ワンピース最新1060話のネタバレ感想を画像付きでレビューします。前回のワンピース1059話のネタバレ感想は別途でご参照ください。
ちなみに今回はイム様の衝撃的な能力が判明したり、ルフィが初めて夢を語るなどしてるんですが、ちょっと前置きも特に長いので我慢してくださいです。ただいつもの映画の話なので、既に観たことがある人は最初はテキトーに読み流し推奨。
ちなみに次のワンピース最新1061話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
FILM RED 4DX観てきた話
先日、超巨大な台風が近づく中、『ONE PIECE FILM RED』を観てきました。普通に「ほぼ満員」状態だったことに驚きました。もちろん日曜日だったことも大きそうですが、公開から一ヶ月半経過してることも考えたら勢いが衰えてない印象。
そこでモンキー・D・ルフィと赤髪のシャンクスが表紙のプレゼントを貰ってきました(少し余ってたのか4/4巻もセットで貰えました)。中身は最初に配布されたコミックス40億巻と変わらないんですが、尾田さんもおすすめの体感型の4DXに初挑戦してきました。
笑っちゃうほど座席がめちゃくちゃ揺れるので、周囲も最初はザワザワしてました。例えば、海が映ったシーンでは座席がそれに合わせて全体的にユラユラと揺れるので、お世辞抜きで船に乗ってる気分でした。映画の内容に合わせて、シートが動き出すので素直にすごいなと。
戦闘シーンが特にヤバい。
ジェットコースターに乗ってると言っても過言ではないほど、シートが無茶苦茶に暴れる。飲み物は絶対飲めないと思う。もはや映画に一切集中できないので、ひたすら笑うしかない。だから一度は普通のスクリーンで観て、内容を知っておく必要はありそうw
○お尻は痛いが4DXは一度観ておくべし
風もピューピュー吹きまくってました。ルフィがガトリングガンしてる最中、天竜人がボコボコにされてる最中、それに合わせて座席後ろから風が連続ピュピュピュピュ止まらない。前席の女性は髪の毛がグチャグチャに舞ってたので、さすがに笑っちゃいました。
もし4DXを観る場合、キャップか何かを頭に被ったほうが良さそう。
ただ座面や背面部分もマッサージチェアのように細かくうねうねと動くだけあって、クッションの厚みがあまりなかったのでおケツが割りとすぐ痛くなりました。+1000円で観る価値はあると思いますが、4DXは快適性が二の次になりすぎかな。正直、座席全体が動くだけで十分だと思う。
あと前方からフラッシュが定期的にチカチカするので、ウタ(Ado)のコンサートのクダリと合ってはいたものの、全体的に演出に過剰感もありました。
それでも一度は4DXを観ておいた方がいいと思います。+1000円であの体験ができるのは安い気がしました。また4DXは一般的なスクリーンよりも数が少ないようなので、おそらく上映終了になるタイミングが普通より早いはず。
コブラ死亡の一報を知る麦わらの一味
ということで本題。ワンピース1060話のネタバレ感想をレビューします。まずはワノ国出国後の麦わら大船団の動向から。
新聞の朝刊を見て、ようやく混沌とした世界情勢を知ることになった一味。義兄のサボがネフェルタリ・コブラを暗殺したというニュースを聞いた、ルフィは「絶っっっっ対!ウソだ!ビビの父ちゃんを殺したりするか!」と激怒。ニコ・ロビンもそれに呼応。
ルフィは「今からアラバスタへ行こう」と駄々をこねるものの、「コブラ王は死んだんだよ」とゾロが冷静に批判。そして、ここでネフェルタリ・ビビが聖地マリージョアで失踪していた事実も判明します。サビと帯同している姿が確認できないため謎が深まる。
その後もルフィとゾロは口喧嘩する一方、「無事でいてくれェー!」とはサンジ。「ビビの父ちゃん死んだのか!?」とはチョッパー。「もうムリ…ビビ心配…どこにいるのー!?」とはナミなど、他の麦わらの一味も泣き叫ぶ。
ただどれも悲壮感はゼロのギャグパートなので、少なくともビビは生存してるはず。
ビビは雰囲気的に死亡はしていない
この慌てふためくメンバーを見て、ゾロは「いい加減にしろ!ビビを侮ってんのか?あいつは強ェ女だろ!」と冷静に一喝する。それに対して、みんなして「鬼ヶ島」「クソマリモ」「緑マム」「緑カイドウ」「横山緑」などゾロを一斉に批判する。
ちなみに、サウザンド・サニー号に誰かと内通しているカリブーもしれっと乗り込んでいます。SWORDのドレークや四皇となったバギーと内通している説もありますが、カリブーの正体は気がかりではあるものの何やかんやで味方サイドではあるはず。
ただ麦わらの一味の大人組のジンベエは「今回の世界会議(レヴェリー)はずいぶん荒れた様じゃのう」と冷静。ニコ・ロビンも新聞を片手に、王下七武海制度の撤廃と供に、四皇に選ばれたバギーがクロスギルドを新たに発足したことなど先週号までの経緯を改めておさらい。
また「ルフィ…まだあなたに関わりのある名前が若干出てるけど聞く?」というニコ・ロビンの発言を聞く限り、他にもまだ色んな事件が起きていた模様。結果的にそれは明らかにされていないものの、ボア・ハンコック vs 黒ひげの一件?コビー失踪の一件?
はたまた新情報か?
ルフィの夢も判明?
でも「お前に任せるっ!」と甲板に寝転んだルフィは、改めてサボは犯人ではないことを強調する。それに同調する麦わらの一味たちですが、ルフィはかつてコルボ山でサボやエースと誓い合った幼少期を思い出す。
窮屈な貴族の家で育ったサボの夢は「世界の広さを伝える自由な本を書く」でした。
そしてルフィは今更ながら自らの夢を語り出す。
これを聞いた麦わらの一味は全員が思わず仰天の表情を浮かべる。ウソップは「お前そんな事できるわけねェだろ」と諫めるものの、「あれ?誰にも言った事なかったか…」とルフィの夢を知っているのはわずか3名だけだったことが判明。
例えば、ルフィの夢を聞いたシャンクスは「涙を流して笑っていた」そう。シャンクスはかねてから「ルフィはロジャー船長と【同じ言葉】を言っていた」と発言していたため、まさに今回のルフィの夢のことだったのではないか。
ロジャーはラフテル到達後、ひとつなぎの大秘宝(莫大な宝)を目の前にして涙を流して笑っていました。これはまさにルフィの夢を聞いたシャンクスと同じ反応でした。ロジャーは「ジョイボーイ、お前と同じ時代に生まれたかった」という発言を残すものの、結局入手できずじまいでした。
ただルフィの言葉は「夢の果て」ですから、夢を叶えてもゴールではない。つまり、ラフテルに到達 or ひとつなぎの大秘宝を入手するのはあくまで中間地点に過ぎないということ。実際、フランキーも「そりゃ【海賊王】にくらいならねェとムリ」と笑っていました。
誰かが死んだ話の続きでルフィが話していることから、ワンピースの正体はPEACE(平和)説もワンチャンあるか。
ルルシア王国に潜伏中のサボがまさかの…
だから、やはり「ラフテル編の後の展開」も当然構想の中にあるはず。既に最終章が始まっているとされますが、ワンピースの最終回が2026年前後を目処に本当に完結するのか?今頃ワンピース考察界隈の人たちもきっと歓喜していることでしょう。
一方、海軍本部では革命軍のサボの電伝虫を傍受していた。サボが潜伏する場所は「ルルシア王国」。これはサボが率いた8カ国革命を起こした国の一つ。ただこの一報を海軍から受け取った五老星は「運のない男だ」と何故か勝ち誇っていた。
そして、現在革命軍が根城にしているカマバッカ王国では、モンキー・D・ドラゴンが「コブラ王暗殺の犯人はおれじゃない!」というサボの言い分を険しい表情で聞いていた。モーリーは「そーよね!アタシ信じてた!」と嬉し涙を流すものの、ドラゴンの表情は堅いまま。
ただサボは続けて衝撃的な事実を語り出す。「マリージョアでとんでもないものを見た!【世界の王】などいない筈の、パンゲア城の虚の玉座には…」と語り出した瞬間、
ルルシア王国の上空に「巨大な物体」の影が現れたかと思うと、それがズドンと落下して島ごと消滅してしまう。さながら原子爆弾。
つまり、ルルシア王国に潜んでいたサボもガチで死亡?尾田さんはサボ嫌いなのかと問い詰めたくなるほど何回も死にかけてて笑えます。革命軍とは再び音信不通になってしまうサボ。
○ゴッドバレー島を消滅させた犯人はイム様?
では、一体ルルシア王国を消滅させたものは何だったのか?
それがどうやらイム様の能力。
地図上に示されたルルシア王国に筆でバッテンした直後、前述の上空に何かが現れて島ごと破壊してしまう。五老星が虚の玉座に座るイム様に跪いて「歴史より消す灯がお決まりでしょうか?」とかつて語っていましたが、イム様は物理的に消そうとしていた模様。
ちなみにサボが見た光景も、まさにこの瞬間だったのではないか?
またロックス海賊団とロジャー海賊団 & 海軍中将ガープが戦った場所が「ゴッドバレー島」でした。ただそこでは天竜人と奴隷もいたとされますが、最終的にゴッドバレー島は何故か消滅してしまった。まさにゴッドバレー島を消滅させた犯人こそがイム様だった?
でもイム様の動機は?天竜人にも被害者はいなかったのか?謎が更に深まった件。
ちなみに、五老星がルルシア王国が消滅する直前に「お前達は何も探知していない。何も傍受していない。そんな国はないではないか」と海軍たちに語っていることから、イム様は「歴史も消す(人の記憶から消す)」能力もあるとされます。
ただこれだとセンゴクたちはゴッドバレー事件も忘れているはずなので、それはなさそう。単なる悪い権力者による暗黙の威圧に過ぎないのでしょう。「君たち、○○なんて存在しなかった、何も見なかった、いいね?」的な感じでしょう。
ボニーがまさかの再登場
ルルシア王国が消滅し、サボと革命軍が連絡を取れなくなった数日後、再び麦わらの一味。
どうやら最後のロードポーネグリフは長い間、当たり前ですが誰も発見できないでいた。ニコ・ロビンも目星が付かず。ただひとまずログポースが向かう先を進むと、そこは「とある冬島」だった。ジンベエも「風が強すぎる」と慌てるほど、その島の海域は荒れていた。
そこでルフィが発見したのが「暖水渦(だんすいうず)」。周囲よりも高い海水温で起きる回転する渦状の海流。その結果、異常な潮位が発生して暖水渦は更に巨大な「暖水塊(だんすいかい)」が発生します。
これらは実際に現実世界でも存在するんですが、ワンピースで登場したのはあまりの激しい気温差から、この暖水塊が海上まで押し上げられていた。さながらブロッコリー。ブルックも思わず「アフロみたい」とはしゃぐものの、その暖水塊にまさかの人影があった。
そこでゾロの必殺技「厄港鳥」で、その暖水塊を一刀両断して見せる。
そうすると暖水塊の中から出てきたのが、まさか最悪の世代のジュエリー・ボニーだった。しかも、何故か子供の姿のまま。自身の悪魔の実でわざわざ小さくした?何故?まさに新たな謎のオンパレードだった1060話でした。
ワンピース1060話のネタバレ感想まとめ
以上、ワンピース最新1060話のネタバレ感想でした。
めちゃくちゃ触れなければいけない点はあるものの、今回の1060話をまとめると「ルフィの夢の果ての意味」「イム様の能力」「ボニーの再登場」の3点になりそう。
夢の果てはまた個別でいずれ考察しますが、今回1060話で同じ回にまとめられていることから、やはりルフィの夢とイム様の破壊行為はどこかリンクさせているような気がします。『ワンピース』は尾田さんが中学生時代に考案した漫画なので、シンプルな着想に落ち着いても違和感はなし。
そして、そのイム様の能力について古代兵器ウラヌスと関連付けて考察する向きもありますが、もし古代兵器であればスイッチの類を用いた方が分かりやすいかも。ただ筆でバッテンを付けているだけなので、やはりイム様の悪魔の実が関係?
それでも「巨大な物体」というルルシア市民の発言を聞く限り、古代兵器臭も漂います。
あとサボは「世界の王」という表現を使っていましたが、これで思い出されるのがやはりロックス・D・ジーベック。前述のようにロジャーたちに倒されるものの、ロックスが目指すは「世界の王」でした。つまり、「世界の王」であるイム様の打倒を最初から目論んでいた?
ルフィと同じく腐ってもDの一族だけあって、ロックスも実は良い奴だった?
とりあえずワンピースのラスボスらしく、イム様もめちゃくちゃ強いことが判明しますた。そりゃ誰も逆らえへんわな😭
そういう点で五老星もやっぱり強いのかも。
○ボニーはセラフィム開発に必要だった?
あとは唐突に再登場したジュエリー・ボニーの存在。
先週号で海軍科学特殊班SSGが開発したセラフィムが登場しましたが、何故子供の姿だったのか?という点が鍵を握りそう。つまり、ジュエリー・ボニーは「年齢を操作する悪魔の実」(正確にはその血統因子を抽出するため)が目的で海軍に捕縛されていた?
ボニーと言えば新世界編の前に、海軍大将だった赤犬サカズキと対峙したシーンが印象的でした。ここで赤犬は「政府から逃げた」「だがもう全て終わった」と発言していた。これはソルベ王国の姫という出自が関係していると思っていたんですが、ボニーの悪魔の実の能力が目的だった?
つまり、ベガパンクはセラフィムの開発のためにボニーの身柄を拘束していた?
ただ先週号でジュラキュール・ミホーク版セラフィムと対峙した黒ひげの「でけェ」という発言を考えると、既にボニーの悪魔の実の血統因子が組み込まれていた可能性も?つまり、セラフィムは自分の意志で勝手に子供化したり大人化できる?
だから悪魔の実の能力が「ベガパンクに奪われていた」からボニーは子供のままだった?
ワンピース最新1061話予想
最後は来週のワンピース最新1061話の内容を簡単に予想して終わります。
まずストーリーの流れ的に、イム様関連の話は一端終わる感じかなと。この衝撃的なシーンはそのまま余韻を残しといた方が効果的か。すぐに掘り下げることはしなさそう。その点で、サボの安否も明らかになるのはもう少し先かも。
ただ今回名前が出てきた「ビビの動向」が明らかになる可能性はありそう。果たして誰が聖地マリージョアから連れ出したのか?ここに麦わら大船団のサイあたりも絡んでくる?
じゃあサボが実際に死んでるかというと、普通に考えたら生存しているはず。例えば、サボはルルシア王国に潜伏していなかったパターンも考えられます。何となく一緒の空間にいるように見せかけて、実はサボだけは別の場所から連絡を取っていた?
一方、麦わらの一味が早くも「次の島」に動いていることから、このまま1061話でもジュエリー・ボニーと行動をともにする流れかなと思います。考えてみると、ワンピース1054話で連載が復活してだいぶ経過するため、次のロードポーネグリフを探す旅が始まるのでしょう。
でも、ボニーの口から「聖地マリージョアの出来事」や「自らの過去」について語らせる感じか。そういう意味で、既に革命軍の庇護下にあり、どうやらボニーの父親でもあるバーソロミュー・くまの口からも似たような衝撃事実も明らかにされるか。
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