドも敗北シーンの方が多いので、
やはりワンピースを読む限りはそこまで強くないと思います。
ちなみに、最近ゾロが倒したことがあるのは「七武海幹部のピーカ」だと思いますよ。
ピーカが弱いとは言いませんが、その後の懸賞金が3億ちょっとですからね。
戦績だけで純粋に評価したら、ゾロはウルージより弱いということになっちゃいます。
ガバガバのワンピースの考察記事もネットには多いんですが
これは最初から最後まで思わず読み入りました
最高でした
映画のスタンピード はご覧になりましたか?
観るだけでだいぶ評価変わると思いますよ。
カイドウ戦見た限り
1黒ひげ 2ルフィ 3ゾロ 4キッド 5ロー 6キラー 7ドレーク 8アプー 9ホーキンス 10ベッジ 11ボニー
キラーは、肩書が船長ではないと書いてありますが、仮に船長だとしたらキッドはどうなるのかなと思いました。あと、X・ドレークは、元海軍少々ではなく、少将ですよー
キッドの位置謎すぎるでしょ
キッドは3位くらいでいいと思うよ
ドレークがソードのリーダーだからと言って元王下七武海のローより上なのは納得できん