ワンピース最新1054話ネタバレ感想を画像付きでレビューします。前回のワンピース1053話のネタバレ感想は別途ご参照ください。
ついに一ヶ月ぶりの連載再開ということで各メディアでも話題になっていました。
ワンピース考察界隈でもいろいろ盛り上がっていたようですが、みんなバイタリティがすごいなぁと。動画を作って、イベントやって、あれもやってこれもやって同時進行で「よくやるなぁ」と素直に尊敬する。漫画オタクってみんなコミュ障じゃないんですか?w
結婚して家族持ってる人も多いようなので、よくそんな時間があるなーと感心します。子育てってすごいですよね。人の人生を背負ってるわけですから。世の中で一番尊敬する。ただ映画を観るだけで奥さんの許可を取らなきゃいけないとか、自由がなさすぎてゾッとしますが。
それだけ『ワンピース』という漫画が世間から愛されてて、尾田さん自身もいろいろ寛容だからできることなんでしょうけど、今週号は江戸川コナンを主人公とした『名探偵コナン』の作者・青山剛昌との対談インタビューなども掲載されています。
さすがに詳細なネタバレは割愛しますが、尾田さんが「一発屋」を自称してて笑いました。この一発だけでコミックス発行部数がほぼ5億部ですから、青山さんが笑うのも納得。後編は少年サンデーで掲載されるようですが、ちょっとしたピリピリ感もあるインタビューはお互いの単行本に今後収録されるのか。
ちなみに次のワンピース最新1055話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
緑牛が意外と嫌なヤツすぎた件
カイドウとの戦いに終止符が打たれたワノ国。そこに迫るは海軍大将の緑牛アラマキ。この異変に勘づいた赤鞘九人男が立ち向かう。「海軍でござる…海外でのルフィ殿たちの敵!」とは雷ぞうだった。しかし緑牛は一蹴する。
「お前ら外のこと知ってんのか?この世の神は天竜人。世界政府に加盟してないこの国にはないんだよ!人権がよぉ!これが世界!憎むなよ!」
…と「禁憎森々(きんにくもりもり)」という技を発動する緑牛。この際に緑牛はモリモリの実の能力者だと判明します。自分含めて超人パラミシア系と予想してた人が多かった気もしますが、結果的には自然ロギア系だった模様です。
確かに森は自然そのもの。緑牛曰く、森は「海に並ぶ命の生みの親」とのこと。確かに森は微生物から小動物、場合によっては虎のような大型の肉食動物も生息します。また木々は酸素も産み出すなど、森は自然ロギア系に最もふさわしい能力とは言えるのか。
最初のページで「影響力ってのは欲しても得難い」と緑牛は語っていますが、周囲への波及効果などを考えると悪魔の実が覚醒していると考えるのが自然か。
ただ「人類は下を作って生きてきた!お前ら非加盟国を見下すことで皆生きていけんのよ!差別とは安堵だ!」「この国で何人死のうが法にゃ触れねぇ」と語るなど、緑牛アラマキは嫌なヤツすぎた件。せっかくイケメンという前評判で登場したのに、性格ブスすぎるやろ。
ヤマトと光月モモの助が参戦も
でもこれを聞いて参戦したのがカイドウの子供のヤマトだった。
麦わらの10人目の仲間の可能性が高いとされますが、「20年の支配に耐えて今やっと心から解放された人々の宴は邪魔させない」と緑牛アラマキを混紡で頭蓋骨をズドン。カイドウ譲りの覇王色の覇気の使い手だけあって、思わず緑牛も「あ痛たたー!覇気つーよー」とたじたじの様子。
だから緑牛の強さがいまいち伝わりづらいんですが、考えてみると「森は攻撃が当たらない」というイメージがそもそも湧かない。少なくとも防御力という点で見ると、覇気を体得していようがいまいがあまり関係なさそう。クロコダイルのスナスナの実は水分に激弱でしたが、それ以下か。
それでも『呪術廻戦』に花御という特級呪霊もいましたが、種子を敵に植え付けて動きを捕縛してみたり、今後の能力の応用を考えるとモリモリの実の汎用性は高そう。『NARUTO』でも木遁は割りと最強の部類でした。
直後に光月モモの助も参戦してくるものの、ボロブレスは不発。肉体は大人に成長して強化されたものの、能力の開花は未だ途上の様子。「都から去れ」と緑牛に噛みつくものの、逆に木々で拘束される始末。ただ助けようと試みるヤマトに対して、「おぬしは戦うな」と叫ぶ。
果たしてモモの助の運命は?
ワノ国近海にシャンクスが到着も…
そして、赤髪のシャンクスもワノ国の近海についにやって来る。ワノ国特有の海域に苦戦する赤髪海賊団ですが(そう考えると新米だったエースはよく辿り着いたな)、シャンクスは「おでんさんとここで別れて以来か…懐かしいな…」と在りし日のモモの助や日和に思いを馳せる。
ラッキー・ルウなどは「お頭ルフィに会いに行こう」などキャッキャウフフではしゃぐ。ヤソップは「ウソップに会う心の準備が…」とあたふた。ライムジュースは「ウチにケンカを売ってきたキッドがまだいるだろ」と怒り心頭の様子。
その中、赤髪のシャンクスはルフィの手配書を見て「これが…」と心の中でつぶやく。ルフィの見た目が変化したことに特段の驚きは見せず、むしろ「はいはい、知ってました知ってました」と言わんばかりの落ち着きぶりでした。
そう考えると、「これが噂のヒトヒトの実モデル・ニカが覚醒した状態か」とでも言いたげ。
シャンクスは思わずゴムゴムの実を奪ってからルフィに食われるまでの過程が頭によぎるが、左腕はズキズキと痛むのだった。黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)に付けられた3本傷もズキズキと傷んでいましたが、それに近いニュアンスの表現にも思えます。
シャンクスもついにひとつなぎの大秘宝の入手に動く
事実、穏やかな表情にも見えたシャンクスの中はどこか好戦的だった。麦わら大船団の傘下に入っているバルトロメオが赤髪海賊団の海賊旗を燃やしたことに対して、「そのケジメはどうする?おれの信頼は?」と物騒な言葉を放つ。
シャンクスは1話目で「おれは友達を傷つけるやつは許さない」とドヤ顔で言っていた善人ですから、【ルフィの友達】にケジメをつけさせようとする時点で不穏な空気しか流れない。そして、善人キャラを完全に捨て去るようなことを副船長のベン・ベックマンに言い放つ。
「なぁベック、そろそろ奪りに行こうか?ひとつなぎの大秘宝(ONE PIECE)」。
ここまで読んだら、赤髪のシャンクスは完全に敵だと判明したようなもの。既に別記事でも考察していますが、ルフィも言うまでもなくひとつなぎの大秘宝を得ようと動いている。また麦わら帽子もシャンクスに返却するという前提でした。
つまり、どうやっても赤髪のシャンクスとルフィの衝突は必至ということ。これまでルフィの背中を押しているように見えたシャンクスですが、【獲る】という表現を見ても分かるように実はルフィを利用していただけだった。
事実、シャンクスの手首に「ニカ」の文字が地味に描かれていたりします。ギア5のときと同じ尾田さんの遊び心。ルフィの覚醒したニカの能力を奪おうとしているように聞こえrます。
ワンピース1052話でCP0に「お前らよぉ!そこで待ってろ」という謎の妨害念波が入ってきましたが、タイミング的にこの相手こそが赤髪のシャンクスだった?まさに敵。
サボがまさかのコブラ王を殺害?
一方、海軍本部も混乱の渦に巻き込まれていた。
何故なら革命軍のサボがアラバスタ王国の「コブラ王」を世界会議(レヴェリー)中に殺害したから。当初は死亡説も流れたサボでしたが、普通に藤虎や緑牛と応戦してバーソロミュー・くまを既に奪還していた模様。
革命軍のモンキー・D・ドラゴンやエンポリオ・イワンコフはサボ死亡のニュースを聞いて驚愕していたものの、普通にサボたちの勝ち逃げだった模様。どうしても土壇場で展開を変えた感じもしますが、先週号でサボの写真が町中で張られていた理由はここにありました。
アラバスタ王国は誰もが知る素晴らしい為政者が統治していた国でしたが、元々は世界政府を作った20の貴族の一つだった。いわば実質的には天竜人の一つと言ってもいい。そのためサボを神のように崇める民衆も増え始めていた。
サボは既に「炎帝(えんてい)」と呼ばれるなど、一部の市民から神格化されていた。
コブラ王が殺害されたとされるのは世界会議(レヴェリー)の開催中。黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)が両者が衝突したとワノ国編序盤ぐらいで語っていましたが、その戦いの最中にコブラ王は死亡したことになっている模様。しかもビビも消息を絶っている模様。
これに対して赤犬サカズキは「えらい時代に元帥になったわい…しかし、なんぼ向かって来ようとも全員返り討ちにしちゃうがのう」と殺気ムンムンという場面で1054話は終わります。ワノ国相手に躊躇していたくせにと思ったりしますが、いよいよ赤犬さんの本領発揮か。
ONE PIECE1055話予想
以上、ワンピース最新1054話のネタバレ感想でした。
まず緑牛の能力名が判明したわけですが、思ったよりシンプルな名前に落ち着きました。木々関連の名前だったとしても、確かに超人パラミシア系かと言われると自然ロギア系の方が自然といえば自然か。
ただ性格がなかなか最悪だったんで、今後人気が出るかは微妙。大好きな赤犬サカズキとの相性も悪すぎるため、今後緑牛アラマキが海軍を裏切って反旗を翻す可能性も低そうには思えます。
だから逆に言うと、緑牛は特に掘り下げる価値があるようなキャラクターでもなさそう。いくら聖地マリージョアで戦いづらさがあったとはいえ、懸賞金6億ベリー台の革命軍に後塵を拝してる点でも緑牛さん大丈夫か?
○やっぱりシャンクスは…
そして、1054話の最大の注目点が赤髪のシャンクスでしょう。
『ONE PIECE RED』が事前に既に公開されていたようですが、この流れだと完全に悪者説が既定路線になったと言えそう。他のメンバーの無邪気な様子から、ラッキー・ルウあたりもシャンクスは簡単に裏切りそうな予感。
シャンクスが飲んでいる酒の名前が「六十七酒 五番」という酒でした。これはベートーベンの交響曲第5番ハ短調作品67『運命』と合致します。つまり、シャンクスがルフィと対峙するのは最初から運命だったという伏線。
酒を飲んでいる描写を含めて、ビンクスの酒との関連も匂わせます。シャンクスが味方であればルフィに手助けしてくれる展開しか予想できませんが、逆にルフィが手伝わされている感がすごい。
だからほぼ考察通りの展開が今後待っているのではないか。シャンクスの左腕も復活するのかどうか。
○サボとビビが手を組んでいる?
そしてサボが生存していることが判明しました。確かに革命軍や山賊のカーリー・ダダンが号泣していましたが、サボが死亡したとは一言も言ってない。それでも天竜人に喧嘩を売った程度で、豪傑な彼らがここまで狼狽えて泣くかというと違和感が残ります。
読者を引っ掛けたい狙いがあったんだと思いますが、革命軍の目的は世界政府の転覆なんだから、ここまで「あのサボよ!?」などと狼狽する必要があったのかはやや疑問が残ります。天竜人に宣戦布告≒死かも知れませんが、ダダンも号泣するもんかなぁ。
それでも消息不明とされるビビとサボが手を組んで、世界政府を根本から転覆させようと動いているように見えます。
○神の騎士団や8カ国革命とは?
一方、今回の1054話では「神の騎士団」や「8カ国革命」というフレーズが新たに明らかになりました。
神の騎士団とは聖地マリージョアにおける私設兵団のようなものっぽい。オトヒメ王妃と出会って改心したミョスガルド聖がチャルロス聖殺人未遂事件の犯人(おそらくサボ?)を逃亡させた罪を裁いているのが、この神の騎士団になります。
五老星やドフラミンゴを筆頭に、天竜人にも頭が回る有能な人間はいるようなので、新たな天竜人像が描かれるのかも知れない。
また8カ国革命とは、「王の帰還」を狙って起きた革命のことらしい。どこの国なのか、王とは誰のことなのか不明な点が多い。【8カ国】という数字を考えると、麦わら大船団の傘下の海賊団と数と似通っています。少なくとも8カ国が新たに麦わらの一味に加勢しそう。
もしかすると四皇に上り詰めたバギーが裏で動いていた?
他にもベガパンクが率いるSSGなども詳細は不明なままなので、ワンピースの最終回まで残り3年と言われているのも妥当な時間軸なのかなと思います。
コメント
妨害念波はシャンクスじゃなくてアラマキでしょう
全記事で安倍晋三批判してるのかと思ったら違うんだな!期待して損したぜ!
いっそワンピースの正体=黒塗り公文書説とかやればいいのに!政治思想無理矢理盛り込む割にはそういう所は中途半端なんだな!
確かに語尾の「よォ」が共通してました。
海軍大将もCP0もどっちも天竜人直轄ですし。
ただだったら何故CP0が緑牛の声を知らないのか気になりますけど。
「既存の記事」を何度も書き直してることが多いので、
昔書いた内容がそのまま残ってることが多いだけだと思います。
数年前まで大嫌いでしたけど、別に今はなんとも思ってませんよ。
我が地元であんな死に方することなかったのにな~と同情してるぐらいです。
それにアベノミクスなどの政策まで批判したことは一度もないですし、
昔からあくまで是々非々って感じの立場でしたよ。
だから日本共産党も同じぐらい嫌いですし。
>いっそワンピースの正体=黒塗り公文書説とかやればいいのに!
別に書いてほしかったらいくらでも書きますけどね(笑)