少年ジャンプのTHE王道バトル漫画が『ONE PIECE(ワンピース)』。コミックス発行部数は5億部に迫るなど、まさに誰もが認める日本一の漫画でありましょう。
一方、人気故に『ワンピース』は連載開始から20年以上が経過する超長編漫画。これまでドル漫では進撃の巨人の最終回や銀魂の最終回などいろいろレビューしてきましたが、やはり気になるのが「ワンピースはいつ完結するのか?」という疑問。
そこで今回ドル漫では「ワンピースの最終回・最終話」について徹底的に予想してみたいと思います。ワノ国編もいよいよ2022年に終わりを迎えつつありますが、ワンピースの物語もまさに佳境に入っている。果たしてどんな結末が待っているのか?
ONE PIECEの完結まで残り何年?
まずは「ワンピースが完結する時期」を予想してみたいと思います。
結論から言うと、ワンピースの最終回は【2025年から2028年頃】とドル漫では予想してみます。
実際、2018年頃の読売新聞だかのインタビューで「ワンピースのストーリーは80%程度まで消化済み」と作者・尾田栄一郎が既に発言している。また2019年には「ワンピース完結まで残り5年」とフィッシャーズとのコラボ動画で発言済み。
つまり作者の発言を信じると2024年前後に完結しそう。また5年という期間は、コミックスの巻数に置き換えると20巻分ほど発売できる計算。2018年8月時点でワンピースは90巻まで発売されていたため、コミックス最終巻は【110巻前後】に落ち着きそう。
ただワンピースの新刊コミックは当初一年で4巻ずつ発売されていたものの、特にコロナ禍以降は休載が増えました。また最近のストーリーの進捗状況も合わせて考えると、実際に2024年までにワンピースを完結させるのは現状難しいように思えます。
そのため最終回がもう数年ほど伸びる可能性も考慮すると、ONE PIECEの完結時期は2025~2028年程度という先程の予想に落ち着きそう。そう考えると、ワンピース最終巻は【115~120巻】前後に落ち着く可能性が高そうです。
ワンピースの最終回はラフテルに到達して終わり?
続いては「ワンピースの最終回の内容」について具体的に考察・予想していこうと思います。
やはりワンピース読者なら誰でも思いつく結末が「ラフテル」の存在。海賊王ゴールド・ロジャーが処刑される前に「ラフテルにこの世の全てを置いてきた」と宣言し、海賊時代が始まったスタート地点でもあり、ルフィたちが目指す最終ゴール地点でもある。
このラフテルにはひとつなぎの大秘宝(ONE PIECE)以外にもDの一族、空白の100年といった様々な謎が判明することが、光月おでんの日誌から判明してる。だから世界政府や天竜人が歴史研究を頑なに禁止し、ラフテルを目指す海賊を海軍大将が厳しく取り締まっている。
じゃあ、ワンピースのラストもラフテルに到達して終わりなのか?
おそらく答えはNO。
何故なら、ラフテルに到着したからといって「万事解決とはならない」から。
結局、ルフィが海賊王になったとしても、海軍本部との衝突が激化するだけ。空白の100年の謎が明らかになったとしても、歴史の闇に葬ろうとする世界政府とやはり激突。ひとつなぎの大秘宝や古代兵器プルトンも何か「具体的な使用方法」が隠されているはず。
つまりラフテルはワンピースの最終回ではなく、そこから「ワンピースの結末に向かう新たな物語」がようやく始動するはず。
ラフテルに到達するまでの展開はどうなる?
だから「ラフテル到達後に更に何が起きるのか?何が始まるのか?」という点が考察の肝になりそう。作者・尾田栄一郎はワノ国編後は【マリンフォード頂上戦争の比ではない展開】が巻き起こると既に公言しており、【それ】こそがまさにワンピース最終盤の展開になるはず。
そこで2021年12月時点までのワンピースの物語を軽くおさらいしておきたいと思います。
ワノ国編終盤では飛び六胞といった百獣海賊団の幹部を次々と倒して、大幹部のキングやクイーンも覚醒したゾロやサンジを前に敗北してる。残るは四皇最強のカイドウとビッグマムが立ちはだかるだけ。最終的にはルフィたちがなんとか倒すのか。
その後、大人に成長した光月モモの助はワノ国を統治し、カイドウの娘のヤマトも10人目の仲間候補として挙げられます。最終的にヤマトが麦わらの一味に加わるかは不明ですが、ワノ国編後はやはりラフテルに向かう展開が始まりそう。
ただワノ国ではCP0(サイファーポールイージスゼロ)が裏で暗躍するなど、ラフテルに素直に向かうことができるかは不明な情勢。事実、四皇にはまだ残るメンバーがいました。それこそが黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)の存在。
ワノ国・九里に黒ひげが再び襲来する?
実は黒ひげは「ペリーの黒船」と掛かっている可能性が高い。かつてペリーは神奈川の浦賀に来航したことは有名ですが、その6日後に【久里浜】という場所にも上陸してる。これはまさに光月家が統治していた【九里】のことを指してる。
つまり、黒ひげはルフィとカイドウが戦ってお互い戦力が消耗した中、マリンフォード頂上戦争ばりに突如としてワノ国・九里に襲来してくるのではないのか?ルフィ、カイドウ、ビッグマムが持つ「ロードポーネグリフ」を全部かっさらえば、黒ひげがラフテルに一番近付くこととなる。
事実、ワンピースでは「最悪の世代から海賊王が誕生する」という伏線が既に張られている。そのまま読むと主人公・ルフィが海賊王になりそうな予感しかしませんが、実力も加味するとラフテルに最初に到達するキャラクターこそが黒ひげだった。
「自由」を愛する海賊 vs 恐怖で「支配」する海賊?
また黒ひげはロックス海賊団の船長だったロックス・D・ジーベックの息子とされます。暴虐の限りを尽くした世界最凶の海賊の遺志を継承する黒ひげは、まさに最も海賊王にしちゃいけない男の最右翼。
例えば、黒ひげは父親の名前を海賊船(サーベル・オブ・ジーベック号)に命名している。ルフィがロジャーと同じ軌跡を辿ったをように、黒ひげもまたロックスと同じ軌跡を辿っている。「世界の王」に君臨しようとしたロックスのように、黒ひげは「海賊王」となる。
かつて38年前に起きたゴッドバレー島におけるロジャーとロックスの戦いも、その後の「ルフィ vs 黒ひげ」という今後の対立構造とリンクしそう。世界を恐怖で【支配】する黒ひげと、【自由】を愛するルフィの対決が行われる場所こそが、まさに最後の島・ラフテル。
そのためルフィは「黒ひげを倒す」ためにラフテルに向かうパターンが考えつきます。
ワンピースの最終回は「宴(うたげ)」で完結する?
バトル漫画『ワンピース』にはやはり【ラスボスの存在】は欠かせません。バトル漫画の読後感としては「敵を倒して終わる」という終わり方が一番爽快。ラフテルに到達して謎が明らかにされました…というだけでは単なるミステリー漫画。
ただロジャーの過去編を見る限り、ラフテルに「人の存在」が確認できない。もしラフテルが最終舞台になるのであれば、新たなボスを連れてくる必要がある。イム様もラスボス候補ですが聖地マリージョアにずっと居座っている。
消去法的には黒ひげが一番妥当ということ。
そのためワンピースの最終回は「宴(うたげ)」で締めくくられる可能性が高そう。これまでルフィは敵を倒す度に宴を開いてきたように、最終回でも(以下同文。
事実、かつて作者・尾田栄一郎は「人が死ぬ場面を描きたくないのは、戦いの後に【宴(うたげ)】を描きたいからです。誰かが死ぬと楽しい宴はできないじゃないですか。宴は僕の理想の友情の形です。最後も大宴会で終わりたい」と語っていたそう。
だからルフィたちは最後に黒ひげを倒した後に「ラフテルで勝利の宴会」をして、この長い長いとある海賊たちのいる世界の物語が締めくくられるのではないか?
ラフテルの存在を暗に示していたビンクスの酒も、まさに宴を象徴する楽しい歌でした。ジョイボーイも直訳(楽しい男子)すると、いかにも宴を盛り上げる楽しげなキャラ名。またDは顔文字で「笑顔の口」が表現されていたりします。
これら多くの重要な伏線が「最終回の楽しい宴」に繋がる仕掛けだった?
イム様がやはりラスボス?赤髪のシャンクスは敵か味方か?
ただ最終的に宴で終わるとしても、黒ひげの撃破後も大きな問題が残ります。
何故なら、【イム様の存在】が消えるわけじゃないから。結局、聖地マリージョアの奥深くに隠された巨大な麦わら帽子は一体誰の所有物だったのか?イム様にかしずく五老星の正体や強さも不明なまま。これらは黒ひげを倒しても謎のまま。
そして、四皇にまだ残っているメンバーが「赤髪のシャンクス」。
ロジャーから預かった麦わら帽子を主人公・ルフィに手渡した兄貴分的な海賊。木村拓哉も愛するキャラクターですが、五老星に内通するなど裏切り者説も根強い。事実、劇場版映画『ONE PIECE RED』の伏線もシャンクス敵説を裏付ける?
確かにイム様は歴史から抹消する対象として黒ひげをターゲットに選んでおり、またシャンクスも黒ひげに傷を付けられた因縁がある。両者にとって「黒ひげは共通の敵」だったのも、冷静に考えると共闘を裏付ける要素だったのかも知れない。
かつてバギーの看病でラフテルに到達できなかったシャンクスは、親代わりのロジャーに「いつか自分の船で行くよ」とキッパリと公言していた。それにも関わらず、現在のシャンクスはラフテルに向かおうとしてない。この理由はイム様と繋がっている裏切り者だから?あの涙の意味は?
一方、シャンクスは世界政府が保有していたゴムゴムの実を奪った張本人でもありました。ゴムゴムの実がラフテルに繋がるキーアイテムと仮定したら、シャンクスはラフテルに行きたいこそ世界政府に表面的に協力している?まさに面従腹背?
そのためシャンクスの目的は一体何なのか?ルフィと再会した時にどういう化学反応が起きるのか?
だから『ワンピース』の最終局面では【イム様】と【赤髪のシャンクス】の両名が鍵を握ると予想できそう。
ワンピースは本当に5年以内に完結するか問題
つまり、ワンピースのラスボスはやはり「イム様」のはず。空白の100年といった世界の謎を解き明かそうとする場合、その秘密を直接知っているのはイム様以外にはありえない。黒ひげが知っているとは考えにくい以上、最後の敵はイム様に絞られそう。
他にもルフィの祖父でもある海軍中将ガープが語るアラバスタ王国での政変や革命軍のサボが死亡したとされる事件もまだ明らかにされていませんが、これらもワンピースの最終回に繋がるギミックであろうと考えられます。
そのためワンピース終盤の展開は【黒ひげ・ラフテル編】【イム様・シャンクス編】の2つに主に大別されそう。ただワノ国編だけでも10巻分以上のボリュームでしたから、残された伏線を回収するには想像以上に時間がかかることでしょう。
だからワンピースの完結時期は更に伸びる可能性が容易に考えられるため、本当にワンピースは2025年前後に完結できるのかはやはり疑問として浮かびます。
ワンピース最終局面は三つ巴に?
例えば、ワンピース終盤の展開では「三つ巴の勢力図」が勃発しそう。
黒ひげは全てのロードポーネグリフを集めてラフテルに向かう。そこには世界の真相を知りたい青雉クザンの姿もあるはず。ワノ国編で現実的に倒せるのかという疑問も残るため、元ロックス海賊団のカイドウとビッグマムが黒ひげと手を組む可能性が考えられる。
一方、イム様は四皇たちのラフテルへの侵攻を食い止めるため、いよいよ表舞台に現れそう。
ただ緑牛や藤虎といった反体制寄りの新海軍大将の存在、また天竜人が滅びると予言したドフラミンゴの意味深なセリフを合わせると、【現在の世界政府や海軍本部の崩壊】も考えられます。天才科学者ベガパンクの動きによって勢力図も変わりそう。
結果、ラフテル到達後の黒ひげがその間隙を縫って【新世界政府】を樹立する?かつてのDの王国があったかも知れないレッドラインに再びDの王国を建設する?すくアンクとも黒ひげは空白の100年の秘密を世界に暴露し、天竜人の威信は失墜し、海軍のメンツも丸つぶれに?
まさにラフテル編以降では、世界が大きく分断していく。
でも、この両者に立ち向かう海賊こそが、まさに麦わらの一味。正確には麦わら大船団と表現する方が良いんでしょうが、ドレスローザ編後には「7人の曲者が一大事件を引き起こす」と意味深に描写されている。これこそが最終回に繋がる展開。
黒ひげ、イム様といった巨大勢力に対峙していくためには、麦わら大船団の規模感は欠かせないはずです。それだけ大規模な三つ巴の戦争が勃発すると仮定したら、まさに『ONE PIECE』の最後に相応しい激しい戦いが描かれるに違いない。
ワンピースの最後は「宇宙海賊編」が始まる?
まさに最終戦争の先に待っているのは、ルフィがジョイボーイとして【Dの一族の王】となる展開がやはり予想されます。Dの一族の過去も明らかにされるだけでもコミックス1巻は消費か。ただ、あくまで【自由】を求めるルフィは断固拒否しそう。
そして、「ルフィらしいや!エヘヘ」という感じで終わって、ルフィの【新たな旅】が始まりそう。サンジはオールドブルーを探し求めるなど仲間も別々の道を歩むものの、このルフィの新たな旅こそが荒唐無稽とも思える【宇宙海賊編】。
仮に全ての答えが宇宙に隠されていたとすれば、天下のロジャーが「笑い話」として爆笑するのも納得の壮大な世界観。Dの一族と関連が深いのが【月】。エネルが遭遇した「月の古代都市」など枚挙に暇がなく、その月は宇宙編の始まりを示唆していた。
例えば、とある少年ジャンプの表紙に宇宙服を着たルフィが描かれたこともありました。事実、ワンピースはJAXAと実際にコラボしたプロジェクト「スペース大作戦」が始動しており、この号では「麦わらの一味、宇宙へ」と紹介されていた。
まさに少年ジャンプ本誌でも【宇宙編の伏線】が堂々と張られていたカタチ。
○既にワンピースでは宇宙海賊が登場している
月の古代都市から空島の住民やミンク族が地球に飛来してきたとされるんですが、この月では実際に【宇宙海賊】としてキツネ風のキャラクターが登場しております。一見すると荒唐無稽には思えるものの、少なくともワンピースの世界観では宇宙海賊は成立している。
天竜人は神と表現されていますが、空白の100年以前はDの一族が神と呼ばれていた可能性も高い。
神は英語でGodですが、「Go→D」と解釈することもできる。Dの一族は月と深く関連しているため、神は「月に行く」という意味だった?ゴムゴムの実も「Go Moon Go Moon」の意味だった説もあります。月に戻るための悪魔の実がひとつなぎの大秘宝だった?
ゴムゴムの実もゴロゴロの実も、どっちも数字に置き換えると同じ「5656」になるのも意味深です。仮にエネルとイム様と協力したとしたら、まさに「神様と仏様」の最強タッグが完成する。エネルこそが「最後のラスボス」として再び君臨する可能性もゼロではない?
逆に、イム様がルフィの味方に入るパターンも考えると、悪魔の実は「宇宙海賊に対抗するための武器」だった可能性も考えられます。海賊にラフテルに向かうよう競い合わせていた理由も【最強の海賊たちを選別していた】としたら、さながら『GANTZ』の世界観も彷彿とさせます。
謎の「眼帯の海賊」は最終回で登場する?
一方、ワンピースの重大な伏線の一つに【眼帯の海賊】の存在がありました。
覚えてないワンピース読者もいそうですが、作者・尾田栄一郎は「眼帯の海賊が【一度】だけ登場する」と何度か昨外で公言している。確かに海賊と言えば眼帯を着用しているイメージが強いものの、実はワンピース作中では眼帯をした海賊はほとんど登場してない。
ここまで物語が進んでいることも加味すると、この眼帯の海賊はおそらくワンピースの最終回にこそ登場するはず。
そこで『ONE PIECE』以外の作品で眼帯の海賊を探すと、『宇宙海賊キャプテン・ハーロック』が想起されます。これは松本零士原作のSF作品に登場する同名の主人公。1970年代後半に連載放送されており、1975年生まれの作者・尾田栄一郎が知らないはずがない。
フランキーの必殺技名などには、1970年代に公開されたSFロボット作品の名前が使われるなど、SF作品にも詳しいことが分かります。
実際、主人公・ルフィの服装はワノ国終盤以降に【黒いマント】を何故か羽織るように変化しております。これは赤髪のシャンクスのマントがモチーフとも考えられますが、宇宙海賊キャプテン・ハーロックの服装と酷似しているのは気の所為ではないはず。
つまり、眼帯の海賊とは【宇宙海賊となったルフィ】を示唆していたのではないか?もしくはルフィを宇宙に導く宇宙海賊のことだった?
ただ宇宙海賊編が始まったとしても、その内容はアッサリしているはず。前述の通り、作者・尾田栄一郎は「眼帯の海賊は一度しか登場しない」と発言しているわけですが、もし【最終回に登場する】としたら一度きりの登場という表現はしっかり辻褄が合います。
ただワンピースの宇宙海賊編は、鬼滅の刃の最終回で言うところの「現代編」のような内容にとどまるか。さすがに本格的にシリーズとして連載が始まるとは考えにくく、既に宇宙海賊として既に活躍しているルフィの姿と共に「ルフィの新たな物語が始まる」といった感じで最後は締めくくられるのかも知れない。
コメント
god→go D
Dは月
ワンピースの最終回はまだ決まってないのかもしれません、もし最終回が宝箱もしくは、類似した設定なら、宝箱を開ける人と、開けるタイミングによって中身が変わりそうな気がします^^;
黒ひげは最悪の世代にした
ここで萎えた
他は面白かったのに
宇宙海賊編のクダリでちょっと参考にしましたm(_ _)m
①ルフィが海賊王になる
②全世界戦争
③全世界で宴
④ルフィ公開処刑
だと思う
黒ひげが海賊王になるわけないだろ
この管理人はアホなのかな?
次期海賊王は普通に考えればルフィだよ
カイドウ倒したらルフィの懸賞金は黒ひげなんて余裕で超えるわな
カイドウより強いなら
カイドウこすだろ、ふつーに考えたら
宇宙戦争になったらエネルも出てきそう
最強イコールルフィ
神イコールルフィ
宇宙で息できんのすげー
ゾロとミホークの最終決戦の件は?