ワンピース最新1080話のネタバレ感想を画像付きでレビューします。前回のワンピース1079話のネタバレ感想は別途でご参照ください。
最近、『フェイク』というインドのドラマにハマってます。主人公の若者が「偽札作り」で成り上がっていく(?)物語なんですが、日本のドラマよりもクオリティが高くて普通に楽しめる。いつも踊ってるだけかと思いきや、意外とインドも馬鹿にできないなと。
アマゾンプライムビデオ限定の作品らしいので、もし興味があれば『ONE PIECE FILM RED』と共にチェックしてみてください。
そういえば偽造対策のために「新しい500円玉」は2021年11月に発行されて久しいですが、自動販売機で未だに使えなくて驚きました。新紙幣が発行される来年のタイミングで対応するのかも知れませんが、さすがにちょっと不便だなと。
自販機ビジネスは薄利多売。15年20年ペースで買い替えを強いられると民間企業や副業個人も大変でしょうから、今後は電子マネーのみの自動販売機などが増えるかも知れない。というかプログラムのアップデートですぐ対応できないものなのか🤔
ちなみに次のワンピース最新1080話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
コビーの懸賞金額は5億ベリー
舞台はエッグヘッドから離れて海賊島・ハチノス。
ハチノス島はかつてロックス・D・ジーベックが根城にしていた拠点ですが、現在は黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)が支配していました。女ヶ島での一件以降、海軍大佐・コビーが捕らえられていた場所でもあります。
ただコビーは【脱獄】を既に図っていた模様。黒ひげ海賊団の傘下たちは慌てふためくかと思いきや、「いやっほー!逃げたら提督のもんじゃねェよな?!殺したらいくら?【クロスギルド】が払ってくれる」とテンションアゲアゲの様子だった。
何故なら、コビーは「5億ベリー」の懸賞金が懸けられていたから。海軍は基本的に懸賞金を懸ける側でしたが、闇勢力が出資するクロスギルドによって海軍側にも懸賞金が懸けられていました。つまり、コビーが初めて海軍で懸賞金が判明したキャラになります。
ちなみに、コビーの英語の綴りが「KOBY」だと今更知った件。
クロスギルドは私営ギャンブルを運営?
また海賊の言葉を聞く限り、星一つにつき宝箱が一個貰えるそう。
どうやらクロスギルドが用意する懸賞金は直接的な現金では支払わず、金銀財宝がその代わりとしてあてがわれている様子。その宝箱一個の価値が約1億ベリーっぽい。コビーは「5つの星(ファイブスター)」が賭けられていることから、懸賞金額も…ということ。
海軍大佐は星1個が普通であることから、コビーの潜在的な強さが推し量れます。ただ数十億ベリー超えの海賊も増えた今、5億ベリーという金額そのものは低いように思えます。ここはクロスギルドの資金力の限界も垣間見えるため、懸賞金額の多寡が純粋な強さとは限らないのかも。
また「おれコイツの『単勝』を買ってんだ!配当でけぇぞ!」という海賊の言葉を聞くと、懸賞金の元手は海賊たち自身の掛け金なのかも知れない。クロスギルドはいわゆる【競馬】のような私営ギャンブルを運営しているのやも?
ちなみに『ファイブスター物語』というSF漫画がありますが、5つの星をあえてそういう呼んでいるのも意味深です。終盤の『ワンピース』はどうしたって宇宙編を匂わせる要素が多いです。
ピサロの悪魔の実は「島」を操る?
一方、コビーは黒ひげ海賊団に同じく捕らえられていた他の奴隷たちと共に脱獄していた。
しかし、そこでハチノス島の中央に陣取る巨大なドクロ岩が唐突に話し出すのであった。「左胸あたりがくすぐってェニャー。そこには売却前の奴隷たちがいる」と黒ひげ海賊団のモブ船員に命令を出していた。
モブ船員が「それも狩り放題っすか?ピサロさん?」とはしゃぐと、何故かピサロの声で「バカ言え!手癖悪ぃな!全員連れ戻せ!コビーも殺すな!ティーチに言うぞ!」と叱責されるのであった。なんで喋るんだ?と脱獄した奴隷たちも当惑するばかり。
ただ英雄コビーはつとめて冷静に「ここの事もバレてる!急ぎましょう!僕が囮になります!必ず逃げ切ってください!」と一行と離れて一人で逃亡を図る。脱獄した奴隷たちは口々に感謝するものの、その光景を影から見ていたのが【雨のシリュウ】と【悪政王のアバロ・ピサロ】だった。
実はドクロ岩が喋っていた理由は、アバロ・ピサロの能力が関係していた。ピサロの悪魔の実は「シマシマの実」とここで判明します。島人間という表現からも分かるように、島そのものを支配することができた。イワイワの実のピーカ(ドフラミンゴファミリー)の上位互換の位置付けか。
黒ひげ海賊団の能力が次々と判明
ここに遅れてやって来たのが【大酒のバスコ・ショット】だった。こちらも悪魔の実が「ガブガブの実」の能力者だと判明します。酒人間という表現から考えると、こちらも超人パラミシア系の悪魔の実でしょう。アルコールで敵を酩酊させたり、容易に引火させることができるのかも知れない。
実際、ショットは「街燃やしたら逃げられへんのやろ~」とハチノス島を燃やす気満々でいた。これを聞いたピサロは「大火事になるニャー!ティーチがキレるがニャー!」と思わず激昂する。「ロッキーポートの修復も終わったとこニャのによ!」と続けて批判するピサロ。
このピサロの口ぶりを聞く限り、コビーが活躍したロッキーポートという場所は、ハチノス島と同様に現在黒ひげが支配している?というか、ロッキーポートという港はハチノス島に存在している?つまり、ロッキーポート事件はハチノス島で起きていた?
この二人の会話を横目にグースカピーと鼻提灯を出しながら寝ていたのが「デカデカの実」の【サンファン・ウルフ】だった。
だから今回の1080話で、黒ひげ海賊団のメンバーは【ラフィット】以外の悪魔の実・能力が判明した感じです。ただラフィットもトリトリの実の動物ゾオン系の可能性が高いため、現時点で黒ひげ海賊団の能力がほぼ全員判明していると言っても良さそうですが。
黒ひげの目的とは?
一方、逃亡を図るコビーは自身が捕らえられた直後の「黒ひげとの会話」を思い返していた。
黒ひげの目的はたったひとつだった。それがコビーの命と引き換えに、現在支配する海賊島ハチノスを【世界政府公認の国家】にすることだった。つまり、世界会議(レヴェリー)に海賊として堂々と参加したかった模様。「おれが国王!【黒ひげ王国】はどうだ?」と大笑いする黒ひげ。
「犯罪者たちの国が罷り通るはずがない!政府や軍がテロ行為に屈したら終わりです!」と痛烈に批判するコビーだったが、明らかに頓挫する計画なのは明白だった。何故なら、コビーはSWORDの隊員だったから。
何も知らない黒ひげはポカーンと口を開けているだけだったが、その隣りにいた元海軍大将の青キジだけは「こいつは海兵であって海兵でない。マリンコードを返上してんだ」と黒ひげに取引は諦めるように促す。
SWORDは海軍の遊撃隊
そして、青キジはSWORDの正体を詳細に語り出す。
SWORDのメンバーは「辞表を提出した海兵のみ」で集められていること。つまり、海軍の支配下に置かれていない。でも、これは裏を返すと海軍の責任問題に発展しないため、SWORDのメンバーは自由自在に動くことができる。
最近になって「四皇と戦うには上層部の許可がいる」という設定がクローズアップされがちでしたが、SWORDのメンバーであればいつでも四皇と戦うことができる。青キジ曰く、SWORDとはいわゆる「遊撃隊」そのものとのこと。
ディエス・ドレークはいざ知らず、コビーは曲がりなりにも世界的に認知されている英雄ですから、こんな海兵をSWORDに入れちゃいかんやろとは思ったりしますが、ここらへんはガープがあえて強引にねじ込んだ可能性もあるか。
そもそも「辞職した海兵」というニュアンスで考えるなら、まさに青キジ・クザンこそSWORDの条件を最も満たしている?
これを聞いた黒ひげは「俺たちと戦うために許可待ちしてるウスノロ共と、構わず突っ込んで来る奴らの違いか!ゼハハハ!嫌いじゃねェ!」と高らかに笑うが、あくまで計画は変えないと意に介さず。何故なら、世界的に認知される英雄の「人質としての価値」がないはずがないから
黒ひげは「おれは世論に問いかける!そうすりゃ政府は無策じゃ済まねぇ!」と余裕しゃくしゃくだった。
ハチノス島にSWORD到着
その後コビーは脱獄するわけですが、実は脱獄の手助けしてくれたのが元王下七武海でもあるゲッコーモリアの部下・ペローナちゃんだった。ジュラキュール・ミホークと別れた後、ペローナはモリアを救出するためにハチノス島に潜入していた。
コビーは背に腹は代えられず、ペローナという海賊と手を組んでしまった。
さまざまな考えた頭の中で交錯する中、ハチノス島はにわかに慌ただしくなっていた。何故なら、SWORDがハチノス島に到着していたから。つまりエッグヘッドで本格的な戦闘が勃発するよりも先に、ハチノス島で黒ひげ海賊団とSWORDの戦闘が勃発していた模様。
SWORDの海兵は怒涛の進軍を開始すると、黒ひげ傘下はその勢いを止められないでいた。例えば首を切り落としても泥のように復活するなど、自然ロギア系能力者と思しき海兵もいた。更には地面や建物がウニョウニョと蠢くなど、さらなる能力者の存在も伺わせた。
SWORDの新キャラ・孔雀
そして、SWORDの新キャラクターが【孔雀】。階級は海軍少将だけあって、SWORDでも幹部キャラであることを伺わせますが、何より「海軍中将・おつるの孫娘」という血筋がヤバい。孔雀の相貌を見る限り、おつるも若かりし頃は美人だったに違いない。
孔雀の悪魔の実が「ムチムチの実」。物体を鞭のようにしならせる能力。さながらヒラヒラの実のような悪魔の実ですが、ムチムチの実の特徴は「他者を強制的に調教できる」こと。さながらキビキビの実やホビホビの実のような能力ですが、まさに孔雀は性格もドS。
しかも無機物相手も従わせることができるため、先程のウニョウニョと動く建物は孔雀の能力によるものだった。
SWORD vs 黒ひげ海賊団
SWORDの進軍はまだまだ続く。
海軍大将・赤犬の孫娘説もある【ひばり】は「お花弾」と呼ばれる銃弾を発射すると、それに触れてしまった武器は花が咲いて二度と使えなくなってしまう。狙撃手という立ち位置も含めて、さながら麦わらの一味のウソップを彷彿とさせる必殺技。
また王子という異名を持つ【プリンス・グルス】の悪魔の実は「グニョグニョの実」と判明します。粘土の能力を持ち、大量の泥人形を生み出すことが可能。先程の首を切り落とされても泥のように復活したのは、まさにプリンス・グルスの能力だった。
彼らの目的は「黒ひげ海賊団を一箇所に集めること」だった。そして、この場面で登場したのが海面から飛び上がった軍艦だった。もちろん、この空飛ぶ軍艦に乗船していたのがコビーを救出しに飛び入り参加した【モンキー・D・ガープ】だった。
ガープの最強ゲンコツがヤバすぎワロタ
ガープはコビーを有に上回る英雄譚を持つ英雄にして、天竜人に軍門に下るのが嫌という理由だけで海軍大将への昇格を拒み続けてきた男。かつてハチノス島を根城にしたロックスを撃破した男。そして、言うまでもなく主人公・ルフィの祖父。
ガープは空を飛ぶ軍艦からひとり飛び降りると、「おい海賊共!誰を攫ったかわかっとるんか!?海軍の未来!そして、わしの愛弟子じゃあ!」と開口一番で繰り出した必殺技が【拳骨衝突(ギャラクシーインパクト)】だった。
ちなみにギャラクシー(Galaxy)は日本語で「銀河」を意味します。やはりここでも【宇宙用語】が散りばめられています。
覇王色の覇気をまとったそれは、かつて旧友のゴールド・ロジャーが光月おでんなどに繰り出したそれとは比べ物にならないほどの威力だった。「触れてない距離」がダンチすぎるやん。マリンフォード頂上戦争でセンゴク、よお止めたなという。
まさに黒ひげ海賊団たちを一網打尽!!ハチノス島が半壊!?という場面でワンピース最新1080話は終わります。
ワンピース最新1080話ネタバレ感想まとめ
以上、ワンピース最新1080話のネタバレ感想でした。
今回で黒ひげ海賊団の能力がほぼ明らかになったカタチですが、じゃあ今後彼らが活躍するかというと意外と微妙でしょう。何故なら、ガープ中将の強さが想像以上にヤバかったから。海軍強さランキングもかつて考察していますが、ガープが普通に余裕でトップかもしれない。
例えばコビーの回想シーンを見ても、青キジ・クザンは黒ひげの側近に位置付けられているためエッグヘッドに帯同している可能性が高そう。つまり、ハチノス島に残っている黒ひげ海賊団のメンバーで、ガープを含めたSWORDの面々に対抗しなければいけない。
早くもインペルダウン組はお役御免の雰囲気か?もはや何のために加入してきた状態?
だから黒ひげ海賊団はハチノス島の戦いにおいて戦力が半減する可能性も高いでしょう。「黒ひげ海賊団 vs 麦わらの一味」の構図を考察している方もいましたが、現状だと百獣海賊団などの戦いの時のように1対1の構図が生まれないやも知れない。
○黒ひげはセラフィムで戦力不足を補う?
じゃあ、黒ひげ海賊団はガープたちによって損失させられた穴はどう埋めるのか?それこそがまさに【セラフィム】なのではないか。離れた場所で各々の戦いが勃発しているものの、実は各々のストーリーが巧妙に繋がっていることが分かるはず。
ただワンピース1064話から時間が進んでいないとしたら、黒ひげはまだウィナー島に留まってローと戦っている最中?
青キジはコビーと同様にガープに育てられた過去があるため、その伏線(?)もどう回収されていくのか。青キジの本当の目的や動機も、ガープを通じて明らかになっていくのかも知れない。そのため次のワンピース1081話はハチノス島での戦いの続きが描かれるでしょう。
ちなみに来週号の少年ジャンプは休載になります。ここに来て休載頻度が高くなった印象ですが、それだけストーリーが練られている裏返しなのかなと思ったりします。
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