ワンピース最新1046話ネタバレ感想を画像付きでレビューします。前回のワンピース1045話のネタバレ感想は別途でご参照ください。
そういえばNetflix発の『ONE PIECE』の実写ドラマの撮影が順調に進んでいるようですが、何故ゾロ役に新田真剣佑を起用しちゃったんでしょうか。硬派な性格のゾロとは真逆なのに…。尾田さんは千葉真一とかも好きそうですが、いろいろ大丈夫かな?
ちなみに次のONE PIECE最新1047話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
ジョイボーイと運命(Destiny)
ワンピースの主人公・ルフィの悪魔の実がゴムゴムの実ではなく、ヒトヒトの実(モデル・ニカ)と判明した続きになります。
ルフィはデタラメにふざけた能力の連発で、四皇のカイドウを圧倒する。「今の技、ゴムゴムの何にしよう?」とはしゃぐルフィの眼前には突っ伏したカイドウの姿があった。
ただカイドウは「お前は誰だ?」と違和感を感じる。ルフィは不敵な笑みを浮かべて、「モンキー・D・ルフィ。お前を超えて【海賊王】になる男だ!」と改めて宣戦布告をドン。ルフィの生意気っぷりを見て、カイドウはどこか安心したようだった。
再び二人は相見える。ルフィの攻撃が繰り出すと、カイドウの体はゴムのように凹んでいた。これがダメージ的に以前より効いているのかどうかは若干分かりづらいですが、覚醒した伝説の悪魔の実とほぼ互角のカイドウの実力が改めてヤバい。
燃え盛る城を見てカイドウは「お前らの軍も何千人と閉じ込められている。みんな焼け死ぬぞ」と煽るものの、「下のことは全部あいつらに任せている。おれはお前をぶっ飛ばすだけだ」とはルフィ。仲間とはお互いを信じ合うこと。
このルフィの姿を【音】で聞いていたのがズニーシャだった。「懐かしいな、この鼓動。ジョイボーイ。なァ、ジョイボーイ。まるでお前がそこにいる様だ。【運命】を感じずにはいられない。彼に期待せずにはいられないんだ」と、ルフィの【解放のドラム】を聞いて心が躍る。
運命とは英語で「Destiny」。まさにDの一族とは、運命のDでもあった。ドラムがもたらす800年ぶりの運命。
燃え盛るドクロドームの現状
一方、黒炭カン十郎の怨嗟の炎によって、燃え盛るはドクロドーム。
城内だけではなく、全ての塔に延焼するなど完全に手の施しようがない状態。チョッパーも「どうしよう火事が消えねぇ。どうしようナミ」とうろたえる。ナミは「鬼ヶ島全体が燃えてるレベルよ。着陸しない限り逃げ場なんてないわ」とご丁寧に解説。
改めて後述しますが、鬼ヶ島を地面に着陸させることをもってして、今回のカイドウ戦やワノ国編を決着させるつもりなのでしょう。
ドクロドームの城内1階や地下ではハートの海賊団、ロビンやブルックの姿があったが打つ手なし。キリンのギフターズ(百獣海賊団)と共に行動するウソップは、緑星で消火活動を図るものの、まさに焼け石に水。
他にもスクラッチメン・アプーが脱出しようと、古代巨人族のナンバーズのインビに対して「壁を壊せ」と命令するも、お手々はアッチッチで為す術がない。ブラック企業真っ青の強権的なアプーの対応に、インビは激おこの表情。まさかの反旗を翻す?
左脳塔ではヴィンスモーク・サンジが遊女たちを守り、フランキーが息も絶え絶えのゾロを背負ってチョッパーを探し回る。結果的にゾロは空中から落下していないものの、ゾロの魂は現在死の世界に入っている?ただチョッパーに助けを求めてることからすぐ復活?
火消しに動く雷ぞうとジンベエ
一方、ドクロドームの城内4階では「あの二人」が火消しに動いていた。
それが麦わらの一味の【ジンベエ】と赤鞘九人男の【雷ぞう】だった。ジンベエは鬼ヶ島への襲撃直前に現れたこともあって(そもそも麦わらの一味に正式加入したのもその時)、まさに二人の関係性はついさっき出会ったようなレベル。
まさに異色の組み合わせ。
でも雷ぞうが「準備ができたでござる!拙者を信じて頂きかたじけない」と話しかけると、ジンベエは「ルフィが同盟に選んだ侍たち!疑ってどうする!さァ来い!」と呼応する。雷ぞうは光月トキと光月おでんを助けられなかった過去を思い返していた。
その際も「おでん城は燃え盛っていた」し、おでんは「業火の釜茹で」の刑に処されていた点で状況が今と同じ。雷ぞうはマキマキの実を筆頭に多彩な忍術を扱う天才忍者だったが、何一つ守れなかった大失態に懺悔の日々だった。
ただ当時と違うのは【準備期間】があったこと。
雷ぞうはモコモ公国に隔離されていた際、ズニーシャの「水浴び」を見て巻物にその大量の水を取り込んだ。これを燃え盛るドクロドームの城内で放出すると、さながら海中にいるか如き。まさに水を得た魚のように、ジンベエはその水を魚人柔術の海流一本背負いで各階に投げ飛ばす。
鬼ヶ島がいよいよ落下
「城中に広がれ」と叫ぶジンベエの思惑通り、ドクロドーム城全体に水が広がって鎮火されつつあった。しかしながら鬼ヶ島全体が危機にあった。ギア5が覚醒したルフィが戦いを有利に進めつつあるということは、カイドウが劣勢に追い詰められている裏返し。
つまりは鬼ヶ島を浮遊させる焔雲(ほむらぐも)が消えつつあった。
カイドウの子供のヤマトは「焔雲はもう持たない。急げモモの助君!君が鬼ヶ島を支える焔雲を作れ!最初からそれしかない」と光月モモの助に発破をかける。しかしながらジュクジュクの実で肉体を大人に成長させたものの、精神は子供なまま。
モモの助は「えーーー」と泣きべそをかくだけ。
一方、ルフィとカイドウの戦いがいよいよ決着しそうな雰囲気。カイドウにめがけてバリバリとした落雷を右手に掴むルフィが襲いかかる。さながらルフィの姿は雷神様(カミナリ様)のよう。
エネルの雷がルフィに効かなかった理由もゴム人間だったからではなく、やはりニカの実の能力が関係していたっぽい。カミナリ様は「にんげんのへそ」を取りに来るという迷信で有名ですが、空島での挨拶が「ヘソ」だったのも、太陽の神ニカの関連の能力が関係していたのか。
ONE PIECE1047話予想
以上、ワンピース最新1046話のネタバレ感想でした。
今回は雷ぞうとジンベエが謎に活躍しました。能力の組み合わせ的には抜群だったわけですが、今更なんでコイツラやねんと思ったり。ただそれぞれのキャラ名の頭文字を取ると「雷神(らい+ジン)」になる。まさにルフィの最後の活躍を予感させるタッグでもあった。
事実、アイヌ文化では【雷】も【龍】も同一視されているそう。だから雷神様も龍神様も一部の文化では同一。そのため龍のカイドウを倒すために、ルフィが最後にカミナリ系のギア5の必殺技を持ってきた理由もそういった文化的な背景が関係しているっぽい。
そこで次のONE PIECE1047話の内容を予想しておくと、いよいよカイドウをルフィが倒すはず。ナミがご丁寧に鬼ヶ島が着陸しないと終わらないと語っていたように、やはり鬼ヶ島が花の都に不時着すると同時にカイドウを倒すのか。
一方、鬼ヶ島をどう軟着陸させるのかが問題ですが、おそらく鬼ヶ島全体をゴム化してワノ国の市民を救出するのがセオリーな考察か。さすがに今更光月モモの助が覚醒するとは考えにくい。結局、徹頭徹尾ダメダメ野郎だった印象。
ただルフィがカイドウを倒したヒーローとして英雄視されるのではなく、最終的に光月モモの助が花を持たされそう。倒れるカイドウの傍らに龍のモモの助があれば、誰だってモモの助が倒したように見える寸法。鬼ヶ島が着陸した後に人の姿に戻るパターンか。
その後、ワノ国の市民はモモの助を英雄と勘違いするものの、結果的に次期将軍の流れが生まれる。ルフィは真っ白の神格化状態に入っているため、さながら新たな不動明王的な立ち位置として、また自由を象徴する神として新生ワノ国で語り継がれるのか。
そしてONE PIECE1047話以降、モモの助がワノ国の開国を堂々と宣言するという流れか。
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