おすすめバトル漫画の『ONE PIECE』の主人公・ルフィと一緒に注目を浴びたのが「最悪の世代(超新星)」と呼ばれるルーキー海賊。でも、この最悪の世代で目立たなかった存在が「X・ドレーク(ディエス・ドレーク)」。
そこで今回ドル漫では「X・ドレーク(ディエス・ドレーク)」の能力や強さについて徹底的に考察してみたいと思います。意外とカッコいいというネット上の評判もあり、これまで判明してるディエス・ドレークの過去をおさらいしたいと思います。
ドレークは最悪の世代
まず「ディエス(X)・ドレーク」の経歴を解説。
X・ドレークはルフィたちと同じく最悪の世代。2年前のシャボンディ諸島で初めて登場した海賊。ドレークは「ドレーク海賊団」の船長。年齢は33歳。身長は233cm。誕生日は10月24日。ヴィンスモークファミリー(ジェルマ66)と同じく、出身地は北の海(ノースブルー)。イメージ国はトルコ。声優CVは竹本英史。
ドレーク身体的特徴はたくましいモミアゲと「左目を隠すような眼帯」。典型的な海賊帽子も日頃から着用し、髪型はモヒカンヘアー。口元は一文字でいつも結ばれるなど、ドレークの性格は堅物そのもの。
そして、ドレークの最大の特徴はやはりアゴに刻まれた「X」印の傷。胸も同様に「X」のタトゥー(?)も彫り込まれてる。名前のXは肉体のキズと関連してる模様。アゴに傷が付いたから「X」を名乗ってたか、たまたま名前と同じキズが付いたかは不明。
ドレークのモデルは?
ただし、「X(ディエス)」は少なくとも本名っぽい。事実、X・ドレークの異名は「赤旗」。日本共産党の広報紙を彷彿とさせますが、赤旗は共産主義における革命の象徴。もしかすると革命軍のドラゴンと内通してる可能性も匂わせます。
ディエス・ドレークを外国語で表記すると「Diez Drake」。
Xはローマ数字で10を意味してるわけですが、英語で10は「ten」と表記される。ただ、10をスペイン語で変換すると「Diez(ディエス)」になります。ドレークは英語圏に多い名前ですが、何故苗字はスペイン語を使用しているのか?
実はドレークのモデルとされる海賊「フランシス・ドレーク」がスペイン艦隊を撃破してることが由来だと考察されます。
ドレークの正体は「元海軍幹部」という過去
ただし、海賊(最悪の世代)として名を馳せる前のドレークは「異色の経歴」を持っていました。
ディエス・ドレークの過去は「元海軍少将」でした。どうやら海軍大将の黄猿・ボルサリーノもドレークの存在を知っていた模様。少将という階級は大将→中将に次ぐランクですから、ドレークが海軍上層部まで上り詰めた過去が伺えます。
しかも、ドレークの父親(X・バレルズ)も実は元海軍将校だった。だから、ドレークの「X」は苗字ということが改めて分かります。
そのためドレークも当初は元海軍の父親に憧れて海軍兵士を志した。ただ、父親のバレルズは海軍を辞めて、その後海賊として活動を始める。結果、ドレークも父親・バレルズの海賊団に半強制的に加入させられることとなります。
○ドレークとドフラミンゴとの因縁とは?
ちなみに、父親のディエス・バレルズは「オペオペの実」をミニオン島で所持していた海賊でした。ただコラソンが直前でバレルズからオペオペの実を盗んで、ローに食べさせた過去は有名な話。だから、ドレークと同じ最悪の世代のローとは因縁浅からぬ関係でもあった。
今後ワンピースでドレークとローの関係性が描写されるか不明ですが、現在同じワノ国に滞在してるため多少は期待できそう。
その後、コラソンはドフラミンゴの襲撃にあって死亡し、この時に父親・バレルズもドフラミンゴに殺されてしまっていました。一方、当時19歳だった息子のドレークは海軍に拾われて、そのまま入隊。最終的に海軍少将にまで上り詰めた。
ドレークがドフラミンゴに恨みを持っていないのは、父親・バレルズから日常的に暴力を振るわれていたためとされます。その後は父親と同じ道を辿っているのが皮肉ですが、ドレークは父の恨みを晴らすために海賊として行動してません。
ドレークの「本当のヤバい正体」は後半に考察。
現在のドレークはカイドウの部下に
そして、ディエス・ドレークの「現在」は何をしているのか?
新世界編後のディエス・ドレークは四皇・カイドウが率いる百獣海賊団のメンバーとして活動しておりました。現在はバジル・ホーキンスと同様にカイドウの部下として活動してる。
ディエス・ドレークは新世界編に突入後、真っ先に四皇・カイドウが治めていた冬島に上陸。カイドウの部下も「お気に入りの島だから怒らせない方がいい」と警告を出すも、「だったら話が早い」とドレークは悪魔の実を発動させていかにも臨戦態勢。
ただ実際に冬島で戦闘は行われておらず、ドレークは「自らの能力を誇示」しただけ。カイドウは常に仲間を欲していましたから、最初からカイドウのために働くことが目的で近付いた。ビッグマム海賊団にすすんで入団したカポネ・ベッジと同じ。
○ドレークは「飛び六胞」に属するカイドウの幹部メンバー
ドレークは百獣海賊団としてカリブーをひっ捕らえたり、ワノ国では編笠村を潰すなど市民たちに恐れられるほどカイドウのために精力的に活動。カリブーも百獣海賊団入りすると予想してたんですが、雑魚すぎて牢屋に投獄される。
だから当初は最悪の世代でも空気感も強かったですが、ドレークは思った以上に強かった模様。改めて悪魔の実は後述しますが数々の献身的な功績が認められたのか、ドレークは百獣海賊団では「真打ち」でも更に強い「飛び六胞」に属してる。
ドレーク自身が強くないとカイドウにも頼りにされない。もし弱ければカリブーのように牢屋で強制労働させられる。そう考えると、覇王色の覇気の使い手と発覚したユースタス・キッドよりも強そうです。
ドレークの正体は機密特殊部隊「SWORD」のリーダー
ただし、これらは全部前フリ。ワノ国編後半でディエス・ドレークの「ヤバい正体」がついに完全判明します。
結論から書くと、X・ドレークの正体は海軍の機密特殊部隊「SWORD(ソード)」の隊長でした。つまり、ドレークそのものは海軍をまだ辞めてなかった模様。真一文字の口元も「ドレークに隠された秘密」を暗に表現してたとすれば、恐るべし尾田栄一郎。
SWORDの詳細は判明してないものの、どうやら海軍元帥の赤犬にも存在を知られてない海軍の超秘密組織っぽい。ドレークは「海軍もまた変わらざるを得ない」という名言を過去に残してますが、ソードの隊長と判明した今意味深に写ります。
かつてドレークが父親の仇であるはずのドフラミンゴが捕縛されたニュースよりも、ルフィとローの海賊同盟の情報が気になっていた理由も、「SWORDのリーダーとして海軍に秘密裏に在籍していたから」でした。コビーも直属の部下っぽい。
一方、ドレークはCP0の動きなども注視してますが、ワノ国に潜り込んだ理由は「カイドウの監視・ワノ国の内情視察」がメインだったか。
ドレークのめちゃ多い肩書きまとめ
そこで混乱してるワンピース読者も多いと思うので、ドレークの「めちゃくちゃ多い肩書き」改めてをおさらいしたいと思います。
まず10代の頃のドレークは「父親の海賊団のメンバー」として活動するものの、父親の死をキッカケに海軍に入隊する。その後、ドレークは「海軍少将」まで上り詰める。そして、(あくまで表面上は)辞めた後に「ドレーク海賊団」を立ち上げる。
そして、ドレークは何やかんやで最悪の世代として知られるまでに成長。新世界に入ったドレークは「百獣海賊団」の傘下に入って、最終的に「飛び六胞」の幹部メンバーに上り詰める。ただし、実態は一貫して「現役の海軍機密特殊部隊・SWORDのリーダー」だった。
だからドレークは「海軍」としてカイドウやワノ国の何かを調べようと目論んでいる様子。ドレークとコビーとの繋がりを考えると、ルフィの味方となる可能性は否定できない。改めて「ワンピースの左目の傷の伏線」の信憑性が高まったカタチ。
ただし、ワノ国の鬼ヶ島の戦闘中にドレークの正体がクイーンにバレてます。一応、ドレークの正体が海軍とまではバレてない模様ですが、父親のバレルズという名前も伏線だったか。
SWORDの正体とは?
一方、機密特殊部隊「SWORD(ソード)」は一体どういう組織なのか?いつ結成されたのか?
結論から言うと、「SWORD(ソード)」の詳細は一切不明です。ただし、海軍元帥の赤犬・サカズキが知らないと仮定すると、やはりセンゴクや海軍中将のガープといったキャラクターが指揮を執ってる可能性が高い。
事実、シャボンディ諸島で海軍大将・黄猿がドレークと相見えた際、「ああ元海軍少将…戦ってみるといいよォ…内情を知ってる分…絶望もデカイと思うがねェ」と語ってる。この黄猿の口ぶりからドレークを「敵の海賊」として認識してる。
これは黄猿がドレークが海軍を本気で辞めたと思ってる証拠。SWORDの隊長として動いてることは言わずもがな。更に言うと、SWORDの存在すら認知してない可能性も高い。黄猿といった海軍大将レベルでも知らないとしたら、組織運営に関与できる人材は限られる。
それなら海軍でも異色のコビーがSWORDに入隊してるのも納得。タイミング的なことを考えるとロックス海賊団を潰すためにガープと共にSWORDを結成した可能性すらもありそう。
ドレークがSWORDのリーダーに就任した時期は?
一方、ドレークはいつ海軍機密特殊部隊・ソードのリーダーに就任したのか?
やはり詳細な時期は不明ですが、おそらく2年前にシャボンディ諸島に来た時に既にドレークはSWORDのリーダーだった可能性は高そう。何故なら、前述のように新世界に入った直後にドレークは早速百獣海賊団に接触を図っているから。
同じ最悪の世代のスクラッチメン・アプーが最初から百獣海賊団の傘下だったように、ドレークも初登場時から海軍のSWORDだったと考えて良さそう。ドレークが海軍を表面上辞めた理由も「SWORDの隊長に就任した」からではないか。
ただドレークが「パシフィスタ」に遭遇した時、その詳細を把握していなかったのは不思議。海軍の機密特殊部隊のリーダーであれば、さすがにパシフィスタの情報ぐらい把握してるはず。海軍内部の協力者からパシフィスタの情報が入らないはずがない。
ドレークがコビーと会話してるシーンを見ると、コビーの見た目的に「海軍大佐」に昇格してる。コビーは時期的に新世界に突入した後の話ですから、百獣海賊団に入った後も定期的にドレークは海軍と割と堂々と接触してるっぽい。そこで海軍の情報を知らされていないはずがない。
ここらへんはベガパンクや戦桃丸や青キジ・クザンなどの存在も含めて、海軍内の派閥抗争も背景に隠されているのかも知れない。
ドレークの悪魔の実は「恐竜(アロサウルス)」!
続いては「悪魔の実の能力」を考察。
ディエス・ドレークの能力は古代種の動物系ゾオン悪魔の実の「リュウリュウの実(モデル:アロサウルス)」。
シャボンディ諸島では何となく肉食恐竜と漠然としか分かりませんでしたが、ワノ国編でようやくアロサウルスと具体的に判明します。アロサウルスとはジュラ紀後期に生息していた大型の肉食恐竜とのこと。ワンピースのキャラクターでも屈指の大きさ。
動物ゾオン系は肉食動物ほど強くなる傾向にあるため、ドレークの強さは悪魔の実からも何となく予想が立ちます。
他にも同じ飛び六胞にやはり恐竜の能力を持つ「ページワン(モデル・スピノサウルス)」もいました。ドレークもページワンもクイーンに命令されるカタチで駆り出されていましたが、ワンピース最新話まで読むと両者に強い関係性は結果的にありませんでした。
どのみち幻獣種ほどではないにしても、古代種も悪魔の実の中では希少性が高い。ドレークの優遇っぷりも垣間見えます。同じく最悪の世代で百獣海賊団のバジル・ホーキンスがウンカスに見えます。
ドレークの強さは最悪の世代でも最強クラス!?
じゃあ、現在のディエス・ドレークの強さはどんなもんなのか?
あくまで個人的な予想ですが、ドレークは最悪の世代でも最強クラスに強そう。
当初こそドレークは敗北も重ねていましたが、相手は海軍大将の黄猿ボルサリーノ。バーソロミュー・くまの能力を組み合わせたパシフィスタにも勝てませんでしたが、さすがに四皇海賊団の幹部メンバーとして活動する現在の強さは当時を大きく上回る。
やはり「アロサウルス」は非常に獰猛な肉食恐竜。動物系ゾオン悪魔の実は「獰猛な肉食動物ほど強くなる」という法則がある。CP9のロブ・ルッチは豹ごときの動物ゾオン系で強かった。アロサウルスの巨大さも考えると、ドレークの強さも言わずもがな。
シャボンディ諸島でキラーとウルージの攻撃をそれぞれ片手で受け止めるなど、ドレークの元々のフィジカルの強さも匂わせる。
ただしワノ国編のドレークを見る限り、そこまで活躍はしてません。結局、カイドウと戦ってるのは同じ最悪の世代でもルフィ、ロー、キッドがメイン。
現在のドレークの懸賞金は8億ベリー前後?
続いてはドレークの「懸賞金額」を考察。
現在のX・ドレークの懸賞金額は2億2000万ベリーとされます。ただし、初登場時の懸賞金額に過ぎません。あくまで現在までに数字が更新されていないだけ。
そのため現在のドレークの懸賞金額は「8億ベリー前後」とドル漫では予想してみる。百獣海賊団TOP3のジャックの懸賞金10億ベリー止まりでしたから、少なくともジャックより階級が下回るドレークの懸賞金はこれを超える可能性は低そう。
ドレークは百獣海賊団の幹部メンバー。ビッグマム海賊団で例えるとスイート将星ぐらいの懸賞金に匹敵するか。少なくとも5億を割り込む可能性は低いとドル漫では予想しておきます。強いて言えば、ドレークの正体は現役海軍なので懸賞金が更新されるのか?という疑問も。
コメント
ドレークの懸賞金は
2億2200万ベリーです。
まだ懸賞金は更新されてないっぽいですね。
アプーの懸賞金はそのままだった気はしますが、
ドレークは四皇海賊団の幹部まで昇格してるので、
さすがに懸賞金額は更新されてそうです。