ワンピース最新1070話のネタバレ感想を画像付きでレビューします。前回のワンピース1069話のネタバレ感想は別途でご参照下さいませ。
そういえばカタールワールドカップでアルゼンチン代表が優勝しました。
WINNERでアルゼンチン勝利に賭けてた自分としては、途中まで試合をリードしてたのでウッキウキで観てたんですが、後半はフランスが怒涛の巻き返しでガックリ。結果的にメッシが優勝できて良かったですけど、あわよくば8万円儲けられただけに残念😭
今回のワールドカップを振り返ると、メッシ、ロナウド、モドリッチ、ジルー、レバンドフスキ、ノイアー、スアレスetcが未だに現役で活躍していました。彼らは軒並み【30代半ばから後半】の選手ばかり。同世代の自分としては「ジジイなのに頑張るなー」と感心して観てました。
YouTubeでも加藤純一などがいますが、「今の30代」が中心となって今後世界を変えていきそうな予感。
ちなみに次のワンピース最新1071話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
ゴムゴムの白い鞭(ドーンウィップ)
海軍科学特殊班SSGの拠点があるエッグヘッドに侵入したCP0のロブ・ルッチが、ベガパンクの護衛である戦桃丸に手銃を食らわせた続き。
主人公のモンキー・D・ルフィは「ごめん!おれが話しかけたから」と思わず平謝りするが、戦桃丸は「ちゃんと防いだハズだった…」とルッチの攻撃を手のひらで受け止めていたことを伝える。
ルッチは「しぶとい。早く意識を止めてくれ。威権順位が上のお前に意識がある内は、おれ達がセラフィムを操れないんだ」と戦桃丸にとどめを刺そうと構える。瀕死の状態の戦桃丸も再び防御しようと構えるが、そこに割って入ったのがルフィ。
「ゴムゴムの白い鞭(ドーンウィップ)」という新技を披露。これは自分の腕を体にグルグルに一度巻き付けた後、体を台風のように回転させて腕を伸ばし、強力な遠心力を加えて敵を攻撃する新技でルッチを弾き飛ばして、戦桃丸を助ける。
CP0の部下たちも心配するほどの威力だったが、ルフィは「止まらねェ!廻りすぎた!」と相変わらずコマのように回転し続けていた。そのため縦横無尽に移動するルフィの姿を見て、チョッパーも「えー!どこ行くんだ!ルフィー?」と驚いた表情を浮かべる。
悪魔の実は超人パラミシア系もコピーできる?
一方、エッグヘッドの研究員たちは「工場内へ避難を」と慌てふためく。
何故なら、王下七武海の血統因子を取り込んだセラフィムが大暴れしていたから。ジュラキュール・ミホークと思しきSホークを前にバッタバッタと切り倒されるCP0の末端構成員たち。ジンベエと思しきSシャークは地面を波のように動かしてCP0の動きを封じていた。
カクは「セラフィムが止まらんのう…同士討ちなど損しかないぞ」と手をこまねいている様子だったが、Sシャークの活躍を見てフランキーは涙していた。
何故なら、かつてドレスローザで戦ったセニョール・ピンクの能力(スイスイの実)をSシャークが使っていたから。悪魔の実は2つとして同じ種類は存在しないことから、セニョール・ピンクが死んだと思ったフランキーは思わず「うおおおおおおん」と号泣した。
しかし、ベガパンクはそれを否定。
何故ならドフラミンゴが捕縛された後、セニョール・ピンクも同様にインペルダウンに収容されていたから。これは裏返すと、悪魔の実は人工的に複製できるということ。実際、ベガパンクはカイドウの龍の幻獣種を複製していました。
ただベガパンクは「シーザーのSMILEは論外として、動物ゾオン系以外にも特殊な実も莫大な金と時間があれば全て複製できる」と衝撃的な事実を語る。途中、ナミが相槌で「うん、あいつは死ねばいいのよ」とシーザーに辛辣すぎて少し笑った。
セラフィムの正体はやはり…
あくまで天才ベガパンクだから可能な所業だとは思いますが、「自然ロギア系は手を尽くしたが難しいな。しかし、超人パラミシア系は能力者の血統因子が手に入れば、そこから特殊な血液を生成し、それを投与することで能力を得られる」と語る。
その能力の使用を可能とする血液が【グリーンブラッド】。セラフィムの体内にはその人工血液で満たされており、能力発動時にグリーンブラッドが何やかんやで作用する模様。ちなみに、ボア・ハンコックをモデルとしたSスネークも同様にメロメロの実を扱う模様。
このグリーンブラッドは柴田昌弘作の『同名SF漫画』がモチーフ。ヒトには反抗できない人造人間が「人間としての尊厳」を勝ち取るために戦う物語。セラフィムとも見事に合致しますが、同漫画の舞台が宇宙ということで『ワンピース』の宇宙編もここでも匂わせています。
ベガパンクは続けて語る。「セラフィムは私が考え得る科学の最高峰。この海の歴史上で【最強の人類】と言える」。これを聞いた麦わらの一味は「それで七武海を撤廃?何てものを作ってくれたんだよ!?こいつらは本来海軍の兵器?」と驚愕する。
ただベガパンクの口ぶりを聞いている限り、セラフィムを作るために王下七武海制度が最初から作られたわけではなさそうです。また超人パラミシア系などの悪魔の実も、無尽蔵に量産できるわけでもないため、基本的に現時点ではセラフィムのみに限定されると考えていいか。
ルフィのギア5が無双じみる
そして再びロブ・ルッチ。
ルフィの攻撃を食らっても首を鳴らすだけで、どうやらダメージはほとんど通ってない様子。不敵な笑みを浮かべるルッチの姿を見て、エッグヘッドの研究員たちも「戦桃丸様、早く逃げてー」と叫ぶ。どうやら戦桃丸は意外と周囲からの人望が厚い模様。
ルッチは立ち上がるとすぐさま剃で移動し、戦桃丸に攻撃を食らわせようと試みる。
しかし、地面から飛び出てきたのがルフィの巨大な顔だった。再びルッチの攻撃を防ぐ。
「麦わら!」と思わずギョッとするルッチでしたが、ルフィはそのままガブリンチョ。寸前でルッチは避けるものの、ルフィはそのままコンクリートの床をバリボリと食べてしまう。しかも、噛み砕いたコンクリート片を幻影旅団のウボォーギンのようにルッチに向けて吹き飛ばす。
この技名は不明ですが、ルフィが徐々にヒトで無くなりつつあってワロタ。ただ太陽の神ニカがモデルの悪魔の実ですから、ここらへんも自由さを体現すること以外にも狙いがあるのかも。
ゴムゴムの白いロケット
そしてエッグヘッドに張り巡らされたパイプ状の移動装置をプロレスリングのロープのように使って反動を利用し、そのままルッチに頭ごと突っ込む。
その名も「ゴムゴムの白い(ドーン)ロケット」。ギア4のバウンドマンやゴムゴムの鐘のギア5バージョンといったところか。
この攻撃を食らったルッチはゴム化させられてることもあって、体はヒト型のまま強烈に伸びる。思わずルッチは「何だこの威力!意識が飛びそうだ」とギア3を上回るダメージに驚きを隠せない様子だった。アッヒャッヒャと大笑いするルフィとはまさに対照的。
ルッチが怯んでいるスキに、セラフィムのSスネーク(ハンコックモデル)が「真空ロケット」の場所を教えてあげる。セラフィムは言葉を話さないのかと思ってたら、普通に会話できる知能がある模様。戦桃丸には直前で「麦わら達を誘導しろ」と命令されています。
真空ロケットでラボの研究所へ
このSスネークの話し方は本物のボア・ハンコックと同様にお嬢様言葉なので、Sホークも本物のミホークのような話し方か。ジンベエに「ありがとう。優しいハンコックじゃな」と褒められると、Sスネークは「ぶ…無礼者。命令に従っておるだけなんじゃからな!」とツンデレ気味に照れ隠し。
だからパシフィスタのイメージが強いせいで寡黙という思い込みがありますが、実際にはパシフィスタの性格は「本物に近い性格」がそのまま継承・反映されているのでしょう。ジンベエのSシャークも意外とお茶目な性格しているのかも知れない。
しかし真空ロケットが上空のフロンティアドームに発車するまで1分を切っていた。ジンベエがルフィに急ぐように煽る。それに呼応するように慌てて乗り込もうとする直前、瀕死の戦桃丸に「バンクのおっさんを頼む!」と声をかけられると、ルフィは「任せとけ!」と合点承知の助。
ギア5状態であれば普通にそのまま行けそうですが、あくまでルッチに破壊されたパンクファイブ・アトラスの回復を優先させていた。
また既にパワー切れのタイムリミットが迫っていたせいで直後に安倍晋三化してしまう。それまで気絶していたジュエリー・ボニーは起きるも、隣に安倍化したルフィの姿を見て驚愕。しかし、あっという間に真空ロケットは研究層のフロンティアドームに到着した。
ベガパンクと麦わらの一味が結託?
直後、研究層のフロンティアドーム内の迎撃システムが強化される。エッグヘッドで働くSSGの研究員たちは避難し、工場層も封鎖される。
ラボの研究所ではベガパンクと麦わらの一味が一堂に会していた。ただナミは「世界一の頭脳を持つ男が何故命を狙われてるの?」と疑問を呈すと、ベガパンクは「世界一の頭脳で敵対すると思われた怖いんじゃね?」と無邪気に自己分析する。
これを聞いたナミは「確かに邪魔だわ…消す」と久しぶりの本性を見せるが、ベガパンクは気にせず「そんな折に四皇のお前さんらがここへ来たのは何かの運命」と暗に仲間に入れてくれるように提案。フランキーは思わず「大歓迎だ!フランキー将軍見てくれ!」とテンションアゲアゲ。
後から来たルフィたちもラボの研究所に到着するが、パンクファイブのアトラスは息も絶え絶えだった。ルフィは既に回復していたが、「父親のバーソロミュー・くまを戻すことを拒否された」と勘違いしたジュエリー・ボニーはベガパンクに殺意ムンムン。
ついに黄猿ボルサリーノが到着
しかし、工場層に残された戦桃丸は既にロブ・ルッチたちによってボコされていた。
「ある意味立派じゃ、ベガパンクのボディガードという職務は全うした。惜しいのう」とはカク。結局、バトル描写は描かれずじまいのステューシーは「海軍の到着を待て」という海軍元帥の赤犬サカズキの言葉を伝えるも、「待ってたら逃げられるぞ」とはルッチ。
戦桃丸亡き今、セラフィムを指揮する権限を持っていたのはCP0だった。エッグヘッドからの脱出ルートを全て封鎖し、逆に追い詰められていたのは麦わらの一味とベガパンクだった。カクは「あの迎撃システムは手強いぞ」とは語るものの、戦況は互角の展開?
まさに一進一退の攻防が続く中、ついにエッグヘッドに到着したのが海軍大将の黄猿ボルサリーノだった。麦わらの一味が加勢したことを知ってベガパンクの脱出は容易と分析するものの、「想像通りの結果にはならねェよ」とさらなる軍艦を呼び寄せる命令を新たに下す。
果たして戦況の行方は?という場面でワンピース最新1070話は終わります。
ワンピース1070話ネタバレ感想まとめ
以上、ワンピース最新1070話のネタバレ感想でした。
ルフィ vs ルッチの白熱したバトルは面白かった。やはり太陽の神ニカの能力を持つルフィが優勢に進めた印象。エニエスロビーとは違って立場は逆転気味。一方、新たに披露されたギア5の新技を見ると、【白≒ドーン】という読ませ方をしていました。
つまり、「Dの一族≒白」ということか。Dの一族は夜明けを目指す種族でした。夜明けは「白む」とも言います。ただどちらかというと、そのまま太陽のニカを白と表現しているだけか。
実際、太陽は白色で表現されることもあります。太陽のような恒星は時間が経つと、どんどん水素がなくなって核融合が起きなくなる。その結果、温度が低下して輝きを失っていくんですが、中心核が露出することで白く見えるそう。
これを一般的に「白色矮星(はくしょくわいせい)」と呼びます。この白色矮星は最終的に潰れて超新星爆発を起こし、中性子星という直径数十km程度の超高密度の小さい星に変わります。ただ超新星と聞いて思い出されるのが【最悪の世代】でありましょう。
また黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)だけが超新星に含まれていなかった理由は、ヤミヤミの実の能力者だから。何故なら、超新星爆発が起きた後には中性子星以外に【ブラックホール】も発生するから。そのため最後に海賊王になるのは黒ひげという伏線も描かれている?
白色矮星≒死と解釈するのであれば、最終的に「ルフィの死亡フラグ」なんかも読み取れるのかも知れない。だからワンピース終盤に来て、宇宙関連の伏線が回収されつつある。
○結局、ギア5は強いのか?
一方、ルフィが戦いを優位に進めていると言っても、ルッチに残るダメージはあまり感じられませんでした。意識が飛びそうなほどボコボコにされたと言っても、最後はケロッと白スーツを決め込んでセラフィムを率いて再び臨戦態勢の状態に入ってました。
考えてみると、ルフィのギア5を持続できる時間もカイドウ戦と比べると短かったような気も。さすがにルッチがカイドウより耐久性があるとは思えませんが、それでもギア5にとどめを刺す力がどこまであるのか。カクもステューシーも一切参戦しないまま。
戦桃丸が気絶したためセラフィムをCP0の支配下に置かれるなど、麦わらの一味たちにとって事態は何も好転していません。とはいえ、威権順位的にセラフィムを引き連れて行っても、逆にベガパンク側の戦力が強化されるだけやろとは思いますが…。
○MADSもクローズアップされつつある
そして、ワンピースといえば扉絵シリーズでした。何周か前には黒ひげ海賊団の仲間に入ったと思しき青雉クザンの姿も描かれていました。
そこで俄然注目を浴びているのが無法科学集団の「MADS(マッズ)」。
今回1070話では「若かりし頃のMADS」が描かれていました。
どこが学者集団やねんと言いたくなりますが、中心にいるのは特徴的なハート頭のベガパンク。トランプマークの伏線を改めて象徴しますが、隣にはヴィンスモーク・ジャッジとシーザー・クラウンらしき若者。シーザーの隣には後に百獣海賊団に入るクイーンの姿も確認できます。
ただジャッジの隣りにいるのが「謎の女性」。一見するとMADSの仲間かどうか判然としないものの、後ろ姿というのがいかにも伏線っぽい。現状だと確証はありませんが、白ひげ海賊団にいた紅一点のホワイティベイかなと予想してみる。
次のワンピース1071話予想
最後は次のワンピース最新1071話の内容を予想します。
基本的にはCP0との戦いの続きが描かれるはずです。ついに参戦する海軍大将の黄猿ボルサリーノの口ぶり的にルッチ側に付きそうですが、この時点で戦桃丸を倒したことは知らないはず。果たしてボコられた戦桃丸の姿を見て、黄猿はどう動くのか。
それでも「ギア5 vs 黄猿」の戦いはひとまず描かれそうです。
何故ならルッチが「戦桃丸はルフィに倒された」と言われてしまったら、黄猿もまずはそれを信用するしかないでしょうから。とはいえベガパンクが麦わらの一味に助けを求めてる以上、ルフィが戦桃丸を倒すのも不自然な話ですけど。
『ONE PIECE FILM RED』で赤髪のシャンクスの覇王色を前にあっさりと引き下がった黄猿がどこまでの強さを発揮するかも興味深い。
またエッグヘッドを出た後の展開もそろそろ重要になってきそう。エッグヘッドの近くにはSWORDも拠点とする海軍の基地がありました。SWORD経由で黒ひげに捉えられたコビー救出という展開もいずれ描かれるのかもしれない。
ベガパンクも仲間に率いていればSWORDも懐柔しやすいはずなので、麦わらの一味の戦力は順調に強化されていくか。あとはバーソロミュー・くまもエッグヘッドに飛んでくるはずなので、このタイミングも戦況の行方のカギを握るはず。
パシフィスタ版くま(本物)とセラフィム版くまが相対した時に何が生まれるのか(笑)
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