コミックス累計発行部数が5億部を超える海賊漫画が『ONE PIECE(以下ワンピース)』。
海賊の中でも最強の4名の海賊が「四皇(よんこう)」と呼ばれます。最近になって主人公のモンキー・D・ルフィやバギーもその一角を担うようになりましたが、現在四皇で最も凶悪な海賊団と見られるのが【黒ひげ海賊団】。
ちなみに、ルフィがかつて「あいつら」発言していましたが、この黒ひげ海賊団のこと。
そこで今回ドル漫では「黒ひげ海賊団のメンバー全10名」をフルカラー画像付きで徹底考察します。麦わらの一味や赤髪海賊団は船長と幹部メンバーで合計11名になるんですが、実は黒ひげ海賊団では10人目の幹部メンバーの正体は判明していません。
その10人目の仲間の正体は記事後半で考察します。
黒ひげ海賊団とは?
まずは黒ひげ海賊団について簡単に解説します。
黒ひげ海賊団の船長(提督)は黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)。12歳の頃から白ひげ海賊団に所属していたものの、ヤミヤミの実を強奪するために当時4番隊隊長だったサッチを殺害して逃亡。その直後に初期メンバー4名と共に立ち上げたのが黒ひげ海賊団。
結成後すぐに、黒ひげ海賊団は「悪魔の実」を狩るためにドラム王国(後のサクラ王国)を襲撃して壊滅させています。
新世界編以降も希少な悪魔の実狩りを続けていることから、黒ひげ海賊団の目的は当初から「悪魔の実」だった点も大きな特徴です。ドラム(解放のドラム)という名前から、黒ひげは最初からヒトヒトの実モデル・ニカを狙っていた説も濃厚です。
クロコダイルが脱退した直後、王下七武海の後釜に座った黒ひげはその権限を利用してインペルダウンを襲撃し、LEVEL6に収容されていた凶悪な囚人5名を仲間に引き入れて「10名の巨漢船長」を従えます。ちなみに、傘下には【桃ひげ海賊団】などもいます。
そのままの勢いでマリンフォード頂上戦争に参戦し、白ひげからグラグラの実を強奪するなど戦力を強化。落とし前戦争で元白ひげ海賊団のマルコを倒し、元海軍大将クザンと手を組むなど、黒ひげ海賊団は四皇の一角を占めるまで勢力を着々と拡大させていく。
○最も海賊らしい極悪な海賊団
だから、黒ひげ海賊団は尾田さんも認めるように「もっとも海賊らしい極悪な海賊団」として描かれています。
ただ黒ひげの部下は「10名の巨漢船長」と呼ばれているわけですが、初期メンバー4名+インペルダウンから引き抜いた5名と合計9名しかいない。つまり、【最後の一人】が足りない計算。麦わらの10人目の仲間も話題になりますが、黒ひげ海賊団でも同様。
そして、ロッキーポート事件ではローやコビーが活躍する間隙を縫って、黒ひげは元ロックス海賊団の王直を倒したりして海賊島・ハチノスを乗っ取ります。現在黒ひげ海賊団の拠点はそのまま海賊島「ハチノス」になります。
黒ひげ海賊団の海賊船は「サーベル・オブ・ジーベック号」。4本の巨大な丸太を組み合わせただけの丸太船。ただ所属船のジーベックという名前から、かつて世界の王を目指したとされるロックス・D・ジーベックとの兼ね合いが噂されています。
実際、ロックスもハチノスを長らく拠点にしていたことから、黒ひげ海賊団は『ワンピース』のストーリー終盤に繋がる秘密も多く抱えています。ルフィの「夢の果て」の正体が考察の対象になりますが、果たして【黒ひげの夢】の正体も一体何なのか?
マーシャル・D・ティーチ…黒ひげ海賊団提督【初期メンバー】
そこで黒ひげ海賊団の【主要な幹部キャラクター】について個別で解説していきます。ちなみに、【キキパツ】や【トリ】【マキ】といったモブキャラも黒ひげ海賊団のメンバーだと判明してますが、今回の記事では割愛します。
まず黒ひげ海賊団のリーダーは【マーシャル・D・ティーチ】。
役職は「提督」。四皇の海賊団では、単純に船長と呼ばれないことも多いです。異名は「黒ひげ」。年齢は「40歳」。誕生日は「8月3日」。出身地は「グランドライン」。身長は「344cm」。声優CVは「大塚明夫」。幼少期は「落合福嗣」。
黒ひげは懸賞金0ベリーから王下七武海に選ばれ、海賊団の旗揚げからわずか一年で四皇にまで成り上がった最凶の海賊。主人公のモンキー・D・ルフィやトラファルガー・ロー、ユースタス・キッドなどと同じく最悪の世代の一人になります。
だから、実力的には黒ひげがどうやら次期海賊王となる可能性が最も高そう。
黒ひげの悪魔の実は自然ロギア系の【ヤミヤミの実】。更にはマリンフォード頂上戦争では白ひげ(エドワード・ニューゲート)を殺害し、超人パラミシア系の【グラグラの実】も入手しています。つまり、何故か複数の悪魔の実の能力を使える。
これは黒ひげの「特殊な体の構造」に原因があります。前述のように孤児だった28年前に白ひげに拾われているものの、実は黒ひげは産まれてから一度も「眠ったことがない」と言われます。この不眠体質こそが悪魔の実を複数所有できる理由とされます。
○謎多き「最悪」のカリスマ船長
また父親はロックス・D・ジーベックの可能性が高いことから、ワンピース終盤に至っても黒ひげの出生には謎が多く隠されたまま。
育ての父親・白ひげを躊躇なく殺すなど、黒ひげの性格は残虐無道そのもの。また目的達成のためであれば手段を選ばないが、【ヤミヤミの実】を入手するためだけに20年以上も白ひげ海賊団に潜伏するなど忍耐力や執念深さも実は異常。
白ひげなどを筆頭に、黒ひげを前に敗北してきたキャラクターも数知れず。白ひげ海賊団時代には赤髪のシャンクスの左目に3本傷を付けた因縁も。ただシャンクスは黒ひげに復讐しようとしてないことから、二人は仲間or兄弟だった説も自分の中では考えています。
実際、黒ひげの種族もDの一族だけあって、ルフィの「海賊としての姿勢」に共感を示すことも少なくない。黒ひげの名言も多く、実はカリスマ性があるため数多くの仲間を多く惹きつけています。だから良くも悪くも、黒ひげは「最も海賊らしい海賊」と言えるキャラクター。
イム様や五老星も命を狙うなど、黒ひげの今後の立ち位置や立ち回りも興味深いところ。
ジーザス・バージェス…黒ひげ海賊団1番船船長【初期メンバー】
黒ひげ海賊団1番船船長は【ジーザス・バージェス】。役職は「操舵手」。異名は「チャンピオン」。年齢は「29歳」。誕生日は「12月25日」。出身地は「グランドライン」のどこか。身長は「355cm」。声優CVは「稲田徹」。
バージェスの見た目は、完全に覆面プロレスラー。性格も至って好戦的。誰彼構わず戦いを挑むなど、中身も脳筋丸出しのメンバー。家をまるごと持ち上げるなど、常人離れした怪力の持ち主。自らの強さを頻繁に誇示するなど、どこかナルシシズムも垣間見えます。
黒ひげ海賊団では操舵手の役割を担っているため、意外と繊細に物事を扱うことも得意だったりするのかも知れない。
一方、バージェスの悪魔の実は【リキリキの実】。どうやら自身の肉体を更に「怪力(かいりき)」にできる能力っぽい。バージェスはただでさえ怪力だったため、能力発動時は小さい山であれば軽々と担ぎ上げて放り投げてしまう。
最悪の世代のウルージの悪魔の実が一瞬頭をかすめますが、あちらは「ダメージを蓄積する」という前提のカウンター主体の能力でした。そのためバージェスの方が使い勝手は良さそうです。まさに馬鹿力すぎる黒ひげ海賊団ですが、意外と普通に武器とかも使う模様。
シリュウ…黒ひげ海賊団2番船船長【後発メンバー】
黒ひげ海賊団2番船船長は【シリュウ】。役職は不明。異名は「雨のシリュウ」。年齢は「44歳」。誕生日は「6月11日」。出身地は「グランドライン」のどこか。身長は「340cm」。声優CVは「菅生隆之」。
シリュウはもともとインペルダウンの看守長でした。そのためマゼランとは元同僚の間柄でした。だから実力もマゼランと互角だったものの、囚人をなぶり殺しにしたがる陰惨な性格から、そのままインペルダウンの死刑囚として投獄された曰く付きの男。
愛刀は【雷雨】。電光石火のように同じ看守たちを切りつけてきた刀。異名も含めて、何故か雨絡みの名前が多いキャラクター。
その後、インペルダウンで脱獄事件が起きた際、助けを必要としたマゼランによって一度は釈放される。しかし、ここにいても未来がないと悟ったシリュウは華麗にマゼランを裏切って、インペルダウンから逃れるように黒ひげ海賊団に入団する。
現在の服装も当時の看守服がそのまま流用されています。
シリュウの悪魔の実は【スケスケの実】。元々はアブサロムが所有していたものの、海賊島ハチノスに乗り込んだ所を黒ひげ海賊団に返り討ちにあって最終的にシリュウが入手。これは刀や武器も透明化できるため、人斬りにエクスタシーを感じるシリュウとの相性は非常に良い。
強いて言えば、透明化後も見聞色の覇気で感知されてしまうのかどうかは興味深いところ。
ヴァン・オーガー…黒ひげ海賊団3番船船長【初期メンバー】
黒ひげ海賊団3番船船長は【ヴァン・オーガー】。役職は「狙撃手」。異名は「音越(おとごえ)」。年齢は「27歳」。誕生日は「10月5日」。出身地は「東の海」のどこか。身長は「340cm」。声優CVは「高塚正也」。
オーガーは【先陸(せんりく)】と呼ばれる長銃を愛用し、数キロ先の対象まで撃ち落とすことができる射撃の腕前の持ち主。愛銃の名前も、千里(3900km)から来ているのか。
特に右目に備わった「スコープ機能付きレンズ」が遠く離れた敵を補足する上で重要な役割を果たす。そのため黒ひげ海賊団では「見張り役」としても活躍し、きっと見聞色の覇気の使い手にも違いない。
またメガネキャラだからか、オーガーは意外と分析力や考察力にも長ける模様。珍しく最弱の東の海出身のキャラクターですが、オーガーの懸賞金は二桁億超えは間違いないか。
また「この世は全て巡り合う歯車」といったセリフを多用するなど、オーガーは人生にどこか達観しているフシがある。好物も運任せの闇鍋とのこと。ただそれ故、黒ひげ海賊団の中では冷静沈着なキャラクターとして描かれています。
ヴァン・オーガーの悪魔の実は【ワプワプの実】。文字通り、ワープできる能力。
ワプワプの実は自分だけではなく、意図した対象もワープさせられる模様。ワープは高速より速いスピードで移動できるとされるため、あくまで移動の面に限れば、海軍大将の黄猿ボルサリーノのピカピカの実の上位互換と言えるか。
さすがに『ドラえもん』の「どこでもドア」のように距離が無制限とは考えにくいですが、遠くまで監視できる元々の能力と組み合わせると、あまりにチートすぎる悪魔の実と言えそう。
アバロ・ピサロ…黒ひげ海賊団4番船船長【後発メンバー】
黒ひげ海賊団4番船船長は【アバロ・ピサロ】。役職は不明。異名は「悪政王」。年齢は「42歳」。誕生日は「9月30日」。出身地は「北の海」のどこか。身長は「505cm」。声優CVは「田中一成」→「高塚正也」。前述のオーガーと同じ声優だったりします。
ピサロは元々は「どこかの国王」だったそうですが、国民に強制労働を強いるなど悪逆の限りを尽くす。その結果、民衆に武装蜂起を起こされてインペルダウンに収監されてしまう。そもそも国王に君臨した経緯も、その王国を武力で蹂躙した経緯があります。
まさに悪政王。
民衆に武装蜂起された点で革命軍との繋がりも伺わせる国家ですが、黒ひげ海賊団に入団した後も黒ひげに代わって船長にあわよくば就こうと目論むなど、功名心も未だに衰えず。ピサロが常に王冠を被るのも、国王時代の愉悦を忘れられないからか。
ピサロは武力で国家を乗っ取っただけあって、元四皇の百獣のカイドウのような角を生やすなど見た目も非常にイカつい。ただ語尾は「ニャー」と意外と可愛らしいものの、それはライオン(ネコ科)のようなキャラクターデザインから来ているものか。
ただし、詳細な能力などはまだ不明。
ラフィット…黒ひげ海賊団5番船船長【初期メンバー】
黒ひげ海賊団5番船船長は【ラフィット】。役職は「航海士」。異名は「鬼保安官」。年齢は「41歳」。誕生日は「3月13日」。出身地は「西の海」のどこか。身長は「340cm」。声優CVは「松野太紀」。
役職は航海士ですが、黒ひげ海賊団では参謀(副船長)に近い役割も担っています。聖地マリージョアに直接赴いて七武海入りを打診するなど、「黒ひげの実質的な右腕」という印象です。黒ひげに対する忠誠心も強く、二人が出会った経緯も気になるところ。
もともとラフィットは西の海のとある国で保安官(警察官)として働いていましたが、度を越した暴力的な取り締まりで国を追われる。ラフィットの悪名は海軍中将のつるにも轟いていたほど。口調や態度は物腰柔らかいジェントルマンですが、内面からは残虐性があふれ出る。
まさに狡猾なインテリヤクザといったところ。ちなみに、初期のキャラ設定では「シルバ」という名前だった模様。
ラフィットの悪魔の実は【トリトリの実】になります。また催眠術(これも能力の一種?)も得意としており、インペルダウンから逃亡する際などにも活かされています。だからラフィットの活躍の陰にはだいたいラフィットの姿があります。
カタリーナ・デボン…黒ひげ海賊団6番船船長【後発メンバー】
黒ひげ海賊団6番船船長は【カタリーナ・デボン】。役職は不明。異名は「若月狩り(みかづきがり)」。年齢は「36歳」。誕生日は「3月29日」。出身地は「南の海」のどこか。身長は「361cm」。声優CVは「斉藤貴美子」。
デボンは「史上最悪の女囚」と表現される女海賊でした。元四皇のビッグマム(シャーロット・リンリン)はどやねん?と思ったりしますが、単に捕縛されていないからカウントされていないだけか。それでもデボンは女性キャラクターではトップクラスに強そう。
デボンは美に対する執着心が異常に強いため、「若い美女たちの生首」をコレクションするのが趣味。見た目も魔女といった出で立ちで、まさに若月狩りという異名通りのキャラクター。愛用する武器も鞭(ムチ)と意味深です。
ただ世界中の女性に恐れられている一方、デボンを慕う若い女も多い模様。しかしそれ故に、ボア・ハンコックのメロメロの実では一瞬のウチに石化されていたりもします。そういう意味で、デボンの中身は至って男性的と言えるか。
ちなみに、デボンの初期のキャラ設定では絶世の美女として構想されていたものの、黒ひげが「色んな意味で興味を示さない容姿」に変更されています。もしデボンが可愛かったら真っ先に優遇されているからでしょう。
デボンの悪魔の実は【イヌイヌの実 モデル・九尾の狐】の幻獣種になります。マネマネの実のように他人に瓜二つに変身できる能力を持っています。九本の尻尾は攻撃のバリエーションを増やしそうなので、戦闘力の面でも単純に向上しているはず。
サンファン・ウルフ…黒ひげ海賊団7番船船長【後発メンバー】
黒ひげ海賊団7番船船長は【サンファン・ウルフ】。役職は不明。異名は「巨大戦艦」。年齢は「99歳」。種族は「巨人族」。誕生日は「3月2日」。出身地は「西の海」。身長は最大「180メートル」。声優CVは「小野健一」。
ウルフの特徴は、やはり種族が【巨人族】であること。エルバフの場所はグランドラインに位置していることから、西の海にある片田舎の巨人族の国で産まれている模様。年齢も99歳と、黒ひげ海賊団ではもっとも長生きしているキャラクター。
ただウルフの身長は180メートルと、平均10メートル台の巨人族と比べると10倍以上になります。オーズといった古代巨人族と比べても、ウルフの身長はその5倍6倍も巨大。
これは「体が大きくなる」という悪魔の実を食べた影響とのこと。最大という表現を聞く限り、身長を低くすることもできるのか。実際、ウルフがインペルダウンに収監されていた当時の体のサイズは、檻に入れるようにもう少し小さかった模様。
この巨躯から「巨大戦艦」という異名を持つのも納得。ウルフは海の中に入っても海底に足がつくため、悪魔の実の能力者でありながら実質海中を移動できるっぽい。だからウルフは『ワンピース』の世界観で「最も巨大な生き物」として位置付けられています。
バギーズデリバリーを参考にすると、ウルフは黒ひげ海賊団の最大の戦力と言えるでしょう。でも逆に言うと、「どうやって倒すねん?」という問題はカイドウの時のように勃発しそうですが、ルフィのギア5が何とかしてくれるはず。
ちなみにウルフは「古代兵器プルトン」と一部ワンピース考察界隈で噂されているものの、この可能性は低いと思います。
バスコ・ショット…黒ひげ海賊団8番船船長【後発メンバー】
黒ひげ海賊団8番船船長は【バスコ・ショット】。役職は不明。異名は「大酒のバスコ・ショット」。年齢は「38歳」。誕生日は「8月5日」。出身地は「南の海」のどこか。身長は「573cm」。声優CVは「龍田直樹」。
バスコ・ショットは黒ひげ海賊団でも屈指の巨漢。そして異名通り、酒が入ったひょうたんを背負っており、いつも酩酊状態でいないと気が済まない性格。笑い声も酒を注ぐときのような「トプトプトプ」。まさに無類のお酒好きのキャラクター。
見た目の特徴はウソップばりの長鼻で、常に舌を出している。語尾は「~のんか?」とどこか関西弁風。バスコ・ショットは見た目通り、中身もIQが低そう。ただ中身は黒ひげ海賊団でも特に凶悪なのか、これまで起こした残虐事件はロックスばりにもみ消されているそう。
ちなみにバスコ・ショットの初期設定では前述のウルフと合わせて、「二日酔いのギガント・ジオ」というキャラクターが考えられていた模様です。その後、バスレロ・ショットというピエロ風のキャラクターが想起されて、現在のバスコ・ショットが生み出されています。
ドクQ…黒ひげ海賊団9番船船長【初期メンバー】
黒ひげ海賊団9番船船長は【ドクQ】。役職は「船医」。異名は「死神」。年齢は「28歳」。誕生日は「10月18日」。出身地は「北の海」のどこか。身長は「342cm」。声優CVは「内田直哉」。
ドクQは黒ひげ海賊団の船医でありながら、自身は生まれ持っての極度の病弱体質。ただ歩くだけで吐血するほど虚弱なため、ドクQは馬に乗って移動する。しかし、その愛馬【ストロンガー】も病弱体質のため、やはり定期的に吐血してしまう。
まさにワンピース屈指の病弱コンビ。
ドクQは「運の強さ」で人の価値を決める傾向がある。常に爆弾入りのリンゴを複数持ち歩いて、それを他人に配って運の強さを推し測るヤバいキャラクター。また歩くことすらままならない虚弱体質ではあるものの、死神という異名通り、ドクQの武器は大鎌。
ドクQの悪魔の実は【シクシクの実】。名前の由来はSick(病気)ですが、ウイルスや抗体なども伝染させられる能力。また愛馬のストロンガーは【ウマウマの実モデル・ペガサス】の幻獣種。そのためラフィットと同様に飛空能力があります。
クザン(青キジ)…黒ひげ海賊団10番船船長【後発メンバー】
最後は「10番船船長」の正体を解説します。麦わらの10人目の仲間はヤマトと噂されていますが、黒ひげ海賊団も同様に「10人目の仲間」が長らく判明していませんでした。
しかし黒ひげ海賊団10番船船長は【クザン】でようやく確定しました。役職は不明。異名は「青キジ」。年齢は「49歳」。誕生日は「9月21日」。出身地は「南の海」。身長は「298cm」。声優CVは「子安武人」。
当初は元海軍大将ということもあってクザンは信用されていませんでしたが、とある酒場で黒ひげ海賊団と飲み会を開いたことで打ち解けます。パンクハザード島での赤犬・サカズキとの戦いをあけすけに笑いのネタにするクザンに心を開いた模様。
「あいつの能力を奪えば相当な戦力になりますよ」というラフィットの不届き発言に一度はブチ切れるものの、黒ひげは慌てて謝罪し、「海賊は利害が一致してりゃいいのさ!おれの【正義】は海軍とは違う」とクザンを黒ひげ海賊団に誘う。
○クザンの部下も登場する?
空白の100年といった世界の秘密を知りたいクザンにとって、【火ノ傷の男】や【ロードポーネグリフ】に関する情報入手に動く黒ひげ海賊団に加入することは得策とどうやら判断した模様。巨人族のウルフを除くと、クザンが黒ひげ海賊団最年長。
その後、クザンはビッグマムが率いるホールケーキアイランドに乗り込んでシャーロット・プリンを拉致するなど、黒ひげ海賊団と共に悪事を働いています。元海軍大将という肩書は、四皇の幹部としてはまさに申し分ないでしょう。
クザンの悪魔の実は「ヒエヒエの実」。巨人族よりデカいウルフも一瞬で氷漬けにするなど、黒ひげ海賊団唯一の自然ロギア系として他を圧倒。クザンの身長は3メートルを切るため巨漢かどうかは微妙ですが、船長と名乗る以上は「クザンの部下」も今後登場するのかも。
コメント
予想ですが、ラフィットは笑い方と催眠術という点で梟という可能性が自分の中では一番かなと思います、それとワンピースは歴史をふんだんに入れてるので、実際にピサロという悪徳王(多分、そのまま出した)がいました。ていうかワンピースの2分の1は歴史上のキャラからとってますよね笑
「ラフィットの悪魔の実≒フクロウ説」は初めて聞きましたが面白いですね。
完全な純白の翼かと言われると微妙ですが、
フクロウの「音もなく飛べる特性」があったからこそ、
警備が厳重な聖地マリージョアに簡単に潜り込めた、
と考えたら意外としっくり来る部分も多いかも知れません。
今回は黒ひげ海賊団に関する記事なので
個別メンバーに関してはあっさりめにしか考察してませんが、
いずれラフィットの個別記事も作りたいと思います。
10番船船長はクザンじゃない?
オーガーが戦うならヤソップだろ
もう既出ですが自分もオーガーが戦うべにはベックマンではなくヤソップだと思います。
『黒ひげ海賊団クザン』とかいてあったからもうクザンは黒ひげ海賊団
黒ひげ海賊団の相手はルフィたちじゃなく、赤髪海賊団だと思うんだ
ラスボスは赤髪海賊団でしょ
黒ひげの船はトム・ソーヤから、白ひげの船はドストエフスキーの白鯨から来ているのではないでしょうか?