【ワンピース考察】扉絵・コミックス表紙に隠されたヤバい伏線13選まとめ【ポスター】【ONE PIECE】

扉絵とは漫画で最初の一ページ目に描かれてる入り口。中には見開きページいっぱいのポスターのような扉絵も存在します。

中でも『ワンピース』は他の漫画と比べても実に扉絵が多彩です。扉絵を一話ずつ繋げることで新たなストーリーが構成されていることもしばしば。

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(ONE PIECE77巻 尾田栄一郎/集英社)

画像の扉絵ではポートガス・D・エースが投げたリンゴを革命軍・サボがキャッチしてる場面が描かれてる。リンゴとは「悪魔の実を象徴してることから、エースからサボに能力(メラメラの実)を継承したことを暗に表現してる扉絵でした。

そこで今回ドル漫では『ワンピース』の扉絵に関する伏線を徹底的に考察してみたいと思います。またコミックス表紙に隠された伏線も考察してるのでお楽しみに。

ちなみに扉絵やコミックス表紙以外の「ワンピース全伏線」については別途記事をご参照ください。

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ボンクレー再登場の伏線?

まずはボン・クレーに関する扉絵の伏線。

ボン・クレーとは元バロックワークスの幹部だったオカマちゃん。インペルダウンの脱獄劇において、麦わらの一味のルフィや元王下七武海ジンベエやクロコダイルを逃がすために犠牲になった義理堅い海賊。マリンフォード頂上戦争の影の功労者とも言える存在。

ワンピース本編では最強の監獄署長・マゼランと一人で対峙した後、新世界編に突入後もボン・クレーは未だに再登場せず。もはや誰もがボン・クレーに死亡フラグが勃t…立ったと思ったはず。

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(ONE PIECE67巻 尾田栄一郎/集英社)

でも、どうやらワンピース67巻の扉絵を見ると、エンポリオ・イワンコフの後を継いでレベル5.5番地の新たな女王として君臨してる様子。マゼランが意外とポンコツだったことに驚きますが、マゼランはこれらの責任を取って監獄署長の座から降ろされた模様。

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○扉絵から分かる再登場するワンピースキャラ

実際、ワンピースの扉絵では「今後のキャラクターの再登場を予言した伏線」が数多く描かれております。

これまでを振り返っても、おすすめジジイキャラ海軍中将ガープコビーやヘルメッポをしごいて育て上げる扉絵シリーズが描かれていました。最初はネタキャラ全開でしたが、現在コビーはドレークと同じくSWORD隊員と判明するなどワンピース終盤でも重要な立ち回りを演じてる。

だから扉絵シリーズに登場したキャラクターは「いずれ再登場する伏線」と素直に考察していいはず。

そう考えると、同じように扉絵でシリーズ化されていた最強エネルもワンピースで再登場する可能性は高そうです。現在エネルは自然ロギア系最強のゴロゴロの実を持つエネルは月に現在到着し、謎の月の古代都市で軍隊を設立してる。

ワンピースにおける月は「Dの一族」や「ミンク族」などと関連付けて語られることが多い。ましてやエネルがルフィに負けたまま終わるとも思えない。

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コミックス25巻表紙の伏線

続いてはワンピースの「単行本コミックス表紙」に隠された伏線を考察していこうと思います。既にYouTubeに考察動画をアップしてるので再生しながらお読みください。

まずは「コミックス25巻」表紙の伏線。

コミックス25巻には「赤髪のシャンクス」「黒ひげ」「ルフィ」「バギー」の四名が描かれてる。割と手垢にまみれた考察ですが、この四名は「未来の四皇」と言われてる。事実、シャンクスと黒ひげは四皇になった。五皇と呼ばれるルフィも実質四皇。

そのためバギーも将来的に四皇と呼ばれる日が来る伏線とも言われてます。

ただし、コミックス25巻表紙にはさらなる伏線が隠されてる。

それが「黒ひげの死亡フラグ」。詳細はYouTube動画をご覧いただくとして、真ん中の「白ヤギ」がキーポイントになります。ワンピースには色んな動物が登場してますが、何故ここで白ヤギだったのか?そこにこそ大きな伏線が隠されてた。

ヤギは英語でゴートと訳されるんですが、生贄を意味するスケープゴートの語源。絵本の「ヤギさん郵便」には白ヤギと黒ヤギが登場するように、白と対比するのは黒。つまり、ヤギの存在は黒ひげを意味してる。まさに黒ひげは「誰かの生贄となって死亡する伏線」だったカタチ。

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コミックス50巻表紙の伏線

続いては「コミックス50巻表紙」の伏線。

ワンピースのロゴには「普通のドクロ」が描かれてる。コミックス表紙にも同様のドクロが描かれてるんですが、実は50巻表紙のドクロだけは何故か燃えてる。いかにも伏線といった雰囲気がプンプンします。

この炎のドクロに隠された伏線が「エースの死亡フラグ」だった。詳細はやはりYouTube動画を最後まで再生していただくとして、コミックス50巻の内容でも「エースのビブルカード」が燃えかけてる描写が描かれてる。

その後、マリンフォード頂上戦争でエースが実際に死亡するんですが、それは炎のドクロが描かれた2年後。少年ジャンプ本誌でもエースの死亡は描写されてなかったので、まさに「未来を予言した伏線」だったことが分かります。

もちろん50巻という節目に過ぎなかった説も根強いですが、おそらく単行本100巻目のドクロにも何か伏線が仕込まれているはずです。

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コミックス97巻表紙の伏線

続いては「コミックス97巻」表紙に隠された伏線を考察。

この表紙では飛び六胞のメンバーが伏線の鍵を握ります。

例えば、「髪の毛の色」はどれもカラフルで見事に誰とも被ってないんですが、実はこれは「7色の虹」を示してる。もちろん飛び六胞は6名しかいないものの、一番手前のフーズ・フーは「赤色のメット」と「ピンク色の髪の毛」と一人で2色を担当してる。

じゃあ七色のレインボーカラーが一体何を意味するのかと言うと、これは「LGBT」の政治思想が込められてる。事実、ワノ国ではお菊ヤマトを筆頭に性別が曖昧なキャラクターが多かった。97巻の表紙には尾田さんの政治的なメッセージも隠されていたカタチ。

ただ97巻コミックの表紙にはこれ以外にも驚愕の伏線が隠されてる。

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(ONE PIECE97巻 尾田栄一郎/集英社)

実は飛び六胞を縁取ってる枠が「矢印マーク」にデザインされていたんですね。既に97巻の表紙を考察してたワンピース考察チャンネルがいくつかありましたが、この伏線まで考察できてる人は残念ながらいませんでした。

じゃあ、この矢印が一体何を意味するのかと言うと、それはYouTubeの動画を最後までご覧ください。

光月おでん登場の伏線

続いては「光月一族とロジャー海賊団」の関係性を匂わす伏線。

光月一族は空白の100年が終わった直後の800年前に「ポーネグリフ(歴史の本文)」を作ったとされるワノ国の大名一族。

そして、本来はワノ国将軍となってるはずの光月モモの助の父親おでんはロジャー海賊団と共に、最後の終着点であるラフテルまで辿り着いた人物としても知られてます。尾田さんは自身の姿と重ね合わせてる説もありますが、ワンピースでもは重要なキャラクター。

光月家の存在が本格的に明らかにされたのはコミックス80巻前後。そこで海賊王ロジャーとの関係性まで踏み込んでワンピースで解説されてる。

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(ONE PIECE59巻 尾田栄一郎/集英社)

ただ「光月おでん」と「海賊王ロジャー」との関係性を匂わす伏線が「コミックス59巻」の扉絵で既に明らかにされていた。

画像に写っているのはバギーとシャンクスですが、どちらもロジャー海賊団の見習い船員だった。おでんと共に最後の航海を行ってたわけですが、二人の背後の暖簾(のれん)を見ても分かるようにバギーとシャンクスが食べているのは「おでん」

もちろん当時この扉絵から光月おでんの存在まで考察するのはエスパーでしか不可能ですが、光月おでんとロジャーの関係を匂わす伏線だったことは確実。きっとワンピース作者・尾田栄一郎も当時アシスタントに「この扉絵にこんな伏線を仕掛けてますねん」とドヤ顔してたに違いない。

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シャンクスの花札の伏線

続いては「花札」に関する扉絵の伏線。

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(ONE PIECE862話 尾田栄一郎/集英社)

ワンピース862話の扉絵で、やはりロジャー海賊団時代のシャンクスとバギーが「花札」のカードゲームを仲良く(?)遊んでる姿が描かれてる。この際にシャンクスは左手に花札を持ってるんですが、この4枚の手札が実はとある伏線を意味してた。

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(ONE PIECE87巻 尾田栄一郎/集英社)

それが「四光(しこう)」と呼ばれる手札。四光の読み方を少し変えると「よんこう」。つまり、この扉絵では「将来シャンクスは四皇になる」という伏線が描かれていたカタチ。

ただし、この時点でストーリー上はシャンクスは四皇と呼ばれて久しかったので、これを伏線と呼ぶのはやや大げさな印象は否めませんが。

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革命軍メンバーの伏線

続いては「革命軍メンバーの存在」を匂わす伏線。

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(ONE PIECE44巻 尾田栄一郎/集英社)

コミックス44巻のとある扉で、麦わら一味のニコ・ロビンが何故かコアラとビリヤードをしてる姿が描かれてるんですが、ビリヤードの「球の数字」が当時ワンピースでは未登場だった革命軍メンバーの存在を匂わす伏線でした。

例えば、3は「サボ」、5は「コアラ」、8「ハック」とそれぞれの頭文字を意味してる。この扉絵はCP9が登場したウォーターセブン編ですが、この3名が実際にドレスローザ編半ばで登場するのは30巻以上先の話。伏線の中でもかなりロングパスの部類に入る伏線でした。

ワンピースの10人目の仲間の正体」などでも既に考察してますが、麦わらの一味の仲間も何故か「数字」と関連することが多かった。ニコロビンの対戦相手はどんな動物でも良かったはず。そこを敢えて「コアラ」を選んだことにも意味があったのでしょう。

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革命軍サボの「生存」を匂わす伏線

続いては「サボ」に関する伏線。

サボはドラゴンに次ぐ革命軍の副リーダー(参謀)。サボが最初に登場したのは「ワンピース60巻」。エースとの過去編でいきなり登場したキャラ。ルフィが幼い頃にエースと同じく義兄弟のように仲良く暮らしてた元貴族。

ただ、サボは幼少期に天竜人に狙われて「死亡」したままフェードアウトしてる。何の前フリもなく登場して消えたので、個人的に「結局何しに登場したんこいつ?」とずっと思ってました。というか、そもそもサボの存在すら長らく忘れてました。

ただサボが結果的に生存していたと判明するのが「ワンピース75巻」。約4年(約15巻分)も登場してなかったので、そらピンとくるはずないわな。

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(ONE PIECE68巻 尾田栄一郎/集英社)

でも、実は「ワンピース68巻」の扉絵で既にサボ生存を匂わす伏線がしっかり描写されてる。

画像はエースと白ひげ(エドワード・ニューゲート)のお墓なんですが、その墓前に「3つの盃(さかずき)」が描写されてる。実はルフィはサボやエースと共に「兄弟盃」を幼少期に交わしてる。まさに「それ」が描かれていた伏線でした。

実際、ワンピース73巻でも「3つの盃」に関する伏線が回収されてる。もちろんルフィは旅を続けてるので、エースの墓前に盃を置くことはできない。兄弟盃の存在を知るものは3人以外にも存在しない。じゃあ、誰が盃を置いたのかというとサボだけ。

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(ONE PIECE73巻 尾田栄一郎/集英社)

ちなみに、何故か画像の扉絵ではエースと白ひげの服装や帽子が「石化」してる。コミックス73巻で兄弟盃の伏線が回収された際には、普通の帽子とマントだけだった。この理由は未だに未解明ですが、「当時から時間は止まってる≒サボは死んでない」と遠回しに伝える演出だったのか。

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サンジの出生の伏線

続いては、サンジの「出生の秘密」が描かれていた扉絵の伏線。

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(ONE PIECE14巻 尾田栄一郎/集英社)

コミックス14巻の扉絵でサンジは「1830」という数字が書かれたアタッシェケースを持ってる姿が描かれてる。実は1830という数字には意味があった。

何故なら、「1830年」にフランスで7月革命が勃発してるから。そこで王政が打倒されて、フランスは立憲君主制に移行する。いわゆるブルジョワジーと呼ばれる中産階級や市民階級が次第に影響力を持ち始め、今日の近代フランスを築いた事件とされます。

そこで翻ってワンピースで思い出されるのが「ヴィンスモーク家(ジェルマ66)」の存在。サンジが生まれ育った家族であり、かつて栄華を誇った戦闘貴族の末裔。1830という数字は「サンジが貴族育ちだった」ことを意味した伏線だった。

更にサンジが抱えるアタッシェケースを見ると、デカデカと「THE SECRET(シークレット)」の文字が描かれてる。まさにサンジが他の麦わら一味にひた隠したかった「出生の秘密」を意味する伏線。

画像の扉絵ではサンジ以外に誰も仲間はおらず、まさに「ビッグマム海賊団に一人乗り込む伏線」を物語ってる。

サンジがヴィンスモーク家に戻るという伏線

画像の扉絵でさらに注目したいのが「鶴(つる)」の存在

「鶴」は渡り鳥。いわゆる帰巣本能を持つ鳥。「自分の生まれた巣に再び戻ってくる」という習性がある。つまり、サンジが「再びヴィンスモーク家に戻る」という伏線が込められた扉絵だった。

例えば、渡り鳥には白鳥も有名。一般的なスワンボートを描いても良かったはず。

でも、それだと普通の光景すぎる。もしスワンボートのままだったら、ワンピース読者は伏線かどうか気付きにくかったはず。でも敢えて鶴に変えることで、ワンピース読者に「この扉絵に何らかの違和感を抱かせる狙い」があった。

鶴は「日本の鳥」というイメージが強いですが、ビッグマム編の次はワノ国編。ワノ国のモデルは日本ですから、ストーリー上の繋がりが鶴の伏線からは垣間見えます。

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ワノ国の扉絵ポスターの伏線まとめ

続いては「ワノ国編」の扉絵(ポスター)の伏線。

問題の扉絵は「ワンピース937話」に掲載された扉絵。麦わら一味が謎の地図を広げて動物たちと談笑しあっている光景が描かれてる見開きページいっぱいのポスター。

当初からこの扉絵に伏線が隠されてると一部ネット上で話題になってたと思うんですが、ワノ国編のストーリーがあまり進んでなかったこともあって、個人的にスルーを決め込んでました。

でもワノ国が進むにつれて、どうやら伏線が本当に隠されていた模様。既に回収された伏線も存在しますが、ワノ国編の展開を予想する上でも役立つ扉絵のはず。

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○ゾロの扉絵は「閻魔」の伏線

まず最初のワノ国の伏線は「ゾロ」。

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(ONE PIECE937話 尾田栄一郎/集英社)

ゾロが謎の地図を広げて意味ありげに眺めてる光景ですが、注目は地図の下に書かれた「閻魔(えんま)」という文字。この伏線が回収されたことで、他にも伏線が隠されてることが判明します。

実は、「閻魔」とは光月おでんがかつて所有していた愛刀の名前だった。しかも、カイドウのお腹に傷をつけた唯一無二の強力な大刀。さすがにカイドウを倒せるとは思えませんが、今後ゾロは閻魔を使って百獣海賊団と戦っていく模様。

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(ONE PIECE934話 尾田栄一郎/集英社)

そして、ゾロが光月日和に「閻魔」の存在を知らされた場所が、ワノ国の地図だと右上の「鈴後(北の墓場)」。一方、ゾロが手にする地図上の「×の位置」もちょうど右上。ワノ国の地図ともちょうど重なる。

つまり、937話の地図上の×マークは「今後ワノ国で重大な何かが起きる場所」を指し示してる伏線の可能性が高い。

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○ナミの扉絵伏線は「マルコ登場」を意味?

続いては「ナミ」の扉絵の伏線。

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(ONE PIECE937話 尾田栄一郎/集英社)

ナミも同様に謎の地図を片手に、王冠を被った巨大なオウムとたわむれてる。

ナミの地図で注目すべきは「謎のお城」と「ネッシーらしき首が長い生き物」。

ワノ国のお城といえば、現在将軍の黒炭オロチが住むオロチ城。ワノ国ど真ん中の花の都に鎮座してる。

一方、首が長い生き物と言えば、百獣海賊団のクイーン。クイーンは悪魔の実の能力(古代種)の持ち主で、恐竜の「ブラキオサウルス(首長竜)」に変身することが可能。ワノ国に湖らしきものはないものの、ネッシーとはまさにクイーンを意味してる。

つまり、「ナミはクイーンの攻撃の間をすり抜けて刃武港に向かう」という今後のワノ国の展開を予期した伏線を表してる。

そして、更に鍵を握るのが「インコ」の存在。この謎のインコは元白ひげ海賊団マルコを意味してる伏線。マルコはワンピースで数少ないトリトリの実の能力者。マルコとインコも語感が似てる。「ナミがクイーンの攻撃を受けてピンチに陥った状況でマルコが救出する」という伏線だった。

○ルフィとウソップの扉絵の伏線は何を意味する?

続いては「ルフィとウソップ」の扉絵の伏線。

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(ONE PIECE937話 尾田栄一郎/集英社)

937話の扉絵では「ウソップが謎の地図を持って指を指しながら、ルフィがバナナを呑気に食べてる姿」が描写されてる。

ポイントは「謎の矢印」。上の方から下に向けて矢印が描かれており、最後に×マークに向かってる。素直に解釈すると進行方向を意味してるんだと思いますが、ウソップの地図の形状を見ると「バケモノの横顔」に見えてくる。ワノ国のバケモノと言えば、もちろんカイドウ。

この地図は「口を開けたカイドウの体内に侵入する」という伏線が描かれてる。つまり「カイドウの倒し方」が描かれた伏線だった。さらなる詳細はカイドウの個別記事やYouTubeの動画をチェックしてください。

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ニコ・ロビンの扉絵の伏線は「ラフテルの場所」を意味?

続いては「ニコ・ロビンとサンジ」の扉絵の伏線。

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(ONE PIECE937話 尾田栄一郎/集英社)

ニコ・ロビンとサンジは「地球儀」を指して何かを語り合ってる。地球儀には「ナイフ」が突き刺さっており、ゾロとチョッパーが嬉しそうに反応してる。おそらくナイフが突き刺さった場所が一番重要な鍵を握っていくはず。

ただ先程は紙の地図だったことから、どうやらロビンたちに隠されてる伏線は「ワノ国編後の展開」が描かれてる可能性が高そう。

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(ONE PIECE90巻 尾田栄一郎/集英社)

まず確認しておくと、この地球儀は「ワンピースの世界」をおそらく表してる。ワンピースの世界観は独特。地球を縦を貫く巨大な大地が「レッドライン」と呼ばれ、それと直角に交わる海域が「グランドライン」。このグランドラインを海賊たちは突っ切っていく。

ニコ・ロビンたちが見てる地球儀にもグランドラインらしきものが確認できます。だからロビンが指差してる場所は「グランドラインの最初」。元ロジャー海賊団のクロッカスがいた双子岬あたりか。ワノ国の場所はグランドライン終盤ですから、レッドラインを挟んで真逆に位置してる。

つまり、ナイフが刺さってる位置は「北の海(ノースブルー)」のどこかの島。一方、ロビンたちが指差す場所は「西の海(ウェストブルー)」の可能性が高そう。

○ナイフは「ラフテルの場所」を示す伏線だった?

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端的にまとめると、ニコ・ロビンたちは「ラフテルの場所」を暗に指し示してる伏線と考えられます。ロードポーネグリフのことも踏まえると、ラフテルがグランドライン上には存在しない可能性が高い。

ワノ国の位置とはまさに真逆ですが、レッドライン(リヴァース・マウンテン)さえ乗り越えればすぐ到達できる場所でもあるわけです。例えば、カイドウや光月モモの助など龍に変身したキャラに乗って移動できれば十分に可能。レッドライン破壊説も根強い。

ナイフはあまり良い意味で使われることは少ない。そのためナイフの伏線は「今後その海域が血の海になるという死の宣告」としたら、その海域でマリンフォード頂上戦争超えの戦いが勃発するのかも知れない。まさにワノ国編後の展開を予期した伏線だった。

コメント

  1. 匿名 より:

    >何故か画像の扉絵ではエースと白ひげの服装や帽子が「石化」してる。この理由は未だに未解明。

    墓石の一部じゃない?

  2. 匿名 より:

    もしかしたらエースと白髭の石(意志)と言う意味じゃないですかね?

    あとポスターの伏線なんですけど、ルフィーとウソップの地図って陸地の形が怪獣もしくはカイドウを表してる風に見えませんか?
    右向いて口がギザギザで
    山がウロコ
    上のルートが模様と目
    下のルートのバツ印がカイドウの脇腹にある傷痕
    そう見えるのは僕だけですかね?

    2人が見てる地図だけにルートが描かれているのも不自然な気もしますし

  3. コメントありがとうございます。面白い考察ですね。
    確かに×マークはカイドウの腹部の傷にも見えますね。

    そうするとカイドウの倒し方は口から体内に入って、
    腹部の傷を内側から攻撃するって感じでしょうか?
    まさにワノ国だけに一寸法師?

    この後の展開がどうなるかは分かりませんが、
    ワノ国編が完結した後に記事を再編集するかも知れません
    いろいろヒントになりました。

  4. 匿名 より:

    震えるほど天才的な考察でした
    改めてワンピースのヤバさに気付かされました
    フランス革命?鶴の帰巣本能?
    尾田さんが意図的に使ってないはずないですもんね

  5. 匿名 より:

    どれも筋が通ってて天才的な考察ですね
    ワンピースはそこまで好きじゃありませんが
    改めて読み直そうと思いました

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