『ONE PIECE』の主人公・ルフィやゾロを筆頭に、世界に名が轟くルーキー海賊が「最悪の世代」。
ディエス・ドレークは海軍の機密特殊部隊のリーダーだったことが判明し、ジュエリー・ボニーも元七武海のバーソロミュー・くまの血縁者とほぼ判明するなど、最悪の世代は今後ストーリーでも鍵を握るキャラクターが多い。ウルージは一部ネットで局所的な人気を誇ります。
そこで今回ドル漫では最悪の世代の「スクラッチメン・アプーのヤバい正体&能力強さ」を徹底的に考察してみました。どうやらアプーの正体はクズだった模様。また必殺技や悪魔の実の正体もついに判明?
アプーはオンエア海賊団船長
まずは「スクラッチメン・アプーの正体」をおさらい考察。
アプーはオンエア海賊団の船長。本名は「スクラッチメン・アプー」。海賊旗は鍵盤などをモチーフにしたデザインだけあって、音楽好きのパリピ。笑い方も「アッパッパー」。海賊船もステイチューン号と、音楽に関係する名前。さながらDJ海賊とのこと。
そして前述のように、アプーは最悪の世代の一人。アプーの異名は「海鳴りのアプー」。出身地はグランドライン。声優は真殿光昭。
アプーの種族は手長族。2つの腕の関節があって、そのまんま手が長いのが特徴。手長族は足長族と1000年以上抗争しているだけあって、意外とアプーは好戦的。かつては海軍大将・黄猿と応戦した過去も。身長は256cm。他にも眼鏡と辮髪が特徴。
アプーはキッドたちと海賊同盟を結成も…
続いては「アプーの過去から現在」までを簡単におさらい。
アプーが初めて登場したのはシャボンディ諸島。他の最悪の世代と一緒に登場し、前述のように海軍大将・黄猿に奇襲をかけた場面は印象的。その後、アプーが再び登場したのは「パンクハザード編」になります。
厳密にはシーザーが実験する映像を見ていただけでパンクハザード島自体にいたわけではないんですが、アプーはキッドやキラーに誘われるカタチでバジル・ホーキンスと共に「海賊同盟」を結成する。何故かキッドだけは上の名前のスクラッチメンと呼んでるのが草。
キッドは新世界に突入後、ビッグマムといった四皇の面々と抗争を繰り広げる。ただ最終的に、赤髪のシャンクスに左腕を切断される。そこでシャンクスに復讐するために海賊同盟の結成に動く。アプーはこの際にキッド海賊団をフルボッコするなど、意外な強さを見せていた。
でもその後、アプーとキッドの海賊同盟は赤髪のシャンクスに出会う前に同じく四皇にカイドウと遭遇してしまう。カイドウに屈服したホーキンスは大人しく百獣海賊団の傘下に入って、反抗したキッドはワノ国・兎丼に捕縛されました。
残ったアプーの動向は不明でしたが、後に判明します。
アプーの正体は百獣海賊団の情報屋
じゃあカイドウと遭遇した後、スクラッチメン・アプーはどうなったのか?
結論から書くと、スクラッチメン・アプーはもともと百獣海賊団のメンバーだったことが判明してる。実はカイドウと偶然遭遇したように見えたんですが、アプーがキッドとホーキンスを意図的に「あの場所」におびき寄せたから。
つまり、カイドウと偶然遭遇したのは全てはアプーの罠と策略だった。
カイドウと話してる最中のアプーの姿を見ると、いかにも「ヒャッハー」と言い出しそうなさながら『北斗の拳』の雑魚キャラ。当初はテンション高めのお茶目キャラで個人的に好きだったんですが、普通にクズキャラでワロタ。可愛げゼロ。
アプーは「情報屋」という立ち位置になります。カイドウの「今年は一層派手にやるぞ」という口ぶりから、アプーとの距離感の近さが伺えます。少なくとも百獣海賊団に入って年単位の経過が読み取れますが、アプーが加入した具体的な時期は不明。
それでもアプーのビブルカードを見る限り、シャボンディ諸島に到着した以降っぽい。
○アプーの裏切りの伏線があった?
だからアプーのクズすぎる正体が判明した直後は驚きましたが、カイドウと性格は似てたりします。ノリで生きるパリピッピなアプーと宴好きの酒豪のカイドウ。相性や馬が合うのも納得。アプーが百獣海賊団だったとしても不思議ではない。
実はアプーの「裏切りの伏線」は色んな場面で堂々と描かれてたりします。
例えば、百獣海賊団の干害のジャックがズニーシャ(ゾウ)に倒されて沈没した後、「ジャックとの通信が海で突然途絶えちまってよ」とカイドウに電伝虫で会話をしたキャラクターがいました。
この電伝虫をよく確認すると、表情や歯の特徴や笑い方が「まさにアプーそのもの」だった。歯は鍵盤。笑い方もアッパッパー。ここまで清々しい堂々とした伏線もなかったはず。その後海底にいたジャックを救ったのもアプーでした。
他にもアプーのイメージ国は「中国」でした。好みの食べ物がタイ料理のトムヤンクンというのは気になるものの、アプーの服装や髪型は中国風。
一方、上司にあたるカイドウの悪魔の実が「龍」だった。竜は西洋発の生き物ですが、龍は中国発の生き物。つまりカイドウの悪魔の実が発覚した時点で、「アプーとの繋がり」は完全に匂わせていたカタチ。
事実、アプーの初期設定では「ダイフゴウ」という名前で花の都にいた可能性も考えられていたそう。
アプーはナンバーズの調教師!強さはジャック並?懸賞金は?
続いてはアプーの強さを考察したいと思います。
アプーはドレークが属する飛び六胞に属しておらず、バジル・ホーキンスが属する真打ちにも選ばれていない。百獣海賊団では情報屋以外の役職は何もなかった。そのためアプーの扱いは格下だったかと思いきや、実は飛び六胞クラスだった可能性もありそう。
何故なら、スクラッチメン・アプーは「ナンバーズの調教師」だったから。アプーがワノ国編で再登場した際、ナンバーズが初めてお披露目されていた。不思議に思ったワンピース読者も多そうですが、これは「ナンバーズの調教師」という伏線だった。
ナンバーズが倒されたときには涙するなど、お互いの信頼関係は厚い。改めて悪魔の実の詳細は後述しますが、アプーの音の悪魔の実は「洗脳する能力」も含まれていたのか。海中に沈んでいたジャックを救ったのも、アプーに命令されたナンバーズが救い出したのか。
ちなみに、ナンバーズとは古代巨人族の失敗作。パンクハザード島でベガパンクが開発していたそうですが、ナンバーズの戦闘力は飛び六胞に匹敵するレベルのはず。アプーがジャックと呼び捨てしていた理由も、ナンバーズを率いていたことが大きいか。
一方、アプーの懸賞金額は3億5000万ベリー。新世界編後に1億9800万ベリーから懸賞金が跳ね上がったものの、ワノ国編以降は変わらず。アプーはゾロに瞬殺されかけましたが、最後の最後までカイドウと共にする模様。
アプーの悪魔の実は「音」で攻撃する能力
最後はスクラッチメン・アプーの「悪魔の実の能力」を考察。アプーは一体どんな必殺技を持っているのか?
アプーの悪魔の実は「音を使って攻撃する能力」になります。悪魔の実を発動させると、肉体の一部が楽器と化す。例えば歯は鍵盤、腕はフルートといった具合にそれぞれ独特の音を奏でることができる。どうやら「音色の違い」によって攻撃の中身が千差万別に変わる模様。
例えば黄猿(ボルサリーノ)との戦いでは、シャーンという高音が当たると腕が弾け飛んで埼玉、胸をドーンと鳴らすと、黄猿の上半身も呼応して爆発する。
黄猿は自然ロギア系ですが、しっかり攻撃が当たってるのも特徴。アプーは直接触れていないので、武装色の覇気をまとわずとも遠距離攻撃できる点も強みと言えそう。ゴムゴムの実のルフィ相手でも容易にダメージを与える。
だから、アプーの悪魔の実は汎用性が高い。攻撃範囲も広くて、音だけあって攻撃スピードも高速。人間を洗脳する能力も秘められてる可能性も考慮すると、実に使い勝手が良い能力と言えそう。アプーが最悪の世代でも懸賞金が高額だったのは悪魔の実ゆえか。
アプーの悪魔の実は「オトオト」?
一方、悪魔の実の名前は一体何なのか?
アプーの悪魔の実は「オトオトの実」になります。言うまでもなく、オトオトの由来は「音」。そのまんま音で攻撃する能力だから。音は光や炎のように自然現象のはずですが、自身が音に変化しているわけではないので、おそらく超人パラミシア系に該当するはず。
理由は「あくまで肉体を楽器化させる」のがメインギミックだから。ここから当初は「ガキガキ(楽器楽器)」という名前も予想していたんですが、語感的に餓鬼を彷彿とさせるから却下されたのかも。オトの方がシンプルに分かりやすいという判断なのでしょう。
他にも海軍大将・藤虎イッショウの悪魔の実のように、「パフパフ」や「ドンドン」といったオノマトペ説も個人的には予想していました。
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