ワンピース最新1055話ネタバレ感想を画像付きでレビューします。前回のワンピース1054話のネタバレ感想は別途ご参照ください。
ちなみに次のワンピース最新1056話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
赤鞘九人男 vs 緑牛
宴を楽しむ花の都に迫る海軍大将の緑牛アラマキ。少し前にモリモリの実の能力者と判明しましたが、全身が樹木のバケモノ化した緑牛に赤鞘九人男が立ち向かう。しかし、光月モモの助は全身が樹木で絡め取られて為す術なし。
雷ぞうがマキマキの実で火遁の術を放つものの、緑牛は「防火林」という必殺技で応戦して無傷。全身から水蒸気を発生させて、ちょっとやそっとの火力で緑牛にダメージを与えることはできなかった。
ちなみに、防火林とは火災の炎症を防ぐために設けておく緩衝地帯のようなもの。家屋などの周辺に植樹された燃えにくい広葉樹などが防火林と呼ばれます。葉っぱの大半は水分で構成されているので、葉っぱが多い木々ほど効果的ということ。
雷ぞうは体内の水分を吸収されてアル中カラカラに。他の赤鞘九人男もカイドウ戦での疲労が残っているのか、傳ジロー、河松、ネコマムシなど次々とモリモリの実の能力で捕縛されていく。果たして赤鞘九人男の運命は?
ワノ国の構造はさながら進撃の巨人
一方、光月スキヤキこと天狗山飛徹の秘密の部屋には新たにトラファルガー・ローも加わっていた。ニコ・ロビンの姿がなかったことを怪しんで、ローはその後を追った結果、光月スキヤキの秘密の部屋にたどり着いたという寸法。
ひとつなぎの大秘宝≒温泉説という考察もあるようですが、次のロビンの銭湯シーンはワンピース最終回になりそうか。
そして、光月スキヤキは更に城の地下奥深くに向かっていた。
「いつまで下り続けるんだ?」とローが不満を漏らすように、その地下は際限なく続く。光月スキヤキ曰く、「カイドウやオロチにもこのルートは教えてないが、魚人族のジャックによってワノ国のロードポーネグリフは発見されてしまった」とのこと。
つまり、この発言が意味するところはワノ国はかつて800年前の「海底にあった」ということ。ちなみに、魚人族でも悪魔の実の能力者は力が抜けて身動きが取れなくなりますが、ジャックが「ゾウゾウの実を食べる前」のタイミングだったと好意的に解釈してみる。
ただ正確に言うと、ワノ国はもともと藤山を中心に町が形成されていた。しかし空白の100年を境にワノ国周辺に巨大な防御壁を建設する。その後、次第に雨水が溜まって人々が生活できなくなったため、藤山の中腹に新たに盛土して現在のワノ国を作ったんだそう。
強いて言うと、ワノ国の地下には船が通れる洞窟などもあるはずなので、ここらへんとの整合性が若干気になるところ。
ワノ国の開国とは古代兵器プルトンを開放すること
正直、そんなすぐに雨水が溜まるもんかなと思ったりしますが、さながら『進撃の巨人』の世界観を彷彿とさせます。もちろん尾田さんがパクったわけではないですが、少なくとも進撃の巨人が発売された際にいろいろ思うことはあったか。
進撃の巨人の設定も考えると、ここまで国全体を取り囲む壁を人力で作るのは至難の業でしょうから、悪魔の実の能力者(イワイワの実やカベカベの実など)の存在などが予想されます。でなきゃ、壁を作っている最中にワノ国は侵略されているはずなので。
ただ、この防御壁は一体何のために作られたのか?
それこそが【古代兵器プルトン】を守るため。空白の100年でDの一族がイム様一派に敗北した可能性が高いわけですが、その際にDの一族と協力関係にあったのが光月家。今後Dの一族の末裔が夜明けを目指せるように古代兵器プルトンを壁を作って守っていた。
つまり、ワノ国の開国とは防御壁を取り払って「古代兵器プルトンを開放すること」にあった。だから古代兵器プルトンのサイズ感がマジでデカそうな印象を与えます。
そのため光月スキヤキ自体は一度も見たことがないようですが、果たしていつのタイミングでプルトンが解放されるのか?結局、こんなに巨大な古代兵器プルトンを稼働させてどこに向かうのか?って話。
まさにラフテルに行くための乗り物だった?そう考えると、やはり最後のロードポーネグリフの写しを手に入れるのが順番的には先になるのか。
モモの助が覚醒
一方、花の都周辺では緑牛アラマキと赤鞘九人男たちの戦いが続いていた。カイドウ相手にそこそこの戦いを見せていた気がしますが、赤鞘九人男は終始劣勢。敵との相性はあると思いますが、ヤマトもモリモリの実で捕縛されてしまう。
緑牛は「悲しい話だが、カイドウの支配さえこの国が敵を寄せ付けない抑止力だったんだ!麦わらのルフィを連れてこい!」と要求する。日本における在日米軍基地のようなものか。とはいえ、そのカイドウに勝ったルフィに勝つる気でいる緑牛ってどうなん?
それでも戦いの意思を示すヤマトに対して、光月モモの助は「おぬしはずっと鬼ヶ島に閉じ込められやっと自由になれる!ルフィたちにも拙者ずっと頼り切ってきた!この国に残る我らでどんな敵も追い払わなければ、この先ワノ国を守って行けぬのだ!」と決意を示す。
ただ劣勢の状況を考えると、まずは今勝つことを考えようよと。完全に善意の押し売り、独善の振る舞いにしか思えませんが…
土壇場に追い込まれた光月モモの助はようやくカイドウのようなボロブレスを口から発射する。
それまで「オーオー!ガキのようなみっともねぇ龍がいたもんだ」と余裕綽々だった緑牛アラマキも、思わず肉体を貫かれて発狂する。いくら耐火性能があっても、レーザー砲のような威力のある攻撃まで無効化はできず、しっかり体は燃えてダメージを食らう模様。
シャンクスの覇王色の覇気で緑牛を撃破
ただ燃え尽きる寸前の緑牛も、新緑を芽吹かせてそこから再び復活する。自分の肉体を極小な種子化させたり胞子化させて周囲に撒き散らせば、いくらでも無限に逃亡することができそう。そういう意味で緑牛を倒すのは意外と大変かも。
カイドウの片鱗を垣間見てしまった、緑牛は「その気ならわかったよ」といよいよ本気を出そうと試みる。
しかし、緑牛を食い止めようと動いたのが赤髪のシャンクス。ワノ国近海まで到達していたシャンクスは覇王色の覇気を遠く離れた場所から飛ばし、緑牛の動きをビリビリと制する。「赤髪海賊団~そばにいんのか!?」と思わず狼狽する緑牛。
そして赤髪のシャンクスは「何も卑怯とは言わねぇがよ!海賊の歴史を変えて疲れ切った【新緑】たちにちょっとヤボじゃないか?そんなに恐いか?【新時代】が!!」と凄む。遠く離れた緑牛はシャンクスの表情は確認できないはずですが、思わずスタコラサッサと逃亡を図る。
これに対して、麦わらの一味は遠巻きから赤鞘九人男と緑牛アラマキの戦闘をずっと眺めていた。ジンベエは「しかし、どエライ覇気が飛んどったのう」と語ると、ルフィは「懐かしい顔が浮かんだ」と思わずニンマリ笑顔を浮かべる。
懐かしいという表現を考えると、シャンクスの左腕が近海の主に食われた際にも同じ覇気が放たれていたのでしょう。ルフィたちの成長を感じさせた場面で1055話は終わります。
プルトンはサンダーバードのように発射される?
以上、ワンピース最新1055話のネタバレ感想でした。
今回の注目は「ワノ国の過去」でありましょう。かなり特殊な地形として知られていましたが、まさかのダムのように街が沈んでいた件。偶々まぐれヒットしてた考察者さんもいたようですが、特殊な土地の構造を考えると【壁で仕切られている感じ】はありました。
とはいえ、かつて描かれた【ワノ国の断面図】をあらかじめ見せられてしまっていると、ワノ国の「海底に都市が隠されていた」という説は思い付かないのが実際でしょう。
確かに藤山の斜面に従って、土地が海底に向かって下がっているものの、「伏線は絶対に当てさせないぞ」という尾田さんの意気込みが強すぎる印象。巨大な壁と藤山との距離がなさすぎるもんw
一応、ワノ国に入国する前に「巨大な鯉」が滝登りしていましたが、これはワノ国は「雨水が溜まった超巨大な湖(淡水)」だったという伏線だったりはした模様です。
ただ更に地下に古代兵器プルトンが隠されているわけですが、光月スキヤキの口ぶりを聞く限り、プルトンの正体が明らかにされるのは相当先になりそう。巨大な壁を取り払う必要があるため、ワノ国の再統治を優先させる光月モモの助の意図とは真逆だから。
ただ何故、壁を取り払う必要があるのか?眼帯の海賊の正体も既に考察していますが、SF作品『サンダーバード』のように藤山の一部がパカッと開くなどして仰々しく登場しそう。ワノ国は日本がモチーフですから『エヴァンゲリオン』的な感じも予感させます。
シャンクスは見聞色の覇気も相当ヤバい
一方、赤髪のシャンクスは強烈な覇王色の覇気を見せつけました。四皇最強ランキングなども考察していますが、最強の覇気を持っていたゴールド・ロジャーを彷彿とさせます。海軍大将を覇気だけで追い返すって相当ヤバい。
瞬間移動能力を持ってる説もワンピース考察界隈では根強いですが、マリンフォード頂上戦争前のカイドウとの衝突も、シャンクスの怒気に純粋にビビって逃げただけでしょう。
また遠く離れた場所の人間を感知できていることから、シャンクスは見聞色の覇気も相当極めているに違いない。まさにエネル並。これは麦わらのルフィの居場所を常に探知していた可能性が高まったカタチ。つまり、赤髪のシャンクス≒黒幕・裏切り者説が改めて高まった印象。
シャンクスは「子どもたちの未来のため」に怒ったかのように見えますが、ルフィの左目下の傷は自分で傷付けただけ。モモの助が泣いている理由も、光月おでんにどつかれただけ。子供たちは涙しているものの、自業自得のシーンが多いようにみえるのは気の所為?
ちなみに、一番左端のシルエットは『ONE PIECE FILM RED』のウタ?
ONE PIECE1056話予想
ということで最後に来週のワンピース最新1056話の内容を簡単に予想します。
今回前回とシャンクスや緑牛、プルトンといった謎が少し明らかになりましたが、これ以上新たに掘り下げるものはないのかなーと思います。シャンクスはこのままワノ国を素通りし、緑牛はおめおめと退散しました。プルトンも現状だとすぐ解放される可能性は低い。
そうすると「ワノ国の今後の未来」をどうするかに焦点が移るはず。要するに光月モモの助がワノ国将軍に君臨する描写が描かれるのかも。今回のモモの助の発言を聞く限り、ヤマトが麦わらの10人目の仲間になる可能性が非常に高まったと言えます。
だから、ワンピース1056話のタイトルはいよいよ『10人目』になるのかも知れない。ワノ国離脱後は「最後のロードポーネグリフを探す旅」が始まると思いますが、カイドウとの連戦の疲れなども加味するとしばらく平和な展開が続きそう。
コメント
一番左のシルエットは『ウタ』だな
完全に(意味 この解説に納得)
なるほど、ワノ国に溜まっている水をズニーシャの鼻で吸い取ってもらうんですね。