バトル漫画『ワンピース』の中でも最強の勢力が「四皇」と呼ばれる4名の海賊たち。時代によってメンバーは何名か変わっているんですが、それでも全キャラが最強クラスの実力を誇ります。
そこで今回ドル漫では「四皇の強さランキング」を徹底的に考察したいと思います。ちなみに、どうやらゴールド・ロジャーや金獅子のシキ、ロックス・D・ジーベックなどは含まれないようなので今回の最強ランキングでも割愛しています。
バギー…四皇強さランキング7位
最初の四皇強さランキング7位は【バギー】になります。問答無用の最下位。バギー海賊団の船長にして、バギーズデリバリーの社長。
バギーの悪魔の実は「バラバラの実」。自分の肉体をほぼ際限なく分裂させることが可能。剣による攻撃はほとんど当たらないとされます。また地面が足にさえ着地していれば、顔や体は一定の範囲内で空中浮遊できるなど能力の汎用性そのものは高い。
でも、バギーの戦闘力そのものは知れています。ルフィが「最初に戦った敵キャラ」ですが、その当時から大きく進化したようにも思えない。バギーは王下七武海→四皇と黒ひげ並みの出世を遂げているものの、生まれ持っての「運命の力」という点が色濃い。
元ロジャー海賊団だった過去も含めて、麦わらの一味だとウソップのような運否天賦の強さで勝ち上がってきた感があるため、他の四皇と純粋にタイマンで戦った場合を想定すると「バギーが勝つ未来」は絶望的に見えないのが本音。
チート的な能力が多い四皇においても、バラバラの実は見劣りする。
ただし、バギーは「隠し玉」を秘めている可能性も考えられます。特製のバギー玉も改良に改良を重ねればバカにならない威力を発揮しそう。事実、爆弾で死亡しているキャラクターが『ワンピース』には多いため、ワンチャンでバギー玉で倒せる。
またバラバラの実も覚醒すれば他者に影響を及ぼすことができるので、周囲の地形をバラバラに組み替えられたりしたら戦闘面でも強力な作用を発揮できそう。バギーも腐っても四皇に選ばれた以上、今後の強さ的な伸びしろはしっかり秘められているはず。
ビッグマム(シャーロット・リンリン)…四皇強さランキング6位
続いて四皇強さランキング6位は【ビッグマム(シャーロット・リンリン)】になります。ビッグマム海賊団の船長。
ビッグマムの悪魔の実は「ソルソルの実」。他人の寿命を強制的に奪うことができるため、相手によっては即死の効果をもたらす。逆に奪った寿命を使って、自らの傷やダメージを治癒することもできるため、悪魔の実の中では数少ない回復能力も地味に持つ。
またその寿命を無機物に入れれば、生き物のように自我を持たせることができる。特にビッグマムの魂は極上の強さをもたらすため、ヘラやナポレオンなど強力な武器を複数所持する。ヘラやゼウスに乗れば空中を移動できるなど、ソルソルの実は意外と汎用性は高い。
一方、ビッグマムの強みは「天性のフィジカル」そのものにあります。
わずか5歳にして巨人族の英雄・ヨルルをフルボッコするなど、懸賞金は年齢が一桁の時点で5億ベリーに設定されるほど。現在68歳という年齢だが、身長880cmから繰り出される打撃は兵器並。必殺技も巨人族譲りだけあってどれもが無慈悲なまでに強力。
空腹状態に陥る「食いわずらい」の暴走モードは、ビッグマムのさらなる凶暴さを加速させる。どう転んでも強くなるしかない。外部からの物理的な攻撃はほとんど意味がなさない「耐久性の高さ」も純粋な魅力でしかない。
ただ逆に言うと、ビッグマムの強さは「フィジカルのみ」と悪く言い換えることも可能。ソルソルの実もそれ自体に攻撃力はない。ジンベエですらビビらずに寿命を奪われなかった点も踏まえると、四皇相手に通用する技ではないことは明白でしょう。
また最終的にユースタス・キャプテン・キッドやトラファルガー・ローに敗北した戦いでは、圧倒的に防御力の高さも「内部から攻撃される」と弱いことが判明しました。そのため覇王色の覇気の使い手だらけの四皇において、防御力の高さにも限界がありそう。
他にも「俊敏性」の点でも弱みを見せていた気がします。
モンキー・D・ルフィ…四皇強さランキング5位
続いて四皇強さランキング5位は【モンキー・D・ルフィ】になります。麦わらの一味・麦わら大船団の船長にしてDの一族。ジョイボーイの後継者ともされます。
ルフィの悪魔の実は超人パラミシア系のゴムゴムの実になります。全身がゴムのように伸び縮みするため、手足を伸ばすことで通常より攻撃力がアップ。また銃弾を受けてもゴムのように弾き返すなど、防御力の面でも優れていました。
ただその後、実は幻獣種のヒトヒトの実モデル・ニカであることが判明します。特に悪魔の実が覚醒したギア5の状態では、巨人族を上回るサイズ感に巨大化したり、空中を駆け回ったり、雷を掴んで攻撃してみたり、まさに奇天烈に攻撃の自由度がアップ。
とりわけ動物ゾオン系でありながら、超人パラミシア系のように「周囲に影響を及ぼす」ことができるポテンシャルの高さも評価。
そして最終的に同じ四皇・カイドウを倒し、ルフィも四皇と呼ばれるようになります。キッドやローと同じく懸賞金額が30億ベリーまで跳ね上がったものの、たった一人でカイドウを倒した点を評価。ルフィであれば一人でも、ビッグマムに勝てそうな気がします。
でもカイドウは連戦続きで疲労困憊だったことから、仮に全回復した状態でタイマンした場合、ルフィは苦戦している気がします。そのため現時点の強さはカイドウ以下と評価してみる。とはいえ、ビッグマムも含めて三者に絶望的な実力差がないのも確かか。
また太陽の神・ニカの悪魔の実は動物ゾオン系に該当することもあって、いろんな変身や進化のパターンが残されている点も評価のポイント。そのため今後の伸びしろを考えると、ルフィがカイドウを上回る可能性が高いと思います。
百獣のカイドウ…四皇強さランキング4位
続いて四皇強さランキング4位は【カイドウ】になります。本名は不明ですが、異名は百獣。そして同名の百獣海賊団の総督。
カイドウの種族や出生の秘密は謎が多いものの、わずか10歳にして「最強の兵士」と世界を震撼させたほど。海軍にはランチ感覚で捕縛されるなど、若かりし頃から傍若無人並の強さを誇る。最終的に当時最強をほしいままにしたロックス・D・ジーベックから直々にリクルートされるほど。
空島から飛び降りても無傷など、フィジカルの強さは四皇でも最強クラスを誇ります。事実、ギア5状態のルフィの攻撃に何度も耐えるなど、耐久力の高さはビッグマムを超えるか。ワノ国の屈強な侍たちをほとんど一人で屈服させていった実力は本物。
また悪魔の実は幻獣種の「ドラゴン(龍)」という破格のオプション装備も強み。空を自由自在に飛び回り、口からはボロブレスと呼ばれる火球は巨大な城も木端微塵にする威力。体のサイズも更に巨大化するなど、まさにチート of チートな四皇でした。
「個人の強さのみで凶暴な海賊たちの尊敬を集めて四皇と呼ばれるに至った」というブランニュー中将の言葉を信じるなら、四皇でもとりわけ戦闘やバトルに特化したキャラだと推察できます。
最終的にルフィに倒されてはいるものの、それまで赤鞘九人男やゾロやキラーといった最悪の世代たちとの連戦を考えると、疲労度合いはルフィを大きく上回るはず。そのためもし万全の状態でルフィと戦ったら、カイドウに軍配が上がっていた気がします。
強いて言うなら、光月おでんの一撃で大きな傷を受けるなど、無敵の強さを誇るかと言うとそこまででもない。
白ひげ(エドワード・ニューゲート)…四皇最強ランキング3位
続いて四皇強さランク3位は【白ひげ(エドワード・ニューゲート)】になります。白ひげ海賊団の船長。
白ひげの悪魔の実は「グラグラの実」。あくまで超人パラミシア系に該当するものの、大地や空間を破壊的に揺るがす。空中を浮遊するカイドウであっても攻撃できるし、赤犬サカズキとの戦いでも近接戦闘でも強みを発揮するなど攻撃範囲を問わない。
海軍元帥だったセンゴクに「世界を滅ぼす力」と称されるのも納得。まさに自然災害クラスの破壊力は悪魔の実の中でも最強クラス。また最強の覇気の能力者だったゴールド・ロジャーと互角に渡り合うなど、覇気の強さでも白ひげは図抜けていたことが分かります。
白ひげは腐っても懸賞金が50億ベリーを超えていたことを評価。
ただし、あくまで「全盛期に近い状態」という条件は付きそうです。
晩年の白ひげは点滴を打ちながら生活するなど、やはり自身が認めていたように「老い」の悪影響は否めませんでした。マリンフォード頂上戦争でも大暴れしてみせたものの、あくまで2年前の時点でガチンコで戦った場合、どこまで圧倒的な強さを見せるかというとやや疑問か。
黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)…四皇最強ランキング2位
続いて四皇強さランク2位は【黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)】になります。黒ひげ海賊団の提督。ちなみに今更ですが、四皇の海賊団では船長とは必ずしも呼ばれず、別名で呼ばれることも多いです。そこに何らかの意図や仕掛けがあるかは不明。
黒ひげは自然ロギア系の「ヤミヤミの実」。悪魔の実史上もっとも凶悪とされる【闇の能力】を扱います。敵をブラックホールのように吸い込んだり、それを凝縮して吐き出す。無限の引力に一度吸い込まれてしまうと誰も助からない。
そして最大の特徴は「能力の無効化」にある。黒ひげに掴まれると、いかなる能力も発動できない。自然ロギア系能力者であっても、無条件で引き寄せることも可能。現状だと覇気の台頭で強みは相殺されてるものの、最凶に恥じない能力が隠されているはず。
また前述の白ひげの「グラグラの実」も同時併用できるのが特徴。本来は一人一個の悪魔の実ですが、何故か黒ひげは複数の悪魔の実を所有できる。これは心臓が複数あるなど、黒ひげの生まれ持っての体質に起因します。
黒ひげの身体能力や肉弾戦の強さは未知数なものの、やはり最強クラスの悪魔の実を複数所持している点が強み。ヤミヤミの実欲しさに数十年潜伏し続けるなど、「勝ち」に対する執念深さも最終的な勝敗の差に繋がるはず。事実、黒ひげはエースやマルコなどに安定して勝利するなど実績も充分。
赤髪のシャンクス…四皇最強ランキング1位
最後の四皇強さランク1位は【赤髪のシャンクス】になります。赤髪海賊団の大頭。
赤髪のシャンクスの悪魔の実の能力などは今もって不明。
ただゴールド・ロジャーとどうやらリンクさせていることが多い。そのため赤髪のシャンクスも非能力者にして、最強の覇王色の覇気を持っていると考えられます。カイドウは「覇気こそ最強」と解説してくれていましたが、ロジャー無き今、シャンクスの強さはロジャー級のはず。
マリンフォード頂上戦争前にカイドウを追い返したのも、シンプルにシャンクスの実力ゆえでしょう。つまり、カイドウはシャンクスの覇王色の覇気にビビってトンズラこいた可能性も高い。ここまで出し惜しみされてる点も考えると、シャンクスが四皇最強と考えるのが自然。
ワンピース最新話でも遠く離れた海軍大将の緑牛アラマキを覇王色の覇気だけで圧倒するなど、やはり海賊王のゴールド・ロジャーに匹敵する覇気の持ち主であることが分かります。この四皇最強の赤髪のシャンクスが敵や黒幕となってルフィに立ちはだかるという流れか。
コメント
片腕になる前から四皇ですよ?
文句のつけようがない強さランキングでした
ワンピース考察ブログではドル漫が最強でしょうね
確かにビブルカードで「13年以上前に四皇の一人になった」と表記されてました。
でも、ワンピース最新話を既に読まれてると思いますが、
シャンクスが四皇と呼ばれるようになったのは6年前とのこと。
だから結果的に、当ブログの表現(片腕で四皇まで上り詰めた強さ)が合っていた模様です。
最高すぎwwwwドル漫を超える考察サイトが見当たらねえwwww
今まで読んだ四皇の強さランキングで最高の内容でしたw
ただ最近のワンピースを読むとカイドウの強さはそこまで最強ではなさそうな雰囲気も
カイドウ以外に最強は考えられませんね
ドレスローザでモネが戦闘力と勝敗は別物でしょって言ってたのがわからないの?
シキとロジャーって四皇なの?
あまりキャラクターにランキングを付けるというのはワンピース好きとしては好ましい事ではないと思うし、そもそも無意味なのでは?
24年前時点で四皇という名称が存在していたかは微妙なところですね。
そこら辺きっちりしてほしい。
一応記事では「四皇は昔から存在した」という前提で作ってますが、
確かに気になりますよね。
ラフテルの名称もロジャーが到達する以前はなかったですし、
四皇の名称もロジャー以降に生まれた可能性はありそう。
ワンピースの考察をしていただきありがとうございます
おでんがカイドウに傷つけてる時点でロジャーの方が強いでしょ
ロジャー>マム>白ひげ>カイドウ>シキ>シャンクス>黒ひげ
だと思う
白ひげが弱いの意味がわからん