ワンピース最新1069話のネタバレ感想を画像付きでレビューします。前回のワンピース1068話のネタバレ感想は別途でご参照下さい。
残念ながら、カタールワールドカップで日本代表が惜しくも決勝トーナメントで敗退しました。三笘薫(みとま・かおる)が涙してて可愛いなと思っちゃった。この悔し涙はきっと4年後アメリカ大陸で行われる2026年のワールドカップで活かされることでしょう。
そういえば4年後の2026年と言えば、ワンピースが完結するタイミングとちょうど重なります。厳密にはワンピースの最終回は2025年頃とは思われますが、尾田さんのことなのでストーリーが延長するパターンも大いに考えられます。
だから次のワールドカップとワンピースの最終回が重なる可能性も高いはず。まさに激動の年になりそうな2026年、皆さんはその時どういう人生を歩んでいますか?あなたとクルマ、どんな物語がありますか?
ちなみに次のワンピース最新1070話のネタバレ感想はレビュー済みです。
四皇は海軍でも手出しできない?
CP0のロブ・ルッチが襲来したことでエッグヘッド内は大騒ぎだった。逃げ惑う研究員や泣き叫ぶチョッパーたちを余所目に、久しぶりの対面にルフィは「何でお前がここにいんだ!ハトの奴!」と叫ぶ。それに対して、ルッチは「政府の島だぞ」と冷静に応答する。
ルフィはジュエリー・ボニーを肩に担ぎながら、「確かに!おかしいのはおれ達の方だ!」と冷静に受け止めるヒトボケをかましつつ、カクも「何と忌々しい麦わらの一味か!!ジュエリー・ボニーもおる」とエニエス・ロビーでの一件を回想するかのように反応する。
ただカクは「じゃが手を出すなよ!ルッチ!麦わらが四皇になった以上、上の許可なく戦えんぞ!」とルッチを制する言葉を発する。四皇は王下七武海のような特権こそ与えられていないものの、海軍の戦力を大幅に投入する必要があるから不用意には手が出せない?
これを証明するようにステューシーも「そうね。四皇には傘下の海賊団がつきもの。小競り合いは大きな戦争を招くわ。海軍にすぐ報告を」とCP0の部下たちに要求する。
エッグヘッドに向かう海軍大将・黄猿
ルフィはボニーの身柄をジンベエたちに預けて臨戦態勢を整えるが、ルッチに隣に瀕死の状態で横たわっているパンクファイブ・アトラスの存在に気付く。
ルフィはすぐにアトラスを診るようにチョッパーに要求するが、ルッチは「口を挟むなよ?政府の問題だ」と忠告する。しかし、ルフィは「おれ達はこいつにメシを食わせて貰ったんだよ!」と一宿一飯の恩義を理由にルッチに凄む。
一方、海軍本部にもエッグヘッド内で勃発している一連の出来事が伝わっていた。
麦わらの一味がエッグヘッドに侵入している事実を知らされると、海軍元帥の赤犬サカズキは「また話がややこしゅうなってきた!ベガパンクにゃあ、CP0の目的がバレちょったっちゅう事か!?」と苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる。
そして、もしベガパンクが麦わらの一味を味方に付けてるとしたら、世界政府側にとって甚大な戦力喪失に繋がると危惧する赤犬。ただ、その心配を他所に海軍大将の黄猿ボルサリーノが既にエッグヘッドに向かっていたことが部下から知らされる赤犬。
それを聞いた赤犬は「ルッチには海軍の到着を待つように伝えろ!麦わらとは絶対に戦わせるな!」とすごい剣幕で部下に命じた。とはいえ政府の損失と考えてるなら、何故ベガパンクの命を狙うのかもいまいち解せません。そこらへんはイム様と政府の目的の齟齬もあるのか。
ルッチが覚醒モードを発動するも…
しかし赤犬の不安は的中する。既にエッグヘッドの内部ではルフィとルッチが壮絶な戦いを繰り広げていた。パンクワン・シャカはルッチの異形の姿を見て、「珍しい事例だ!何てスピード!動物ゾオン系の覚醒は人格が取り込まれてしまうことが多いのに!」と驚愕するばかりだった。
動物ゾオン系には「意志」が宿るとされているため、他の悪魔の実とは反応が異なる模様。
ルッチは悪魔の実が覚醒して【新たなフォルム】に進化していた。「麦わらァ!強くなったのは何もお前だけじゃないんだぞ!」と既に勝ち誇った笑みを浮かべているルッチの肩からは、ルフィのヒトヒトの実モデル・ニカのように、風神の風袋のような黒い炎をまとっていた。
ただベガパンク本人が驚いていたのはルッチの姿ではなかった。「シャカ!現れたのか!白い戦士が!」と慌てたの様子で駆け込むと、「教えろ!麦わらのこの変身…!一体何なんじゃ?」とナミに話しかけるも、詳細を知らないナミはゴムゴムの実の能力とおぼろげに返答する。
悪魔の実は意外と概念的な存在だった?
しかし、ベガパンク本人はそれを否定する。何故なら、ゴムゴムの実は古い【悪魔の実の図鑑】には掲載されていなかったから。逆に言うと、新しい悪魔の実の図鑑には収録されてる?
ギア5状態の姿を見たベガパンクは「なんと美しい姿!いつでもおどけて人を笑顔にする解放の戦士!またの名を太陽の神ニカ!」と古い文献にしか記されていない神の存在をウソップたちに説明する。ナミは聞いたことがないと言うと、「だろうな。それは歴史から消された名前」とはベガパンク。
ここで麦わらの一味が太陽の神・ニカの存在を知ったカタチになりますが、神ニカは「人が望み続ける限りその存在が消えることはない。万物は望まれてこの世に生まれる」とはベガパンク。今回1069話のタイトルも同文言が使用されていることから、重要な鍵となる表現。
悪魔の実の能力とは?やはりニカが?
そして、ベガパンクはさらに【悪魔の実の仮説】についてつまびらかにする。
「悪魔の実も同様、ああなれたらいいな…こうなれたらいいな…。誰かが望んだ人の進化の可能性である。多岐に渡る人類の未来が能力である!従ってその不自然は自然の母【海】に嫌われるという罰を背負って存在する。能力者とは誰かが思い描いたいくつもの異次元を生きる者たち」とのこと。
つまり、悪魔の実は「太陽の神・ニカがデザインしたモノ」なのではないかというのが、ベガパンクの仮説だった。「罰を背負って」という表現を聞くと、ズニーシャとの関連性も何となく匂わせますが、予想通り、やはり最初の悪魔の実(原初の悪魔の実)がヒトヒトの実モデル・ニカだった可能性が高そう。
悪魔の実の表面のデザインが、何故ニカのような眉毛だったのか?これはまさにニカが自らの血統因子を使って作り上げたからだった?悪魔の実を生み出すことと引き換えに、ニカはこの世から消えてしまった?不自然に作り上げた能力だから、自然の母に嫌われている?
悪魔の実の図鑑に掲載されていないゴムゴムの実を、何故海軍にも入っていないコビーが知ってたのかという疑問は残りますが、いずれワンピースが完結する前に悪魔の実の図鑑を現実世界でも発売して欲しい所です。
戦桃丸登場
ギア5状態のルフィがルッチが戦っている最中、そこに現れたのがベガパンク直属のボディーガードである戦桃丸だった。「わいは今日休日のハズ。CPは味方。海賊は敵。CP0と一緒に戦えばいいのか?」とどこか気だるそうにベガパンクに尋ねる。
ベガパンクは「違うんじゃ。実は私がCP0に命を狙われておってな!悪いがCP0を追い払ってくれ」と懇願すると、戦桃丸は「ちょっと待て!じゃあわいも謀反者になるぞ!」と一旦は拒否する。ただ戦桃丸はかつて貧乏だった時代にベガパンクに拾われた過去があった。
その恩義を盾に揺さぶられると、戦桃丸はバツが悪そうに了承する。
セラフィムの最高権威が五老星の理由
そして、ジュラキュール・ミホーク、ボア・ハンコック、ジンベエの3体のセラフィムと共にCP0と対峙し、更にはCP0が連れて来たバーソロミュー・くま版のセラフィムに向かって「CP0の役人共を片付けろ」と命令する。
セラフィムを含むパシフィスタが命令を聞く優先順位(威権順位)は【五老星→ベガパンク→戦桃丸→その他】で決められていた。その他に含まれるCP0では為す術がなく、セラフィムの攻撃から逃れるしかなかった。
かつて五老星のモデルは五芒星という考察もしましたが、今回セラフィムの瞳には「★マーク」が全員刻まれていたことが改めて発覚したため、やはり自分の見立ては当たっていたか。
ただ逆に言うと、五老星がしゃしゃり出てくると、一気に形勢逆転してしまう危険性があるということだけは覚えておいて損はないでしょう。カクの「よう考えたらわしらがセラフィムを倒したら政府の損失じゃ」という発言も後のちょっとした伏線かも。
戦桃丸死す?
そして、戦桃丸は陣頭指揮を取ってセラフィムたちに命令を下す。「Sスネークは麦わらたちを真空ロケットへ!フロンティアドーム内へ誘導しろ!Sホーク!Sシャーク」と的確にベガパンクを活かす指示を出す。ベガパンク直属だけあって、戦桃丸は頭も意外とキレる模様。
ただ初めてセラフィムを見たジンベエやチョッパーたちは「あの褐色の者たち全員、昔の七武海に似ておるのじゃ!まさかクローンを作られておったとは」と驚愕する。確かに自分そっくりの人間兵器を目の当たりにしたら、めちゃくちゃビックリするだろうなと。
ジンベエの発言だけでは「最初」からセラフィム(パシフィスタ)を作るために七武海制度が設立されたのかどうかまでは不明ですが、ルフィは嬉しそうに「まさかり!久しぶりだな!」と武器名で戦桃丸に話しかける。
戦桃丸もちょっと親しげに「麦わらァ!元気に武器名で話しかけてんじゃねェよ!わいら敵だぞ!パンクのおっさんを逃してくれるのか?」とベガパンクのことを頼むと、ルフィは「ああ頼まれた」と笑顔で快諾する。しかしCP0にとって戦桃丸の一連の行動は完全なる利敵行為。
ルフィと話しているすきを突いて、六式ではおそらく初披露と思われる手銃(しゅがん)を食らわせる。十指銃と獣厳と何が違うのかと思ったりしますが、ルフィは思わず叫ぶものの、ルッチは「司令塔は消すだけだ」とにべもなく吐き捨てる。
果たして戦桃丸の安否は?ルフィとルッチの戦いはどうなる?…といった場面でワンピース1069話は終わります。
ワンピース1069話ネタバレ感想まとめ
以上、ワンピース最新1069話のネタバレ感想でした。
今更ながら諜報機関を名乗っているくせに正々堂々と正面突破してくるパワー系CP0に草ですが、早くもルフィとルッチの因縁の対決が勃発。カイドウも倒したギア5にどう戦うのかと思っていましたが、ルッチも覚醒フォルムでそれなりに善戦。
今後、他の動物ゾオン系能力者(直近だとカク)も覚醒モードが用意されているに違いない。
それでもギア5の方が優勢に戦いを進めている印象です。仮に戦桃丸を倒してセラフィムの加勢を食い止められたとしても、百獣海賊団の幹部を撃破したサンジやゾロも揃っている以上、CP0が必敗する未来しか見えない。
その一方、海軍大将・黄猿ボルサリーノもエッグヘッドに向かっていることも判明したため、CP0側の戦力不足感は補えるに違いない。それでも『ONE PIECE FILM RED』の終盤で赤髪のシャンクスひとりに凄まれて遁走した姿を見ると、実際どこまで強いのかというと?
また黄猿のことを「おじき」と呼ぶなど、戦桃丸とは仲が良かったはず。ルッチが戦桃丸を攻撃して既に海軍側に背いているため、黄猿はCP0に加担しない可能性もワンチャンあるか?メンタル無風に思える黄猿の戦桃丸に対する評価も興味深い。
次のワンピース1070話予想
最後は次のワンピース最新1070話の内容を予想して終わります。
エッグヘッド内での戦いがこのまま描写されるに違いない。黒ひげ海賊団とハートの海賊団との一戦も結果が不明なままですが、この流れでその続きを描くのはさすがに突拍子がないか。ただルッチが負ける姿も想像しにくいので、カクやステューシーもいよいよ参戦する感じか。
カマバッカ王国に置き去りにされた革命軍ですが、モンキー・D・ドラゴンの悪魔の実は風神の動物ゾオン系幻獣種と昔から言われていました。だから風神の能力を使えばドラゴンたちも自力でエッグヘッドに移動できるのではないか?
パシフィスタの確固たる優先順位が明らかになりましたが、それ故に「自我」を復活させたバーソロミュー・くまの娘愛の深さも垣間見えます。黄猿が襲来するタイミングでくまも合流しそうなので、まさにエッグヘッドを中心に壮絶な戦争が勃発する?
だから次のワンピース1070話以降もバトル展開が続きそう。またベガパンクの口からどういう歴史の謎が明らかにされるのかなども注目ポイントか。
他にも扉絵シリーズでは「MADS」が現在闇金王ル・フェルドによって運営されており、平和研究所に様変わりしていることも判明しています。本編ではベガパンクが活躍していることからも、いずれヴィンスモーク・ジャッジといったMADS関連のキャラクターも登場しそう。
コメント