現在ワノ国を影で支配してる海賊が四皇の「カイドウ」。龍の悪魔の実を持つことが発覚した当時は非常に話題になりましたが、このカイドウの直属の部下が「大看板(災害)」と呼ばれる3名のキャラクター。
そこで今回ドル漫では大看板の一人である「火災のキング」について徹底的に考察してみたいと思います。果たして、キングは一体どんな悪魔の実を持つのか?背中から炎がメラメラと燃えている理由がついに判明した?素顔は浅黒イケメンだった?
キングは百獣海賊団大幹部
まずは「火災のキング」の正体を解説します。
キングとは百獣海賊団のメンバー。キングは中でも「大看板(災害)」と呼ばれる3名しかいない幹部の一人。声優CVは田村真。本名は「アルベル」。元ネタは不明。先天性疾患のアルビノか、天体の外部から差し込む光の比率を表す天文学上のアルベドなのか。
キングの種族は改めて後述しますが、かつてパンクハザード島で人体実験されていた過去があります。だからキングもカイドウもベガパンクとも直接的には顔見知り…更に言うと憎悪の対象のはず。ここらへんも意味深だったりします。
そこで同じく人体実験されていたカイドウが逃亡する際、「ここを出て新しい海賊団を作る」と誘われてキングも島から脱出する。そこで「強いから」という理由でカイドウから【キング】という名前を与えられてる。だからクイーンなども本名が別でありそう。
その直後に百獣海賊団が結成されているため、キングはまさに「カイドウ直属の最側近」として結成当時から無類の強さを誇っていた模様。さしずめゴールド・ロジャーの息子のエースを庇護下に置いて守った白ひげとの関係性と重なります。
カイドウは破壊の限りを尽くす最強の海賊としてポーネグリフを集め始めて、ひとつなぎの大秘宝を得るためにラフテルを目指す。一方、アルベルことキングは「ジョイボーイに出会って世界を変える」という目的でカイドウの仲間に入ります。
この詳細は後述。
火災の意味は「貴重な種族」のことだった?
キングの異名は「火災のキング」。
文字通り背中から炎がメラメラと燃えているのが特徴。ただ常に燃えているわけではなく、炎は自在に操作できる。炎が燃えている最中は防御力が異様に高くなり、炎が消えている最中はスピードが高くなる。また刀に炎をまとわせることも可能。
これはキングの種族が強く関係してきます。
キングの種族は「ルナーリア族」になります。同じく百獣海賊団大看板のクイーンが律儀に解説してくれたのが初出。全身黒ずくめだった理由もキングは自らの種族を知られたくなかった。そのため思わずクイーンをギロリと睨みつけております。
そして「赤い壁の上に発火する種族が住んでいました」という元白ひげ海賊団のマルコの発言を合わせると、ルナーリア族とは「発火する種族」だったことが分かります。火炎というキングの異名も、まさに発火させられる特殊体質から来ていた。
○世界政府に何故か狙われていたキング
また「俺の国にいねぇ種族は3種(巨人族・ルナーリア族・歴史に消えた種族?)いる。お前は生きてる」と語るなど、ビッグマム(シャーロット・リンリン)が狙っていた種族。ビッグマムは万国に世界中からいろんな種族を集めていましたが、それでも未獲得のまま。
ルナーリア族がどれだけ希少価値が高かったと言うと「政府に存在を教えるだけで1億ベリー」の懸賞金がかけられるほど。これは古代文字を読むことができる、麦わらの一味のニコ・ロビンの存在価値とほぼ同じ金額。そう考えると微妙な金額ですが…。
それ故に、キングは常に全身黒ずくめで素顔を常に隠していた。百獣海賊団の末端メンバーはキングの素顔を知らなかったほど。キングの徹底した秘密主義が読み取れますが、それはパンクハザード島で徹底的に人体実験されていた過去がそうさせたのか。
ルナーリア族とは?
続いてはキングの種族であるルナーリア族について解説します。
ルナーリア族とはレッドライン(赤い土の大陸)に住んでいたとされる種族です。キングの出身地はグランドラインと判明しているためレッドラインで生まれたとは思えませんが、赤い壁という表現からはレッドライン以外は考えにくいでしょう。
一方、大昔のレッドラインには「神の国」があったとはマルコの言葉。これら情報を総合的に考え合わせると、ルナーリア族は【神と親しい種族】だったはず。ただ当時のレッドラインには天竜人はおらず、そこにいたのは現在神の天敵とされるDの一族だった?
そのためルナーリア族とDの一族との関連性が伺えます。
またキングの風貌から分かるように、ルナーリア族の見た目は【褐色の肌】【白い髪の毛】【黒い翼】が特徴。バロックワークスにゴリラ女が一人いましたが、ワンピースでは浅黒い肌のキャラクターは皆無に近い。意図的に褐色キャラを出してこなかった?
当時のレッドラインにはポンドラのような地上と行き来する機械はなかったでしょうから、当時のルナーリア族は「地上と往来するための乗り物」として使われていた?もしくはレッドライン上に住んでいた住民はもれなく翼が生えていた?など想像できそう。
ちなみに、マゼランとキング(ルナーリア族)とは関係ありませんでした。実はマゼランの幼少期に羽根や翼は生えてなかった。
○ミンク族と同じく「月」からやって来た種族?
また翼や羽根という点で考えると、ルナーリア族は「空島の住民」と身体的特徴が重なります。空島の住民の背中の羽根は小さく退化していましたが、これは空白の100年以降の世界では地上を往来する機会が減ってしまったからか?
一方、ルナーリアという言葉はラテン語で「月のような(Lunaria)」を意味するんだそう。Dの一族を筆頭に、ワンピースでは【月】は重大な意味を持ちます。事実、エネルも到達した月の超古代文明から空島の住民やミンク族が地球にやって来た可能性が高い。
つまり、ルナーリア族もかつては月に生息していた地球外生命体の可能性が考えられます。例えば、ルナリアという小惑星も実際に存在します。ミンク族は【電撃や雷】、ルナーリア族は【炎】といった対比関係で考えることも可能か。
一般論として「月には酸素といった大気」は存在しません。もしかすると月にいた当時のルナーリア族は体は燃えていなかったのかも知れない。
○ルナーリア族はニカに助けられた?イム様との関連性は?
また最近になって太陽の神・ニカという謎の存在も明らかになりました。ニカの風貌(シルエット)から空島の住民との関連が深そうですが、「奴隷を開放する伝説の戦士」「苦悩から開放して笑顔にしてくれる戦士」としてかつて信奉されていた。
どうやらルナーリア族とニカには共通点が多そう。太陽という表現からは発火するルナーリア族との関連性も伺えます。またニカのモデルは「ニケ像」とも言われているんですが、やはりルナーリア族と同様に翼が生えておりました。
そして最大の匂わせが「キングの擦り傷」。よくよく確認すると【ニカ】という文字が薄っすらと書かれていることが読み取れます。
そして更に顔の擦り傷を確認すると、まさかの【イム】という二文字も確認できます。
言うまでもなく、イムとは五老星を上回るイム様のこと。キングはパンクハザード島で囚われのみでしたが、これは世界政府と敵対する存在だったから?そうでもない限り、世界政府も多額の懸賞金をかけてまでキングを捕獲しようとはしないはず。
つまりルナーリア族はかつて奴隷としてイム一族にこき使われていた際、太陽の神・ニカに救出された過去があるのではないか?だからキングの性格は「拷問好き」とはクイーンの説明ですが、当初の設定とは若干変更されているのかも。
○Dの一族との関係性は?ジョイボーイの誕生を目論む理由は?
一方、ルナーリア族はDの一族との関連が深そう。かつてレッドライン上にあった「神の国」こそがDの一族の国だった。ただ空白の100年の戦いで天竜人やイム様に敗北して、そのDの王国を乗っ取った後が現在のが聖地マリージョア。
ルナーリア族も同様にレッドラインに住んでいたことが判明しているため、Dの一族と接点がないはずがない。
事実、キングはかねてから「ジョイボーイを追い求めていた」ことがカイドウとの会話から読み取れます。当初はカイドウこそがジョイボーイと思い込んでいたようですが、ルナーリア族にとってもジョイボーイの再来は悲願である模様。
つまりルナーリア族は太陽の神・ニカに救出された過去があるとしたら、まさにニカこそがジョイボーイだった可能性がキングの過去や言動からは読み取れます。
現実世界では古代ローマ時代に「サートゥルナーリア祭」と呼ばれる大きなお祭りが催されていました。この祭りでは【主人】と【奴隷】がその立場を入れ替えて祝ったとか。Dや天竜人が主人、ルナーリア族を奴隷と考えるといろいろ見えてくるものがあります。
例えば、ルフィのギアシリーズに「燃える必殺技(レッド○○)」がありました。何故燃えているのかネット上で考察されますが、実はルフィの遺伝子(血統因子)にルナーリア族のそれが入っている可能性もある?
【リュウリュウの実】キングの悪魔の実は「プテラノドン」
続いてはキングの「悪魔の実」を考察。
キングの悪魔の実は「リュウリュウの実」の古代種・プテラノドンになります。キングは百獣海賊団だけあって、やはり動物系ゾオン悪魔の実の能力者でした。
ただ背中に生えていたルナーリア族特有の翼は、プテラノドン発動時は結果的に消えているか、それ自体がプテラノドンの羽に変わっている模様。そう考えると、キング以外がプテラノドンの悪魔の実を食べていたらどうなったかは多少気になる所。
一方、動物系ゾオンの「肉食系ほど強くなる」という法則で考えると、飛び六胞のディエス・ドレーク(アロサウルス)の方が強そうにも思えます。
それでもトリトリの実のような希少すぎる飛空能力を持つことに加えて、プテラノドンに変身したキングはなかなかにして巨大サイズ。実際、ビッグマムを戦艦ごと空中で蹴り落としたほどの強さを見せており、古代種の中では無難に強い模様です。
キングの必殺技がふざけ散らかしてる件
特にキングの必殺技がなかなかフザケております。
例えば【貂自尊皇(テンプラウドン)】という必殺技。名前からして料理の「天ぷらうどん」。尾田さんが何を思って命名したのか気になる所ですが、頭のトサカ部分をグググッと引っ張った勢いで首を思いっ切りギューンと伸ばしてヘッドバットをかます技。
さながらルフィのゴムゴムの実ですが、ゾロの感想が純粋すぎて笑う。バラエティ番組を見てて着想を得た技のような気もしますが、キング曰く、「太古の昔。プテラノドンはこうやって狩りをしていたんだ」とのこと。飛び六胞のササキ然り、思わずホンマかよ。
事実、キングの【普段の食べ方】がなかなか特殊。鳥のクチバシのように伸ばすことが可能。本当にプテラノドンの能力だからこそ体が自由に伸ばせるかはやや疑問。こんな褐色イケメンが「とんでもない変顔」してると想像したらちょっと悲しい気も。
他にもキングは炎を龍のようにして攻撃するカッコ良い必殺技はあるんですが、技名が【御守火龍皇(おおもりかりゅうどん)】。一見すると分かりづらいかもしれませんが、食べ物の「大盛りカレーうどん」。ウドン、どんだけ好きやねん。
ちなみにキングの実際の好物はトビウオの刺し身とのこと。
キングの懸賞金は13億9000万ベリー
続いてはキングの懸賞金額を考察します。
キングの懸賞金は13億9000万ベリーになります。クイーンの13億2000万ベリーとほぼ大差なし。10億ベリーのジャックを子供扱いしていたことから、またルナーリア族という希少種を加味しても個人的には15億ベリー以上は期待していました。
最終的に麦わらの一味のロロノア・ゾロとの戦いに敗北していることから、やはり当時ルフィの15億ベリーの基準を意識した金額に設定されているっぽい。逆に言うと、今後ゾロの懸賞金は現在のルフィと同じ15億ベリーに跳ね上がる可能性大。
ちなみに、百獣海賊団のキャラ名の法則は「トランプの札」に由来しています。トランプの札数でK(キング)は一番大きい13の数字を意味するため、大看板の強さもトランプの数字順(キング>クイーン>ジャック)に順当に比例していました。
そう考えると、ワンピースの懸賞金ランキングではサンジが若干上回っているものの、今後はキングに勝利したゾロが戦闘員らしく順当に上回るか。
コメント
ブラックやキンエモンじゃ単純に実力不足すぎるわ
マゼランの角は飾り物。
534話で角抜いて武器として使ってますよー
ブルックとかキンエモンって四皇No2と張り合えるレベルなのか?
ブルックなんてシープスヘッドに苦戦してなかったか?
もう少しマシな考察しろよ、、、
ブルックとか実力不足すぎるやろww
だらだら長い記事書いとけばいいって感じしかせんww
キングの正体っていつ明らかになるんだろうね
ビッグマムも強引に仲間に結局勧誘するんだろうか
強い