ワンピース最新1062話ネタバレ感想を画像付きでレビューします。前回のワンピース1061話のネタバレ感想は別途でご参照くださいませ。
『ONE PIECE』とは早速関係ありませんが、再来週の少年ジャンプから『HUNTERxHUNTER』が約4年ぶりぐらいに連載が再開されます。「ハンターハンターの休載頻度まとめ」なども既に記事化してますが、当ブログを開設したのが5年半前の2017年春頃でした。
自分がワンピースのネタバレ記事を最初に書いたのが2019年8月の953話だったので、そういった自分の過去の諸々と照らし合わせて考えると「長かったよなー」と余計に感じちゃいます。ちなみに今回のハンタも10話分のみになります。
ちなみに次のワンピース最新1063話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
ベガパンクと麦わらの一味がついに邂逅
ひょんなことで未来島エッグヘッドに訪れた麦わらの一味。巨大なサイボーグの鮫(メカシャーク)に襲われてしまったため一味は二手に分かれてしまうものの、そこを救出してくれたのが「しがない天才科学者!Dr.ベガパンクじゃ」と名乗る謎の美女だった。
これを聞いたフランキーは「ベガパンク!おれはあんたを尊敬してんだ!」と思わずテンションが上がる。新世界編に入る前にベガパンクの故郷・未来国バルジモアの研究室に残された研究成果を応用し、フランキー将軍といったさまざまな発明品を見て欲しいと嬉しそうに告げる。
ただニコ・ロビンはいろいろ詳細を知っているのか、「待って!ベガパンクが女性だなんて聞いたことないし、活動期間と見た目の年齢が合わないわ」と怪訝そうに尋ねる。パンクハザードでカイドウやキングが人体実験された時期も踏まえると、表沙汰になっているベガパンクの活動期間は30年以上か。
かつて同僚だったヴィンスモーク・ジャッジが56歳だったので、ベガパンクの年齢も基本的にはこれに近いと考えると、そこまでヨボヨボでもなさそう。世界一の大天才という触れ込みも合わせると、ジャッジよりもう少し若い50歳前後の可能性もあるか。
ロビンの言い分に対して、ベガパンクは「当たり前じゃ!わしが<本体(ステラ)>なわけなかろう!わしゃPUNK-02!ベガパンク【悪(リリス)】じゃ!こちとら研究費が常に逼迫しとるんじゃ!金品をよこせ!」と言い放つ。
つまり大方の予想通り、「本物のベガパンク」ではなかった模様。
ベガパンクは複数いた?
ただナミは「すくい上げてくれたんならちゃんと助けてよ」とブーイングするものの、PUNK-02は「だから助けたんじゃない!本来この海域には船など侵入不可能!」と豪語する。
何故なら、エッグヘッド海域はベガパンクが開発した「海獣兵器(シービーストウェポン)」が守っていたから。前回のメカシャークも海獣兵器の一種だったのか。あまりの巨大さにフランキーは目をランランと輝かせ、ウソップやナミは思わず恐怖で縮み上がる。
この海獣兵器を見るとチョッパー風の角や、CP9のジャブラ風の狼などがいるため、もしかすると動物ゾオン系悪魔の実の血統因子を応用してる可能性もありそう。
そこに「おい!悪(リリス)!何をやってる!?また略奪か!もっと科学者のプライドを持て!」という電話がかかってくる。
これは同じく【正(シャカ)】と名乗る別のベガパンク(PUNK-01)だった。どうやらベガパンクは複数の個体が存在するのか。【正】を名乗っているだけあって、「そいつらは降参しない。先日四皇になった麦わらの一味」と離れた場所から戦況を冷静に分析する。
そして金品の強奪のみを目論む【悪リリス】に向かって、「懸賞金11億1100万ベリーの海賊狩りのゾロが落ち着いているのは、その距離でお前を瞬殺できると踏んでるから」と置かれている状況の不利さを伝える。ゾロは「要求を飲んで貰うがいいか?」と半ば恐喝気味に脅す。
「おどけるバカどもは囮か…油断した」と【悪リリス】がたじろぐものの、【正シャカ】は「構わん連れてこい!その一味には興味がある」と言って合流する流れ。ただサンジやフランキーはガチでバカなだけ。
ボニーはやはりくまの娘だった
一方、ジュエリー・ボニーを救出するため麦わらの一味の本体とはぐれてしまったルフィたちは、既にエッグヘッドに侵入していた。まるで勝手知ったるかのようなボニーの口ぶりに、ルフィは「お前ここに来たことあんのか?」と思わず尋ねる。
そうするとボニーは「子供の頃な…まだ普通の研究所だった」。そして、更に衝撃的な事実をルフィたちに語る。
それが「あたしの父はベガパンクの手によって改造人間(サイボーグ)になり、今はもう人間としての自我を失い、自分が誰かもわからずただの生物兵器にされちまった」とのこと。つまり、バーソロミュー・くまの正体はボニーの父親でした。
要はボニーは【くまの娘】でした。ルフィの母親や黒ひげの母親の正体がクローズアップされるせいかも知れませんが、ワンピース考察界隈ではボニーはくまの母親説もありました。でも、普通に考えると「くまの娘」という考察に落ち着きました。
聖地マリージョアに潜入したクダリを思い返すと、もしボニーくまの母親であればわざわざ変装してる意味がなくなりますからね。これを聞いたジンベエも思わず「何と穏やかじゃないのう…」と同調し、ベガパンクのマッドサイエンティストぶりに震えている様子。
宇宙怪獣もついに登場?ホログラムを作る意味
このままベガパンクの研究所の中を進むルフィたち。
そこでボニーは聖地マリージョアでサボに遭遇したことをふと思い出しますが、まずは父親・くまを優先するためかルフィには黙ったまま突き進む。このハシゴを登った先の空間は何故か暖かったことから、鹿畜生のチョッパーは「地上に出たぞ」とはしゃぐ。
飯を探そうとする空腹だったルフィだったが、眼前に広がるは「宇宙怪獣」や巨大ロボットといった近未来的な光景だった。『ワンピース』ではいずれ宇宙編が描かれる説も根強いですが、いよいよ堂々と伏線を張ってきている感じ。
思い返すと月の古代都市にも大量のサイボーグが眠ったままでしたが、やはりツキミ博士とベガパンクとの関連性がどこか伺わせます。少なくとも二人は血縁者か遠縁の関係性だったのかも知れない。ただルフィはそれらの数々に触れることができなかった。
何故なら、それらは全て「ホログラム」の映像だったから。目の前に現れた巨大パフェもボニーたちと一緒に食べようと飛びつくものの、やはりルフィはすり抜けるだけで食べることができなかった。ボニーだけではなく、何故かジンベエもホログラムの仕組みに詳しくて草。
『ONE PIECE FILM RED』で特殊な映像電伝虫も登場していましたが、理論上はホログラムを作ることも可能なのでしょう。
ベガパンクは6名いた?
ルフィは逆ギレ気味に納得するものの、何故か博学のジンベエは今更ながら「ここ冬島なのに南国みたいに暖かくね?」と気付く。
これを横で聞いたカイドウ並に巨大な謎のサイボーグが「ここは確かに冬島だが南国だ。おれが作った【島エアコン】で島そのものの温度をコントロールしてる」と答える。こいつもホログラムと勘違いしたルフィは思わず殴りかかるものの、「おんどれァァァ」と逆に殴り返される。
ルフィは素直にゴメンと謝るものの、吹き飛ばされた勢いでとあるスイッチが入る。そうすると、全自動でハンバーガーとドリンクがポテト付きで調理されたものが出てくる。サンジも思わずビックリの無人調理器すら、ベガパンクは開発していた。
しかし、カイドウ並みに巨大なサイボーグは「島エアコンもそうだが、島中の温度を管理できるということは、もっと金をかければ天候さえ操作できるのに!世界に技術も資金もない!」とブチギレ出す。
やはりこいつも「しがない天才科学者・ベガパンク」を名乗るサイボーグだった。名前は【暴アトラス】。光圧グローブなるものを手にはめているベガパンクは、ホログラムを殴ることすら可能だった。果たして、これらの状況証拠が意味するところとは?
ただどうやらベガパンクの素顔も知っているのか、ボニーは「ウソつけ!何いってんだコイツ」と心の中で訝しがる。
CP0がエッグヘッドに襲来する
一方、新世界のどこかの海にCP0(サイファーポール・イージスゼロ)の姿もあった。そこでも話題はベガパンクの話だった。
ゾロとエニエスロビーでかつて戦ったカクが「ベガパンクは一人じゃ。じゃが奴は天才すぎて忙しい。時間が足りん。」とロブ・ルッチに対して詳細に説明を始める。そこでベガパンクは自らと同レベルの頭脳を授けた「6名の完全自律型サイボーグ(人造人間)」を開発したそう。
その名も【猫サテライト】。ここまで登場した3体のベガパンクがそれだった。サテライトは日本語で「衛星」を意味します。そして本体となる本物のベガパンクが【ステラ】と呼ばれていました。ステラ(stella)はラテン語で「惑星」を意味します。
いよいよワンピースの最終回では【宇宙編】が現実味を帯びている感じか。
○ベガパンク暗殺を目論む理由とは?
「そんなわけないと思うおれがおかしいのか?天才ってのは面倒だな」とはルッチ。物心ついたときから諜報部員としてエリート街道を歩んできてたのに、何事にも動じないかと思いきや意外と常識人ぶりを発揮するルッチ。しかし、CP0が新世界にいる目的は何なのか?
それが「ベガパンクの抹殺」。
つまり、CP0は現在麦わらの一味がいる未来島エッグヘッドに向かっていた。全員消すという表現から本体・ステラも含まれているはず。CP0の背後にはバーソロミュー・くまを模したセラフィムの姿があった。やはり予想通り、王下七武海はセラフィムを作るためだけに用意された制度?
ただCP0は同時に、くま型セラフィムをエッグヘッドに返却させるのも任務とのこと。ルッチも「世界一役に立つ男を消すか…先日のルルシアの件と何か繋がりか?」とワンピース読者と同じように訝しがると、ステューシーは「詮索はダメよ。勘のいい人は特に」とピシャリ。
「勘のいいガキは嫌いだよ」という『ハガレン』の名言も思わず頭をよぎりましたが、果たしてベガパンクの運命は?そして、何故イム様はベガパンクを殺せとCP0に命令したのか?という困惑の場面で、今回ワンピース最新1062話は終わってます。
ワンピース1062話ネタバレ感想まとめ
以上、ワンピース最新1062話のネタバレ感想でした。
おそらく大方の予想通り、ジュエリー・ボニーの正体は「くまの娘」でした。そのためボニーはソルベ王国の王女なのでしょう。過去にエッグヘッドに足を運んでいることから科学国家?いずれくまが革命軍に入った経緯なども明らかにされそうです。
また前回登場したベガパンクはやはり「本体」ではありませんでした。でも単なるサイボーグの一つなどではなく、ベガパンク本体が操作してるわけでもなく、ベガパンクの「ほぼコピー(分身)」に近い存在でした。今後もエッグヘッド編で重要なカギを握るか。
実際、地球(ステラ)という惑星を回る衛星(サテライト)が【月】に該当するため、やはりベガパンクとツキミ博士が意図的に匂わされている印象です。だから、今後の宇宙編をカギを握る人物こそベガパンクその人なのでありましょう。
強いて言うと、猫(サテライト)の各々のキャラ名の呼び方が難しいか。前回登場した少女風サイボーグだと、ベガパンク悪なのか、ベガパンク・リリムなのか、悪リリムなのか、今後どう呼び名が定着していくのか、みんなどう呼んでいくのかは気になるところ。
他にもベガパンクの発明品が想像以上に近未来的なモノが多かった印象です。ワノ国の世界観は古めかしいテイストで描かれていたため、まさに「真逆の世界観」といったところ。SF感が強くこれまでのワンピースの世界観と良くも悪くも合っていないため、今後の展開も気になるところ。
次のワンピース最新1063話予想
一方、CP0…更に言うとイム様がベガパンクも消したがっている事実も新たに判明しました。悪魔の実の伝達条件を解明したり、海楼石の量産化に成功するなど、これまで海軍に貢献しただけに何故ベガパンクの命が狙われなければいけないのか?
「【いる】か【いない】かは、てめェらが決めろ!その言葉すらおれには旧時代の概念だ」と暴アトラスは喝破していましたが、ベガパンクにとっては「想像の産物は全て実体化できる」という天才ゆえの傲岸不遜の発言でした。
空想を現実化させるという点で漫画家にも通じる話か。
でもそれ故に、ベガパンクは「禁忌の歴史」に触れてしまっている可能性が高いのではないか。『ワンピース』の世界における「なかった歴史」とは、まさに【空白の100年】でした。500年先の<未来>まで知る男が、800年前の<過去>を知らないわけがない。
○ベガパンクはルナーリア族という禁忌に触れたから?
実際、SSGが開発した人間兵器セラフィムは【ルナーリア族】の血統因子を応用して作られていました。ルナーリア族は太古の昔にレッドラインに住んでいた神の種族でした。ルナーリア族はゴムのように伸びる体質は太陽の神ニカそのものでした。
ある意味、ルナーリア族は禁忌の種族とも言える。
事実、セラフィムは【熾天使】という最上級の天使の名前がモデル。このセラフィムには「6枚の翼」が生えていました。一方、今回登場したサイボーグ型ベガパンクも「6体」でした。明らかにベガパンクが【神】に対する宣戦布告めいたことをしている伏線が描かれている。
それ故、キングの身柄を教えるだけで懸賞金1億ベリーが懸けられていたわけですが、ベガパンクが「歴史の禁忌」に触れたからこそイム様の標的になったのではないか?そう考えると、イム様の種族も実はルナーリア族なのかも知れない。
ここらへんの謎が次のワンピース最新1063話以降で更に掘り下げられそう。ベガパンクの発明品の数々があれば、そう簡単に倒されるとも考えにくいものの、いずれ海軍に反旗を翻す?少なくともイム様との対立構造がはっきりと生まれた以上は敵にはならないのでしょう。
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『悪』の方にPUNK-02って書いてある『02』ということはあの6人が本物の
ベガパンクの機械の部下と僕は考える