ハンターハンター最新395話のネタバレ感想を画像付きでレビューします。前回のハンターハンター394話のネタバレ感想は別途で参考にしてみてください。
そういえば冨樫さんって、まだAKB系列のアイドルが好きなんですかね？前回の休載以前には作品の中にいろいろ反映させていましたけど、ナントカ坂系もオワコンもオワコン。最近も恋愛系スキャンダルがいろいろ取り沙汰されていますけど、どうなんでしょう。
アイドルって所詮は「一般人レベルの寄せ集め集団」に過ぎませんからね。何故なんの才能もない女の子にお金を払って、お客がチヤホヤしてやるのか。配信者や声優でも多いですけど、コイツラは何を勘違いしてるのか、嘘を付いてる（匂わせ含む）のが余計にたちが悪い。
（ハンターハンター35巻 ©冨樫義博／集英社）
ツェリードニヒも「オレがこの世で一番嫌いなのは嘘つく女だぞ」と言っていましたが、お前如きが俺を欺くの？という。ワンピース考察で小銭稼いでる身でもありますが、唯一サンジの名言で賛同できないのが「女のウソは許すのが男だ」。
ちなみに次のハンターハンター最新396話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
ノブナガたちが例の部屋の隣室を捜索
というわけで話は脱線しましたが、ハンターハンター395話のレビューを始めます。
エイ=イの動向を探っていたシュウ=ウのヒンリギは、エイ=イの中に「ワープできる念能力」を持つ構成員がいることを改めて確認する。隠し通路が実際に作られている可能性は否定できないものの、エイ=イの隠しアジトまで念能力で強制移動させたほうが合理的と判断。
その後、ヒンリギはシャ=アのオウと共に、船内の地図を広げて作戦会議。ヒンリギが発見した怪しい2人組の生け捕りに動く。そして、謎のジジイがいた部屋の隣の部屋の探索に、幻影旅団のノブナガたちが向かっていた。
オウはワープさせられる念能力の存在を伝えたものの、ノブナガたちの答えは「罠は関係ない」と呆気なかった。その隣の部屋から出てきたのは、アフロヘアーの強面の男だった。しかし、フェイタンが突き付ける短刀と冷たい視線に、そのアフロ男は為す術もなかった。
その部屋にあっさり侵入するノブナガたち。早速意気揚々のノブナガだったが、「罠の発動範囲が扉だけとは限らない」とフィンクスは、まずはトイレの探索を提案する。ノブナガは「罠でもかまへんやん」と楽観するが、フィンクスは「海に放り出される可能性もゼロじゃない」と諫める。
ノブナガの頭によぎる光景はかつての流星街
（ハンターハンター395話 ©冨樫義博／集英社）
ノブナガは少し否定的な反応も示すが、「それ正論」と言ってトイレの壁をサクッと切り取って開けてしまう。長方形にキレイに切り取られた壁は後ろにゴトッと倒れると、そこには巨大な空間があって明らかに「誰かがいた形跡」があった。
先にアフロ男を行かせた後、「直前まで使てた感あるね」とはフェイタン。「オレ達の動きを察して逃げたのならなかなかの嗅覚だが、ちぐはぐだな」と状況を分析するのはフィンクス。
何故なら、ノブナガが殺したワープの念能力を持つ男は素人丸出しで単発的に動いてたのに対して、こちらは統率された意志に基づいて動いており、その判断力の高さには戦闘経験や場数の多さに裏打ちされているから。つまり、ワープ男の動きを何故最初から制止しなかったか？
これに対して、ノブナガは「こいつらは幻影旅団に似ている。仲間が殺られてスイッチを切り換えたってとこじゃねーか？」とこれまでの自説を改めて披露する。フィンクスは「やけにその説推してっけど全然違うだろ。オレらは素人入れねぇし世界怖そうとも思ってねー」とやんわり否定する。
でもノブナガは何かを思い出すように遠い目をしながら、「オレ達も結成当時はこんなだったぜ。手探りで何か手に入る気がしてよ。何より諦めと怒りが原動力だったろ？」と言うと、その脳裏に蘇るのは【かつての流星街】だった。
若かりし頃の幻影旅団の姿
ということで、ここからは「幻影旅団の過去編」が始まります。正確には「幻影旅団が結成されるまでの展開」が描かれる感じか。昔から流星街は大量のゴミに埋もれた場所だった。しかし、そこには元気にはしゃぐ子供たちの姿があった。
（ハンターハンター395話 ©冨樫義博／集英社）
それが若かりし頃のフランクリンとウヴォーギン、クロロ・ルシルフルだった。どうやらコミックス11巻に登場した謎のビデオテープを巡って争っている様子。最初はクロロ・フランクリン・シャルナークがグループを組んでおり、そこにウヴォーギンとマチがタッグを組んで襲撃している構図。
ただウヴォーギンの縄張りから奪ってきたため、「オレ様の領土からモノ盗ってくとはいい度胸だ！もうカンベンならねェ！」と激怒するのも納得。それでもフランクリンは「流星街にある物は誰のモンでもねェ！皆のモンだ！」とクロロに謎のビデオテープを託して、ウヴォーギンとタイマンを張って時間を稼ぐ。
（ハンターハンター395話 ©冨樫義博／集英社）
しかし、そこに運悪く現れたのが、やはり若かりし頃のフィンクスとフェイタン。さながら暴走族風ですが、フィンクスの顔が怖すぎる件。そして、フェイタンがまさかのゴリゴリの天然パーマ。今でこそサラサラヘアーですが、なかなか強力なストパーをあててるに違いない。
やはりフィンクスたちも謎のビデオテープを狙っていたが、クロロは機転を利かせて別のビデオテープを渡して難を逃れる。今でこそ圧倒的なリーダーシップを発揮しているものの、若かりし頃のクロロは下っ端扱いだった過去が読み取れます。
クロロとパクノダ
そして、ビデオテープを片手にクロロが向かった先は、流星街に存在する「教会」だった。神父の説教が嫌いで、ウヴォーギンたちは寄り付くことがなかったため、クロロにとっては一種の避難場所にもなっていた。
そこは流星街を統治する長老たちが暮らしている根城でもあった。長老たちは探究心が強く優秀だったクロロを評価し、長老会に誘うかどうかが議題に上がるほどだった。そのためクロロは教会でビデオテープを自由に観ることが許されていた。
ビデオテープを持ったクロロが鑑賞室に行くと、そこには既に先客がいた。これも今は亡きパクノダだった。二人は仲が良かったのか、当時は「パクちゃん」「クーちゃん」と呼び合う仲でした。「パクちゃんは何でもお見通し」とクロロは驚いた表情を見せると、「そんなことないよー」とはパクノダ。
ただ二人の表情を見る限りは、当時からパクノダは人の心を読み取る念能力は開花しており、その能力にクロロも気付いていた様子。パクノダは「クロロが気付いていることに気付いていた」ものの、子供ながらにしてお互い知らないフリを装っていた模様。
どちらも幻影旅団でも聡明なキャラクターだった故、詮索しないことがお互いの幸せのためと知っていた。だからといって表面的な仲の良さを装っていたわけでもなく、鑑賞室では言語学について嬉しそうに語り合っていた。
ビデオテープの中身とは？
（ハンターハンター395話 ©冨樫義博／集英社）
そして、二人はビデオテープを再生させると流れてきた映像は『カタヅケンジャー』と呼ばれる世界で人気の戦隊モノのアニメだった。クロロは予約ミスで録画されたのではないかと推測する。パクノダは「すごい掘り出し物」と思わずテンションが上がる。
しかし外国の言葉でアフレコされていたため、二人にはアニメのキャラクターが何を喋っているかは理解できなかった。そこでクロロは自分たちで「吹き替え」しようと提案する。パクノダは一瞬戸惑うものの、「可愛い弟分の頼みだから一肌脱ごう」としぶしぶ受け入れる。
実際にはパクノダのほうが年下だったが、身長が低いクロロをからかっただけだった。カタヅケンジャーの内奥は女キャラ同士の恋のバトルや駆け引きが魅力だったことから、パクノダは【シーラ】と「サラサ」という別の女友達にも参加してもらうように動く。
シーラはかつてクルタ族の里に訪れて、クラピカとパイロに外の世界の情報を教えた女冒険家でした。今回395話でも冒険活劇ディノハンターと呼ばれる本を熱心に読み漁るなど、どうやら将来プロハンターになることが夢でした。
ただ後のエピソードを見る限り、結果的にハンターにはなれなかった？
クロロたちが特撮アニメのアテレコをする裏では…
だからクラピカと幻影旅団はそんな昔から因縁があった模様。
これを聞いたクロロは「やっぱりパクちゃん好きだー」と心の底から感謝の念を述べた。心が読めるパクノダは「大丈夫よ。おだてなくても」とは言うものの、クロロの表情に偽りはなかった。その後、シーラとサラサが加わると、「ウヴォー達にはバレないようにしなきゃなの」とテンションアゲアゲ。
この間にクロロは既に脚本を書き上げる天才っぷりを発揮する。シーラは思わず「クロロってさ絶対生まれる場所間違えたよねー」とポツリとつぶやく。その後、鑑賞室に戻った4名はクロロの脚本を元にアフレコを楽しそうに収録する。
しかし、その裏では流星街から複数の子供たちが拉致されようとしていた。果たして流星街の運命は？クロロはどういう経緯で幻影旅団を立ち上げたのか？という場面でハンターハンター395話は終わります。
ハンターハンター395話ネタバレ感想まとめ
以上、ハンターハンター395話のネタバレ感想でした。
今回はカキン継承戦から少し離れて幻影旅団の過去編が始まっています。流星街のエピソードも多少掘り下げられていますが、「流星街の住民≒悪人の集まり」という雰囲気ではありませんでした。むしろ流星街の外の人間が悪人という描かれ方でした。
ここに来て幻影旅団の過去が唐突に描かれたことには意味があるはず。
実際、カキン王国の末端の住民は暗い過去を抱えたものも多かった。幻影旅団は血も涙もない連中でしたが、カキンの住民と接することで何か人間の心みたいなもんが芽生えるのか。クロロは幻影旅団を続ける動機の言語化は難しいと悩んでいましたが果たして。
逆説的に考えると、幻影旅団の過去を紐解きたいが故に、カキン継承戦が描かれていると言っても過言ではないのかも。少なくともマフィア同士の抗争を絡めてきた理由は、幻影旅団や流星街の過去を描く上で必要だったのでしょう。
幻影旅団の心の変化がカキン継承戦にもどう絡んでくるのか。既に作者・冨樫義博は幻影旅団は全員死ぬと予言していましたが、まさにカキン継承戦で散っていくのか。ヒソカに倒されるのか…。
次のハンターハンター396話予想
そして、今回395話は長期の休載から復活して5話目にあたります。コミックスに収録するため10話分の書き溜めが集まってから連載が再開されるため、つまり残り5話分で一区切りになります。そのため今後396話以降は【幻影旅団の成り立ち】が描かれる気がします。
だから、次のハンターハンター396話も基本的には「幻影旅団の過去編」がそのまま掘り下げられると予想してみる。クロロは正義感が強い幼さも垣間見えますが、何故悪の道を歩み出してしまったのか？その謎が残り5話で明らかにされるのでしょう。
クロロたちは年齢的に10代前半と思われますが、他の創設メンバーも念能力が使えたのか？その念能力を使ったバトルが展開されるのか？まだ未登場のノブナガも、若かりし頃から和風な出で立ちだったのか？などのネタが396話以降に描かれるか。
コメント
最初のアイドルがどーとかいるか？気持ち悪ぃ奴だな