【ネタバレ感想】食戟のソーマ 最終回がヒドすぎて打ち切りへw【ラスト完結まとめ】【漫画全36巻】

『食戟のソーマ』最終全36巻のネタバレ感想をレビュー。

『食戟のソーマ』の作者は附田祐斗(原作)と佐伯俊(作画)。出版社は集英社。掲載誌は少年ジャンプ。ジャンルはグルメ漫画。AmazonのKindleや楽天koboなどで無料で一部試し読み・立ち読みができます。

前身のブログ(バズマン)などでは『食戟のソーマ』の新刊コミックをたまにレビューしてました。一方、当ドル漫の記事は「ワンピース考察」がメインになって久しいこともあって、数年前から食戟のソーマはほぼ読んでませんでした。

(少年ジャンプ26号 食戟のソーマ最終回315話)

それでも『食戟のソーマ』はずっと掲載されていたのでやっぱり人気漫画なんだなーと思っていたら、今週号の少年ジャンプでまさかの唐突に完結。どうやら最後は打ち切り気味の最終回だった模様。

そこで慌ててコミックスを全巻まとめて読み直すと、確かに『食戟のソーマ』の終盤にかけての展開はひどかった。ここ最近のAmazonレビューを見ても、最新巻はめっちゃ低評価付きまくり。

ということで今回ドル漫では『食戟のソーマ』終盤は何が面白くなかったのかなど、今週完結した最終回・最終話のネタバレ感想を徹底的にレビューしたいと思います。批判的な考察も多いのであしからず。

食戟のソーマ最終回までのあらすじまとめ

まずは『食戟のソーマ』の最終回までのあらすじをおさらい。

主人公は幸平創真(ゆきひら・そうま)。定食屋を経営する父親・幸平城一郎の提案もあって、料理人の精鋭が集まる遠月学園に転入。そこでヒロインの薙切えりな(なぎり・えりな)は遠月学園総帥・仙左衛門の孫娘と日々料理の研鑽を積んでいた。

しかしある日、えりなの父親・薙切薊(あざみ)が仙左衛門を追い出し、自らが遠月学園の総帥として君臨。「セントラル(中央美食機関)」なるものを立ち上げて、幸平創真の仲間たちを次々と追い出していく。

そこで幸平創真は自らの仲間と遠月学園の古き良き伝統を守るために、集団と集団で食戟を変則的に行う「連帯食戟(レジマン・ド・キュイジーヌ)」で薙切薊に立ち向かった。

(食戟のソーマ31巻 附田祐斗・佐伯俊/集英社)

そして、遠月学園最強の十傑・司瑛士と小林竜胆とのラストバトルを見事に制した二人は、幸平創真は新たな十傑第一席に選ばれ、薙切えりなは学園の総帥として新たな道を歩むこととなる。

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○【完結までのあらすじ】BLUEで幸平創真は優勝することができるのか?

「連帯食戟」編の司瑛士たちとの戦いを詳細にネタバレしてもいいんですが、あくまで最終回の考察記事なので割愛。単に面倒くさいことも大きいんですが、詳細を知りたい方は食戟のソーマのコミックスを読んでください。

そして、次に始まったのが「BLUE」編

THE BLUEは世界中から35歳以下の若手料理人が集められて競い合う料理の大会。薙切えりな曰く、プロの料理人を志していてBLUEを知らないものはいないとか。要するに食戟のソーマはBLUE編で完結。

このBLUEには表舞台で活躍する有名料理人だけではなく、裏社会で暗躍する犯罪者まがいの料理人(ノワール)まで参加。さながら「料理の天下一武道会」も思わせる雰囲気の大会だった。

このBLUEを運営する組織がWGO。そのためBLUEで優勝することができれば、WGOのトップ・特等執行官(ブックマスター)の指定料理人になることが可能。まさに料理人として最大の名誉を得られる。

(食戟のソーマ35巻 附田祐斗・佐伯俊/集英社)

そして、特等執行官の正体が薙切えりなの母親でもある「薙切真凪(まな)」だったことも判明。薙切真凪はえりな以上の神の舌を持ち、まさに「絶対味覚」とも呼べる能力を持っていた天才。

「BLUEで勝たなきゃ食堂を引き継がない」とまで言い出した幸平創真は、果たしてトーナメントで優勝することができるのか?薙切えりなと母親の運命はいかに?地球上に存在しない料理は作れるのか?

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【最終巻】幸平創真 vs 才波朝陽の結末は?

ということで『食戟のソーマ』最終巻のネタバレ感想をレビュー。

BLUEもいよいよ佳境。

(食戟のソーマ35巻 附田祐斗・佐伯俊/集英社)

トーナメント準決勝で対決した二人が主人公・幸平創真と才波朝陽(さいば・あさひ)

才波朝陽はBLUE編から突如として登場し、幸平城一郎の息子を自称する謎の青年。ただ自称するだけあって実力は天下一品。幸平城一郎すら完敗するほど。もちろん十傑第一席の幸平創真すら初対面時に瞬殺済み。

(食戟のソーマ35巻 附田祐斗・佐伯俊/集英社)

BLUE編でも既に司瑛士を倒し、才波朝陽は司の特大グレーターも使いこなす。才波朝陽の能力は「他の料理人の道具を使用することで持ち主の能力も吸収する点」にあった。美作昴を彷彿とさせますが、敢えて触れないでおきましょう。

そして、二人が戦ったお題は「世界の五大料理」。それぞれ全てのジャンルと料理文化が混じり合った料理を出せというもの。画像はなしでテキトーにざっくりレビューします。

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○完成品のパイ生地 vs 失敗作のチャーハン・ピラフ

才波朝陽が出した料理は「パイ生地(フランス料理)」

パイ生地の中には旨味たっぷりのフカヒレ(中華料理)やがあり、強烈なスパイス(インド料理)で香りを立たせる。更にはラヴィオリ(イタリア料理)はトルコアイスの食感で全く新しい味を演出して見せた。

一方、幸平創真は「香らないチャーハン(中華料理)」を出す。

炭酸水で煮込んだチャーハンの具にはアクアパッツァの白身魚(イタリア料理)とポリヤルのインゲン豆(インド料理)が含まれ、野菜はミルポワ(フランス料理)で甘みをほんのりと味付け。

そして、土鍋で米を炒めたため、むしろチャーハンというよりもベースはピラフ(トルコ料理)。米の一粒一粒がマヨネーズを合わせた卵液に包まれ、まさに極小のオムライスの集合体だった。

結果は幸平創真の勝利。魔王のような傍若無人にしてハチャメチャな五大料理は、幸平創真の母・珠子の失敗作のタマモノだった。そこには幸平創真の歴史とオリジナリティと愛があった。

一方、才波朝陽は「他人の創作」を糧に一級品の料理を作り上げたが、そこには「自分自身の味」がなかった。二人の差はパクリかパクリじゃないかの差だった…というオチ。最後は肩を落とす才波朝陽に優しく幸平城一郎が励ますのだった。

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幸平創真 vs 薙切えりなの最終決着は?

そして、BLUEの決勝戦。幸平創真の相手は、因縁の薙切えりなだった。

薙切えりなは「神の舌」を持つがゆえに、地球上に存在しない至高の料理を味わえないことに絶望していた。それは同じく神の舌を持つ母・マナだけではなく、かつての幸平城一郎ですらも同様に「嵐」に飲み込まれた。

(食戟のソーマ27巻 附田祐斗・佐伯俊/集英社)

そこで祖父・仙左衛門が集めたのが「玉の世代」だった。天才的な若き料理人たちを切磋琢磨させて原石同士がぶつかり合えば、「まだ見ぬ存在しない料理という希望」を薙切えりなが抱けるのではないかと考えた。

『食戟のソーマ』のストーリーは幸平創真の料理に「不味いわよ」と強がりで本音を言えなかった薙切えりなとの確執(?)が始まっている。主人公・幸平創真はBLUEの決勝戦において、改めて「薙切えりなのための一皿」を作り上げる。

(食戟のソーマ最終36巻 附田祐斗・佐伯俊/集英社)

それが「女王のためのエッグベネディクト丼」。

○最後に薙切えりなは「美味しい」と言ってくれるのか?

柚子胡椒と醤油の風味豊かなソースに鼻腔を愛撫され、サッパリした塩昆布としその混ぜご飯、生と見紛うトロトロ半熟の黄身が常人離れしたテクニックで混在しており、それを一口食べた薙切えりなは全身はだけてしまう。

涙を流すほど美味しいそれに薙切えりなの「おさずけパルス」は城郭の建物すら破壊してしまう。パルスとパルスが増幅しあった結果、もはや宮崎駿も真っ青の完全なバルスと化した。

当然、薙切えりなは「美味しい」と言うかと思いきや、「不味いわよ!私がこれから出す品に比べたら遥かにね!」と豪語。ウソつけー!下ネタを絡めつつツッコミを入れようと思いましたが止めました。

(食戟のソーマ最終36巻 附田祐斗・佐伯俊/集英社)

いつもの薙切えりなに戻った姿を見て安心した幸平創真は「ぶつかりおーか」と不敵な笑みを浮かべ、虎視眈々と薙切えりなの料理を待ち構える。果たして、薙切えりなはどんな料理を出すのか?という場面で完結しまう。

まさに「まだまだオレたちの戦いは続くぜ!」という完全な打ち切り漫画の終わり方でした。『食戟のソーマ』はかなり人気のグルメ漫画だったので、まさかの結末。えりなの料理は一体なんやったの?www

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他少年ジャンプ作家の巻末コメントは?

続いては最終回ではおなじみの「他の少年ジャンプ作家の巻末コメント」をチェック。

(少年ジャンプ26号 集英社)

例えば、『約束のネバーランド』の白井カイウは「好きなキャラも料理もいっぱいある!三先生、ソーマ6年半お疲れ様でした!」とのこと。

『ハイキュー』の古舘春一は「ああ…ソーマがとうとう完結…!お疲れ様でした!附田先生また飲みましょう!」とのこと。プライベートで親交があるっぽいですが、佐伯俊は蚊帳の外。ハイキューもそろそろ完結か。

『ぼくたちは勉強ができない』の筒井大志は「佐伯先生、附田先生本当にお疲れさまでした!また是非ご飯に行きましょう」とのこと。やはりプライベートなどで親交があるとか。

ゆらぎ荘の幽奈さん』のミウラタダヒロは「佐伯先生、附田先生、長期連載お疲れ様でした!色々勉強させて戴き有難かったです」。確かに良い意味でパクリも多かったか。内容が内容だけにドル漫で取り上げられないのが残念(*´Д`)ハァハァ

連載期間の長さの割に、『食戟のソーマ』の最終回に反応してた漫画家は少なかったか。私生活でも繋がりがあれば反応してますが、それ以外だと最終回に対する反応は薄い。

ちなみに、ジャンプGIGAで『食戟のソーマ』のエピローグ的なスピンオフ漫画が何話か掲載される模様。最終36巻は話数が足りないはずなので、それか読み切り漫画の「食戟のサンジ」でページ数は補われそう。

食戟のソーマ 最終回・最終話 総合評価・評判口コミまとめ

以上、ドル漫による『食戟のソーマ』の最終回・最終話のネタバレ感想でした。

結論をまとめると、『食戟のソーマ』の最終回(というよりTHE BLUE編)は悪い意味で「お粗末」と評価できそうな結末でした。

薙切薊を倒した「連帯食戟編」で完結しておけば良かったのにな…と食戟のソーマ読者の誰もが思ったはず。ドル漫では釣りタイトル気味に「ヒドい最終回w」と煽ることも少なくないんですが、食戟のソーマの最後はガチでヒドかったw

さすがに最終回にかけての終盤は面白くない。「玉の世代」のクダリを読む限りは随分と前から構想してた展開だったと考察できますが、最後の結末は慌てて回収された感が強い。いかにも打ち切り感満載で読後感も良くはない。

もし「BLUE」が知らない料理人はいないほど大会であれば、もっとあらかじめ前フリや伏線として描いておくべきでした。いろいろと設定の「取ってつけた感」がヤバすぎて、読者が完全に置いてけぼり状態。

急に登場した才波朝陽を含めて、「誰こいつ?」という状態。あんだけもったいぶった登場の仕方をしておいて、最後もよく分かんないままフェードアウトしたのが良い証拠。

○読者が完全に置いてけぼり状態のラストだった

(食戟のソーマ34巻 附田祐斗・佐伯俊/集英社)

BLUE編の敵キャラもチープ。『北斗の拳』に出てくるような雑魚キャラ風。中盤に至るまでの個性的なキャラクターやキャラデザのクオリティと全く異なる。サポートしてる編集者でもガラッと変わったのか。

他にもストーリーの軸が「BLUE」と「才波朝陽」の2つあったのも混乱の要因か。変に出し惜しみせず薙切真凪を最初から見せておけばまた違ったかも知れませんが、食戟のソーマ終盤はとにかく理解できないことが多すぎた。

それにも関わらず、展開を無理やりゴリゴリと進めるため読むのが苦痛だった読者も多そう。

やはり『食戟のソーマ』の舞台は遠月学園にあった。グルメ漫画ではあるものの、同時に学園漫画でもあるから。あくまで「学園生活」を送ってる中での料理対決に、若い読者などは共感を覚えたはず。

それにも関わらず、バトル漫画風の展開はあまりに唐突。だから遠月学園から飛び出すなら飛び出すで、もっと強い動機付けがほしかった。そこらへんの展開の繋げ方の不味さが「打ち切り」という結末に繋がった気がします。

言っちゃえば、遠月茶寮料理學園から離れてしまったのが打ち切りへの序章だった。

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○食戟のソーマの最終ゴールは「幸平城一郎」ではなかったのか?

そもそも考えてみると、幸平創真の当初の目的は「幸平城一郎を超えること」であり、「遠月学園で生き残ること」だった。『食戟のソーマ』のこれまでの布石や伏線を考えても、BLUEという大会にはつくづくドラマも物語性もない。

だから幸平創真が言葉では「BLUEで優勝しなきゃ定食屋を受け継がない」と言ってるものの、何の感慨も共感もない。むしろ違和感しか残らないし、『食戟のソーマ』の終盤ストーリーの薄っぺらさだけが強調された。

普通に「幸平城一郎を倒す展開」を目指した方が良かったんでは?面白い面白くない以前の話。

遠月学園自体が食のマフィアだのという触れ込みでしたから、これならアメリカの似たような天才料理学校と対戦しても良かった。今だとトランプ大統領風の校長とか出せば、いかにも敵キャラ感を容易に演出できたか。

逆に言うと、ラスト5巻6巻分以前の『食戟のソーマ』は安定して面白かったとは評価できそう。実際、『食戟のソーマ』のアニメは2019年10月から4期目も始まるようですし、累計発行部数も1900万部超えも納得。

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コメント

  1. 匿名 より:

    特に好き嫌いな作品ではなかったですが、普通に読んでたら置いてけぼりでも打ち切りの無理やり展開でもないですよ。読解力の問題じゃないのw

  2. 匿名 より:

    ジャンプ恒例の引き延ばしにあったのかもしれないですね。
    ブリーチやナルト等の人気漫画が続々終了する中で、未だに人気面で匹敵する作品は出てきていないですからね。
    まあ世界規模で人気になる漫画がそう簡単に出るわけないんですが。