『ワンピース』は名前だけ登場したはいいものの、まだ正体が不明なキャラクターも多い。ベガパンクや光月トキなどが最たる例。光月おでんも長らくシルエットのみでした。
そこで今回は「キャプテン・ジョンの正体&能力強さ」などをフルカラー画像付きでいつものように徹底的に考察しようと思います。ほぼ覚えてないワンピース読者の方が多そうですが、キャプテン・ジョンの正体とは一体何者なのか？
どうやらキャプテン・ジョンとカイドウとは因縁の仲だった？
キャプテンジョンとは元ロックス海賊団メンバー
まずは「キャプテンジョンの正体」を考察。
（キャプテン・ジョンは元ロックス海賊団）
結論から書いてしまうと、キャプテン・ジョンの正体は元ロックス海賊団のメンバーでした。
筆者の予想通り、ロックス海賊団には白ひげ（エドワード・ニューゲート）やビッグマム（シャーロット・リンリン）やカイドウなどが在籍しており、そこにキャプテン・ジョンの姿もあった。ロックス海賊団の結成経緯を考えると、船長ロックス・D・ジーベックに無理矢理入らされた口か。
かつて海賊王のゴール・D・ロジャーとライバル関係にあり、劇場版ワンピースに登場するなど金獅子のシキの知名度は高いと思いますが、キャプテン・ジョンと同じく「銀斧」や「王直」といった正体不明のキャラもロックス海賊団には在籍しておりました。
現状、キャプテン・ジョンのご尊顔やルックス、能力や悪魔の実の詳細などは判明してません。ジョン・ジャイアントとの名前の関連性から、キャプテン・ジョンの正体も巨人族の可能性も考えられますがもちろん定かではありません。
でも、実はキャプテン・ジョンはワンピースで何度か登場してます。
スリラーバークでゾンビ兵として使役される
じゃあ、キャプテン・ジョンはいつ登場したのか？
（ONE PIECE47巻 尾田栄一郎／集英社）
コメント欄でご指摘いただきましたが、キャプテン・ジョンはスリラーバーク編の「ゾンビ兵の一人」として実はしっかり登場してました。「グズグズするな」などまさかのアブサロムにこき使われてしまう。正直、雑魚キャラとして完全に記憶から抜け落ちてました。
実際リューマの遺体と違って、スリラーバーク編でキャプテン・ジョンはほとんど活躍してない。とはいえ、アブサロムの「天下にあまねし生前の悪名が泣くぞ」と言ってるように、キャプテン・ジョンの生前時の悪辣っぷりが予想できます。
またキャプテン・ジョンのご尊顔を見る限り、アゴが長くて髪の毛も長髪。武器もサーベルを扱うなど、いかにも「海賊」といった出で立ち。目鼻立ちも彫りが深く、さながら死神といった表現も似合いそう。
キャプテンジョンのトレジャーマークとは？
その後も「キャプテン・ジョン」の名前はワンピース内で登場。
（ONE PIECE54巻 尾田栄一郎／集英社）
例えば、インペルダウンに収容されていた元王下七武海で元ロジャー海賊団でもあるバギーの口から初めて「キャプテン・ジョン」の名前が出てる。この二人のやり取り自体を覚えてるワンピース読者は多そう。
（ONE PIECE54巻 尾田栄一郎／集英社）
ルフィが腕に着用していたバンドが「キャプテン・ジョンのトレジャーマーク」だったため、バギーは驚愕。最初は騙してでも奪おうと目論んだものの、ポートガス・D・エースの救出を手伝ってもらう代わりにルフィが自ら進んでバギーに手渡してる場面。
バギー曰く、このトレジャーマークの謎のガラス付きのバンドは「宝の地図」そのもの。
ただし、バンドの中に地図らしきものが入っているのか、ビブルカードのように宝の在処を指し示してくれるのか不明。それでもバギーが欲しがる念願の宝の正体とやらは、おそらく「キャプテン・ジョンが収集して隠した宝」と考えて差し支えなさそう。
キャプテン・ジョンはワンピースで登場する可能性はあるか？
でも、キャプテン・ジョンの『ワンピース』のストーリー的にあまり重要なキャラではなさそうでした。いくら元ロックス海賊団とは言っても、所詮は端役。トレジャーマークもエース救出のついでに描写されたイベントに過ぎない。実際忘れていたワンピース読者の方が多いはず。
ただし、キャプテン・ジョンの「トレジャーマーク」は意外と重要な鍵を握りそう。
何故なら、ルフィがトレジャーマークを着用していた期間が非常に長いから。インペルダウンでのバギーとのやり取りを覚えてる人はいても、ルフィが「トレジャーマークを着用し始めたタイミング」が具体的にいつか覚えてるワンピース読者は少なそう。
（ONE PIECE50巻 尾田栄一郎／集英社）
結論から書くと、ルフィがキャプテン・ジョンのトレジャーマークを着用し始めたのは元王下七武海で現黒ひげ海賊団のゲッコー・モリアを倒した直後から付け始めてる。黄金の財宝にうっとりしてる麦わらの一味のナミを前に、ルフィは「お！ガラスのバンドカッチョいいな」と語ってるシーンがそれ。
つまり、バギーに手渡すまでルフィがキャプテン・ジョンのトレジャーマークを着用した期間はコミックス4巻分にあたります。
これは時間に置き換えると、ルフィはワンピースの連載一年分の間ずっと着用していた計算。ワンピースのあらすじも参考にすると、スリラーバーク編→シャボンディ諸島編→女ヶ島編→インペルダウン編の間ずっと着用してたことになる。
もしキャプテン・ジョンが完全に脇役キャラと仮定したら、ここまで丁寧に意味もなくルフィに着用させるのか？って話。明らかにバギーに手渡すことを目的としてる。今後バギーが再登場する可能性は高く、そこでキャプテン・ジョンの存在が描かれるに違いない。
カイドウにキャプ・テンジョンは殺されてる？
つまり、キャプテン・ジョンの現在は「死亡」してることが確定。今後ワンピースで登場するかは不明ですが、ゲッコー・モリアがまだキャプテン・ジョンの遺体を所有してる可能性もゼロではない。今後のワンピースの展開も考えると再登場する余地はあり？
一方、キャプテン・ジョンは誰に殺されたのか？
もちろんゲッコー・モリアと言えば、かつて新世界で四皇のカイドウに敗北して遁走。その後、ワノ国からリューマの遺体を盗み出した過去がある。だからキャプテン・ジョンの遺体もワノ国から持ち去った可能性がありそう。実際、トレジャーマークもモリアのお宝の一つでした。
ましてや、カイドウとキャプテン・ジョンは元ロックス海賊団。もしワノ国にトレジャーマークがあったとすれば、カイドウがキャプテン・ジョンを殺して奪ったのではないか？少なくとも同じロックス海賊団だったキャプテン・ジョンをモリアが倒したとは考えにくいか。
どのみちキャプテン・ジョンは「バギー」「モリア」「カイドウ」「ワノ国」とそれぞれ接点を持ってる可能性が高いことが分かります。
キャプテン・ジョンの「死因」は赤髪海賊団？
でも、実はキャプテン・ジョンの「死因」は既に描写されてる可能性がありそう。
（ONE PIECE47巻 尾田栄一郎／集英社）
そこで改めて先程のキャプテン・ジョンの画像を見ると、お腹に「銃弾の跡」が確認できる。これを素直に考察するのであれば「銃弾を浴びたのが死因」と考えられそう。じゃあ、ワンピースの中で拳銃を操るキャラクターと言えば？
例えば、ベン・ベックマンやラッキー・ルウ、ヤソップといったキャラクターが思い浮かびます。もちろん彼らは全員赤髪海賊団のメンバー。いつキャプテン・ジョンが死亡したかは不明ですが、赤髪のシャンクスの年齢が約40歳という事実を踏まえると十分可能性はありそう。
シャンクスの懸賞金額が40億ベリーというめちゃくちゃ高額の理由も、もしかすると元ロックス海賊団のキャプテン・ジョンを倒したからではないか？他の銀斧や王直もシャンクスが倒してる？そう考察すると、シャンクスが五老星や海軍側に信用されてる理由も納得がいく。
また銃弾を浴びて死亡したと仮定すると、キャプテン・ジョンの悪魔の実は自然ロギア系悪魔の実や動物ゾオン系幻獣種などでもなさそう。
コメント
他のサイトで見たけど451話にキャプテンジョン、ゾンビとしてで出てないですか？
情報どうもです。
確かにゾンビ兵のキャプテン・ジョンの姿が確認できました。
改めてジョンの正体を考察し直しました。