ワンピース最新1068話のネタバレ感想を画像付きでレビューします。前回のワンピース1067話のネタバレ感想は別途ご参照ください。
現在カタールワールドカップが開催中ですが、まさかの日本代表が決勝トーナメント進出を果たしました。
個人的に久保建英が活躍するんかなーと思ってたら、三笘薫(みとま・かおる)がオールラウンドに有能すぎる件。最近日本代表はチェックしてませんでしたが、めちゃくちゃ優秀でびっくりした。三笘薫は現在25歳と比較的若いので、今後日本代表の中核になっていくに違いない。
ただ海外を見渡すと、37歳のポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドが未だにバリバリで現役だったりして笑います。メッシも35歳。自分とほぼ変わらん年齢であそこまで動けるのは、本当に日頃からストイックなんだろうなと尊敬するばかり。
あとサッカー漫画『ブルーロック』が世界的にも認知されてて驚いた。やっぱり漫画やアニメは国境や言語を簡単に超えるんだなーと改めて実感しました。
ちなみに次のワンピース最新1069話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
ロブ・ルッチの詰問
ということでワンピース最新1068話をレビューしていきます。
未来島エッグヘッドに襲来するCP0の面々。これに冷静に応じたのがパンクフォーのピタゴラス。「サイファーポール。セラフィムの返却、ご苦労様です。Sベアはその地点から自力での帰還が可能です。Sベアに帰還命令を出し任務完了として下さい」とCP0と伝える。
これを聞いたカクは「おいおい冷たいのう」とブチ切れるが、ロブ・ルッチは「気付いているのか?」とパンク達の些細な異変を察知していた。シービーストウェポンを何体かぶっ壊しているんだから気付かれるやろと思ったりしますが、カクは「長旅なんじゃ!島内で茶でも飲ませてくれ」と渋る。
ただパンクフォー・ピタゴラスは「近くに海軍・G-14支部がありますので」とやんわり拒否する。しびれを切らしたようにロブ・ルッチは「Dr.ベガパンクか?エッグヘッド失踪事件と聞いて心当たりがあるよな?」と意味深に揺さぶりをかける。
ピタゴラスは「失踪?誰がです?」とすっとぼけるものの、ロブ・ルッチは「2ヶ月前にCP5、1ヶ月前にCP7、2週間前にCP8。ここ2ヶ月でエッグヘッドを訪れた政府の船は1隻も帰還していない…なぜだ?」と問い詰める。
やはりピタゴラスは「ボク達の記憶では全ての船の出航を確認していますが…」とのらりくらり。
くまは自らのニキュニキュの実を使って…
二人の机の下で足を蹴り合うような会話を聞いていたパンクツー・リリスは「おい!わしらがCPに手ェ出したと疑われとるのか?開港してやるから調べてみやがれ!」と怒髪天。ただCP0を追い返そうか画策していたピタゴラスは、リリスの無鉄砲な言動に慌てふためく。
それでも「とにかくお引取りを…」と言ってCP0を追い返そうと試みるが、ロブ・ルッチは「そうかよくわかった」という言葉とは裏腹にエッグヘッドに乗り込む準備を始める。カクにどうするか尋ねられたロブ・ルッチは「セラフィム・Sベアの能力を使って島内へ飛ぶ」と船を乗り捨てる覚悟だった。
何やかんやで複数のシービーストウェポンの存在は、CP0たちにとっても脅威ではある模様。
一方、カマバッカ王国に滞在する革命軍。
ベガパンクによって完全にサイボーグ化されたバーソロミュー・くまでしたが、突如として暴走を始める。革命軍軍隊長のリンドバーグなどは「くまさんどこへ行くの?」と慌てふためくが、くまは自身に装着された管を自らの手で引き千切るなど、明らかな意志を持ってどこかへ走り出す。
そして、肉球の手で自らの肉体を弾いたかと思うと、バーソロミュー・くまはどこかへポンッと消えてしまう。革命軍のメンバーは為す術もなく見守るしかなかった。モンキー・D・ドラゴンも険しい表情を浮かべるだけだった。
つまり、セラフィム・Sベアが所持する能力も?
莫大なエネルギーを世界で共有したいベガパンク
再びエッグヘッドのスクラップ場。
ベガパンク本人(ステラ)の「お前さんが今日ここへやって来た事には運命を感じておる。私をこのエッグヘッドから連れ出してくれんか?」という唐突な提案に対して、「何でだ?ここがおっさんの研究所だろ?」と驚くルフィ。
ベガパンクは「ああそうじゃ。政府から散々研究費を引き出し、好き勝手に研究を続けてきた。こうしている今も溢れ出すアイデアが止まらん!時間が!手の数が!資金がそれでも足りんほどにな!」
そして、「世界中に無償でエネルギーが行き渡る世界を!」と目をランランと輝かせて言い放つベガパンク。これを聞いたルフィは鼻をほじりながら、「ふーん。なんかやるのか?皆に?」と興味なさそうな様子に思わずベガパンクもツッコミを少し怒り気味に入れる。
麦わらの一味でもニコ・ロビンに負けず劣らず知性があるジンベエが、「エネルギーを生み出す資源はいつも国々が奪い合う戦争の火種じゃ」とすかさずフォロー。ベガパンクは「その通り!人はなんと愚かなのか!感じろ!エネルギーはここにもそこにも至るところに!」と呼応した。
謎のエネルギー源と空白の100年
ベガパンクはかつて空白の100年の時代に存在した巨大なエネルギーの目星がついているのか、「世界中にこんなにも満ちているのに!これを目に見える力に変換できれば、戦争の大きな火種を一つ世界から消せる!科学はいつか必ず到達できる!」と喜色満面に語る。
太陽の神ニカとの関連性も合わせると、ベガパンクが求めているエネルギーは【太陽光】と考えるのが自然か。やはり興味なさげなルフィですが、「おれはヒーローには興味ねェけど、皆を喜ばせようとする奴は立派だよ。それで何でここから出てェんだ?」と尋ねる。
ベガパンクは「それがじゃ。私の求めるエネルギーに辿り着こうとすればする程、この古代の機械兵を動かしたであろう動力に近付いてしまうのじゃ…ならば覗いてみたくなってしまうのが学者の血。禁じられた歴史を紐解けば…友人の遺志を継ぐ過程でその深層へどんどん踏み込み…」と神妙そうに答える。
古代≒近未来という位置付けで考えると、「見えているのに見えていない」という表現も考えるとやはり太陽光と考えるべきか。
これらの発言はやや唐突感もありますが、広島県への原爆投下を見て「我々は戦いに勝利したが、平和まで勝ち取ったわけではない」と科学の発展が平和に貢献しないことを嘆いていた、ベガパンクのモデル・アインシュタインを色濃く強く反映させている印象。
Sベアもニキュニキュの能力を保持していた
ベガパンクは「歴史に深入りしすぎた!私は政府に消される!オハラのようにな!」と少し狼狽えたようにルフィに助けを求めるが、そのさなかエッグヘッドの研究所付近から爆発音がする。これはCP0が既にエッグヘッド内部に侵入していた裏返しだった。
カクはそれまで一度も足を運んだことがなかったのか、研究所を見渡して「何ちゅう未来都市!わくわくが止まらんのう!」とテンションアゲアゲの様子。しかし初めてCP0の姿を見たエッグヘッドの研究員たちは「サイファーポール?いつも黒スーツのみだろ?どうして港から普通に来ない?」と慌てた様子。
そこにシービーストウェポンが2体壊されたという一報が入ると、ようやくベガパンクの部下たちも侵入者がCP0であったことに気付く。同時にパンクフォー・ピタゴラスも侵入に気付いた。パンクワン・シャカも「港をどう抜けた?」と驚いた様子だった。
これに対して、パンクフォー・ピタゴラスは「海岸でシービーストの餌食に!提案は拒否されたようです!それを見越して全員おそらくニキュニキュの能力で島へ」と分析。だから、くまを模したセラフィム(Sベア)も同じくニキュニキュの実の能力が備わっていた様子。
ジンベエ版セラフィム(Sシャーク)がスイスイの能力を持っていましたが、基本的にはベースとなった王下七武海の能力を継承しているのかも。Sスネークの場合は、そのままボア・ハンコックのメロメロの実?でも子供の姿に興奮させるのはさすがに問題があるかw
戦桃丸ついに登場?
そこでパンクワンのシャカは「研究員と作業員たちを避難させ、アトラスはラボに引かせろ。セラフィム・Sスネーク、Sホーク、Sシャーク出撃準備!指揮は戦桃丸に!!」と命令を下す。戦桃丸の存在が少し引っかかっていましたが、いよいよ再登場する模様。
戦桃丸には左目に傷がありましたから、目の傷の伏線の考察はやはり当たっていた感じか。
スクラップ場にいるベガパンク本人は「持ち物をまとめるから海へ連れてってクエーサー」と遠足のようなテンションで誘うと、ルフィも「まー頭面白ェからいいか」といつものナンクルナイサ的なノリで了承する。
ジンベエは世界一の天才科学者が失踪するとなれば「世界的大事件」と早くも嫌な予感しかしていないものの、工場層はこのままCP0との戦場になるという判断から、気絶したままのジュエリー・ボニーと共に雲の上の研究層に移動することを提案するベガパンク。
ただスケスケの実やジェルマ66のステルスブラックのように自身を透明化したベガパンクは、「じゃあ上で待っておる」と言い残してそのまま消えてしまう。思わず驚くルフィたち。「未来は頭が混乱するのう」とはジンベエ。
フロンティアドームの餌食となるカク
一方、研究層ではCP0との戦いが勃発していた。ルフィも最初はビビったホログラムの宇宙怪獣たちを前に恐怖する末端のCP0だったが、カクは「戦ってみたかった!この海にあるまじき姿!宇宙怪獣だな!?」といきなり嵐脚を食らわせようと試みる。
ただホログラムの存在を既に熟知しているステューシーは「無駄よ」とポツリ。嵐脚が空振りに終わったカクは「先に言えー」とツッコミを入れるが、ステューシーは「ああ懐かしいわ」と過去にエッグヘッドに訪れたことがあるかのような匂わし発言。
カクは六式の月歩で駆け上がったついでに、このまま「ベガパンクがおるとすりゃああそこじゃろう」と雲の上の研究層に向かう。
ただステューシーは「雲に2本の線が入っているの。敵があの線を超えると、レーザービームが発動するの」と不敵にルッチに教えてあげる。しかし、時すでに遅し。カクは研究層を取り囲む迎撃システム【フロンティアドーム】の餌食となってしまう。
ステューシーは「世界一の科学者を甘く見ないことね」と後出しジャンケン的に忠告してみせるものの、黒焦げとなったカクは「おのれ性格が悪いのう!ステューシー!」と激怒する。この姿を見たステューシーは「うふふ♡体は暖まった?」と皮肉たっぷりに挑発する。
ルッチは「先に言ってやってくれるか」とカクにだけは少し優しいの草。
アトラス死す?
そこへ現れたのがパンクファイブ・アトラス。
「誰だ?このエッグヘッドでおれ以上に暴れる奴はァー!」とドカドカとCP0に走り寄ってくる。パンクワン・シャカは「アトラス!待て!お前じゃムリだ!」と慌てて制止しようとするが、アトラスは腕をグルングルンと回してカクたちを攻撃しようと試みる。
ただルッチが六式最強の【六王銃】でアトラスを粉砕してしまう。内部の電子回路がバチバチと壊れたのか体がショート。エッグヘッドの研究員たちは恐怖に震え、敵であるはずのカクですら「容赦ないのう」と同情してみせた。
更にルッチはは半分ひび割れた顔面に続けて六王銃を食らわせる。
それでも「息があるな」と冷静にアトラスの状況を見極めて、ロブ・ルッチは冷徹に最後のとどめを刺そうと動く。パンクワン・シャカの命令で研究員たちも次々と逃げ惑う中、そこに現れたのが研究層にいるベガパンクを追いかけてきたモンキー・D・ルフィたちだった。
つまり、2年ぶりの邂逅を果たすルフィとルッチ。まさに二人の再戦不可避!…という場面でワンピース最新1068話は終わります。果たしてアトラスは無事だったのか?再びエニエス・ロビーでの壮絶な戦いが繰り返されるのか?
ワンピース1068話ネタバレ感想まとめ
以上、ワンピース最新1068話のネタバレ感想でした。
ついにCP0がエッグヘッドに襲来。ベガパンク側がもう少し粘るかと思いきや、ルッチやカクを前に為す術もなく侵略を許している感じ。ただ黒ひげ海賊団も一網打尽にしたセラフィムが本格的に投入されていないことから、今後の戦況はやはりCP0側に不利なようにも思えます。
実際、四皇のカイドウすらも倒したギア5状態のルフィにルッチが勝つる可能性が何%あるのか?という話。CP9の時代でも個々のメンバーが戦っていたわけですが、今回はルッチとカクしかいない。ステューシーの実力も未知数すぎる。
CP0側は逃げ道を断っている以上、海軍基地が距離的に近いと言っても指揮系統が全く異なるので加勢するとは思えず、基本的には多勢に無勢に見えます。
○くまがエッグヘッドにやって来る?
また前回は移動手段がないと言い切ってしまいましたが、バーソロミュー・くまはおそらくエッグヘッドに向かっているはず。確かにニキュニキュの実を自分自身に使えば長距離移動が可能。自分には発動できない、サイボーグ化で悪魔の実の能力は使えないと勝手に思いこんでいました。盲点。
ただ娘のジュエリー・ボニーが世界政府に監禁されたり、赤犬サカズキに捕まるなど、既に父親のくまが動いていてもおかしくないタイミングがありました。でも、これはセラフィムやベガパンクの視点を通して情報が共有化されていなかったからでしょう。
他にもベガパンクが語る「謎のエネルギー」についても重要なことが多く語られていた印象です。800年前900年前に消失したものかと思いきや、現在でも「ありふれたエネルギー」であるかのようにベガパンクは語っていました。つまりは太陽光?酸素?
じゃあ太陽光を何故エネルギーに変換できなくなったかというと、そこはやはり太陽の神ニカが関係しているのか。ニカが消えた(or 悪魔の実に閉じ込められた)から太陽光をエネルギーに変えられない?
○ベガパンクの夢とルフィの夢
また今回ワンピース1068話のタイトルは「天才の夢」でした。
このタイトル通り、ベガパンクが世界に満ち溢れている謎のエネルギーの存在に言及し、これを動力に変換して無償で世界に配りたいという夢を語っていました。しかし、この天才の夢を聞いたルフィは「立派だけどおれはヒーローに興味ない」と反応していました。
一方、ルフィの夢と言えば「夢の果て」というフレーズでしょう。ワンピース1060話でルフィが初めてゾロやナミたちに語っていましたが、やはりルフィの夢との関連を考えたくなるというのもの。
ルフィの夢はゴールド・ロジャーのような【海賊王】になることでした。ワンピースの世界ではヒーロー≒海賊王と位置付けられているため、これ自体に興味が無かったと仮定したら、最終的にルフィは海賊王にならない?やはり伏線的にバギーが海賊王に選ばれる?
実際、ルフィの当該発言を正確に解釈すると、「夢を叶えた後(夢の終わり)」が【本当のルフィの夢】であるはず。だからルフィの本当の夢は世界平和的なことではない?平穏な世界を望むとしても、最終的には「ルフィ自身が楽しめる夢」なのか?
次のワンピース1069話予想
最後は次のワンピース最新1069話の内容を予想して終わります。
さすがに「ルフィとルッチの再戦」がこのまま描かれそうな予感がします。黒ひげとローの戦いも消化不良のまま終わっていますが、エッグヘッドに侵入したCP0を追い出す展開を描くことが最優先にされそう。
くまもカマバッカ王国から飛び立っていることから、普通に考えると娘のボニーがいるエッグヘッドに向かっているに違いない。ルフィとルッチの戦いにくまも参戦?
このまま行けばベガパンクと再会する可能性が高いため、くまのサイボーグ化が解除される可能性も高いか。まさにボニーとくまの感動の親子対面?
またエッグヘッド失踪事件についてベガパンクを詰問していたルッチですが、パンクフォー・ピタゴラスなどは本気で知らなかった可能性もありそう。エッグヘッド周辺の島には機密特殊部隊のSWORDが滞在していました。コビーは拉致されたままですが、今後カギを握るか。
とりあえず次のワンピース最新1069話は「バトル展開」が久しぶりに期待できそうか。
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