コミックス累計発行部数で堂々の1位を誇る漫画が『ONE PIECE』。
その中でも謎多き海賊団が「赤髪海賊団」。ワンピース1話目から登場しているものの、未だに謎多き海賊でもあります。
そこで今回ドル漫では「赤髪海賊団のメンバー」を画像付きで解説しようと思います。2022年8月、シャンクスが軸となる劇場版映画『ONE PIECE FILM RED』が公開されることもあって、赤髪海賊団の一端が明らかにされました。
赤髪海賊団とは?
まず赤髪海賊団の概略を解説します。
赤髪海賊団とは四皇の一角を占める海賊団。四皇と呼ばれるようになったタイミングは「6年前」からなので、フーシャ村に滞在していた頃はまだ未四皇でした。当初シャンクスが一番若い四皇でしたが、現在はルフィがそれに該当します。
ちなみに現在はカイドウとビッグマムがルフィたちに撃破されているため、百獣海賊団とビッグマム海賊団は四皇から外されています。現在はルフィの麦わら大船団、バギーが率いるクロスギルド、黒ひげ海賊団と同じく四皇の一角を担います。
○四皇で最も懸賞金アベレージが高い
海軍によると、赤髪海賊団は「懸賞金アベレージが最も高い海賊団」とのこと。
既に判明している他の四皇海賊の懸賞金を考えると、赤髪海賊団の幹部メンバーは10億ベリー台後半ばかりか。平均値が高い≒人数の少なさとも考えられますが、赤髪海賊団も傘下を含めると「巨大なチーム」とそれなりの規模感を誇る模様です。
赤髪海賊団の船長は赤髪のシャンクス。海軍大将すら一目を置く実力者でありながら、性格はどこか牧歌的。そのため赤髪海賊団のメンバーも明るいキャラクターが多く、ノリで酒飲パーティーを開催することもしばしば。四皇の中でも賑やかな海賊団として知られます。
○海賊船はレッドフォース号
赤髪海賊団の海賊船は「レッド・フォース号」。船首には赤いドラゴン(竜)が象られています。レッドは船長の「赤髪」を意味し、フォースは直訳すると「力や権力」。だから赤髪海賊団は意外と好戦的な雰囲気も匂わせます。
またシャンクスは左目に3本の傷がありますが、赤髪海賊団の海賊旗にも同様の3本の傷が描かれております。この傷は黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)によって刻まれたことが判明しているため、二人の強い因縁が海賊旗からも読み取れます。
ただ海賊旗は口が開いていたり閉じていたりデザインが安定していないため、そこらへんも伏線がもしかすると隠されているのかも。
赤髪海賊団を結成するまで
続いては「赤髪海賊団が結成されるまで」の経緯を解説します。
まず赤髪のシャンクスはロジャー海賊団の見習い船員として海賊道を歩み出す。宝箱に入られていた赤子のシャンクスがゴールド・D・ロジャーに拾われていたことが劇場版映画から確定しているため、シャンクスは生まれた瞬間から海賊ということ。
そう考えると、シャンクスの出生の秘密も謎が多い。
だから後にルフィに一時的に預ける麦わら帽子も、ロジャーから譲り受けたものになります。いつロジャーから受け取ったかは不明ですが、光月おでんを仲間に引き入れる際や金獅子のシキと戦ったエッド・ウォーの海戦の頃にはシャンクスは既に被っていました。
その後、ロジャー海賊団は「25年前」にラフテルに到達し、ひとつなぎの大秘宝やジョイボーイの謎を知ったとされます。この直後にロジャー海賊団は解散し、謎の空白の一年が経過した翌年、ロジャーは自首してローグタウンで公開処刑される。
ちなみに、シャンクスは親友のバギーを看病するためラフテルには足を運んでいません。
赤髪がひとつなぎの大秘宝の入手に動いたタイミング
その後、シャンクスはベン・ベックマンと赤髪海賊団を立ち上げるものの、詳細な結成時期は不明です。それでも「13年前」に東の海のフーシャ村に滞在していた頃には、赤髪海賊団の主要メンバーの姿がほとんど確認できています。
ただ赤髪海賊団が何故、東の海の辺鄙なフーシャ村にいた理由は定かではありません。また同じ「13年前」に赤髪海賊団がCP9からゴムゴムの実を奪取したことも判明しています。ゴムゴムの実は結果的にルフィが食べているわけですが、果たして単なる偶然なのか?
ただし、当初シャンクスはラフテルを目指そうとはしていませんでした。ラフテルに向かうロジャーに対して、「いつかは自分の船で行くよ」と語っていたにも関わらず、赤髪海賊団は根城を持たず自由気ままに航海していました。
この謎は「シャンクスの涙」に隠されているはず。
ラフテルから帰還したロジャーに何かを質問したシャンクスは、何かを告げられた後にショックで泣きじゃくった。シャンクスはこのままラフテルに到達しても意味がないと気付いた?もしくはロジャーがひとつなぎの大秘宝を入手できない原因がシャンクス自身にあったから?
○赤髪のシャンクスとルフィの間に横たわる運命とは?
一方、ルフィがヒトヒトの実モデル・ニカが覚醒したことを知った後、シャンクスは突如としてひとつなぎの大秘宝の入手に動き始める。まさに「今だったら確実に入手できる」という確信に満ちた目がもはや恐い。麦わら帽子を預けたルフィの覚醒が大きく関係している?
シャンクスが飲んでいるお酒の名前が「六十七酒・五番」。これはベートーベン作曲の『運命』の正式名称である交響曲第5番 ハ短調 作品67と同じ。運命とは一般的に「人の意思を超えて訪れる幸せや不幸」「あらかじめ天に決められた将来」を意味します。
同じひとつなぎの大秘宝を目指す以上、2人に幸せは同時に訪れない。
つまり、赤髪のシャンクスは「最初からルフィを利用してひとつなぎの大秘宝を入手しようとしていた」のではないか。麦わら帽子を返却させる約束を交わしているものの、これはルフィの最大のアイデンティティを奪うに等しい。両者の敵対は必至か。
赤髪のシャンクス…赤髪海賊団【船長・大頭】
赤髪海賊団メンバーは船長の【赤髪のシャンクス】。年齢は39歳。声優CVは池田秀一。身長は199cm。出身地は西の海。ただ赤髪のシャンクスは1歳の頃、ロックス・D・ジーベックが死亡したゴッドバレー島でロジャーたちに拾われています。
その後、シャンクスはロジャーたちに育てられて、実質ほぼ産まれた瞬間からロジャー海賊団のメンバーでした。14歳の頃にロジャー海賊団が解散。その後、自らの赤髪海賊団を結成するものの、詳細な時期は不明です。それでも6年後の20歳の頃、シャンクスはウタを拾って育てる。
だから、どちらも「敵の戦利品の宝箱に入っていた」という点で、シャンクスもウタも境遇が同じだった。ここらへんは『ONE PIECE FILM RED』をご覧ください。
ただし、シャンクスが何故ゴッドバレー島にいたかの経緯は不明。シャンクスはロックスの実の息子だった?天竜人たちが西の海から連れてきた?
シャンクスは隻腕の海賊。フーシャ村滞在時に山賊のヒグマと一悶着起こした後、海の主からルフィを守ろうとした際に左腕が食べられました。ちなみに、このフーシャ村の滞在時にウタの姿があったものの、ルフィがゴムゴムの実を食べる前に音楽の国・エレジアに取り残されていた模様。
ただ当時シャンクスは未四皇だったものの、海軍大将の緑牛アラマキを超遠距離から追い返すなど最強クラスの覇王色の覇気を誇ります。そのため天下のシャンクスが、海の主の程度の相手に片腕を奪われるのは不思議な話。
○行動原理に謎が多い赤髪のシャンクス
事実、シャンクスは左腕を食べられる際、不敵な笑みを浮かべていることが分かっています。だから、シャンクスは敢えて意図的に片腕を食べられた可能性が高い。シャンクスの左腕復活説も考察済みですが、ルフィに恩を売ったパターンも大いに考えられます。
武器は「グリフォン」と呼ばれるサーベルを帯刀します。王下七武海で世界一の剣豪と名高いジュラキュール・ミホークとライバル関係にあっただけあって、剣の腕前も天下一品。
特に覇王色の覇気がヤバすぎるため、マリンフォード頂上戦争で海軍と海賊の間に入って仲裁した際、誰もシャンクスに異を唱えるものはいませんでした。まさにヒーローである一方、世界会議で五老星に直談判しに行くなど不穏な行動を取っている。
このことからシャンクスの正体≒敵・裏切り者説も根強いです。
赤髪海賊団が悪者の伏線は「海賊旗」にあり?
ただ考えてみると、裏切り者が船長のシャンクス一人だけにとどまるとは考えにくいです。もしシャンクスが裏切り者だった場合、赤髪海賊団の他のクルーたちも当然ルフィたちに立ちはだかる悪者ということになるはず。
そこで「赤髪海賊団そのものが悪者集団」だった可能性を少し脱線して考察します。
その最大の根拠が「赤髪海賊団の海賊旗」。
赤髪海賊団の海賊旗のデザインは、言うまでもなくシャンクスを模した「左目の3本の傷」が特徴です。正直、3本傷は後に黒ひげに付けられた傷なので割りと矛盾はあるものの、他の海賊旗とは違った大きな特徴が隠されています。
その特徴が【口が開いたドクロ】と【十字形にクロスした剣】。
例えば、麦わらの一味の海賊旗を見ると、ドクロの口はしっかりと閉ざされており、その後ろに十字形にクロスするのは人間の大腿骨でした。
他の海賊旗のデザインを見ても、どれもドクロの口は閉じており、背後にクロスするのはやはり人間の骨でした。だから赤髪海賊団の海賊旗は普通のデザインのように見えて、実は「かなり異質なデザイン」として描かれていることが分かります。
○口は「悪」の象徴?剣は「権力」の象徴?
じゃあ、【ドクロの開いた口】と【クロスする剣】の何が裏切りの伏線なのか?
まず【剣】は太古から「権力」を象徴するアイテムとして描かれています。海賊旗は「死」を象徴するアイテムだからこそ、頭蓋骨や大腿骨が一般的に用いられているわけですが、赤髪海賊団に関しては何故か「権力」を象徴する剣が描かれていたカタチになります。
ルフィのモデルはアーサー王説も既に考察していますが、例えば『アーサー王伝説』に登場する聖剣エクスカリバーは、まさに王権を象徴する剣でした。サウジアラビアの国旗にも剣が象徴的に描かれていますが、この考え方は世界共通のものでありましょう。
『ワンピース』の世界における権力とは、もちろん【世界政府】や【海軍本部】のことでした。まさに赤髪海賊団が世界政府や海軍と繋がっている証拠だった。
一方、【開いた口】に関しては、もっとシンプルなカラクリになります。「開く」→「あく」→「アク」→「悪」ということ。まさにそのまんま。また口は開いていることで、さもドクロは生きているかのように描写されています。これは死を象徴する海賊旗にあって大きな矛盾。
つまり、赤髪海賊団の海賊旗は「権力側の赤髪海賊団が意思を持ってルフィに襲いかかる」という意図が込められたデザインだったことが分かります。
ウタ(音楽家)…赤髪海賊団【元メンバー死亡】
続いての赤髪海賊団は【ウタ】。役職は「音楽家」。享年は21歳。声優CVは「名塚佳織」。歌唱部分は「Ado」。19年前の2歳の頃に赤髪のシャンクスに拾われて、そのまま赤髪海賊団に入団。シャンクスに実の娘同然に育てられる。
天性の歌唱力を活かして、赤髪海賊団では音楽家の役割を担う。
ウタの悪魔の実は「ウタウタの実」。自身の歌声を聞いた対象を「ウタワールド」という仮想世界に引きずり込む能力でした。このウタワールドではあらゆる具象を体現できる、まさに夢の世界。自分の力では脱出できないものの、能力者が眠るとウタワールドから解放されます。
ちなみに、シャンクスの引き取られた2歳の時点で能力者だった模様。
○本編ワンピースで再登場の可能性は?
ウタは赤髪海賊団と共に13年前に東の海・フーシャ村に訪れており、その際に年齢が近かった主人公のモンキー・D・ルフィと仲良くなる。どちらもシャンクスを父親のように慕っていたが、ウタが9歳だった12年前に訪れた音楽の国エレジアでトットムジカを発動させてしまう。
トットムジカは赤髪海賊団が押さえつけるものの、エレジアは半壊状態となった。シャンクスは苦渋の決断でエレジアにウタを残し、赤髪海賊団から離脱。ウタは国王・ゴードンから音楽の英才教育を受けて育ち、ひょんなことから「世界の歌姫」として民衆から支持を受ける。
そして再びルフィやシャンクスに出会う…という内容が映画『ONE PIECE FILM RED』で描かれます。既にウタは映画の中で死亡済みですが、興行収入200億円に迫る立役者だったので今後ワンピース本編でも回想シーンなどで登場する可能性はあるか。
ベン・ベックマン…赤髪海賊団【副船長】
続いての赤髪海賊団メンバーは【ベン・ベックマン】。役職は「副船長」になります。シャンクスの右腕的な存在として長年パートナーを組んでいる模様です。年齢は50歳。シャンクスよりも一回りほど上なので、ベン・ベックマンは頼られている側なのかも?
ただシャンクスからは「ベック」と呼ばれています。
ベン・ベックマンの見た目は「オールバックヘア」と「唐草紋のマント」が特徴。特にオールバックヘアと副船長という役職はワンピース1巻の初期設定から変わっていません。ベン・ベックマンの声優は曽我部和恭→田原アルノ。出身地は北の海(ノースブルー)。
○最もIQが高く、最も戦闘力が群を抜いてる?
ベン・ベックマンはワンピースの登場人物の中で「最もIQが高い」とされます。賑やかなキャラクターが多い赤髪海賊団にあって、ベン・ベックマンの性格は冷静沈着そのもの。タバコをくゆらす姿からもダンディズムを漂わせる。赤髪海賊団ではまさにブレーン的なキャラクター。
その一方、ベン・ベックマンの性格はプレイボーイで「女好き」とされるのは意外なところ。
またベン・ベックマンは戦闘力も群を抜いて高いとされます。海軍大将の黄猿ボルサリーノであっても、ベン・ベックマンに銃口を突きつけられると思わずたじろいで動けない。ライフルの弾丸に覇気を込めて戦うスタイルを得意とし、あらゆる物体を貫通させます。
シャーロット・カタクリあたりでも覇王色の覇気が使えたことから、ベン・ベックマンも同様に覇王色の使い手ではありそう。もし数百発という覇王色をまとった弾丸の雨を降らせれば、自然ロギア系悪魔の実の能力者でも為す術もないか。
ヤソップ…赤髪海賊団【狙撃手】
続いての赤髪海賊団メンバーは【ヤソップ】。役職は狙撃手。「追撃者(チェイサー)」という異名を持つだけあって、狙撃の腕は「蟻の眉間にも打ち込める」と豪語するだけあって百発百中。『ルパン三世』の次元大介も真っ青。
詳細は不明ですが、船長のシャンクスから直々にリクルートされた過去があります。また白ひげ海賊団の花剣のビスタともなにやら因縁があるそう。
一応、ヤソップ本人は「海賊旗が呼んでいた」という理由で家族を置いて赤髪海賊団に入団しました。12年前にフーシャ村に滞在していた際、ルフィとは結構仲が良かったそう。ヤソップの髪型は天然パーマから、野性的なドレッドヘアに劇的に変わっています。
○麦わらのウソップの実の父親
またキャラ名からも分かるように、ヤソップの息子は麦わらの一味の「ウソップ」になります。赤髪海賊団に入るため結果的に家族を捨てたカタチになりますが、ウソップ自身は父親ヤソップのことを今でも尊敬していることが過去の言動から分かっています。
事実、ルフィとシャンクスの因縁もあって、これまで赤髪海賊団との直接的な邂逅はないものの、『ONE PIECE FILM RED』では息子・ウソップとの共演シーンが間接的に描かれます。お互い見聞色の覇気の使い手だけあって、会わない期間が長いもののツーカーの仲ではあるか。
ヤソップの出身地もウソップと同様に東の海・シロップ村。年齢は47歳。声優CVは小林通孝。今更ですがゴールド・ロジャーや海軍中将ガープ、革命軍リーダーのドラゴンなど、ヤソップ以外にも東の海の出身者が普通に最強すぎる件。
ラッキー・ルウ…赤髪海賊団【コック・料理人】
続いての赤髪海賊団メンバーは【ラッキー・ルウ】。役職は「料理人・コック」。見た目は大食漢そのものですが、料理を食べるだけではなく「料理を作ること」も得意だったそう。麦わらの一味で例えると、さながらヴィンスモーク・サンジ的な立ち位置。
常に笑顔をたたえてるだけあって、ラッキー・ルウは陽キャが多い赤髪海賊団の中でもムードメーカー的な存在。ただサンジと同じコックという役職ではあるものの、ラッキー・ルウ自身は女性が苦手とのこと。そのためどこかDT臭も漂うのは内緒。
一方、ラッキー・ルウの戦闘スタイルは自分の肉体を「ボーリング玉」のようにして体当たりして攻撃します。格闘ゲーム『餓狼伝説』に似たような太っちょ中国人キャラがいた気がしますが、『ワンピース』では意外となかった戦闘スタイルか。
ラッキー・ルウの年齢は35歳。意外と若い。12年前と比べても、ほとんど見た目が変わっていないことからもデブは老いない。声優CVは土門仁。出身地は南の海。
ホンゴウ…赤髪海賊団【船医・医者】
続いての赤髪海賊団メンバーは【ホンゴウ】になります。役職は「医者」。麦わらの一味で例えるとトニートニー・チョッパー的な位置付けのキャラクター。豊富な医療知識と医療技術を持ち合わせており、赤髪海賊団を裏でしっかり支える船医。
ホンゴウは船医だけあって、見た目もシンプルに小綺麗なキャラデザになっています。髪型も後ろで少しくくるだけ。赤髪海賊団でも清潔感があふれます。ホンゴウもワンピース1巻でしれっと登場しており、ラッキー・ルウの隣で肩を組んだ歯抜けのキャラ。
12年前の姿だけ見たら、どこか三枚目風。
またホンゴウは「武器の扱い」にも長けており、瞬時に武器を解体するのが得意。特技も「武器破壊」と紹介されています。赤髪海賊団は銃を武器にしているメンバーも多いので、ホンゴウがその手入れを行っているのかも知れない。
ホンゴウの声優CVは緑川光。ここからもイケメンキャラであることが読み取れます。キャラ名からワノ国出身者も伺えますが、名前の由来は「縫合(ほうごう)」から?
ボンク・パンチ…赤髪海賊団【音楽家】
続いての赤髪海賊団メンバーは【ボンク・パンチ】になります。役職は「音楽家」とのこと。麦わらの一味で例えるとブルックの立ち位置と考えると分かりやすい。
ボンク・パンチの見た目はスキンヘッド。シャンクスやホンゴウと同様、左顔半分から胸元にかけて長い傷もあります。ホンゴウが縫合?音楽家という役職には反して、まさに「いかつい男」という表現が似合います。一方、シンプルな服装から音楽家臭はゼロ。
ボンク・パンチはとにかく怪力なんだそう。パンチというキャラ名からも分かるように、一撃必殺のカウンターパンチが得意とのこと。力(覇気?悪魔の実の能力?)をためて攻撃することが多く、どうしても隙きが生まれやすいものの、相方のモンスターがカバーしてくれます。
「お互いの能力を活かす」と解説されていることから、2人の能力はそれぞれ異なるのかも。
ボンク・パンチの声優CVは中村浩太郎。
モンスター…赤髪海賊団【音楽家】
続いての赤髪海賊団メンバーは【モンスター】になります。役職は「音楽家」。前述のボンク・パンチとは常にコンビを組んでいる模様。マリンフォード頂上戦争で赤髪海賊団が登場した際も、モンスターはボンク・パンチの背中に乗っていたのはそういうこと。
ただ最強の歌手・ウタが映画では登場していたため、音楽家という役割が被っていたのは気になりますが、彼らが現状どういう音楽を奏でているかは不明です。
モンスターの種族はおそらく普通の猿ですが人語を理解し、人間の感情をつぶさに読み取る知能の高さがあります。やはりワンピース1話目に登場してるので是非探してみてください。今の獰猛な感じとは似ても似つかぬ、可愛いお猿さんが描かれています。
モンスターの戦闘力は高く、主にザコ敵の処理がメインとのこと。そして最終的にボンク・パンチがボス相手にとどめを刺す戦闘スタイルが定着しているっぽい。だから戦闘力の高低で評価すると、ボンク・パンチの方が素直に強そうです。
モンスターの声優CVは島田敏。人語は話さない猿ですが、一応声優が充てられています。ちなみに島田敏はワポルやフォクシー、霜月康イエ(トの康)の声も担当していることから、何となくギャグ寄りのキャラ像も予想されます。
ライムジュース…赤髪海賊団【戦闘員?】
続いての赤髪海賊団メンバーは【ライムジュース】になります。役職はおそらく「戦闘員」。キャラ名を表すように、見た目はライム色のロングヘアーが特徴。また赤髪海賊団のドクロマークがあしらわれたニット帽とグラサンも着用しています。
ライムジュースの声優CVは小野健一。
ライムジュースは「電撃をまとった武器」を愛用します。『ONE PIECE FILM RED』でも電撃で銃弾を撃ち落とすなど、汎用性の高さを見せつけていました。悪魔の実の能力者だとビリビリの実などが予想されますが、ゴロゴロの実のエネルを超えることはないか。
ただ「電撃をまとった武器」とハッキリと解説されているため、ライムジュースはおそらく悪魔の実の能力者ではなさそう。船長の赤髪のシャンクスは五老星と繋がっているため、ベガパンクあたりに開発してもらった新武器なのかも知れない。
またサンジのように空中殺法が得意なので、ライムジュースは俊敏性の高さも匂わせます。もちろん当然にして六式の月歩は体得。12年前の姿を見ると、どこか海軍のサボ臭も漂わせます。こういう爽やか系キャラほど身体能力が高かったりします。
○ライムジュースのモデルはX-JAPANのhide?
一方、ライムジュースにモデルは存在するのか?
ライムジュースのモデルはX-JAPANの「hide」。一般的にピンクのツンツンヘアーが想起されますが、hideはミュージックビデオ以外だとサングラスとニット帽をよく着用していました。まさに見た目が完全にライムジュース。
またhideは「レモネード(LEMONed)」というレコードレーベルを展開していたそう。レモネードはレモンの果汁をベースにしたソフトドリンク。一方、ライムはレモンと同じ柑橘類でした。ライムジュースは実質レモネードと同じ。
つまり名前のモデルもhide由来。
他にもワンピースでは【百獣海賊団のキング】のモデルが、hideの『HIDE YOUR FACE』というアルバムの表紙のデザインになっているはず。そのため音楽好きの尾田さんがhideの楽曲を知らないはずがないので、ほぼ確定的でありましょう。
ビルディング・スネイク…赤髪海賊団【航海士】
続いての赤髪海賊団メンバーは【ビルディング・スネイク】。役職は「航海士」。麦わらの一味だとナミのような立ち位置。そう考えると、赤髪海賊団に女性メンバーが一人もいないのが印象的です。まさに意外と「硬派な男所帯」の海賊団ということか。
ちなみに、同じ四皇だった白ひげ海賊団には一人も女性が乗船していなかったことは確定しています。
航海士と言えばナミのか弱いイメージが強いものの、ビルディング・スネイクの見た目はゴリゴリの武闘派オヤジ風です。グラサンを着用し、右半身には龍の入れ墨が彫られています。両手はドスの二刀流。完全に見た目が物々しい893。
それでも過酷な海で仲間たちを率いるなど、歴戦の頼もしさが現れている証拠。事実、ビルディング・スネイクは足技を得意とした「曲芸師」としての一面を見せる。ドスもジャグリングのように扱い、ガードも意外と堅いなど攻防の両面で隙きを見せないなど戦闘力がしっかり高い。
確かに12年前の姿を見ると、どこか航海士らしい聡明さも感じさせるため、まさに頼れる兄貴といったところか。
ビルディング・スネイクの声優CVは二又一成。
ハウリング・ガブ…赤髪海賊団【戦闘員?】
続いての赤髪海賊団メンバーは【ハウリング・ガブ】になります。役職はおそらく「戦闘員」。ただし本名ではなく、ハウリングは異名になります。そのため基本的にガブと呼ばれていそう。12年前の姿と比べると、体格のゴツさが強化されています。
ガブの種族は不明ですが、魚人族のような「トゲトゲの歯」と雄々しい「タテガミ」が特徴。見た目のモチーフは、完全にライオン風。だからどこか凶暴さを感じさせる強面キャラですが、意外と可愛らしい笑顔にギャップ感があります。
ハウリング・ガブの武器は「咆哮(雄叫び)」。口から放った咆哮は切れ味抜群のため、さながらレーザー砲を口から発射する。悪魔の実の能力っぽい気もしますが、詳細は不明。またガブの咆哮は敵を金縛りさせる副次効果も併せ持ちます。
事実、キャラクター名の由来は黒人歌手のハウリン・ウルフだったりします。だから音楽家の役職はガブの方が向いてそうな気もしますが、意外と性格は小心者。大の虫嫌い、おばけ嫌いとのこと。麦わらの一味のブルックと出会ったら卒倒しそうな予感。
ハウリング・ガブの声優CVは中田譲治。
ロックスター…赤髪海賊団【戦闘員?】
続いての赤髪海賊団メンバーは【ロックスター】。
ロックスターは元々は自身の名前を冠した海賊団で船長を自ら務めていたものの、2年前に赤髪海賊団に入団。白ひげ海賊団のマルコに「いいや…聞いたことねぇな」と素っ気なくあしらわれたシーンが印象的でした。「四皇のすごさ」を演出するための悲しき噛ませ犬キャラ。
ただ白ひげに手紙を直々に届ける役目を与えられるなど、初登場時は懸賞金が1億ベリー以下だったものの最初からシャンクスたちに期待されていたことが今更ながら伺えます。
○脇役かと思いきやしっかり幹部メンバーだった
そのため当初は端役キャラクターかと思っていたんですが、ロックスターも赤髪海賊団の幹部だった模様です。役職は不明ですが、現状だと赤髪海賊団に船大工や操舵手などがいないため、先程のライムジュースなど含めて別の役職が残されている可能性も高いです。
事実、ロックスターはシャンクスと同じ赤髪。コミックス40億巻では意味深に解説されていることから、意外と今後跳ねそうなキャラクターなのかも知れない。見た目はチャラいものの、ロックスターの性格は正義感が強く、ルールにうるさいとのこと。
ロックスターの必殺技はまっすぐに剣を振り下ろす「カチ割剣」があります。だから戦い方も一本気的なスタイルを彷彿とさせます。他にもドリルのように剣で穴を掘ったりするそう。どこで使うねんと思いますが、ひとつなぎの大秘宝の正体≒温泉説もありますが少し意味深。
ロックスターの声優CVは郷里大輔→斎藤志郎。
赤髪海賊団の幹部メンバーは合計10名?
他にも構成メンバーがいるはずですが、今回の10名が「赤髪海賊団の幹部メンバー」で落ち着く模様です。麦わらの10人目の仲間がヤマトと確定しましたが、黒ひげ海賊団も含めて「10名という人数」には大きな意味が持たされていることが薄っすら分かります。
まさかワンピースの最終回ではみんなでサッカーの試合でもするのかな?(笑)
という冗談はさておき、主要な四皇の海賊団の「幹部メンバーの数が同じ」ということは、故意に各々の海賊団を衝突させようとしている意図が読み取れます。つまり、今後赤髪海賊団 vs 麦わらの一味(麦わら大船団)という展開も予感させます。
だから、この10名という人数も赤髪のシャンクスの正体≒敵・黒幕説を裏付ける伏線の一つだったのかも知れません。
ちなみに、今回の幹部10名を含めて誰一人として悪魔の実の能力が判明していないことから、赤髪海賊団は全員「非能力者」の可能性も高そうです。カイドウは覇気が最強と語っていたことから、これが事実なら赤髪海賊団の平均懸賞金が高いのも納得。
コメント
赤髪海賊団は半分は悪魔の実の能力者がいても良い。ファンとして。
悪魔の実の価値が低くなっていくし、赤髪海賊団は能力者がいてほしい。
四皇は能力多いし、赤髪海賊団は半分は能力者がいると思う
ネットで流れている赤髪海賊団が全員非能力者説は根拠のないガセネタです。
こんな根拠のないもの当てににならないです。頭が抜けていると思われますよ。
現実を見てください。
ドルジさんはどうお考えでしょうか?教えてください
ヤソップ以外の赤髪海賊団に悪魔の実の能力者は何人かいそうです。シャンクスはバギーを誘っていましたし。未だに赤髪海賊団は掘り下げられていませんが
ドジルさんは赤髪海賊団は全員が非能力者と思いますか?可能性はあると思いますか?
赤髪海賊団は懸賞金の平均アベレージが最も高いとされてるので、
これは裏返すとメンバーが他の四皇より強いという証拠。
さすがに全員が非能力者の可能性は低いと思いますよ。
消去法的に「全員幻獣種」というパターンの方が高いか。
ただ尾田さんのアイデアのストックがどこまで残ってるか分からないので、
「全員が非能力者のレイリー並に強い」という可能性は微レ存だと思います。
赤髪海賊団は情報がほとんどないので、分からないことが多いです。
シャンクスとベックマンとヤソップは非能力者でいてほしいです。
あとは、能力者がいても良いと思います。
え?シャンクスラフテル行ってなくね?その前にバギー熱出して看病の為に船降りたくね?
すいません今更ですが修正しておきました。
この記事を再編集したタイミングでは、まだシャンクスがラフテルに行ってない描写は描かれていなかったんですよね。
多分そこからしばらくして赤髪のシャンクスが謎の涙を流していたと思います。
スペードのやつまじでいらん
シャンクスはロックスとロジャーが戦ったゴッドバレー事件のロジャー海賊団の
戦利品の宝箱の中にいました
ありがとうございます。修正しときました。
アラマキに覇王色ぶつけたのって和の国じゃなかった?
だったら、もう四皇になってると思う
他に描写があったのならスマン