【漫画】銀の匙がついに完結!最終回ネタバレ感想まとめ!ラストも面白い?【Silver Spoon】【最終15巻】【少年サンデー】

『銀の匙(Silver Spoon)』の最終回・最終話のネタバレ感想を画像付きでレビュー。『銀の匙(ぎんのさじ)』の作者は荒川弘。掲載誌は少年サンデー。出版社は小学館。ジャンルは青春学園漫画。

Amazonや楽天ブックスでは『銀の匙』最終15巻は2020年2月18日に発売予定。『銀の匙』は作者の家庭事情もあって休載期間は長かったですが、とりあえず全15巻で完結しました。

そこで今回ドル漫では「銀の匙最終回・最終話のネタバレ感想」を画像付きで早くもレビューしようと思います。『銀の匙』は果たして面白い漫画だったのか?つまらない漫画だったのか?一体どういう結末だったのか?

最終回までのあらすじ内容まとめ

まずは『銀の匙』が最終回を迎えるまでの内容あらすじをおさらい。

『銀の匙』の主人公・八軒勇吾(はちけん・ゆうご)。大蝦夷農業高校(エゾノー)入学から早3年が経過。八軒勇吾は馬術部など部活に奔走した時期もあったが、季節は既に受験シーズン真っ只中だった。

一方、八軒勇吾は御影アキの推薦入試を手助けするなど、大川先輩と立ち上げた会社の副社長として奮闘する日々を送る。そのため自らの進路先など考える暇がなかったが、大川先輩の命令で大蝦夷畜産大学を受験することに。

でも、そこはかつてはエリート中学生だった八軒勇吾。短い受験期間だったが、無事に大蝦夷畜産大学の畜産科学科に無事合格。また獣医師を目指す相川進之介もギリギリ合格し、八軒と御影と相川の3名は無事同じ大学に入学することに成功。

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(銀の匙129話 荒川弘/小学館)

大蝦夷畜産大学の入学式には晴れて3名ともに出席。

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(銀の匙129話 荒川弘/小学館)

大蝦夷畜産大学には個性的な部活やサークルがたくさんあったが、放牧豚の飼育販売を深く研究するために入学した八軒勇吾にとって魅力的なサークルは少なかった。

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(銀の匙129話 荒川弘/小学館)

しかも、八軒勇吾の「とんでもない噂」が既に大蝦夷畜産大学にも浸透していた。エゾノーの学生起業家であり、学生結婚したヤクザの息子であり、受験生を一人殺して合格枠を奪ったなど、尾ひれに尾ひれが付け加わった「反社会的学生」として有名だった。

果たして、銀の匙ラストに八軒勇吾に待ち構えてる運命とは?大蝦夷畜産大学で充実したキャンパスライフを送ることはできるのか?ここまで最終回2話目分前までのあらすじになります。

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大蝦夷農業高校卒業から4度目の夏が到来

しかしながら最終回まで紙幅がほぼ皆無に近いため、八軒勇吾たちのキャンパスライフが詳細に描かれることはありません。だから最終回直前の130話のストーリーは一気に「4年後」まで話が飛びます。

駒場の双子の妹たちもすっかり成長し、両親の背丈サイズにまで身長が伸びる。一方、大川先輩は豚と馬を使って農地を広げようと目論む。そこで白羽の矢が立ったのが御影のお爺ちゃん。ウィンウィンの関係で会社の経営はますます好調の雰囲気に?

他にも相川進之介や稲田タマコ、吉野まゆみたちもそれぞれの道を歩んでいた。久しぶりに畜産大学で再会すると、思い出話に花が咲く。別府はラーメン屋で修行し、常磐は二人目の子供が生まれていた。

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(銀の匙130話 荒川弘/小学館)

吉野まゆみはフランス人のアニオタ彼氏ができたものの、実家は肉牛の育成に鞍替えしてることが判明。当初は実家で作るミルクを使ってチーズ工房を立ち上げようと画策していたものの、見事に頓挫した形。

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(ハンターハンター31巻 冨樫義博/集英社)

表情が完全に『ハンターハンター』のナニカ(アルカ)

どうやら最近の畜産業界では生乳の買取価格が低下してることも相まって、逆に肉牛市場が活発化。一方で離農者が増えたことで初任牛が取り合いになるなど、ほとんどの読者は理解出来なさそうな時事ネタ満載。

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最終回の舞台はまさかの「ロシア」

一方、四年後の主人公・八軒勇吾は何をしているのか?どうやら恋人の御影ですら連絡がつかない状態。その謎こそがまさに『銀の匙』の最終回の内容。一体どんなオチで完結したのか?

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(銀の匙最終回・最終話 荒川弘/小学館)

結論から書くと、八軒勇吾は「ロシア(極東のアムール地帯)の大地」に降り立っていた。まさに見渡す限り、辺り一帯が金色の小麦畑。温暖化の影響に伴って、ロシアの大地でも作物が育つようになった。

でも、何故?

理由はシンプル。駒場がロシアで農業ビジネスを展開していたから。駒場が八軒勇吾の兄に外国語を学んでいたのも最終回の前フリでした。そこに八軒勇吾は会いに行ったものの、「迷子になりようがないのに遭難しそうになったよ」というツッコミフレーズに草。

どうやら日本の北海道の銀行とロシア・アムール州の行政機関が共同で経済協力を行ってる…という設定。だから、『銀の匙』の最終話は先程の吉野まゆみの件も含めて時事問題を絡めてる。

ロシアとの経済的繋がりどうこうという終わり方で思い出されるのは、北海道出身の荒川弘は北方領土問題の自民党政権の無策っぷりはどう考えてるんでしょうか。

北海道の人は領土問題に意外と関心が高いと言いますが、確かに考えてみると韓国の竹島など日本人は領土問題には一切興味ないですからね。北方領土も竹島も日本に帰属させる実効的な手段など存在しませんし。

○「まかれた種は必ず咲く」

一方、駒場の夢は壮大だった。

アムールで生産した小麦をウラジオストック経由で北海道に船便で運び、将来的に日本に安い家畜用飼料を輸出しようと考えていた。また北海道からはロシアに農機具といった機械類を輸出。

まさにお互いがお互いの利益につながるウィンウィンの関係を築ける。北海道とロシアの距離はわずか1500km。かつて北海道を開拓したように(これを言うとアイヌ民族との関連は指摘されますが)、まさにロシアの大地にはビジネスチャンスしか眠ってない。

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(銀の匙最終回・最終話 荒川弘/小学館)

そこで駒場は八軒勇吾にロシアで養豚場を一緒に作ることを持ちかける。小麦がここまで芳醇に育つということは、豚の放牧や畜産にも最適ということ。

理由はシンプル。八軒勇吾と「一緒に組めば楽しそう」だから。もちろん八軒勇吾と駒場を繋げるのは、エゾノーで学んだ「銀の匙」の精神。あれこれ考えて立ち止まるより、まずは動く。失敗しても後に何かしらの結果となって返ってくる。

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(銀の匙最終回・最終話 荒川弘/小学館)

そして、舞台は再び大蝦夷農業高校(エゾノー)に戻り、桜木先生がかつての教え子の八軒勇吾や御影たちのエピソードを現在の教え子たちに語る…という場面で『銀の匙』は完結を迎える。

蒔かれた種は必ず何かしらの花は咲く…という精神の元、八軒勇吾はロシアの大地で再び歩みを始める。果てしなく続く金色の地平線は、これからの八軒勇吾に待ち構える輝く未来を彷彿とさせる…という終わり方でした。

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最後の巻末コメントで作者は何を語った?

もちろん最終回・最終話と言えば、「作者の巻末コメント」。銀の匙が完結を迎えて作者・荒川弘は何を語ったのか?

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(銀の匙最終回 少年サンデー52号)

結論から書くと、「皆様に支えられまたひとつ物語を完走させる事ができました。大感謝」とのこと。

この作者の巻末コメントを読む限り、『銀の匙』の結末に対してなにか未練のようなものはなさそうです。世の中には最終回を引き伸ばして完結させない漫画家も少なくない。漫画家は「連載を始めた以上は自分の作品を完結させる」ことも大きな責任。

作者・荒川弘は私生活でいろいろありましたが、巻末コメントを読む限りは「銀の匙を完結させたこと」そのものに大きな充足感を得てる印象。

前述のように時事ネタもちょこちょこ登場するなど、『銀の匙』はリアルの時間軸と若干連動してた。漫画は2011年に連載が開始。一方、八軒勇吾などが大学受験を迎えたのが2013年。大学四年生の時点で2017年。

本来であればもう少し現実世界と足並みを揃えて、大学卒業間際までの八軒勇吾が御影と過ごすキャンパスライフや成長過程をつぶさに描きたかったかも知れない。

そのため当初の構想と比べて結末は変わってないと思いますが、『銀の匙』のストーリーはあと1~3巻分程度は続いていたのかも?…と予想してみる。だから読者によっては最後慌てて終わった印象も感じるか。

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銀の匙とは「八軒勇吾の成長ストーリー」を描いた青春マンガ

以上、当サイト・ドル漫による『銀の匙』の最終回・最終話のネタバレ感想でした。

まとめると、『銀の匙』の主人公・八軒勇吾の成長ストーリーが最後まで描かれていた青春漫画でした。実写映画化はひどいと散々な評価でしたが、原作漫画は面白かったと言えそう。アニメは二期まで続いたようですが、最後は三期で締めくくられるんでしょうか?

そこで改めて『銀の匙』の内容を振り返っておくと、八軒勇吾は受験競争に使われ果てて、いっときは学校や家庭など目の前の困難から逃げ出した。その結果、全寮制のエゾノーに入学するものの、そこに何か大きな目的や動機があるわけではなかった。

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(銀の匙1巻 荒川弘/小学館)

だから、後の恋人となる御影から「わざわざ入ったってことは夢があるんだよね?何になりたいの?」と何気なく質問されても、八軒勇吾は何も答えることができなかった。しかしながら、今回の最終回を読んだら分かるように八軒勇吾は「豚でお金を稼ぐという夢」に邁進。

エゾノーで得た知識や経験、考え方を元にこれから人生という田畑を耕していく。人生は長い。いつか立ち止まることもある。それでも勇気を出して一歩踏み出せば何かしら結果となって自分に返ってくる…というメッセージ性が込められた最終回だったことが分かります。

どうしても途中途中で休載期間が長かったため変にハードルが上がってた読者もいそうですが、コミックス単行本で最終15巻までまとめて読めば決して読後感が悪い終わり方とは評価できないでしょう。

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