ワンピース最新1067話のネタバレ感想を画像付きでレビューします。前回のワンピース1066話のネタバレ感想は別途でご参照してみてください。
そういえば最近、ヤマトとルフィが共闘している夢を見ました。敵は雷神さまの能力を持った謎の新キャラでした。それはさておき、ヤマトの能力は「真っ白の狼」を模した大口真神でした。ルフィのギア5状態は「全身が真っ白」でした。
大口真神は【善人を守る神】とされるため、まさに運命付けられた二人。ヤマトに乗って走り回るルフィなどいろいろ想像が膨らみます。麦わらの一味に正式加入もしていないのでまだ先の話になるでしょうけど、是非自分が見た夢以上の面白い展開に期待したい所です。
ちなみに次のワンピース最新1068話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
ベガパンクの悪魔の実は…
ついに本物のベガパンクの素顔が明らかになった前回。元々は頭が超巨大だったベガパンク。一時期は巨人族並(20メートル以上?)の身長だったことも。さながら気球並みの大きさだった頭に対して、ジュエリー・ボニーは「もっと大きな電球みてーな頭だったろ!?」と激怒。
これに対して、ベガパンクは「あーずいぶん伸びてきたんで切った」と髪の毛を切ったテンションで答える。だから大方の予想通り、やはりベガパンクは自らの頭(正確には脳みそ)を切除したんですが、続けて自らの衝撃的な能力について語り出す。
それが自身の悪魔の実は【ノミノミの実】であることを。
当ブログではカコカコの実など予想してましたが、純粋にベガパンクの肉体を強化する超人パラミシア系悪魔の実でした。具体的には「脳ミソにあらゆる情報を際限なく詰め込む能力」になります。ただし、知識を詰め込めば詰め込むほど脳ミソが巨大化する副作用があった。
まさに脳ミソ人間。
ベガパンク自身は元々天才的な頭脳の持ち主(逆に言うと悪魔の実で知的水準が高まるわけではない)だったため、まさに鬼に金棒ならぬ、ベガパンクにノミノミ。普通に脳の悪魔の実からノウノウの実で良かった気もしますが、知識のデータバンクと自称する。
パンクレコーズのヤバい正体
ベガパンクは自らの巨大な脳ミソ(データバンク)を、世界のために活かそうと考えた。
その名も「PUNK RECORDS(パンクレコーズ)」。
エッグヘッドの裏側にベガパンクは、自らの隔離した脳ミソを格納している。だから、エッグヘッドそのものが【ベガパンクの肥大化し続ける脳ミソ】そのものだった。思わずルフィも「でかすぎねェか!?」と驚愕するばかりだったが、ベガパンクには更に壮大な夢があった。
PUNK RECORDSに格納した脳ミソに誰でもアクセスできるようにすれば、全人類がベガパンク並みの知識を得たに等しい。逆に全人類の脳ミソが相互的にPUNK RECORDSの脳ミソに共有し、更にアップデートしていけばベガパンクを上回る「知識の海」を作ろうと画策していた。
意外と理知的なジンベエは「思想まで入り込んだら不都合も起きんか?」と鋭いツッコミを入れる。ベガパンクは「勘がいい」とジンベエの直感力を認めるものの、「そんな心配をしていては科学は前に進めない」とケタケタと無邪気に笑う。
そして、6体の分身ベガパンクは「ベガパンクの人格」をそのまま分割している模様。そのため各々が個性的な性格だった。実際に脳ミソの一部を分け与えているかどうかまでの言及はないものの、このPUNK RECORDSを通じて知識や体験を同期されていた模様。
完璧主義者すぎるゆえの欠点
ただベガパンクの自己陶酔むき出しの夢を聞いていたジュエリー・ボニーはブチ切れる。
「お前の科学に対する探究心は犠牲をいとわないっ!だから父を心ない戦闘兵器に変えたんだ!」と工場跡地で拾ったビームサーベルを片手に、父親のバーソロミュー・くまを元の人間に戻すようにベガパンクを半ば強引に要求する。ジンベエは説得するものの、聞く耳を持たないボニー。
ベガパンクは苦し紛れに「そのビームサーベルは失敗作」と言い逃れしようとしているように見えたが、実際にそのビームサーベルは失敗作だった。何故なら紫外線を強烈に放っているのか、大量の虫が集まってくるから。サーベルに触れてバチバチと燃える虫を前にボニーは失神する。
オオクワガタを手にルフィは嬉しそうに失神するボニーに話しかけるが、ベガパンクだけは深刻そうに「当然じゃ…ボニーは私を殺したいほど憎んどる…」とポツリ。そしてベガパンクは思い出したように「ワノ国にカイドウと並んで2匹目の龍が現れたというのは事実か?」とルフィに尋ねる。
光月モモの助の存在をルフィが伝えると、「悪魔の実の失敗作を食うたようじゃ。カイドウの血統因子から20年掛けて多額の研究費を投入して作った」とはベガパンク。モモの助が巨大な龍として立ち回った姿を知るルフィは「成功だぞ」と太鼓判を押す。
しかし「ピンク色の龍」である一点を持って、ベガパンクは「大失敗じゃあ~~~」と思わず某ワンピース考察系美少女のようにうなだれる。その衝撃は地面も思わず凹むほどだったが、ベガパンクはまさに最強の完璧主義者でもあった。
それにしてもベガパンクをして複製(人工的に一個作る)するだけで20年掛かかっていることから、悪魔の実の正体も改めて謎が深まります。最初の悪魔の実は太陽の神ニカの能力と考えてるんですが、タイミング的にこれ以降に無機物に悪魔の実を食べさせる技術も確立させたのか。
200年前に聖地マリージョアを襲った鉄巨人
一方、スクラップ場に廃棄されていた「謎の巨大ロボット」の正体を訊くルフィ。ベガパンクの発明品の一つかと思いきや、どうやら違う。そして、ベガパンクが衝撃の事実を語り始める。この巨大ロボットは200年前に【聖地マリージョアを襲った鉄巨人】とのこと。
この鉄巨人もやはり空白の100年以前の900年前に作られた高度な兵器。しかし、900年前当時はしっかり動いていたものの、200年前にマリージョアを襲った際は鉄巨人は途中で動きが止まってしまって結果的に被害は一つもなかった。
何故なら、ここまで巨大な鉄の塊を動かす「エネルギーや動力」が足りなかったから。逆に言うと、900年前には「今の世界の常識を変えるほどの動力」があったとは、別の場所で麦わらの一味とベガフォース1について解説している正・シャカ。
この鉄巨人はレッドラインの壁を乗り越えているわけですから、当時の科学者たちも場違いすぎる科学力に驚愕必至。一度は廃棄が命じられたものの、当時の科学者たちは現在のエッグヘッドに持ち帰って極秘裏に管理し続けた。
この鉄巨人を応用して開発したのがベガフォース1だったが、ベガパンクでも唯一再現できないものがあった。それこそが鉄巨人を動かしていた「莫大な動力源」。果たして900年前に存在した謎のエネルギー源はどこに消えたのか?そして、何故それは無くなってしまったのか?
エッグヘッドを抜け出そうとするベガパンクの前にCP0
気絶したボニーを見ながらベガパンクは神妙そうな顔つきで「この子には渡さねばならん物がある…時に麦わらのルフィ、お前さんが今日ここへやって来たことには運命を感じておる。私をこのエッグヘッドから連れ出してくれんか?」と懇願するのであった。
この同時刻、CP0がついに襲来する。「こちらサイファーポール。エッグヘッドの開港を求める」と要求するものの、既に麦わらの一味が苦戦した海獣(シーウェポン)も軽々と粉砕していた。しつけの悪いペットだと吐き捨てるのはロブ・ルッチ。
また同時に、世界政府から何度も逃げ出すジュエリー・ボニーの抹殺にも動いている模様。ボニーの命が狙われる理由はソルベ王国のお姫だから?特殊な血筋を引くくまの娘だから?
ちなみに、CP0の中でも仮面を被ったキャラクターは別格に強いとされます。ルッチはあまり仮面を被っているイメージはありませんでしたが、CP0として再登場した際に被っています。現状だと被っていないメンバーが確認できていないため、CP0のメンバーは基本的に仮面を被ってると考えていいか。
強いて言うと、『ONE PIECE FILM RED』に登場したブルーノやカリファか。
くまが謎の暴走
因縁の再会ということで、大騒ぎするナミとウソップたち。しかし正・シャカは狼狽えることなく、「CP0にはこう伝えろ。セラフィムを置いて帰れと。迎撃準備!世界政府の入港を拒否する」とまさに臨戦態勢を取る。
これと時を同じくして、革命軍が拠点を移したカマバッカ王国でも動きがあった。
リンドバーグがくまのサイボーグ化した体を修理をしている最中、突如としてくまが暴走して動き出す。「まだ海軍にコントロールされているのか!?」と狼狽える革命軍。自我は既に失っているはずだったが、【どこか】に向かおうと走り出すくま。
これを見て、モンキー・D・ドラゴンも「どうした!くま!どこへ行く!?」と戸惑っている様子。創設メンバーと判明したエンポリオ・イワンコフも「これからだっチャブル!ヴァターシ達の戦いは!」と事態を飲み込めない様子。
果たしてくまは何故暴走したのか?CP0の脅威はどうなる?といった場面でワンピース1067話は終わります。
ワンピース1067話ネタバレ感想まとめ
以上、ワンピース最新1067話のネタバレ感想でした。
今回はベガパンクの能力が判明しました。自分の予想は外れましたが、ベガパンクらしい悪魔の実でした。またノミノミの実の能力がPUNK RECORDSと連動していることも判明。結局、脳ミソを外科的に切除したのかなど気になるものの、まさに天才科学者らしい仕掛けでした。
バーソロミュー・くまが暴走した理由も、おそらくPUNK RECORDSが関連しているはず。6体の分身ベガパンクだけではなく、おそらくパシフィスタの頭脳とも連携されているはず。正シャカの映像を通して、娘ボニーの命を危険を察したから動き出した感じか。
正確にはバーソロミュー・くま版セラフィムが「ロブ・ルッチの発言」を隣で聞いていたからと考えるのが自然か。
○かつて存在した巨大なエネルギーは悪魔の実に変換?
また鉄巨人の動力源でもあった謎のエネルギー源が消えた理由は、おそらく「悪魔の実」でしょう。このエネルギーを変換させて生まれたのが悪魔の実の能力なのではないか?太陽の神・ニカは自由自在に戦ったとされますが、これができる人間がいるとしたらまさにその人しかいない?
更に言うと、月の古代都市でエネルが電撃を食らわせて街を復活させていましたが、900年以上前も当たり前のように「電気エネルギー」が使われていたのでしょう。その電気こそが高度な文明を下支えしていたに違いない。
現代だと大量に電気を生み出すものに原子力発電所などが考えられますが、900年前のワンピースの世界でも同様に?もしくは古代兵器ウラヌスや古代兵器プルトンなどが電気を産み出す装置だった?少なくとも古代兵器を動かすには大量の電気が必要か。
○鉄巨人は「自由」のために戦おうと動いた?
ベガパンクでも「どこから現れて何をしようとしたのか誰にも分からない」とお手上げ状態でしたが、鉄巨人は世界政府(当時の20の王国)を襲うようにプログラムされていたか。更に正確に言うのであれば、20の王国のリーダー的存在だったイム様の命を狙っていたと考えるのが自然。
イム様は800年前から誰も座っていない虚の玉座に唯一座れる人物として、パンゲア城に誰にも見つからないようにひっそりと暮らしていました。そう考えると、イム様の正体が900年近く前から生きている不老不死の肉体を持つ可能性がやはり高くなった印象です。
また200年前は「魚人差別に動きがあったタイミング」なので、Dの一族が治めていたと思われる高度な王国が作った鉄巨人が動き出した理由も納得。この予想と呼応させるように、今回1067話の最後は自我が奪われたバーソロミュー・くまが娘・ボニーを守るために動き出していました。
この描写は単なる偶然だったのか?
次のワンピース1068話予想
最後は次のワンピース最新1068話の内容を予想して終わります。ちなみに、来週号の少年ジャンプは休載です。
次のワンピース1068話は、このままの展開が続くと予想されます。
例えば、バーソロミュー・くまが暴走した理由などが明らかにされるか。ただカマバッカ王国から一人で脱出できるとは思えないので、自我が復活してくま自身の口から何か語りだすのか?ベガパンクが自動的に元通りになる仕掛けを用意していた可能性も?
結局、サボの命が助かってるのか助かってないのかも判然としないため、ここらへんの謎もどう絡んでくるのか。少なくとも、エッグヘッドから脱出したがっているベガパンクが「革命軍が合流する流れ」は容易に想像できそうです。
またCP0もこのままおめおめと逃亡するとは考えにくいため、ベガパンク&麦わらの一味との全面抗争が勃発するのは必至でしょう。エッグヘッドに閉じ込めておけるだけの戦力がCP0にあるとは思えないので、実際にどこまでの戦いが勃発するのか?
ベガパンクの兵器はどこまで活用されるのか?鉄巨人が再び動き出す?ボニーも世界政府に何度も捕縛されるのかなど、地味に引っかかる謎も明らかにされるかも。
あとは黒ひげ海賊団 VS トラファルガー・ローの戦いも決着しないままでした。こちらも1週間の休載明けという点も加味すると、エッグヘッドや革命軍以外に舞台をガラッと移す可能性も充分考えられそう。
ベガパンクの正体が判明してしばらく経過しますが、良い意味でワンピースが最終回を迎える気配がないため今後もまだまだ楽しめそうです。
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