ワンピース最新1064話のネタバレ感想を画像付きでレビューします。前回のワンピース1063話のネタバレ感想は別途で参照してみてください。
ちなみに、『ONE PIECE FILM RED』が10月16日に公開から72日間で興行収入が171億円を突破したそう。ただ観客動員が1231万9559人でした。『君の名は。』も10週目の興行収入は172億円とほぼ変わらなかったんですが、観客動員数は1320万人でした。
両者は興行収入の推移こそ似通っているんですが、この差が出る理由は「4DXの有無」だと思います。4DXは通常料金よりも+1000円ほど割高なので、観客動員数の差をそこで埋めている印象です。実際、『君の名は。』はどうやら2D上映のみだった模様。
だから1061話で興行収入250億円超えと予想しましたが、さすがに今のペースだと少ししんどいかも知れません。200億円超えはほぼ間違いないと思いますが、『FILM RED』の最終的な興行収入は4DXが今後どこまで延長されるかによって変わってくるか。
ちなみに次のワンピース最新1065話のネタバレ感想は既にレビュー済みです
ハートの海賊団 vs 黒ひげ海賊団
前回はトラファルガー・ローが女体化されるなど、黒ひげ海賊団の急襲にあいましたが今回はその続きから描かれます。ちなみに、この場所は「勝者島(ウィナーとう)」だったとのこと。
ペガサスの能力を持つストロンガーに乗って飛来する黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)に対して、トラファルガー・ローは「リ・ルーム・切断」でストロンガーを丸ごと切断する。黒ひげは間一髪逃れるものの、「聞いてた能力と違う!覚醒技か!?」と驚いた様子。
この発言から内通者の存在が読み取れるので、やはりカリブーの正体は!?
ただ黒ひげは「くそったれェ!」とグラグラの実の震破(グラッシュ)を繰り出す。周囲に強烈な振動波が発生し、ハートの海賊団も思わず「これが地震人間か」と膝をついてしまう。
ドクQはストロンガーの死(ただし実際に死んだかは不明)を嘆くものの、大量の爆弾入りのリンゴを周囲に落として追い打ちをかけてくる。
これに対して、ハートの海賊団のシャチとペンギンは海中から強烈な水鉄砲を口から吐き出す。どちらも普通の人間だと思いますが、ジンベエたちが使う魚人空手(魚人柔術)のような必殺技を繰り出し、爆弾入りリンゴを空中で爆破させて事なきを得る。
これは極寒の北の海育ちだからできたそう。
ハートの海賊団が意外と善戦するの巻
だから意外と弱いかと思われていましたが、ハートの海賊団も「能力者がほとんどいないからこその立ち振舞い」で四皇・黒ひげ海賊団相手に善戦する。
一方、トラファルガー・ローはビッグマムも苦しめた「ク・ルーム」のショックヴィレ(衝撃波動)で黒ひげを突き刺す。これは内部から衝撃波を繰り出せるため、圧倒的な防御力を誇るビッグマムであっても肋骨を折る威力がありました。
ビッグマムをして「トラファルガーの技は危険」と言わしめた技を食らった黒ひげは、思わず「ぶげェ~」という情けない声を出す。「まったく考えもなく突っ込むから…」と呆れた様子のヴァン・オーガーがワプワプの実で黒ひげを救出する。
「船へ戻りますか?」と尋ねるオーガーに対して、黒ひげは「バカいえ!突進あるのみ!」と再びトラファルガー・ローと対峙する。
ローは「幹部が全員能力者か?つまり全員海が弱点ってことだよな?」と不敵な笑みを浮かべる。赤髪海賊団も全員非能力者説も根強いですが、確かに海に自由に入れる点はメリットは小さくない。ただ当初から悪魔の実狩りしていた黒ひげは「弱点より利があるんだよ!」と反論。
青雉クザンがプリンを拉致?
意外にも両者は拮抗した戦いを見せる。
そんな最中、ビッグマム海賊団のシャーロット・プリンが拉致されていたことが判明します。黒ひげ海賊団のモブが「敵襲につき揺れているが直に終わる。ウチの提督は最強だからな」と語りかけると、プリンは「ママが生きてたらそんな口聞けなくなるわ」と勝ち気な一面を見せる。
しかし、ご存知のようにビッグマムはローとキッドによって倒されています。そのため何も知らないところを見ると、プリンはワノ国編が起きている最中に拉致されていた模様。
実際、現在ワンピースの扉絵ではWCIのその後が描かれているんですが、今週1064話では青雉クザンが登場しています。目の前にはプリン、隣には現在ローたちと交戦中のヴァン・オーガーの姿もあることから、時間軸的には少し前の話だと分かります。
そのためビッグマム不在のWCIを見事に狙ったカタチ。
だから青雉クザンのその後の動向(SWORDのコビーと共にハチノス島にいる?)も気になりますが、確かにラフテルに到達するためにはロードポーネグリフの解読が必須になってくる。いくら4つ全てを集めたとしても、それ自体に特に意味がない。
実は黒ひげはしっかり先手先手を打っていたカタチ。
ヤミヤミの実の能力無効化にどう対抗する?
そして、懸賞金30億のローと懸賞金39億の黒ひげの頂上決戦も早くも終盤戦を迎える。
ローはクルームで再び攻撃を試みるものの、黒ひげはグラグラの実で受け止める。両者が衝突した際にバチバチという黒い稲妻が見えていることから、黒ひげも覇王色の覇気を体得しているはず。
絵的な表現が同じ黒と黒なのでパッと見分かりづらそうですが、それ故にヤミヤミの実が覇王色を強化させるパターンもなくはないか。
しかし黒ひげはポートガス・D・エースやボア・ハンコックなども為す術がなく動きが奪われてしまった「闇水(くろうず)」を発動させようとする。果たしてローの運命は?オペオペの実で回避できるのか?
そして、この戦いを遠巻きから抜かりなく監視していたのは海軍だった。両者の戦況をつぶさに伝えられた海軍元帥の赤犬サカズキは「また決着待ちか…もどかしいのう」とポツリつぶやく。どこか日和見主義だった海軍は果たしてどう動くのか?
くまとボニーの親子の絆
一方、ベガパンクの研究所がある未来島エッグヘッド。前回はバーソロミュー・くまをベースに作られた警官型パシフィスタ(クローン人間)がレーザー砲をジュエリー・ボニーに向けて発射した場面で終わっていました。ボニーたちは果たして無事だったのか?
どうやらボニーは自身の能力を使って「子供化」させていました。警官型パシフィスタはレーザー砲を発射したものの、ボニーたちには当たらないように明後日の方向に向けたため助かった。その後、警官型パシフィスタは起動停止の状態に陥ります。
だから幼少期のボニーの姿を見て、くまの血統因子がベースのパシフィスタ(クローン人間)は「父親としての記憶」が蘇ったと考えられます。大人になったボニーの姿を知らないということは、逆に言うと、ボニーが幼少期の頃にくまはソルベ王国を飛び出して海賊となったと予想できます。
実際、くまはソルベ王国を出ていった後に海賊となり、果てには革命軍に在籍している最中に捕縛された模様。くまは終身刑を受けるものの、ベガパンク側に身体改造とクローン開発(パシフィスタ製造)を条件に解放されています。
そして王下七武海の一人に選ばれて、世界政府の子飼いの海賊として活動していた模様です。くまが積極的に世界政府に協力するにはそういう背景があった。
くまもまさかのDの一族だった?
ただここまで親としての愛情の深さを見せるバーソロミュー・くまを考えると、ソルベ王国の国王を辞めた理由も「娘のボニーを守るため」だったか。一方、ジンベエは「くまのこれまでの悪評」を淡々と語る。くまは最初から悪政王として評判だったとされます。
それに対して、ボニーは「父は暴君じゃなかった。まだ七武海とクローン兵までは理解するが…」と、大半のワンピース読者と同様に、くま自身のサイボーグ化までは納得できない様子。でも今回1064話の最後でくまが協力する理由が何となく判明します。
そして、ボニーは「くまが特殊な種族だった」ことを暗に仄めかす。くまは血筋のせいで天竜人に散々とこき使われていたかのような口ぶり。つまり、バーソロミュー・くまもルフィたちと同じDの一族だった可能性がどうやら高そう?
確かにくまもDの一族だったと考えたら、これまでの謎も割りと辻褄が合うことが多い。そうすると自ずとボニーも父親くまと同じ種族ということになるため、最悪の世代のキャラクターは約4割(11人中4名)がDの一族という計算になります。
ベガパンクとドラゴンがまさかの仲間?
また未来島エッグヘッドでもルフィたち以外のサウザンドサニー号サイドにも動きがあった。
ベガパンク・悪リリスはおそらく自らが開発した巨大ロボット「ベガフォース」に、麦わらの一味たちを乗せて移動する。海中を移動できるだけではなく、反重力装置とジェットエンジンを組み合わせることで空中を高速で移動することもできた。
上空からエッグヘッドを眺めると、ルフィたちが既に体験した先進的な発明品の数々が目に入ると、ウソップやナミたちは大はしゃぎ。ベガパンク・悪リリスも「そうじゃ!ここは未来を作る島」と嬉しそうに説明する。
エッグヘッドは2つの階層に分かれており、雲の上は「研究層(ラボフェーズ)」、その下は「工場層(ファビリオフェーズ)」が設置されてるとのこと。研究層にベガパンクたちがおり、工場層にはロボットの作業員たちが働いている模様。
またエッグヘッドは島全体の気温を完全にコントロールできているため、研究所付近の地面は空島の雲で形成されるなど、ベガパンクの科学力はもはや何でもあり。
研究室に入る前にルフィたちも体験した「更衣室(トランコス)」でウソップやナミたちは近未来服に着替えさせられる。女性陣は露出度が割りと高めでえちえちなので画像は割愛しますが、サンジはジンベエと同じく何故かアロハシャツ系。フランキーの格好は意味不明。
ただ研究室では本体と思しきベガパンクが革命軍のモンキー・D・ドラゴンと通話していた。「私はもうすぐ死ぬだろう。天才ってのは自分の未来も見えてしまうものなんだ」と嘆くベガパンクに対して、ドラゴンは「冗談はやめろ」と少し諫める。
ベガパンクは「お前に聞いといてほしかったのさ…ドラゴン」と語るものの、果たして二人の関係性は?という場面でワンピース最新1064話は終わります。
どこの考察記事だったか忘れましたが、自分も何年か前からベガパンクとモンキー・D・ドラゴンの繋がりは指摘していたため正直驚き。
ワンピース1064話ネタバレ感想まとめ
以上、ワンピース最新1064話のネタバレ感想でした。
ハートの海賊団が思いのほか健闘しましたが、それよりもプリンが拉致されていたことに驚きでした。確かにプリンの存在感が急に薄くなったものの、黒ひげ海賊団に入るという展開に繋げるための伏線だったか。しかも青雉が関与していたオマケ付き。
ローの敗北も既定路線だと思いますが、どう切り抜けるのかも興味深いところ。ロッキーポート事件で海軍に恩を売ったと考えると、誰かが救出しに来てくれる展開か。青雉も元海軍大将。実はキャラクター同士の繋がりや関係性もいろいろ見えてきます。
だからバラバラに話が進んでいるようにも思えますが、今後も新たな展開に期待も膨らみます(ムクムク)。
○ベガパンクもDの一族か?
そして、ベガパンクと革命軍の繋がりがようやく判明しました。
かつてバーソロミュー・くまが率先的に世界政府の軍門に下る可能性は低いことから、ドラゴンとベガパンクが最初から繋がっていたと考察していた記憶があります。両者が繋がっているからこそ、くまも安心してベガパンクにサイボーグ化させたに違いないと。
ただ話の流れを聞いている限り、終身刑の判決を受けたくまを救出させるために、ベガパンクが敢えて「協力という体」で救い出しただけの可能性もあるか。
奇しくも過去の考察が当たっていたカタチですが、そうすると「Dの一族」という血筋でドラゴン・くま・ベガパンクの3名が繋がっている可能性も高そう。だから、それぞれの本名は「バーソロミュー・D・くま」「ゴール・D・ベガパンク」といったパターンが考えられます。
ただここまで関係性が深かったことを改めて考えると、ベガパンクがくまを普通の人間に戻せるのかというとやや微妙になったかも。もし普通の人間に戻せるのであれば、ドラゴンとの会話で最初に話題になっていてもおかしくないと思うので。
ワンピース最新1065話予想
最後は次のワンピース最新1065話の内容を予想して終わります。ちなみに来週号の少年ジャンプでは休載なので、再来週の11月7日の少年ジャンプに掲載されるはず。
ベガパンクの通話内容を聞いている限り、次は革命軍が再登場する可能性が高いのではないかと予想してみる。聖地マリージョアから奪還した本物のバーソロミュー・くまの身柄をドラゴンが預かっていますが、くまの口からいろいろ衝撃事実が語られるか。
またサボの行方も気になるところ。もしかするとベガパンクがロボットを遠隔操作してサボを救出してしまった結果、イム様の逆鱗に触れてしまった可能性もワンチャンあるか。そもそも他の革命軍がベガパンクの正体を知っているのかも気になるところ。
一方、ベガパンクの姿はやっぱりドクター・エッグマンっぽい気もしましたが、最後のコマを見る限りは「正シャカ」という猫サテライトの一つっぽい。でもそろそろ死ぬという発言を信じる限り、本体のステラ・ベガパンクは「寝たきり状態」で猫サテライトを操作している?
またボニーの能力で、ジンベエの子供姿が描かれていたのも実は意味深だったりします。今後SSGが開発したセラフィムのジンベエ版が登場する予兆を感じます。しかしベガパンクが元革命軍だった場合、セラフィムは海賊側にとって大きな戦力ともなりそうか。
そして、ワンピース1065話の終盤では「黒ひげ勝利」の展開も描かれるか。つまり、ローのオペオペの実が奪われるという絶望的な展開で締めくくられる可能性も?青雉クザンの再登場も近い?
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