ワンピース最新1071話ネタバレ感想を画像付きでレビューします。前回のワンピース1070話のネタバレ感想は別途でご参照下さい。
そういえばウタが年末の紅白歌合戦に出場してて話題を呼んでいました。それまで不安視された日本国民がトットムジカに惑乱させられることもなく、番組がつつがなく終わって良かったです。
ただどうやらNHKの番組には「受信料」をちゃんと支払ってないと出演できないそうなので、ウタや麦わらの一味もみんなしっかり払っていると思ったら少し笑ってしまった件。
ウタが登場した劇場版映画『ONE PIECE FILM RED』の公開が1月29日に終了するのでお早めに。
ちなみに次のワンピース最新1072話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
くまがシャボンディ諸島に到着
まずはカマバッカ王国から飛び立ったバーソロミュー・くま。
くまがどこに向かっているのかというと、聖地マリージョアに向かうためのポンドラがあった「赤い港(レッドポート)」だった。旧マリンフォード(現G-1支部)があったシャボンディ諸島の裏側であり、世界会議(レヴェリー)編で描かれていた港町風の場所と言えば分かるはず。
ただサイボーグ化されて自身の能力を上手くコントロールできないのか、くまはレッドラインの巨大な壁にそのままぶつかってしまう。まるで砲撃に攻撃されたかのような衝撃にレッドポートに住む一般市民は驚くが、倒れたその姿を見てすぐに天竜人に無敵奴隷と気付いた。
仰向けのまま倒れたくまはヌッとすぐ立ち上がるが、その異様な様にレッドポート市民は更におののいて逃げ惑う。しかし周辺には海軍の新基地(ニューマリンフォード)があるため、元七武海が襲来した異変はすぐに察知される。
「海兵は直ちに現場へ!市民の皆様は速やかに現場を離れて下さい!天竜人に飼われる奴隷です!ヤツは既に人間としての自我はなく現在のプログラムは不明です!大変危険です」というアナウンスが島には鳴り響く。
しかし、立ち上がったくまが見上げる先は「世界政府の十字マーク」が描かれたレッドラインの壁面だった。果たして、くまの目的とは?
だから今回1071話を読む限りは娘ボニーの元ではなく、くまは聖地マリージョアに直接乗り込もうとしている模様です。せっかく逃げてきたのに無意味やんと思ったりしますが、かつて200年前にマリージョアを襲ったとされる【伝説の鉄巨人】の再来か?
ベガパンクのそれぞれの反応
一方、新世界の未来島エッグヘッドではCP0は、空白の100年の秘密を知ったベガパンクを逃さないために島全体を封鎖しようと動いていた。
ただセラフィムの命令権を得たロブ・ルッチはベガパンクを引きずり出す気満々だったが、研究層に張り巡らされたフロンティアドームの迎撃システムの攻略を思案していた。既にその餌食になっていたカクは「ありゃ強力じゃぞ」と忠告する。
ステューシーは「海軍の言う事を聞く気はないのね」とやや呆れ気味に指摘すると、ルッチは「麦わらを四皇と認めていない」と強がって見せる。思わずステューシーは「呆れた」と口からついて出てしまう。意外と負けず嫌いのルッチに草。
ただベガパンクや麦わらサイドもまた、CP0に追い詰められている状況に変わりはなかった。シャカも「役人達が出航ルートを塞いで回っている。船は全て押さえられるかもな。ベガフォース1も島内でしか飛行できない。敵の作戦は的確だ」と万事休すの状態を冷静に伝える。
本体ベガパンクは「脱出とはいえ戦いは避けられんか」と覚悟を決めた様子だったが、ヨークはどこか楽しげだった。エジソンはこんな状況でもアイデアが止まらなかったが、リリスは「戦るんじゃろ?アトラスの仇!燃えてきた」と殺る気満々だった。
これに対して、シャカは「目的はステラ(本体ベガパンク)を逃がすことだ!我々はサテライト(猫)。我が身を呈してもステラの安全確保が先決。身勝手に暴れられても困る」と冷静に諭すが、小憎たらしい笑顔を浮かべながら「イイ子ぶりやがって。そんなお前が嫌いだぜ」とはリリス。
まさに千差万別な反応を見せるベガパンクたちだった。
順調に進むベガパンク脱出計画
ただ本体ベガパンクは「私に付いてくれたばかりにすまん」と戦桃丸に申し訳なさそうな表情を見せる。正直お前が半ば脅迫的にめちゃくちゃ助けを乞うたからやん、と思ったりしますが、ピタゴラスはエッグヘッド島内にもう一人の味方【クエーサー】がいることを暗に伝える。
これを聞いたエジソンは「いや待て!あいつもわいらに味方したら居場所を失い政府に追われる立場になるんやぜ」とちょっと待ったをかける。しかし、本体ベガパンクは躊躇することなく、地下にいる【クエーサー】に電伝虫を通して再び助けを乞うた。
思わずエジソンたちは鋭いツッコミを入れるが、これを聞いたクエーサーは「勿論です!命令を待っていました」と準備万端の様子。これを聞いた本体ベガパンクは「うおー!」とテンションぶち上げ。最初は反対していたエジソンも「CP0さえ抑えてくれたら正直脱出なんぞ簡単ですわ!」と嬉しそうに飛び跳ねる。
リリスも「ベガフォース1でわしが港へ送ろう」と提案すると、シャカは若干偉そうに「それでいい急ごう」と呼応した。一部アホっぽい反応を見せるものの、さすが天才科学者の分身だけあって、脱出計画は順調に進んでいく。
本体ベガパンクは「準備できたからまず7人乗るぞ」と麦わらの一味に語りかける。
これを聞いたウソップは「7人全員がベガパンクなのか!?」と今更ながら驚く。ナミは迷惑がるものの、「世界一の科学者7人と船旅」と発明好きのフランキーはテンションあげあげ。サンジもさっそく女性型のリリスにメロメロだった。
まさかの裏切り者が?
しかし、このラボに怒涛の勢いで入室してきたのが不慮の気絶から復活したジュエリー・ボニーだった。「ベガパンク!よくも虫を!」と完全に恨みの矛先が変わってしまっていたが、その表情は殺意に満ち溢れていた。
ただこの瞬間にラボ内に設置されていた迎撃システム・フロンティアドームが解除されてしまう。迎撃システムが解除された警告音が、エッグヘッド島内にけたたましく鳴り響く。これを聞いたシャカが「誰がやった?どういうつもりだ?」と慌てるのも無理はなかった。
続くようにリリスも「コントロールルームに誰かいないか?」と指示を出すと、即座に確認したピタゴラスは「いいえ人影はなし!」と応える。ただエッグヘッド島内の異変に驚いていたのはCP0とて同じだった。「待て罠かも知れん。こんな好都合なトラブルがあるか?」とルッチも警戒を強める。
ステューシーもどこか解せない様子だったが、それでも一度被害を受けたカクは意気揚々と「見ろ!ただのチャンスじゃろう!」と乗り込んでいく。これに安心したのかルッチも「天に見放されたか…ベガパンク」と結局はカクたちに続いていく。
ゾロとカクの邂逅
やはりカクに続いて研究層に乗り込んできたステューシーは、麦わらの一味のサウザンド・サニー号を発見する。ルッチは「下で船が見つからないはずだ。破壊しておこう」と眼光を鋭くさせると、嵐脚を得意とするカクは周断(あまねだち)という派生技で一刀両断を試みる。
ただサウザンド・サニー号でグースカピーと眠っていたのが船番をしていたゾロだった。カクの周断に殺気を感じたのかムクッと起き上がるゾロだったが、慌てふためくことなく鞘から刀をキンッと抜いたかと思うとその周断を弾き飛ばしてみせる。
「わしに任せろ」と不敵な笑みを浮かべていたカクだったが、「何じゃ!?」と事態を飲み込めない様子でいた。寝起きのゾロもまた「誰だおれの眠りを妨げんのは?」とやはり状況を解せない様子でいたが、再びの邂逅にカクは思わず驚く。
冷静に考えると、CP0は麦わらの一味を襲撃しているんだからいつか再び遭遇するはずなので、「え?お前おったん?」という驚きもややオーバーリアクションのような気も。カクぐらいの手練であれば、ゾロがいることぐらいは別に想定できてたのでは?という。
揺れるエッグヘッド
一方、エッグヘッドのラボ内部は慌ただしかった。
ピタゴラスは「フロンティアドームのシステムを復旧しましたがCP0の侵入を許しちゃいました」と状況分析する。「しまった手遅れだったか…」と不覚を取ったことを素直に認めるシャカだったが、即座に「麦わらの一味の船を奪われるぞ」と次の対策を即座に打ち出す。
ピタゴラスも同調するように「現在船番であろう者たちが応戦中!急いで援護しなくちゃ脱出の足を失っちゃいますよ」と警戒を強めると、リリスだけは「見ろ!やっぱり戦闘じゃろう!」とウキウキで最新鋭の銃を構えるのであった。
そこに合流してきたのがルフィたちであった。
エッグヘッド脱出の準備を進めていた状況を知らされると、ルフィは「さっき上陸したとこじゃん!も少しゆっくりよォ~」と残念がるものの、さすがに悠長すぎて草。ウソップも少し同調してみせるものの、ナミは「あんたルッチに会ったでしょ」とピシャリ。
ちなみに、「さっき」と表現されていますが、ルフィたちがエッグヘッドに初めて訪れたのが1061話だったので、リアルの時間軸だと3ヶ月以上前の話になります。最近は引き伸ばししてる感じもないので、ワンピースの最終回は言ってもまだまだ先の話になりそうか。
ボニー vs ベガパンク?
ただサンジはボニーの行方、ニコ・ロビンはベガパンクの行方をそれぞれ心配していた。何故なら、その場からいつの間にか消えていたから。ボニーの場合は正確にはルフィたちと一緒に来ることはなく、そのままどこかに向かっていた模様。
この理由はシンプル。
ボニーがベガパンクを拉致して詰めていたから。「ギャー止めろ!ボニー!先を急いでおるんじゃ!しかし話はする!話をまず聞いてくれ!」と命乞いするベガパンクに対して、「うるせェ!答えは二択しかない!」と主張するボニーは今にも殺そうと襲いかかる。
ベガパンクは「それはできない…すまない…しかしできない理由があるんじゃ…」と続けて言い訳してみせるが、ボニーの耳には届いていない様子。この二択の中身など具体的に言及されていませんが、普通に考えると父親のバーソロミュー・くまの復活でしょう。
まさかのボニー vs ベガパンクの戦いが?(冗談)
ついにエルバフ編が始動?
一方、新世界のとある海域ではワノ国でルフィたちと共に戦ったユースタス・キッドたちの姿があった。キッド海賊団は「とある島」に向かっていた様子で、船員たちはその海域に現れた巨大な魚たちに驚愕していた。
ワノ国の魚もムダに大きかった気もしますが、副船長のキラーは「キッド起きろ!島に着くぞ!上陸するか?」と尋ねると、キッドは「するかだと?今更おれたちが躊躇するような島なんてあるのか?」と反論する。
ただ周辺状況から推測したキラーは衝撃的な島の名前を伝える。
それが【エルバフ】。
エルバフとは巨人族の中でも「戦闘的なエルバフ」たちが暮らす島(国)のこと。キラーの表現を借りるのであれば「巨人族の総本山」。思わずキッドも冷や汗たらたらフグ田タラオ。
エルバフにはかつて幼少期のビッグマム(シャーロット・リンリン)が暮らしており、その際にエルバフの英雄・ヨルルを殺した事件などがあった島でした。
最近ベガパンクの口から、元海軍中将のサウロがオハラの書物をエルバフに持ち帰った話が語られていました。またワノ国出航前にキッドがまさに火ノ傷の男を探していたタイミングを考えると、火ノ傷の男の正体はサウロ説がより濃厚になったカタチか。
Dの一族でもあったサウロは青雉クザンに凍結させられていましたが、その凍傷のヤケドがまさに火ノ傷と考えたら一番しっくり来るか。まさに偶然という名の必然。王子ロキなど今後エルバフに関する伏線も回収されそうな予感。
ガープ出撃!!!
エッグヘッドの周辺には海軍本部・G-14支部がありましたが、ここでも一波乱が起きていた。既に同じ戦力がエッグヘッドに派兵されようとしていたものの、その支部のリーダーでもある海軍中将ドールが電伝虫で会話していた相手が同じく中将のモンキー・D・ガープだった。
「困るよガープ中将。これからエッグヘッドへ出航の予定。戦力を奪わないで下さい」とはドール。これに対して、ガープは「堅い事言うなドール」といつものように爆笑。ドールは「笑い事かよ。アンタ四皇の島にケンカ売る気ならちゃんと上の許可は下りてるんだろうね?」とタメ口で注意する。
「え?何故じゃ?」とすっとぼけるガープに対して、「何十年海兵やってんだよ」とツッコミを入れるのはやはりドール。二人の年齢差は30歳以上(ドールの年齢は30代?40代?)は離れていそうですが、同階級だと言葉遣いは基本的に同じっぽい。
ただガープは「えーんじゃえーんじゃ。もう着いたし」と不穏な言葉を残し、G-14の停泊所から大声で「ヘルメッポ!出て来い!」と大声で煽る。G-14には機密特殊部隊SWORDの組織もありましたが、当のヘルメッポたちが相変わらず泣きべそをかいていた。
ガープの怒声に最初はビビるヘルメッポでしたが、ガープの艦を発見すると安堵したかのように、「ああ…会いだがった…コビーの奴が黒ひげに捕まっちまって…おれは何もでぎなぐで…」と更に号泣する。
これを聞いたガープは「めそめそしおって!見苦しい!だったらこれより海賊島ハチノスへ向かい!海賊共をブチのめし!コビー大佐を救出する!」とついに黒ひげ海賊団との対峙を高らかに宣言する。ヘルメッポとひばりは更に安堵の涙を流した場面で、今回の1071話は終わります。
ワンピース最新1071話ネタバレ感想まとめ
以上、ワンピース最新1071話のネタバレ感想でした。
バーソロミュー・くまが向かった先も早くも判明しました。ただ聖地マリージョアとは考えつきませんでした。くまが娘ボニーを守るために自らの意志で動いたように見えましたが、太古からプログラムされた通り(天竜人打倒)に動いているだけだった?
確かに世界会議の最中は海軍大将・アラマキたちが警護していましたが、現在のマリージョアはもぬけの殻のはず。くまが何かしらの事件を起こすにはうってつけ?ただパンゲア城には超強力な兵器を持つイム様もいるため、くまが返り討ちにあう未来も見えます。
エッグヘッドではゾロvsカクの展開も予想できますが、誰がフロンティアドームの迎撃システムを解除したのかも気になる所。まさかの「裏切り者」や「内通者」の存在が隠れていたのか。ただCP0の戦況は不利にも思えましたが、このままエッグヘッドの戦いはウヤムヤのまま終わりそう。
それでもストーリー自体は進展しているため何やかんやで面白かったです。
○エッグヘッド外部も慌ただしく展開
またエッグヘッドの外でもいろいろ事態が進展してます。
特に「エルバフ」がいよいよストーリー本編にも絡んでくる感じ。
一応、ビッグマムの過去編などで登場していましたが、エルバフにはサウロが持ち帰った大量のオハラの書物が隠されていました。そこでカギを握る存在がエルバフの王子ロキでしょう。シルエット姿のまま終わるキャラではないでしょう。
火ノ傷の男の正体がサウロだったのかどうかも早晩明らかになるか。
G-14支部ではまさかのガープが降臨。SWORDでは幹部風の少将・プリンスグルスが消極的な姿勢だった理由も、ガープ到来の布石ではあったか。黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)のヤミヤミの実は悪魔の実を無効化する能力でしたが、非能力者のガープには全く意味を成さない。
悪魔の実狩りで戦力が強化された黒ひげ海賊団であっても、ボア・ハンコックに簡単に石化されてる時点でアレですが、ロックス・D・ジーベックを倒したガープを前に苦戦させられそう。ロックスは黒ひげの父親と見られているので、ここらへんの「因縁」も深く絡めているに違いない。
ただ元ロジャー海賊団副船長のシルバーズ・レイリーをして「今の黒ひげは倒せない」と弱音を吐いていたことから、老いたガープが今の黒ひげ海賊団を容易に倒せるかもいささか疑問ではあるか。それでもいずれレイリーとガープのジジイ同士の絡みも見てみたい所。
次のワンピース1072話予想
最後は次のワンピース最新1072話の内容を予想します。ちなみに、今回の少年ジャンプは合併号のため1072話は1月23日に掲載されます。
今回の話の流れから予想すると、このまま「エッグヘッド以外の展開」にスムーズに移る可能性も高そうです。だからベガパンクの話は一旦終わって、海賊島ハチノスや聖地マリージョアといった別の舞台に移るか。特にエルバフの話が来たら胸熱でしょう。
だからコビーが敗北している時点である程度の予想はつきますが、黒ひげ海賊団との一戦があったハートの海賊団の動向も明らかになるはず。コビーが捕縛されているのであれば、ローたちもそのままハチノスに捕縛されている可能性が高いか。
ハチノスからどう逃亡するのかという手段も気がかりですが、ローがガープたちに合流する可能性もワンチャンあるか。何故か、ワノ国編後に消息不明となっているドレークの居場所も早々に判明するか。結局、最悪の世代ではパッとしなかったドレークが日の目を見る機会が来るのか?
○イム様の素顔もついに明らかにされるか?
一方、こういった様々な状況から海軍の戦力が割かれていることも踏まえると、何度も言うように聖地マリージョアの守りは手薄になっているはず。いくらボロボロ状態と言っても、元七武海のくまに攻められるとそれなりに辛いでしょう。
海軍の新キャラが登場する可能性もありますが、そこで出番となるのがまさかのイム様だった?マリージョアも自爆覚悟で攻撃するのか?ベガパンクの素顔もあっさり描かれたことも踏まえると、イム様の素顔や性別も明らかになる日も近いのかも。
そこでくまの「謎の種族」もいよいよ明らかに?
また海軍に懸賞金を懸けているクロスギルドの動向もカギを握るに違いない。だから次のワンピース1072話以降もいろんな展開が予想できるため、この複雑に絡み合う人間関係、対立関係がどう収斂していくのか。果たして生き残るのは誰なのか?
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