『ONE PIECE』の悪魔の実は超人パラミシア系など色んな種類が存在しますが、中でも一番貴重なのが動物系ゾオン悪魔の実の「幻獣種(げんじゅうしゅ)」。
一般的に最強クラスの自然系ロギア悪魔の実が希少とされますが、動物ゾオン系の幻獣種はこの自然ロギアよりも希少価値が高い。
そこで今回ドル漫では「幻獣種のキャラクター一覧」を徹底的に考察してみた。「架空の生き物」に変身できる幻獣種の能力者は現時点で10人もいないのでサクッと読んでみてください。
また記事後半には「今後登場しそうな幻獣種」も考察しております。例えば、どんな神様や妖怪の能力を持った動物系ゾオン悪魔の実が現れるのかなどいろいろと予想してみました。
マルコ(モデル:不死鳥)…幻獣種のキャラクター
まずは最初の幻獣種は「トリトリの実(モデル:不死鳥)」。能力者は白ひげ海賊団元メンバーのマルコ。画像は海軍大将・黄猿ボルサリーノでの一戦。
「不死鳥マルコ」という異名からも分かるように、マルコの悪魔の実は「フェニックス(不死鳥)」の幻獣種と確定してます。ワンピース作中では言及されてなかったと思いますが、不死鳥は飛空能力も持つことからトリトリの実に該当します。
マルコは「いかなる攻撃を受けても再生する」という能力を持ちます。この青い炎は自分以外の他人のダメージも治癒できるため、黒ひげとの落とし前戦争以降は医者としても活動してました。まさに永遠の時を生きる不死鳥を象徴する幻獣種。
ちなみに、フェニックスとは古代ギリシャ神話の伝説の鳥。古代エジプト神話に存在したベンヌという鳥がモチーフ。歴史家・ヘロドトスが「エジプトに生息するフェニックス」が紹介したことが発端。
一方、不死鳥としての回復力や治癒能力には限界があるため、マルコそのものは不死身というわけではなさそう。事実、マルコは落とし前戦争で黒ひげ海賊団に敗北済み。黒ひげのヤミヤミの実の「能力無効化」が影響してそう。
トラツグ(モデル:鵺)…幻獣種のキャラクター
続いての幻獣種は「トリトリの実(モデル:鵺)」。能力者はトラツグ。この幻獣種と能力者は2017年にワンピース連載20周年記念で開催された「京都麦わら道中記~もうひとつのワノ国~」というイベントに登場したもの。
鵺(ぬえ)とは日本の妖怪。顔は猿、手足は虎、胴体はライオン、尾っぽは蛇。見た目的に鳥要素はないものの、どうやらトラツグミという鳥の鳴き声に近い声を出すそう。能力者のトラツグという名前の由来もこの鳴き声から来てるものと考察されます。
一応、画像のように炎をまとっているかは知りませんが、鵺も飛空能力もあるそう。
ただし、「もうひとつのワノ国」というイベント名からも分かるように、あくまでワンピース本編とは違う世界観に描写されている雰囲気。トリトリの実は世界に5種しか存在しないものの、そこにも含めなくて良さそう。
パトリック・レッドフィールド(モデル:吸血鬼)…幻獣種のキャラクター
続いての幻獣種は「バットバットの実(モデル:吸血鬼)」。バットは日本語でコウモリを指します。能力者はパトリック・レッドフィールド。2013年発売のゲーム『ONE PIECE アンリミテッドワールド レッド』に登場したボスキャラ。今作ゲームのラスボスだけあってめちゃくちゃ強かったとのこと。
パトリックはゴールド・ロジャーや白ひげと同世代の海賊で、かつて互角に渡り合ったそう。強さ的には四皇並だったか。さしずめ金獅子のシキに近い海賊。ただ海賊団を持たない孤高主義を貫いてたため、実力的にはシキを上回るか。
○パトリックレッドフィールドは元インペルダウンの脱獄囚
事実、パトリック・レッドフィールドはサンファン・ウルフやアバロ・ピサロ、雨のシリュウと同様にLEVEL6に幽閉されていた極悪囚人。黒ひげたちが脱獄した間隙を縫ってシレッとシキと同様に脱獄していたそう。それほどマゼランが強かった?
ちなみにこの幻獣種はインペルダウンの脱獄後に食べたとか。
コウモリは超音波で暗い洞窟を飛行する動物。そのためコウモリの能力が純粋に強化されたことも手伝ってか、パトリック・レッドフィールドは「見聞色の覇気」が大得意。10秒先の未来視ができるカタクリも真っ青の「人の記憶を読み取る」ことができる。
また吸血という行為は「他人の若さ」を奪い取ることも可能。さながら最悪の世代のジュエリー・ボニーの悪魔の実を強化させたような幻獣種と言えるか。
○パト(モデル:化け狸)…幻獣種のキャラクター
このパトリック・レッドフィールドには「パト」という相棒のキャラクターもいるんですが、実はこいつも幻獣種。
パトは「イヌイヌの実 モデル:化け狸」の幻獣種。でも普通の人間や動物ではなく、元々の正体は「筆」。パトはさながら悪魔の実を食べた銃のラッスーやゾウゾウの実を食べたファンクフリード。ただベガパンクが手助けしたのかは知りません。
パトは妖怪の化け狸のように「葉っぱ」を色んな物体に変身させられる。元々が筆だけあって、葉っぱに書いた文字がそのまま変身するとか。そのためワノ国の登場人物のカン十郎や錦えもんを複合させたような能力と言えそう。
センゴク(モデル:大仏)…幻獣種のキャラクター
続いての幻獣種は「ヒトヒトの実(モデル:大仏)」。能力者は元海軍元帥のセンゴク。
ヒトヒトの実(モデル:大仏)は文字通り、大仏さまに変身できる幻獣種。黄金色から考察すると、正確には「大仏像」と表現した方が正確かも知れない。センゴクのアフロヘアーと大仏の螺髪(らほつ)が見事に合致した幻獣種。
センゴクは能力を発動させると大仏像のように巨大化し、手の平から強烈な衝撃波を発射する。この衝撃波は非常に強力で、一撃で黒ひげ海賊団を粉砕したことも。大仏の巨大さを考えると防御力も高そう。割と近接戦闘から中距離戦まで幅広く対応しそう。
センゴクはかつて海軍中将のガープと共にロックス海賊団を殲滅した過去がありますが、当時から幻獣種の能力者だったに違いない。広範囲の多数の敵を同時に攻撃できなければ、さすがにガープと二人だけでロックス海賊団相手に対抗できないか。
○大仏の幻獣種は座禅でパワーアップ?未来予知も可能か?
一方、ヒトヒトの実(モデル:大仏)はシンプルな攻撃以外の能力は判明してません。
でも幻獣種と名乗る以上は「特殊能力」は欲しい所。例えば、座禅を組んでパワーを溜められるといった特殊能力があれば面白そう。この座禅の時間が長ければ長いほどパワーが増える…という設定はバトル漫画ではベタな要素でしょう。
また仏を意味するブッダは「悟りを開いた最高位のもの」を意味するため、センゴクは見聞色の覇気を自動的に極めている可能性もありそう。センゴクは相手の攻撃を容易に読めるとしたら、これほど巨大な仏像であってもひょいひょいと避けたら脅威。
ただセンゴクのマリンフォード頂上戦争でのチョンボを考えると、残念ながらカタクリを大幅に超える未来視は持ち合わせてる可能性は低いのか。
黒ひげ(モデル:ケルベロス)…幻獣種のキャラクター
続いての幻獣種は「イヌイヌの実(モデル:ケルベロス)」。能力者は黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)。黒ひげ海賊団の船長。懸賞金20億ベリー超えの四皇。残念ながら黒ひげの能力の詳細は判明してないものの、おそらくケルベロス。
ケルベロスとはギリシア神話に登場する伝説上の生き物。冥王ハーデスが飼いならす地獄の番犬と言われ、「3つの首を持つ」ことが大きな特徴。黒ひげが複数の悪魔の実を所持できる理由も、この幻獣種の能力(首の数?)が関係してると言われてる。
またケルベロスは眠らない生き物と言われてるんですが、黒ひげも今まで一度も眠ったことがないと判明してます。ケルベロスは音楽に非常に弱い怪物のため、麦わらの一味のブルックとは相性が悪そう。黒ひげ討伐時にブルックが本格的に活躍する?
カタリーナ・デボン(モデル:九尾の狐)…幻獣種のキャラクター
続いての幻獣種は「イヌイヌの実(モデル:九尾の狐)」。能力者は黒ひげ海賊団のカタリーナ・デボン。デボンは美女の生首を集めるなど「史上最悪の女囚」と言われ、実力的には四皇・ビッグマムの強さに匹敵する可能性も。
九尾は『NARUTO』などにも登場する妖怪ですが、尾っぽが9本あるキツネの化物。日本の妖怪というイメージが根強いですが、どうやら古代中国神話に存在する化物。
デボンの能力もまさしく「変身能力」。意外と今後ワンピースで重要な鍵を握りそうなマネマネの実では顔と声しかコピーできませんでしたが、デボンは「相手の服装から体型」まで全て真似することが可能。まさに完全なる模写・擬態が可能な幻獣種。
相手を擬態できる条件は判明してませんが、そこまで高いハードルはなさそう。尾っぽ自体を強力なムチのようにしならせて攻撃できたりもしそう。
カイドウ(モデル:青龍)…幻獣種のキャラクター
続いての幻獣種は「ウオウオの実(モデル・青龍)」。能力者は百獣海賊団の提督であるカイドウ。黒ひげと同じく四皇の一人。
ドラゴン(龍)とは世界中に存在する伝説上の生き物。カイドウも空を自由自在に飛び回ることができる上に、口からは巨大なレーザー砲も発射できちゃう。ワノ国終盤では巨大な龍巻を発生させたり、巨大な島も浮かせてしまうチート仕様。
ただし、ドラゴンは東洋(龍)と西洋(竜)に厳密には分けられます。ワンピースの世界観でも意図的に「龍」と「竜」を使い分けている様子。空を飛ぶ or 鱗を持つなど共通点は多いものの、龍と竜ではデザインや能力は微妙に異なります。
でも、何故ドラゴンなのに魚を意味するウオウオなのか?これは「鯉が滝に登ると龍になる」という中国の言い伝えから来てます。普通に分かりづらいと思いますが、最初にモデルを青龍に設定したから意味が二重に被るリュウリュウにはしたくなかったのか。
ちなみに青龍は中国の四神の一つ。そのためカイドウの娘であるヤマトの悪魔の実は同じく四神の白虎の可能性が高まりました。個人的には朱雀モード・青龍モード・白虎モードなどに4パターンに変身できる「四神」という幻獣種なども予想してました。
黒炭オロチ(モデル:ヤマタノオロチ)…幻獣種のキャラクター
続いての幻獣種は「ヘビヘビの実(モデル:八岐大蛇)」。能力者は黒炭オロチ。ワノ国をカイドウと共に支配する将軍さま。
八岐大蛇(ヤマタノオロチ)は日本神話に登場する「8つの首」を持った想像上の化物。黒炭オロチは既にカイドウに殺されてるので最後まで能力は不明でしたが、おそらく8つの頭を使って攻撃を繰り出す模様。もしかすると口から火でも噴いたのかも知れない。
日本書紀を参考にすると「草薙の剣」も作り出す可能性も考えましたが、オロチのような三下が生み出した剣など誰も使いたくないでしょう。
【ドル漫考察】今後ワンピースで登場しそうな幻獣種とは?
以上、これまで『ワンピース』で登場した幻獣種一覧になります。そこでラストはこれから登場しそうな幻獣種を予想して記事を終わりたいと思います。
○東洋の神話系神様…幻獣種のキャラクター予想
まずはセンゴクが「大仏(ヒトヒトの実)」が幻獣種だったということで、他にも日本を含めた東洋に存在する神様も幻獣種の候補として考えられそう。
例えば、『ハンターハンター』のネテロの念能力「百式観音」のように「千手観音菩薩」も幻獣種だったら面白そう。腕を何本も生やして無数の攻撃を繰り出すバトル展開は想像しやすい。冷静に考えると、既にニコ・ロビンの悪魔の実が体現しちゃってる感はありますが。
他にも日本神話ではイザナギ、イザナミ、スサノオといった神様が有名ですが、ドル漫的には「韋駄天(イダテン)」「武御雷(タケミカヅチ)」「迦具土(カグツチ)」を幻獣種の有力候補として推したいと思います。
イダテンは高速移動を得意とした走る神、タケミカヅチは雷の神様、カグツチは火の神様と言われてます。どれもが自然ロギア系悪魔の実を超える能力を彷彿とさせるため、まさに幻獣種に相応しい強さがありそう。
他にも「仁王」や「七福神」も幻獣種の候補としては面白そう。七福神の幻獣種は七変化しちゃうパターン。ワノ国では七福神をもしたお庭番衆も登場するなど、こういった系統の幻獣種が登場したとしてもおかしくはなさそう。
ただし、アマテラスは「ピカピカの実」の黄猿・ボルサリーノの必殺技、ツクヨミはブルックの「ヨミヨミの実」で既出済み。雷神も「ゴロゴロの実」のエネルの必殺技で既出済み。また革命家ドラゴンの能力が「風神」と考察してるので、これらの可能性は低いか。
○西欧の神話系神様…幻獣種のキャラクター予想
東洋系の大仏様の幻獣種が登場するなら、西欧の神様も幻獣種の候補として考えられそう。
例えば、オーディン、イフリート、シヴァ、タイタンあたりはRPGゲーム「FF」で有名の神様たちも幻獣種候補に考えられます。王下七武海のモデルはロマサガシリーズに登場する七英雄とされるので、尾田さんもきっとRPGゲーム好き。
どれも炎や氷、地震といった自然ロギア系に匹敵する能力を持っているはず。
ただポセイドンやプルトンといった西洋の神様も幻獣種の候補として予想できますが、既に古代兵器ポセイドンや古代兵器ウラヌス、古代兵器プルトンなどが存在するため、古代兵器関連のワードも今後幻獣種として登場する可能性は低いと思います。
火の精霊のサラマンダーもスマイリーで既出済みなので(以下略)。
妖怪…幻獣種候補
続いては妖怪や怪物の候補を考察。
日本の妖怪では「ぬらりひょん」や「ぬりかべ」「かまいたち」といった幻獣種の候補が考えられそう。バトル漫画でも定番のキャラクターで攻撃パターンを想定しやすい。風を操る革命家ドラゴンの悪魔の実はかまいたちの幻獣種だったりする?
他にも「クラーケン」のような海の怪物も幻獣種の候補として考えられそう。当初は悪魔の実の能力者が海に弱いことを踏まえて可能性は低かったですが、カイドウが魚の幻獣種と判明した今、クラーケンのような海洋生物も十分候補になりえます。
他にも黒ひげ海賊団のトリトリの実の能力者「ラフィット」は最近はフクロウ説を推してるんですが、仮に幻獣種と仮定するとエンジェル(天使)やサタン、ペガサス、ハーピーなどが考えられそう。エンジェルだと真逆のキャラ。鬼の保安官が天使の微笑みで他者の命を簒奪していく。
ただし、天使(エンジェル)が今後幻獣種として登場するとしても、ラファエルやミカエルといった個別の有名天使にまで細分化される可能性は低そう。
また既にワノ国の登場人物に天狗山飛徹が登場してることから、日本の天狗は幻獣種として登場する可能性は低いか。天狗山飛徹がそのまま天狗に変身するパターンは考えられますが芸はない。
○サンファン・ウルフやラッキー・ルウも幻獣種能力者の可能性が?
続いてはワンピースのキャラクターから幻獣種の候補を考察していこうと思います。
まずは赤髪海賊団のラッキー・ルウ。見るからに大食いキャラクターですが、「ベヒモス」の幻獣種になどが考えられそう。『ファイナルファンタジー』でもお馴染みですが、ベヒモスは旧約聖書に登場する伝説の化物。「暴飲暴食」を司る怪物。
一方、赤髪海賊団の船長である赤髪のシャンクスも幻獣種の候補。正確には愛刀のグリフォン。グリフォンとは鷲とライオンの化物。シャンクスそのものに飛空能力がなかったとしても、愛刀がグリフォンに変身できれば別。聖地マリージョアにも愛刀の能力を使った?
王下七武海のボア・ハンコックが石化の能力を持っていましたが、それを考えるとカトブレパスやバジリスクといった幻獣種が登場してもおかしくない。
カイドウと同じく龍に変身できる光月モモの助ですが龍=ウオウオの実と判明した今、モモの助の悪魔の実は同じく幻獣種の「ウオウオの実(モデル:バハムート)」といったところか。ギガフレアそのものを放出できればワンチャン可能性。
コメント
面白かった
てか黒ひげがケルベロスってないやろ
体は共有なんだから悪魔の実を複数食ったら複数だよ
これが成り立つならオロチは八つも食えることになる
黒ひげの正体はBJのピノコみたいなものじゃないの
こんなに頭良いワンピースの考察見たことねぇwww
カイドウが何をどう見ても単なる龍なのに、特に何の理由もなくヤマタノオロチにされてるのに草を禁じ得ない
そもそもヤマタノオロチは、オロチ(大蛇)の名が示す通り蛇の化物であり龍では無い
つか、ヤマタノオロチが龍(ドラゴン)って扱いを受けてるのはドラクエモンスターズくらいしか無いって程度には龍扱いされない生物なのに、何故か見た目も性質も全く一致しないカイドウがヤマタノオロチ扱いなのが笑える
多分ワンピースを読んでない方だと思うんですが、
カイドウの百獣海賊団の海賊旗は「漢字の八」がデザインされてるんですよ。
そこから「八岐の大蛇(やまたのおろち)」という説は割と定番の考察でした。
んなこと言ったら実際に蓋を開けてみたら、
カイドウの悪魔の実は「ウオウオ(魚魚)」ですからね。
どこに魚の要素があるねんっていう。
その理屈だと本家の設定がネットの考察以下ってことになりますよ。
ただカイドウの詳細は個別記事でまとめてるので、
またそれを読んで勉強してみてください。
マネマネは服装は無理だけど体型はいけるで