【ワンピース】扉絵に隠されたすごい伏線まとめ【ポスター】

漫画には「扉絵(とびらえ)」というものが存在します。大体が漫画が始まる一ページ目に描かれているポスターのようなもの。

既に「ワンピースが面白い理由」という考察記事でも触れていますが、『ワンピース』は他の漫画と比べても実に扉絵が多彩。扉絵を一話ずつ繋げることで新たなストーリーが構成されていることもしばしば。

(ONE PIECE77巻 尾田栄一郎/集英社)

他にも画像の扉絵では、エースが投げたリンゴをサボがキャッチしてる場面が描かれてる。リンゴとは「悪魔の実(メラメラの実)を象徴してることは想像にかたくなく、エースから能力を継承したことを暗に表現してる。

だから『ワンピース』の扉絵には「伏線」や「意味」めいたものも中にはあるらしい。

そこで今回ドル漫では『ワンピース』の扉絵に関する伏線を徹底的に考察してみたいと思います。

ボンクレー再登場の伏線?

(ONE PIECE67巻 尾田栄一郎/集英社)

まずはボン・クレーに関する扉絵。元バロックワークスの幹部だったオカマちゃん。

ボン・クレーはインペルダウンの脱獄劇において、麦わらの一味・ルフィを逃がすために犠牲になった義理堅い海賊。『ワンピース』本編では最強の監獄署長・マゼランと一人で対峙したため、誰もがボンクレーに死亡フラグが勃t…立ったと思ったはず。

でもどうやら『ワンピース』67巻の扉絵を見ると、エンポリオ・イワンコフの後を継いでレベル5.5番地の新たな女王として君臨しているらしい。マゼランが意外とポンコツ。そのこともあってかマゼランは監獄署長の座から降ろされた模様。

○扉絵から分かる再登場しそうなワンピースキャラ

ワンピースの序盤の扉絵では、おすすめジジイキャラの海軍中将ガープがヘルメッポやコビーをしごいて育て上げたストーリーが筆者ドルジ露瓶尊の記憶には鮮明に残っております。最初はネタっぽさ全開だったものの、その後のワンピースのストーリーではガッツリ絡んできてる。

そのため扉絵に登場したワンピースのキャラクターは再登場するパターンが多い。そのためボンクレーが再び登場する可能性は高いとドル漫では予想。何故なら、唯一無二の主人公・ルフィのマブダチですから(笑)

そう考えたら同じくワンピースの扉絵でシリーズ化されていて、ゴロゴロの実を持つ最強エネルも再登場する可能性は高そう。実際、現在エネルは月に到着して、「月の古代都市」でちょっとした軍隊を設立してる。

既にドル漫では何度も考察しておりますが、ワンピースでは「Dの一族」や「ミンク族」なども月との関連性を強く匂わせる伏線や描写が多い。ましてやエネルがルフィに負けたまま終わるとも思えない。

光月おでんとロジャー海賊団の関係性をあらわす伏線

続いては光月一族とロジャー海賊団をあらわす伏線。

光月一族は空白の100年が終わった800年前に「ポーネグリフ(歴史の本文)」を作ったとされるワノ国の大名家系。そして現在の当主である光月モモの助の父である・おでんはロジャー海賊団と共に、最後の終着点であるラフテルまで辿り着いた人物。

非常にワンピースの中では重要なキャラクターであり、『ワンピース』80巻ちょい以降から本格的に明らかにされる物語。特に海賊王ロジャーとの関係性まで踏み込んでワンピースで解説されるのは、本当に最近の話。

(ONE PIECE59巻 尾田栄一郎/集英社)

ただ「光月おでん」と「海賊王ロジャー」との関係性を匂わす伏線が『ONE PIECE』59巻で既に扉絵で明らかにされていた。

画像に写っているのはバギーとシャンクス。どちらもロジャー海賊団の見習い船員だったことは有名な話。このバギーとシャンクスが食べているのは「おでん」。おそらくバギーが食べているのはガンモドキですが、そちらは特に関係なさそう(笑)

そして、後ろの屋台ののれんにも「おでん」と丁寧に描かれていることが分かります。もちろん当時このたった一枚の扉絵から光月おでんの存在まで考察するのは、もはやエスパーでしか成し遂げられない。

それでもワンピース最新号まで読んだ上で振り返って考えてみると、この扉絵が光月おでんとゴールド・ロジャーの関係を匂わす伏線であったことは間違いない。きっと作者・尾田栄一郎は当時アシスタントに「この扉絵は実はこんな意味が仕掛けられてまんねん」とドヤ顔してたに違いない。

革命軍のメンバーをにおわす伏線?

続いては革命軍メンバーの存在をあらわす伏線。

(ONE PIECE44巻 尾田栄一郎/集英社)

画像はニコ・ロビンが何故かコアラとビリヤードをしてる扉絵。実はビリヤードのタマの数字が当時ワンピースでは未出だった革命軍メンバーをあらわしていたのではないか?とネット上では考察されてる。

確かに「3(サボ)」、「5(コアラ)」、「8(ハック)」と革命軍のメンバーと符合する部分も多い。「10人目の仲間は誰か?」で既に考察していますが、ONE PIECEで麦わらの一味に入る仲間は何故か「数字」と関連することが多い。

画像の扉絵が描かれたのは、ちょうどニコ・ロビンが囚われていたCP9編。サボやコアラなど革命軍のメンバーが登場したのは『ONE PIECE』75巻のドフラミンゴ編以降の話。この伏線が事実だと仮定すれば、まさに扉絵から何年経ってんだ?という超ロングロングパス。

冷静に考えるとニコロビンの対戦相手はどんな動物でも良かったはずで、そこを敢えて「コアラ」と対戦させていたことにも意味があるのでしょう。ちなみに最近判明したばかりの「革命軍全メンバー一覧まとめ」も後で読んでみてください。

革命軍参謀・サボの「生存を」匂わす伏線

続いては、同じく革命軍参謀・サボが生存していたことを匂わす伏線。

サボと言えば、前述のようにドラゴンに次ぐ革命軍の副リーダー。サボが最初に登場したのはワンピース60巻。エースとの過去編でいきなり登場したキャラ。ルフィが幼い頃にエースと同じく義兄弟のように仲良く暮らしてた過去が明らかにされる。

そして、サボはストーリー途中で「死亡」したままフェードアウトしたキャラ。前フリっぽい匂いもせず、筆者も死亡したキャラを何故わざわざ描く?とサボの存在に当時は疑問を抱きました。

結果的にサボは生存したことが薄っすらと判明するのが「ワンピース73巻」。そして実際にサボが再登場するのが「ワンピース75巻」。約15巻程度を経て回収された伏線ですが、ワンピースの中では比較的早いか。

(ONE PIECE68巻 尾田栄一郎/集英社)

でも『ワンピース』68巻の扉絵で既に「サボ生存」を匂わす伏線がしっかり描写されております。

少し見えにくいですが、画像のエースと白ひげのお墓に「3つの盃(さかずき)」が描写されてる。既に幼き頃、サボやルフィやエースは幼い頃に兄弟盃を交わしてる。まさに「それ」が分かる伏線。

実際ワンピース73巻でも「3つの盃」に関する伏線が回収される描写も確認可能。

ただ何故か画像の扉絵ではエースと白ひげの服装や帽子が「石化」してる。この理由は未だに解明されておらず。でもドル漫で勝手に考察するのであれば、「当時から時間は止まってる≒サボは死んでない」と遠回しに伝えていた比喩なのかも知れません。

サンジの出生の秘密を匂わせた伏線?

最後はサンジの「出生の秘密」が描かれていた扉絵の伏線で記事で終わりたいと思います。個人的に一番衝撃的だった扉絵。

(ONE PIECE14巻 尾田栄一郎/集英社)

画像の扉絵では、サンジは「1830」という数字が書かれたアタッシェケースを持ってることが分かります。

実は「1830年」にフランス7月革命が勃発。そこで王政が打倒されて、フランスは立憲君主制に移行したらしい。そしてブルジョワジーと呼ばれる中産階級や市民階級が次第に影響力を持っていって、今日の近代フランスがあるらしい。

そこで翻ってワンピースで思い出されるのが「ヴィンスモーク家(ジェルマ66)」の存在。サンジが生まれ育った家庭であり、かつて栄華を誇った貴族の末裔。そして更にサンジが抱えるアタッシェケースを見ると、デカデカと「THE SECRET(シークレット)」の文字。

まさにサンジがひた隠したかった「出生の秘密」が描かれた伏線ではないかと考察されます。

サンジがヴィンスモーク家に戻るという伏線

しかも更に画像の扉絵で注目したいのが「鶴(つる)」の存在。コチラの方が伏線としては重要かも知れない。

何故なら「鶴」といえば渡り鳥。「自分の巣に再び戻ってくる」という習性がある。フランス革命どうこうの考察はややこじつけ感はあるものの、少なくとも「シークレット」はサンジの秘密を意味してる可能性が高い。

つまり、サンジが「再びヴィンスモーク家に戻る」という伏線が込められた扉絵であると考察可能。画像の扉絵ではサンジ以外の麦わらの一味メンバーはおらず、まさに「サンジが一人でビッグマム海賊団に乗り込む伏線」を物語ってる。

もちろん白鳥も帰巣本能がある渡り鳥として有名。そのまま一般的なスワンボートでも良かったはず。でも敢えてツルに変えたことで、読者はそこに何かしらの意味(伏線)を認識しやすい効果を作者が狙ったのでしょう。もしスワンボートのままなら伏線かどうか気付きにくい。

以上、『ワンピース』の扉絵に隠された伏線一覧でした。