『喧嘩稼業(喧嘩商売)』は現在一番面白いおすすめ格闘漫画。様々なジャンルの格闘技の強者たちが「陰陽トーナメント」で頂点・田島彬と戦う権利をかけて戦う格闘漫画。
そこで今回ドル漫では「喧嘩稼業(喧嘩商売)最強ランキング」を徹底的に考察してみました。『喧嘩稼業』は漫画にありがちな明らかな負け犬フラグビンビンのキャラクターがいないので、この強さランキングを作るのに苦労しました。
フィジカルの強さTOP3
まずは「フィジカルの強さTOP3」をおさらい。限られたリング内での対戦(ケンカ)であれば、肉体の単純な強さが問答無用でモノを言うのは間違いない。
『喧嘩稼業』フィジカルの最強TOP3は、一位が金隆山康隆。二位が石橋強。三位が川口夢斗。
フィジカルの強さ1位は金隆山康隆。先天的な遺伝子異常で普通の人より筋肉量が大幅に多い。金隆山康隆の身長は約2メートル、体重は約200kg。ボクシングヘビー級チャンピオンのウォーレン・ウォーカーの二倍近い体重を持つ。
それでいて元横綱の曙とは違って、金隆山康隆はほぼ膨大な筋肉で占められてるので動きも俊敏。同じく石橋強も体が強いだけではなく、動きも華麗で俊敏。川口夢斗も以下同文。
次点をまとめると田島彬、カブト、反町隆広あたりが続きそう。プロレスラーは単純にガタイが良い。田島彬も何度もボクシングヘビー級チャンピオンと戦った経験があることから、フィジカルそのものもそれなりに強いのは確定的。
投技・寝技の強さTOP3
続いては「投技や寝技の強さTOP3」。『喧嘩稼業』で小技や技術に卓抜してるキャラクターは誰なのか?
まず寝技・投げ技の一位が芝原剛盛、二位が関修一郎、三位が反町隆広。芝原剛盛は合気道の神様。真球ですら倒すと豪語する実力者。誰よりも高齢ですが、それ故に技術の面では卓抜してるはず。
二位の関修一郎は柔道金メダリスト。一本勝ちを得意としてるものの、高専時代に培った寝技の技術こそが本髄。同じく金メダリストの金田保を三角絞めで瞬殺した過去は伊達じゃない。
三位の反町隆広は総合格闘技出身だけあって、デラヒーバと呼ばれる変形足絡みなどが得意。一度絡み取られると抜け出すのは至難の業。アントニオ猪木風の生野勘助も下半身不随になるまで絞め落とす。
ただフィジカルの強さや寝技の強さがランキングにそのまま反映されるとは限らないのが、『喧嘩稼業』という格闘マンガ。
芝原剛盛…喧嘩稼業強さランク20位
『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の強さランキング20位は「芝原剛盛(しばはらごうせい)」。
先程は投技・寝技では強いと評価したばかりですが、逆に芝原剛盛はフィジカルそのものの強さはおそらくワースト1。かなりの老体の上、末期ガンというマイナス属性付き。かつては伝説の格闘家と恐れられたとしても、さすがに現状で芝原剛盛を「強い」と表現するのは難しい気がします。
あと合気道という格闘技の特性も難。確かに対戦相手をコカしたり突き倒すことは得意なんでしょうが、あくまで護身術の延長線上。じゃあ一体どういう必殺技で「相手を倒す」のか想像しにくい。要するに合気道における「とどめの一撃」が見えない。
強いて気になる点があるとしたら、後藤医師の存在。本当に痛み止めの薬だけしか使用しないのか。もっと言えば、芝原剛盛はドーピング的なことをしないのか。この有無次第で芝原剛盛の強さは変わってきそうです。
三代川祐介…喧嘩稼業強さランク19位
『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の強さランキング19位は、三代川祐介。召琳寺拳法を体得した剛柔整に秀でたオールマイティーなキャラクター。ただ結論から書くとしたら、三代川祐介の強さの源流がどこにあるかいまいち不透明。
三代川祐介は「三代川」だけに三重人格者。どうやら新しい人格が開放されるたびに強くなっていく、という設定らしい。「第一人格が開放された時点でそこそこ強い」という前フリだった気がするので、全ての人格が開放されれば爆発的に強くなるのかも知れない。
だから、ここぞというときの覚醒シーンが期待されるものの、でもそれだけで三代川祐介がどこまで強くなるかは皆目見当がつかない。少なくとも現段階では正直評価もへったくれもなく、それ以外で強さを推しはかる要素もない。
そのため三代川祐介の強さランキングは下位に設定してみた。
里見賢治…喧嘩稼業強さランク18位
『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の強さランキング18位は、里見賢治。
もともとは山本陸の進道塾で空手を習っていたものの、その後は中国拳法を体得したキャラクター。ゆらゆらと構える様は、まさに優美そのもの。空手が「硬」だとしたら、里見賢治の中国拳法は間違いなく「軟」。
進道塾時代は田島彬と並び、「拳聖」と山本陸にも才能が認められていた強さを持つ。日本に帰国後、山本空との対戦では即座に「煉獄」の特徴を見抜くなど、里見賢治の潜在能力の高さは今でも健在。打撃力も進道塾時代を彷彿とさせる強さを持つ。
ただ里見賢治が得意とする「発剄(はっけい)」が微妙。ざっくり説明すると、ゼロ秒間隔で相手を吹き飛ばす技。でも里見賢治本人も言ってますが、実際に発剄だけではそこまでダメージを与えられない。
もし発剄で大きくダメージが与えられるとしたら、例えば投技である「門」発動時に、相手の顎に発剄を食らわせる時のみ。つまり里見賢治の強さが発揮される状況は限られるため、どこまで陰陽トーナメントの戦いで勝ち抜けるかは疑問が残ります。
また里見賢治がかつては田島彬と同格の実力を誇っていたと言っても、はるか10年以上前の話。むしろ、この時間の距離感は里見賢治を弱さに比例した演出に見える。もちろん強いと言えば強いんでしょうが、個人的には里見賢治は数少ない噛ませ犬っぽいキャラクターだと思ってます。
あと里見賢治はかなりの長髪。これも何でもありのケンカ勝負ではきっと不利に働くはず。例えば金網に一瞬で髪の毛をくくりつけられたり絡んだりしたら、まさに一巻の終わりでしょう。
梶原修人…喧嘩稼業強さランク17位
『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の強さランキング17位は、梶原修人。「屍」といった毒殺攻撃にも対応した忍術を得意とするキャラクター。飛行中のツバメを4分割に切り落とすほどの動体視力の良さを持つ。
特に頭の回転が早いこともあり、梶原修人は心理戦を得意とする。また性格も狡猾でであり、相手を試合内外で陥れるワナを張るのもお手の物。相手の弱みとなる情報を手に入れ、自分が勝つ確率を数%でも上げて戦う策士タイプ。
ただ梶原修人は肝心な場面で「勝ち切れない体質」が難。父親の仇である入江文学然り、工藤優作然り、いつも最後は梶原修人は負けてしまう。実績がないと言い換えてもいいのかも知れませんが、結果だけで判断したら「梶原修人は強い」とは確実に言いにくい。
前述の里見賢治と同様に、『喧嘩稼業』における数少ない噛ませ犬キャラクターか。
佐藤十兵衛…喧嘩稼業強さランク16位
『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の強さランキング16位は、主人公の佐藤十兵衛。
まだ高校生ではあるものの、田島彬ばりに急成長を見せる最強の喧嘩屋。入江文学と同様に、「金剛」「煉獄」「無極」の必殺技をマスターしてるのは大きな強み。狡猾なまでに頭が回る読みの速さと罠を仕掛ける周到さも魅力。
柔道金メダリスト・金田保などをフルボッコしたことから始まり、超ヘビー級ボクサー石橋強に勝利し、陰陽トーナメント出場権を奪い取る。まさに「最後の最後でしっかり勝ち切る」という一番重要な強さが高評価。
まさに佐藤十兵衛はケンカ最強高校生ではあるものの、ただいくら頭が回る狡猾さを持ち合わせていても、言ってもフィジカル的には限界がある。石橋強にしても、佐川徳夫にしても、佐藤十兵衛は格上のキャラクター相手にことごとく勝利してるものの、道具や武器を使って致命的なダメージを与えてることが多い。
例えばもし石橋強とリング内でガチンコで戦っていたら、まず佐藤十兵衛は勝てなかったはず。純粋な強さで考えるなら、やはり『喧嘩稼業(喧嘩商売)』のキャラクターの中では強さは知れているか。
関修一郎…喧嘩稼業強さランク15位
『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の強さランキング15位は、関修一郎。
やはり柔道金メダリストだけあって投技や絞め技が得意。主人公・佐藤十兵衛を苦しめた同じく柔道金メダリスト・金田保を三角絞めでたった6秒で倒したことからも、高専柔道で培った絞め技を一度かけてさえしまえば関修一郎から逃げるのはほぼ困難。
卑劣な心理戦に惑わされる間もなく相手の意識は飛ぶのは強み以外の何物でもなく、関修一郎と対戦する上ではどう柔道着を使わせないかがポイントになるか。関修一郎のフィジカルそのものも比較的恵まれており、強さランキング的にはもっと上位でも構わないかも知れない。
ただ「何でもあり」の陰陽トーナメントに対して、関修一郎がどこまで素早く適応できるかは疑問。オリンピックといった健全なルールのもとで戦ってきたキャラクターだからこそ、どこまで「卑怯な攻撃」に耐えられるか対応できるかは疑問。
また入江文学も語っているが、今の柔道では「当て身からの崩しが使えない」とされている。この「まとも」な感覚が関修一郎に染み付いていれば、陰陽トーナメントでは圧倒的に不利に働く。
金田保と佐藤十兵衛との対戦を見ている限り、関修一郎があそこまで勝利に対して泥臭く戦える強さを持っているのかもやや疑問。関修一郎は間違いなく強いものの、メンタル面や戦術面において不安を残す。
上杉均…喧嘩稼業強さランク14位
『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の強さランキング14位は、上杉均。フルコンタクト空手を軸にした打撃大好き喧嘩王。
上杉均の強みは打撃最強の必殺技「煉獄」を完璧にマスターしてること。また上杉均は無尽蔵の体力・スタミナを持つため、煉獄を永続的に続けられるのは魅力でしかない。でも逆に言えば、上杉均の強みは今のところ「煉獄のみ」と言い換えることも可能。
また上杉均は性格にも難がある。仲間想いであるが故に揺さぶりや煽りに弱く、そもそもかなり激昂しやすいタイプ。これらの特性は心理戦においては視野や選択肢が狭くなるなどマイナスにしか働かず、上杉均の信念の強さや独善的な正義心の強さは「欠点」と言うほかない。
また入江無一戦では奇襲したにも関わらず、上杉均は完敗済み。耳を掴まれて攻撃されるなど、一瞬の読みの甘さや駆け引きの下手さも上杉均には目立つ。既に「煉獄」を身に付けた入江文学などと比較するとどこまで上杉均が強いと言えるのかはやや疑問が残るか。少なくとも最強ではないはず。
カブト…喧嘩稼業強さランク13位
『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の強さランキング13位は「カブト」。
打撃、投げ、何でもオールマイティーにこなすプロレスラー。ミスタープロレス・生野勘助にして、山本陸と相応の実力があると認めたのは伊達じゃない。カブトはフィジカルの強さという点でも、少なくとも下位よりは上程度のランキングだと予想されます。
強いて言えばカブトは悲惨な過去を持つだけに、この精神的な負い目は試合ではデメリットに働きそう。他にも最後の最後で非情になりきれるか or 心理戦で怒り狂わない煽り耐性を持ち合わせているかなど不安要素も残る。
佐川睦夫…喧嘩稼業強さランク12位
『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の強さランキング12位は、佐川睦夫。10年以上も戦地で生き延びてきた傭兵としての経験は伊達じゃない。厳密には格闘技ではないものの、「生き延びる(勝つ)」という結果のみにおいては高評価すべきかも知れない。
だから佐川睦夫が得意とするのは、軍隊格闘術。この経験を活かした「武器(?)による攻撃」も、どこまで(どうやって)リング内で使用できるかも強さランキングでは鍵になりそう。
この佐川睦夫は対戦相手を憎き父親・佐川雅夫に重ねる傾向が強く、常にフルスロットで戦えるのも魅力。いわば工藤優作のように脳みその神経伝達物質を自在に操ることが可能。かなり強かった元進道塾の空手家・菅野祐太郎をドーピングなどで更に強化させたにも関わらず、佐川睦夫はあっさりと瞬殺するなど、この躊躇ないメンタルは試合では有利に働くはず
ただ佐川睦夫の才能そのものは、弟・佐川徳夫に劣る。もちろん佐川睦夫はこれまでも努力し続けてはいるものの、いくら時間が経過しようとも佐川徳夫との差が埋まることはなさそうな気はする。
反町隆広…喧嘩稼業強さランク11位
『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の強さランキング11位は、反町隆広。
反町隆広は総合格闘技で名を馳せただけあって、フィジカルの強さから発揮される殴り合いだけではなく、足搦みといった寝技も超絶的に得意。そのため意外とトータルバランスに優れた強さを持つキャラクター。
また反町隆広は空気が読めないアホな性格だからこそ、下手な心理戦にも左右されずにマイペースに自分の実力を発揮できるのも強みとして働きそう。特に「勝つまで諦めない」という粘り強いメンタルの強さもGood。
ただ山本陸にフルボッコされて靭帯が損傷した生野勘助相手に、反町隆広は何とか勝利を収める程度の実力しかなく、しかも顔面はフルボッコされるなど代償も大きかった。だからこれまでの結果だけで読み解くなら、実際に反町隆広がどこまで強いかはやや疑問として残ります。
もちろん反町隆広は弱くはないと思いますが、決して極端に強すぎることもないはず。
入江文学…喧嘩稼業強さランク10位
『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の強さランキング10位は、入江文学。
入江文学は古武術・富田流を学んだことで、打撃だけではなく投げにも対応。高校時代に天才・川上竜を投げ飛ばしたこともあるなど、入江文学の潜在能力の高さは実はキャラクターの中でも指折りか。特に入江文学の強みは「金剛」「煉獄」「無極」といった必殺技をマスターしてる点。
上杉均に一度肘鉄で軽く吹き飛ばされるなどフィジカルの強さは決して最強ではないものの、それでも入江文学の心理戦や読みの強さも卓越してる。梶原修人などの一戦では余裕の勝利を収めるなど、入江文学はしっかり結果を残してるのもランキングには好印象。
やはり入江文学の最後に勝ちきれる強さは素直に評価したい。
石橋強…喧嘩稼業強さランク9位
『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の強さランキング9位は、石橋強。
圧倒的なフィジカルから繰り出されるパンチは、すさまじく強い。石橋強は左ジャブですら一発一発がKOさせるほどの威力を持つ。またスピードや俊敏性にも優れるため、石橋強に攻撃を当てることは難しい。ボクシングヘビー級チャンピオンのウォーレン・ウォーカーが石橋強との対戦から逃げたのも頷ける強さ。
しかも石橋強で特筆すべき強さは、どんな攻撃を食らっても倒れないタフネスさにある。主人公・佐藤十兵衛の煉獄を食らっても数十秒後には立ち上がるタフさは間違いなく強い。ただでさえ素早くダメージを与えることすら難しいのに、この防御力の強さはまさに反則レベル。
そして腕力にモノを言わせた粗暴な戦い方をせず、石橋強は実にクレバーで頭も回る。佐藤十兵衛には結果的に敗北したものの、要所要所で柔軟に対応する適応力の高さも見せつけた。もしリング内で対戦していれば問答無用の強さを発揮し、間違いなく石橋強が勝利していたはず。
少なくとも強さランキングでは真ん中を下回ることはなく、どちらかと言えば最強寄りのキャラクター。
○特殊な性癖思考が強さランキングではマイナス
ただ石橋強の思考はかなり特殊。格闘スタイルが「自分自身がダメージを負う」ことにある。だから石橋強は最初から本気を出せばノーダメージで対戦相手を倒せるものの、必ず最初に相手に攻撃させる。
石橋強の防御力が高いとはいえ、田島彬の側近・アリの一蹴りでフラフラになるなど完全に無敵ではない。また佐藤十兵衛に一度三角絞めを食らった場面では、ホテルの室内だから逃げられた。逆にリング内であれば石橋強は確実に落ちていたはず。
だから何でもありルール and 体重差関係なしの試合においては、意外と「絞め技」が効果的なのかもと思わせてくれたシーンでした。先程は関修一郎を15位に設定したもののもしかすると強さランキングではもっと上位に設定すべきなのかも知れない。
佐川徳夫…喧嘩稼業強さランク8位
『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の強さランキング8位は、佐川徳夫。
まさに「天才格闘家」という異名がピッタリのキャラクター。基本的には打撃を主体とした最強クラスの日本拳法を駆使するものの、天才柔道家・川上竜すら承服するほどの完璧な投技にも対応する強みを持つ。
特に動体視力に優れており、相手の攻撃を全てカウンターでいなすほど。そして、そこからもたらされる洞察力の高さは心理戦という読みの戦いにおいても効果を発揮。また佐藤十兵衛の奇襲による煉獄からの驚異的な復活した場面は、佐川徳夫のタフネスさも象徴してる。
だからもし石橋強と対戦していたら、この佐川徳夫が勝利していた気がします。佐藤十兵衛の策略によって兄・佐川睦夫と試合外で戦わされようとしていましたが、佐藤十兵衛はおそらく「佐川徳夫が敗北」するとは思ってなかったはず。
残念ながら佐藤十兵衛(正確には梶原修人の屍)の奥の手で敗れこそしましたが、佐川徳夫ほど欠点がないキャラクターもいない。フィジカルこそ最強ではないものの、かなり強いキャラクターであることは間違いない。
アリ…喧嘩稼業強さランク7位
『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の強さランキング7位は、アリ。
蹴りの威力だけで石橋強のフラフラにさせた実力は本物。最強・田島彬が最側近のボディーガードとして置いているのも、アリの実力を認めているからこそ。単にアリが不遇な境遇に置かれていたから or 桜井裕章と関係があったからという感情的な理由だけでは絶対にないはず。
桜井裕章…喧嘩稼業強さランク6位
『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の強さランキング6位は、桜井裕章。
記憶喪失ではあるものの、命がけの地下格闘技で勝ち残った実績は強み。まさに負け知らずの結果を残した桜井裕章は、対戦相手すらろくに見つからないほど。挙句の果てには、ろくな武器を持たない状態でライオンを倒せるほど。
これを強いと表現せずになんと表現するべきなのか。ただ『喧嘩稼業』の最新話をネタバレしておくと、確か入江文学に敗北を喫してる。だから桜井裕章を最強とは既に呼べず、おそらく記憶喪失であるからこそ「勝ちに対する思い」に欠けるのかも知れない。
金隆山康隆…喧嘩稼業強さランク5位
『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の強さランキング5位は、金隆山康隆。
冒頭でも触れましたが、とにかく金隆山康隆はフィジカルが最強。身長2メートル、体重200kgのメリットはリング内では最大限活きるはず。力道山は元力士だったことからも、金隆山康隆はケンカスタイルでも強さを発揮するはず。
ただ相撲はかなり特殊な格闘技ではあるので、陰陽トーナメントという何でもありのケンカにどこまで柔軟に対応できるかが鍵。要するに金隆山康隆の攻撃が単調にならないかが心配。お得意の突っ張りを駆使したとしても、必ず相手に当たるとは限らない。シンプルに金隆山康隆がどうやって戦うのが想像しにくい。
ただ冷静に考えると、相撲の技は実に多彩。金隆山康隆は突っ張りを秘技として温めているものの、がっぷり四つ組み合う戦いも得意としてる。意外と投技に強みを持つキャラクター相手でも相性が良いかも知れない。
こういった相撲の技を金隆山康隆がどこまで身に付けているかが、今後の強さランキングにも影響を与えそう。
川口夢斗…喧嘩稼業強さランク4位
『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の強さランキング4位は、川口夢斗。
石橋強と同様にボクシングヘビー級チャンピオンだけあって、川口夢斗の強さはやはり圧倒的なフィジカル。フィジカルの強さは最低でも石橋強並にあると考えられるので、この時点で既に最強クラスと評価していい。
当然、川口夢斗はキックも可能。上下どっちからでも攻撃できるのは強み。もし石橋強並のフットワークの軽さとパンチ力を持ち合わせているとしたら、単純に「1+1=2」理論で石橋強を上回ると予想して良さそう。また川口夢斗は石橋強ほど性格にクセもないのも魅力。
しかも、むしろキックの方が圧倒的に強い。
まさに防御不能の蹴りに対して、「川口夢斗をどうやって倒すのか?」という逆の視点で考えた場合、ほとんど解決策が思いつかない。特に何も武器がないリング上においてイレギュラーな展開が期待できない以上、もっと言うなら「川口夢斗が負ける姿」が想像しにくい。
強いて言えば、川口夢斗は上下から攻撃は可能なものの、金隆山康隆とは違って逆に寝技や投技がおそらく一切ないはず。そこを強さランキングではどう評価するかが今後の鍵になりそうです。
山本陸…喧嘩稼業強さランク3位
『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の強さランキング3位は「山本陸」。『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の中では誰もが憧れる最強の伝説格闘家。
山本陸はミスタープロレス・生野勘助ですらフルボッコし、最終的には靭帯が損傷するほどに完膚なきまでに打ちのめした。山本陸の勝負に対する躊躇のなさも強さの秘訣。国内では敵なしの状態となり、最終的には熊を何頭も素手で倒すキャラが弱いわけがない。
ただ片目を失ったとはいえ、たった19歳の田島彬に完敗してる現実は重い。田島彬は空手の次は総合格闘技を習得したそうですが、この山本陸というキャラクターは「打撃系だけでは強くなれない」という一種の伏線か。
工藤優作…喧嘩稼業強さランク2位
『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の強さランキング2位は「工藤優作」。職業は「喧嘩屋」。『喧嘩稼業』という漫画タイトルからも分かるように、やはり弱い訳がない。
工藤優作の強さは、圧倒的な握力。巨漢レスラーの足や腕ですら握りしめるだけで簡単に骨を折ることができる。これは「掴まれてはいけない」という最強の防御としても効果を発揮。また工藤優作は脳内の神経物質を意識的に分泌させることで一種のトランス状態を発動し、飛躍的に攻撃力と防御力を高めることも強み。
また工藤優作には「金剛」が唯一効かないのも魅力。上杉均ですら入江無一の「金剛」を一発食らって失神したにも関わらず、工藤優作は梶原修人の「金剛」を何発食らっても倒れない強さを持つ。このスペックの違いは圧倒的。
ただ既に梶原修人戦で片目を失ってるのは、強さランキングでは不利に働くか。
田島彬…喧嘩稼業強さランク1位
『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の強さランキング1位は「田島彬(たじまあきら)」。
まさに田島彬は最強のラスボスキャラであり、『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の全てのカギを握る男。この世に生を受けてから、常に「自分が勝つ」ためだけに動いてきた男。言ってしまえば、強い格闘家として必要な全てを生まれ持って兼ね備えてる。
WBO王者のアベル・モーラーの顎を砕く腕力(ちなみにWBOランキング1位は石橋強)。中学時代には佐川睦夫を回し蹴り一発で倒した格闘センス。ボクシングヘビー級チャンピオンのウォーレン・ウォーカーを惑乱させる心理戦の強さ。最強格闘家・山本陸の片目を不意打ち的に躊躇なく潰す残虐さ。他人を動かすカリスマ性etc。
田島彬は「自分が勝てる勝負しかしない」ものの、逆に言えば「自分が勝てる勝負に仕上げる」と解釈できる。自らの強さを研鑽するだけではなく、相手にとって不利になる悪条件や状況を自らが仕掛ける用意周到さがあり、田島彬はただでさえ強いのに自分が勝つためには油断が微塵もない。
山本陸にして「19歳のガキだが強い」とまで言わしめた発言は、そのまま素直に受け取っていいはず。もし山本陸が田島彬に勝つために修業しているとしたら、約10年という年月をかけて修業しても田島彬には勝てないと山本陸が考えている証拠。
いかに田島彬が途方もなく強いかが伺えます。
コメント
喧嘩稼業ってマイナー漫画すぎて
ろくなランキングを見かけないんですが
これは尊敬に値するランキングでした
工藤が二位の根拠。。。
工藤が勝てそうなキャラ探す方がきつい。。
戦い方が毎回満身創痍で
ワンマッチならともかく今回のトーナメント方式に一番向いてない。
好きなキャラランキングかな?
ちゃんと漫画読んでないと考察できないランキングですね
天才的すぎです!
ぐうの音も出ない最強のランキングでした
金隆山と川口はどっちも最強すぎて
お互い潰し合わせた感が強いですね
さすがにどっちも死亡するとは思いませんでしたが
悪く言えばご都合主義的な展開でした
本来はルール無用の戦いで石橋のように倒すのが筋だったんでしょうけど
金網フェンスの限られた空間ではちょっとフィジカルがものを言い過ぎます