おすすめバトル漫画の『ONE PIECE』で頻繁に耳にするのが「悪魔の実」。
既にドル漫では悪魔の実の正体や伝達条件など徹底的に考察してきましたが、この悪魔の実には「3種類」のタイプが存在する。
そこで今回ドル漫ではその一つの「動物ゾオン系悪魔の実の能力者一覧」を徹底的にまとめてみたいと思います。これまで『ONE PIECE』で登場した動物系ゾオンのキャラクターをチェックしてみてください。
動物ゾオン系悪魔の実とは?
最初は「動物系ゾオン悪魔の実」の特徴を簡単におさらい解説。
ちなみに、当初のワンピースでは「動物(ゾオン)系」と表記されていましたが、最近では「動物系(ゾオン)」と表記してることもあります。アニメだと「ゾオン系」と呼ばれてるものの、そこらへん読み方や表記は確立されてないのかも。
まず動物ゾオン系悪魔の実とは「自身の肉体を動物に変化させられる悪魔の実」のこと。例えば、ゾウゾウの実であれば「象」、ウシウシの実であれば「牛」といった具合に「世の中に存在する動物」に変身することが可能な能力。
また肉食動物に変化できる動物系ゾオンの場合、実際の動物と同じく「凶暴性」や「強さや腕力」が増すのも一つの特徴。つまり、肉食動物のゾオン系ほどバトルに有利に働く。逆に草食動物のゾオン系だとバトルでは不利に働くこともあります。
○肉弾戦の殴り合いにおいて動物系ゾオンは最強クラス!
だから、動物ゾオン系悪魔の実の最大の特徴は「能力者の身体能力を増幅させる」こと。元CP9のロブ・ルッチ曰く、「迫撃戦において動物ゾオン系こそが最強の悪魔の実」と豪語。動物ゾオン系は能力者の身体能力や戦闘力が純粋に強化される。
ちなみに、画像のロブ・ルッチは動物ゾオン系悪魔の実を発動させた際に天井に付くぐらいまで巨大化してるものの、これは六式の「生命帰還」によるもの。基本的には実際の動物か、元々の能力者のサイズ感がそのまま反映されてる模様。
でも逆に考察すると、動物ゾオン系悪魔の実は「もともとの能力者の戦闘力にも左右されやすい」のが強みでもあり弱みでもある。例えば、麦わらの一味のウソップが凶暴な動物ゾオン系悪魔の実を食べたとしても、ロブ・ルッチ並に強化されるかは疑問。
そのため動物ゾオン系は悪魔の実の強さランキングなどにおいて純粋に反映させにくい面があるため、ドル漫では動物ゾオン系だけ割愛してます。
動物ゾオン系は「複数同じ悪魔の実」が存在
言うまでもなく、悪魔の実は「世界に一種類だけ」しか存在しません。例えば、ゴムゴムの実であればワンピースの主人公・ルフィしか所有してない。他にゴムゴムの実を所有するキャラは存在しない。でも、この動物ゾオン系悪魔の実に限っては同じ種類の悪魔の実が複数存在します。
何故なら、「モデル」と称して様々な亜種や派生種が存在してるから。
例えば、ウシウシの実だと「バイソン」と「ジラフ」の二種類のモデルが確認されてます。他にもイヌイヌの実は「ウルフ」「ジャッカル」「ダックスフンド」など複数の種類が存在してる。
本来は「バイソンの実」や「ウルフの実」などにすればいいんでしょうが、悪魔の実の命名条件を考えると難しい。バイソンは「バイバイ」、ウルフで「ウルウル」など読者に意味が伝わりにくい。そのため作者・尾田栄一郎が編み出した苦肉の策だと考察されます。
また悪魔の実の能力者は「覚醒」できることが知られておりますが、この動物ゾオン系が覚醒すると「身体能力やパワーが更に純粋に強化」されます。
動物ゾオン系は「三段階」に渡って変身可能!ミンク族との違い
また動物ゾオン系悪魔の実は「三段階」に渡って変身できることも大きな特徴。
具体的には、動物系ゾオン悪魔の実のキャラは「人型ベース」、「人獣型ベース」、「獣型ベース」の三種類に変身できます。前者の人型ベースはそのまんま見た目が人間ですが、後者の獣型ベースに近づくほど戦闘力が強化されて見た目も動物そのものに変化する。
ただし、画像のチョッパーのみ変身形態は7種類に及びます。人工的に作った特殊な薬を飲むことで悪魔の実の波形を乱してどうのこうの。走りや俊敏性に特化したベースや超巨大な獣型をベースにしたものまで複数確認されております。
他にも動物系ゾオン悪魔の実には「古代種」や「幻獣種」と呼ばれる種類が存在し、これらは自然系ロギア悪魔の実よりも希少と言われてる。そのため動物ゾオン系は悪魔の実の中でも「最も珍種」と表現することができそう。
だから、動物ゾオン系悪魔の実とミンク族との違いは「変身できるか否か」が大きな境界線になりそう。ミンク族は常時動物の姿をしており、また海水に浸かっても力が抜けない点も動物ゾオン系とは大きく異なります。
イヌイヌの実…動物ゾオン系能力者
ということで前置きが長くなりましたが、「動物ゾオン系悪魔の実の能力者一覧」をまとめていこうと思います。ちなみに「あいうえお順」で分かりやすく並べてます。
まず最初の動物ゾオン系悪魔の実は「イヌイヌの実」。
画像の能力者はCP9メンバーだった「ジャブラ」。モデルは「ウルフ(狼)」。圧倒的な握力(指銃)を生かした攻撃が強力でした。
ジャブラの性格は悪魔の実を最初に食べる時にビビりまくるなど意外と小心者でしたが、一方で性格は姑息。赤ずきんちゃんの狼ばりの演技にウソップがダマされたことも。まさに狼の動物系ゾオン悪魔の実の能力者としては最適キャラでした。
ただし最終的にはサンジに倒された後、今現在ジャブラが何をしているかは不明。後述するロブルッチやカクと違ってCP0でも確認されていないため、今後ワンピースで再登場するかは微妙か。
○イヌイヌの実は「複数のモデル」が存在
イヌイヌの実は動物ゾオン系の中でもモデルがとにかく豊富。
例えば、バロックワークス・Mr4の愛銃だった「ラッスー(モデル:ダックスフンド)」やアラバスタ王国・ビビ王女の部下の「チャカ(モデル:ジャッカル)」などが該当。ワノ国編でもお玉の家にいたイヌイヌの実を食べた茶釜(モデル・タヌキ)も動物ゾオン系だった模様。
前者のラッスーは、元々は銃。科学者・ベガパンクの科学力を使って、イヌイヌの実の動物系ゾオン悪魔の実を付与させた。ワノ国の茶釜も同様っぽい。クシャミで爆弾を放ち、しかも爆弾が非常に強力で苦戦したのは懐かしい思い出。
一方、チャカはアラバスタ王国では国王軍の指揮を執るなど、非常に優れたビビの部下でした。指導力の高さを誇るだけではなく、イヌイヌの実で戦闘力が補完されたキャラクターだったものの、残念ながら最後はクロコダイルに惨敗。
また最近イヌイヌの実と判明したキャラクターが、黒ひげ海賊団の「カタリーナ・デボン」。しかも動物ゾオン系でも超貴重な幻獣種の「イヌイヌの実(モデル:九尾の狐)」と来たもんだ。妖怪の狐だけあって他人などに変身できる。
キツネはどんな動物にカテゴライズされるかややこしいものの、一応「ネコ目イヌ科」に属する動物。現状だとモデル・九尾の狐がイヌイヌの実の中では最強クラスのはず。
他にも、イヌイヌの実の能力者には海軍の「ダルメシアン」というそのまんまのキャラクターも存在するなど、最も種類が豊富な「ベタな動物系ゾオン悪魔の実」と表現できそう。
ウシウシの実…動物ゾオン系能力者
続いての動物ゾオン系悪魔の実は「ウシウシの実」。
画像の能力者は元CP9の「カク」。モデルは「ジラフ(キリン)」。キリンは「ウシ目キリン科」に属する動物。実際、キリンの鳴き声は牛のように鳴きます。一方、首が異様に長くなるため、ゾロに「カッコ悪」とディスられたこともあります。
カクは麦わらの一味相手に敗北後、とある地域で子供たちに背中をすべり台代わりに遊ばせるなど献身的に社会貢献し、最終的にはCP0のメンバーとして再復帰してます。草食動物だけあって性格は意外と温厚か。
ただし、カクの「ウシウシの実」はキリンのリーチの長さを活かした攻撃が非常に強力でした。実際のキリンでは不可能ですが、さながらルフィのギア4のように首を体内に縮めて反動力を生かして攻撃してくる。キリンは一見すると機動力はなさそうですが、六式との相性がバッチリな動物ゾオン系でした。
CP0メンバーとなったキリン状態のカクの姿はいずれ再び拝めるはず。
○ドルトンなどもウシウシの実能力者
他にもウシウシの実の能力者には、現在のサクラ王国の王様である「ドルトン(モデル:バイソン)」もおります。ドルトンは野牛のように真っ黒に巨大化し、圧倒的なパワーでルフィたちと共にワポルと戦ったのは懐かしい思い出。
その後、ドルトンはサクラ王国の王様に選ばれ、ドクターくれはと共に聖地マリージョアで世界会議(レヴェリー)に参加。ただレヴェリー編があっさり終わったたため、バイソン姿のドルトンが活躍することは皆無。しぶとく成り上がったワポルとのいざこざもなし。
またインペルダウンにいた獄卒獣のミノタウロスも「ウシウシの実」の動物系ゾオン能力者のはず。モデル名もそのまま「ミノタウロス」か。ミノタウロスは神話上の動物ですが、モブキャラであることを考えたらさすがに幻獣種の可能性は低そう
ちなみに他にもウシ目の動物を探してみると、「カバ」「イノシシ」「ラクダ」「豚」「ヤギ」などがたくさんおります。今後もしウシウシの実のキャラクターが登場するなら、カバやイノシシあたりが強そうです。
ウマウマの実…動物ゾオン系能力者
続いての動物ゾオン系悪魔の実は「ウマウマの実」。
ウマウマの実の能力者は「ピエール」。一見するとペガサスの姿をしているため、パット見はトリトリの実と勘違いしちゃいますが、ピエールの元々の姿が鳥。つまり、ウマウマの実を食べた鳥。そのため結果的にペガサスのように見えてしまうだけ。
しかし、体表面の模様が非常に気持ちが悪い。
他にもウマウマの実の能力者には百獣海賊団のスピードなどがいますが、本物の悪魔の実ではありません。いわゆる人造悪魔の実(SMILE)を食べてるキャラ。SMILEの能力者は最後の方にざっくりまとめてます。
カメカメの実…動物ゾオン系能力者
続いての動物ゾオン系は「カメカメの実」。
カメカメの実の能力者はビッグマム海賊団の「ペコムズ」。モデル名は不明。亀にも色んな種類が存在しますが、おそらく見栄えが変わらないのでカメカメの実の能力者は少なそう。ミドリガメもゾウガメも身体のサイズが違うだけですから。
カメカメの実の特徴はやはり「亀の甲羅」。ペコムズの場合、どうやらダイヤモンド並の硬度を誇ります。またペコムズ自体がミンク族で圧倒的な肉弾戦の強さを誇るなど、圧倒的な防御力を誇るカメカメの実との相性は抜群でした。
そのためまさに単純な殴り合いの攻防において最強。そこらへんの自然ロギア系悪魔の実の能力者であればワンパンで倒すのも納得。動物ゾオン系のペコムズの懸賞金額が地味に高かった理由も、このカメカメの実の恩恵か。
サイサイの実(仮称)…動物ゾオン系能力者
続いての動物ゾオン系悪魔の実は「サイサイの実」。ただし、具体的な悪魔の実の名称は不明。サイはウマ目サイ科に属するため「ウマウマの実」の可能性もあります。
サイサイの実の能力者は「ミノリノケロス(画像右)」。インペルダウンに登場した獄卒獣の一人。元々が人間なのかは定かではありませんが、ストーリー上ではアッサリ倒されたものの、「覚醒の能力」も体得してるなど潜在能力の高さは意外とヤバイ。
他にも獄卒獣には「ミノゼブラ(シマウマ)」や「ミノコアラ」がおりますが、同様に動物ゾオン系悪魔の実の能力者。
残念ながら具体的な名称は判明しておりませんが、動物ゾオン系であることは確定してるはず。例えば、左のミノゼブラは「ウマウマの実(モデル:ゼブラ)」、真ん中のミノコアラは「クマクマの実(モデル:コアラ)」とドル漫では予想してみる。
コアラはウォンバット型亜目コアラ科に属してるため厳密には熊ではないものの、日本語だと「子守熊(コアラ)」という当て字を使う。ウォンウォンの実よりも「クマクマの実」の方が語感的にしっくり来る。ゼブラは言うまでもないでしょう。
でも冷静に振り返ると、獄卒獣のどれもが「草食獣系」の動物ゾオン系でした。そのため獄卒獣が強いと恐れられていた割に、最後にルフィたちに勝ちきれなかった原因もそこにありそう。
サラサラの実…動物ゾオン系悪魔の実
続いての動物ゾオン系悪魔の実は「サラサラの実」。
一見すると超人パラミシア系悪魔の実のように聞こえる名前ですが、由来は「サラマンダー」。日本語に直訳すると火トカゲですが、公式発表ではいわゆる「ウーパールーパー」とのこと。モデル名は「アホロートル(メキシコサンショウウオ)」。
サラサラの実の能力者は「スマイリー」。スマイリーの正体は、シーザーが動物ゾオン系悪魔の実を注入した毒ガス爆弾。どうやら悪魔の実は物体以外にも「液体」にも能力を付与できるっぽい。そのためスマイリー単体が猛毒でありながら、火を付ければ引火して爆発するなど厄介な性質を持ってました。
ただ最後はさらなる毒ガス兵器・シノクニを生み出すために、シーザーの手によってスマイリーちゃんは命を絶たれました。ちなみに、このスマイリーちゃんのおかげでドル漫では「悪魔の実の正体」を完全に解明できました。
ゾウゾウの実…動物ゾオン系悪魔の実
続いての動物ゾオン系悪魔の実は「ゾウゾウの実」。
画像は百獣海賊団の大看板である「ジャック」。立場的には四皇・カイドウの最側近の一人。モデル名は「マンモス」。ジャックの身長は8メートルと巨躯でありながら、マンモスの動物ゾオン系を食べたことで更に巨大化。まさに肉弾戦においては最強クラスか。
ジャックの懸賞金がワンピースでもトップクラスの10億ベリーというのも宜なるかな。
ただし、同じく百獣海賊団の大幹部であるキングとクイーンに頭が上がらない。当初は「動物系ゾオン=草食動物は弱い」という理屈で考えて考察したものの、キングもクイーンもモデルは草食恐竜に近い。そのため動物ゾオン系は古代種において肉食か否かはあまり強さに関係なさそう。
他にも、ゾウゾウの実にはCP9長官だったスパンダムの愛刀の「ファンクフリード」などがおりました。元々はただの無機物の剣だったものの、やはりベガパンクの科学力を使って悪魔の実を食べさせられて意志を持ったパターン。
トリトリの実…動物ゾオン系悪魔の実
続いての動物ゾオン系悪魔の実は「トリトリの実」。
トリトリの実の能力者は白ひげ海賊団メンバーの「マルコ」。そのままモデルは「不死鳥(フェニックス)」。
トリトリの実の最大の特徴は「空を飛べる」こと。ただ海賊の世界では反則的ということで、現在『ワンピース』で判明してるトリトリの実はわずか5種類のみに限られます。でも冷静に考えると、自然ロギア系はちょくちょく飛んでるような気はしますが。
前述のように動物ゾオン系幻獣種は自然ロギア系よりも希少なため、マルコの動物ゾオン系悪魔の実は「希少 or 希少」と表現できそう。少年ジャンプの掲載順位で『ONE PIECE』が最後尾に下がるレベルでお目にかかれない悪魔の実。
他にも、トリトリの実の能力者には黒ひげ海賊団メンバーの「ラフィット」やアラバスタ王国の「ペル」などが確認されてます。ただし、革命軍メンバーのカラスが動物ゾオン系に該当するかはそもそも微妙なので、個人的には無しと判断しております。
ネコネコの実…動物ゾオン系悪魔の実
続いての動物ゾオン系悪魔の実は「ネコネコの実」。
ネコネコの実の能力者は現CP0のロブ・ルッチ。モデル名は「レオパルド(豹)」。頭が天井に付くぐらいに巨大化してて思わず笑う。ただカタクリは通常時でこれぐらいデカイので、今の『ワンピース』はインフレ進みすぎぃぃぃ!!
動物ゾオン系悪魔の実は「肉食獣」ほど能力強化されるわけですが、ネコ科の動物はライオンやチーター、虎、ピューマなど獰猛な動物が意外にも多い。だから、ネコネコの実は動物系ゾオン悪魔の実のなかで「割と最強の部類」に属すると考えていいのかも知れない。
ただし、コミックス90巻以上も発売される『ワンピース』において、意外にもネコネコの実はほとんど確認されておりません。人造悪魔の実の動物系ゾオンは最後に後述しますが、現状では他だとネコネコの実は百獣海賊団のホールデン(ライオン)ぐらいしかいません。
やはり強すぎる動物ゾオン系であるが故に、作者・尾田栄一郎もちょっと出し惜しみしすぎたか。
ヒトヒトの実…動物ゾオン系悪魔の実
続いての動物ゾオン系悪魔の実が「ヒトヒトの実」。悪魔の実図鑑に拠ると、ヒトヒトの実は「キノコ」のような形状をしているとのこと。動物ゾオン系でも面白い悪魔の実になります。
最近はめっきり活躍の機会は減ってますが、ヒトヒトの実の能力者は麦わらの一味のマスコットキャラクター「トニートニー・チョッパー」。ヒトヒトの実は文字通り「人間」に変身できる動物ゾオン系悪魔の実。
人間から人間に変身するのは奇妙な印象ですが、チョッパーは元々が動物のトナカイ。ひょんなことからヒトヒトの実を食べてしまったことで人間化する。それ以降は普通に人語もしゃべることができ、ここでチョッパーの知能も人間並みに成長したそう。
人間も「哺乳類ヒト科」に属するれっきとした動物。チョッパーのモデル名は実はまだ不明ですが、そのまま「ヒトヒトの実(モデル:ヒト)」など最もベタな動物系ゾオン悪魔の実のはず。ホモサピエンスでも有りですが、もし普通の人間が「ヒトヒトの実」を食べてたらどうなってたかは非常に謎が多い。
だからチョッパーはあくまでもともとトナカイだけあって、通常時でもトナカイ要素が強い。だから動物ゾオン系の中でも「ヒト型ベース」の概念は唯一存在しない悪魔の実。
○ヒトヒトの実の幻獣種が「モデル:大仏」
ただヒトヒトの実は他にもモデルが存在します。
ヒトヒトの実の幻獣種「モデル・大仏」を食べた能力者が海軍元帥・センゴク。画像のセンゴクは真っ金金。見た目的には「大仏の銅像」に近い。黒ひげとのサイズ感の違いを考えると、ヒトヒトの実でもかなり巨大化できることが確認できます。
どういう特徴があるのか詳細は明らかになってませんが、センゴクの場合は手のひらから衝撃波などを放つことができる。既に覇気などの設定が追加されてる現状では、そこまで神がかっていない能力の可能性もありますが隠された能力が他にもありそう。
例えば、動物系ゾオンのヒトヒトの実(幻獣種)のモデルには「仁王」「天狗」「七福神」「布袋様」「アシュラ」なども考えられそう。七変化も可能な七福神や阿修羅など、古代種と同様に幻獣種の動物系ゾオンも増えてほしいところ。
後述する四皇・カイドウの悪魔の実を「ヒトヒトの実(モデル:鬼)を食べた竜」と考察する人もいます。
ヘビヘビの実…動物ゾオン系悪魔の実の能力者
続いての動物ゾオン系悪魔の実は「ヘビヘビの実」。
ヘビヘビの能力者は2名。王下七武海メンバーのボア・ハンコックの妹である「サンダーソニア」と「マリーゴールド」の姉妹。前者のモデルはアナコンダ、後者はキングコブラ。ちなみに、ボア・ハンコックの悪魔の実は超人系パラミシア。
蛇も比較的種類が多い動物だと思うんですが、『ワンピース』ではボア姉妹以外はほぼ登場せず。ヘビヘビの実の能力者もカメカメの実と同様に、見た目があまり変わらない。既に蛇の王様であるアナコンダやキングコブラが出てる以上は基本的に期待薄か。
…と思ったら、最近になってワノ国の将軍・黒炭オロチが「ヘビヘビの実(モデル:ヤマタノオロチ)」の幻獣種であることが判明。ドラゴンに変身できるカイドウも「ヘビヘビの実の能力者」とする考察もあります。
ムシムシの実…動物ゾオン系能力者
続いての動物ゾオン系悪魔の実は「ムシムシの実」。
ムシムシの実は文字通り「虫(むし)」に変化できる動物系ゾオン悪魔の実。虫は動物よりも「昆虫」のイメージが強いですが、昆虫そのものが「節足動物」にカテゴライズされるので問題なさそう。
ムシムシの実の能力者は「カブ(モデル:カブトムシ)」と「ビアン(モデル:スズメバチ)」の2名。二人ともトンタッタ族の兵士。何やかんやがあってウソップに心酔し、現在は麦わら大船団メンバーに入団してる。
ちなみに、同じくトンタッタ族の隊長のレオは超人パラミシア系悪魔の実の「ヌイヌイの実」。トンタッタ族全員が動物ゾオン系のイメージもありましたが、そういった法則性はありません。
ちなみに、ウソップ繋がりで思い出されるヘラクレスンは動物ゾオン系悪魔の実ではないと考察されます。
何故なら、カブトムシの動物系ゾオン悪魔の実が既に登場しているから。もちろん動物ゾオン系悪魔の実は汎用性が高いため、「ムシムシの実(モデル:ヘラクレスオオカブト)」でも成立しそうですが、ヘラクレスンはおそらく黒い仮面を被ってるだけでしょう。
ちなみに、筆者はもしムシムシの実を食べるとしたら個人的に「カマキリ」になりたい。ワンピースの劇場版アニメにも巨大カマキリが登場したことがありますが、カマキリは虫のくせに鳥とか平気で食っちゃうぐらいに強い。Youtubeで一度調べてみてください。ドン引きしますw
モグモグの実…動物ゾオン系能力者
続いての動物ゾオン系悪魔の実は「モグモグの実」。モグラに変身できる能力。おそらく派生モデルは存在しないはず。
モグモグの実の能力者は「ミス・メリークリスマス」。元七武海・クロコダイルが率いていたバロックワークスに在籍していた早口BBA。ミス・メリークリスマスはモグラのように地面を自在に掘って敵を地面の下に引きずり込んだり、まさに縦横無尽に地中を動き回る動物系ゾオン悪魔の実。
ただし、あくまで掘ることができるのは土の地面のみっぽい。おそらくコンクリートの床や地面を掘れない可能性は高い。今となっては、革命軍メンバーのモーリーの超人パラミシア系悪魔の実(オシオシの実)よりも下位互換と言えそう。
また実際のモグラのように、モグモグの実を発動し続けると副作用で次第に視力も奪われそうで怖い。
リュウリュウの実…動物系ゾオン悪魔の実(古代種)
続いての動物ゾオン系悪魔の実は「リュウリュウの実」。先程のゾウゾウの実(モデル:マンモス)と同じく古代種に該当する動物ゾオン系。リュウだと真っ先に龍(竜)が想起されると思いますが、「恐竜」のリュウが語源となってます。
当初ドル漫では恐竜は英語で「ダイナソー(dinosaur)」と表現されることから「ダイナダイナ」や「ディノディノ」と予想してました。ティラノサウルス科から「ティラティラの実」といった動物ゾオン系悪魔の実を予想してました。
何故あえてややこしい表現をワンピースの作者・尾田栄一郎が使ったのかは、古代種の考察記事をご参照。
○ディエス・ドレーク…モデル・アロサウルス
リュウリュウの実能力者は最悪の世代の「ディエス・ドレーク」。モデルは「アロサウルス」。アロサウルスは1億年以上前に現存したと言われる肉食恐竜。どうやら平均的な体長は8メートル前後とそこまで大型恐竜とは言えないものの、現存するライオンや豹といった肉食動物よりは強いはず。
○ページワン…モデル・スピノサウルス
他にもドレークと同じ百獣海賊団のページワンもリュウリュウの実の能力者。モデル名は「スピノサウルス)」。
スピノサウルスは最も大型の肉食恐竜で、ティラノサウルス・レックスと双璧をなす恐竜。恐竜の強さだけで判断するなら、X・ドレークよりページワンの方が強そう。ただマンモスのジャックが百獣海賊団の大幹部という事実を考慮すると、そこまで強さの順位はシンプルではないか。
○リュウリュウの実(パキケファロサウルス)…古代種のキャラクター
続いての古代種は飛び六胞・うるティの「リュウリュウの実(モデル:パキケファロサウルス)」。先程のページワンの実姉。
うるティは百獣海賊団の中でも幹部クラスが集まる飛び六胞の一人。ページワンの実姉。常にマスクを着用するなど、おしゃれに気を使ってる様子。ただギャル風の見た目も相まって、カイドウ相手にもタメ口を利くなど口が悪い。
パキケファロサウルスの体長は最大で8メートル前後。恐竜の中では比較的中くらいのサイズ。ただパキケファロサウルスは「石頭恐竜」と呼ばれるだけあって、分厚い頭蓋骨が特徴の恐竜。白亜紀時代は頭突き合ってたと言われてます。
そのため、うるティの攻撃方法もまさに「頭突き」。強烈な武装色の覇気も伴って、その威力たるや巨大な大砲並。恐竜状態の腕力はルフィですら身動きが取れず、一度捉えた状態でのヘッドバットは殺人級の威力を持つ。
ちなみに、パキケファロサウルスの頭蓋骨の強度は実際には全然固くなかった説もあるそう。また他と同様に草食恐竜っぽいですが、古代種の場合に限っては「動物ゾオン系のルール」が当てはまらない可能性が高そう。
○古代種はほぼ「リュウリュウの実」のみか?
他にもリュウリュウの実には「プテラノドン」の百獣海賊団の大幹部を務めるキングもおります。前述のように、空を飛べるのは『ワンピース』の世界では非常に有利。そのため中空で不意を突かれたとはいえ、四皇・ビッグマムも海水に蹴落としたほど。
他にも、百獣海賊団の大災害のクイーンもリュウリュウの実の能力者。百獣海賊団の幹部メンバーの大半が動物ゾオン系古代種である可能性がやはり高い。更に言えば、古代種はリュウリュウの実にほぼ集約されそう。太古に存在した生き物はマンモスや恐竜以外だとシーラカンスぐらいしかいない。
だから恐竜は数多くの種類が存在するので、ワノ国の今後の展開も考えると意外と広がりが予感させられます。
人造悪魔の実(百獣海賊団)…劣化版動物ゾオン系能力者
続いての動物ゾオン系悪魔の実は「人造悪魔の実(SMILE)」を食べた能力者たちを紹介。
SMILEはカイドウ一味によって、人工的に製造された動物ゾオン系悪魔の実。成功率は10%と低いものの、百獣海賊団の主要メンバーはSMILEを食べさせられた動物ゾオン系の能力者。
ギフターズと呼ばれるメンバーには、シープスヘッド(羊)、ホールデム(ライオン)、マウスマン(ネズミ)、ガゼルマン(ガゼル)、バットマン(コウモリ)、スピード(ウマ)、ドボン(カバ)などがいる。
まさに動物ゾオン系悪魔の実のバーゲンセールやぁ~(彦摩呂風)。
ただし、どうやらSMILEは劣化版の動物ゾオン系悪魔の実らしい。そのため副作用も多く、体力が落ちるといった弊害も。そのため厳密には動物ゾオン系悪魔の実に該当させてもいいかは疑わしいところ。
人造悪魔の実(SMILE)の詳細については別考察記事も参照。
【動物系ゾオン最強】カイドウの悪魔の実は「ドラドラの実」か?
そして、とりわけ四皇最強キャラクターの百獣海賊団の提督・カイドウの悪魔の実は「動物ゾオン系最強」と呼び声高い。
それが動物ゾオン系幻獣種の「龍(ドラゴン)」。空を飛ぶことは当然として、肉体のサイズも非常に巨躯。それでいて城を破壊するほどの強力な火の玉も吐く。まさに「なんでもありの幻獣種」を体現した動物ゾオン系悪魔の実。
でも、現状カイドウが何の動物ゾオン悪魔の実に該当するかは不明。当初ドル漫では飛空能力から「トリトリの実」を予想。かつてリューマが倒した竜(西洋風ドラゴン)には実際に羽が生えてることが多かった。また龍のウロコから「ヘビヘビの実」と見る考察もあります。
ただドル漫では現時点だとカイドウの悪魔の実は「ドラドラの実」と考察しております。おそらく既に存在する動物ゾオン系の派生種ではなさそうか。当初はリュウリュウの実も候補として挙げてましたが、前述の通り。
かつて「モデル:ヤマタノオロチ」説もさらに考察してたんですが、黒炭オロチの悪魔の実が判明したことで間違いと判明。とはいえ、カイドウの龍の悪魔の実が「動物ゾオン系悪魔の実最強」であることはほぼ確実。
光月モモの助の悪魔の実もSMILEを食べてドラゴン化できるんですが、実はSMILEはカイドウの「龍の悪魔の実」を元にベガパンクが開発したと言われてる。そのため龍の動物系ゾオン悪魔の実は今後増える可能性も?
コメント
肉食のゾオンの凶暴性はぶっちゃけそんなに強さには関係ないと思いますけどね 肉食動物よりはるかに強い草食動物なんていくらでもいますし
アフリカで最も多くの人や生物を殺しているとされる最も原地人に恐れられている動物はカバですし
ちなみにマンモスのジャックが幹部だから単純に生物のモデル=強さではないと書いてますがマンモスは現実の象から計算するとティラノサウルスを数発で骨格レベルでベコベコにするほどのパワーを持っていたそうです 普通に大抵の肉食恐竜よりマンモスは強いです
もちろんプテラノドンのキングがナンバー2なので単純にモデル=強さではないのは間違いないでしょうがマンモスが大看板なのは普通に順当かと
ウォンウォンの実とか言ってますけどバットバットの実ありますよ?ww
プテラノドンは恐竜じゃないし、おだっちも割と適当だから何も考えてない場合もあるだろうな。
翼竜だからリュウリュウであってるけど、モデルってつくなら違和感。