ワンピース最新1091話のネタバレ感想を画像付きでレビューします。タイトルは「戦桃丸」。前回のワンピース1090話のネタバレ感想は別途でご参照ください。
ちなみに次のワンピース最新1092話は既にレビュー済みです。
黄猿の侵攻に震える麦わら一味
海軍大将・黄猿ボルサリーノがエッグヘッドに侵入した続き。これに伴って海軍の勢力も動き出すが、パシフィスタたちのレーザー砲に苦戦を強いられる。エッグヘッド周辺の海域を守っている海獣兵器に軍艦が次々と沈められる始末だったが、海軍中将たちも激しく応戦する。
研究層の建物内では、エッグヘッド周辺の海岸で激化する交戦をウソップたちが監視していたが、ベガパンクは「戦桃丸がパシフィスタ軍団を率いておる以上、島の防御は鉄壁」と太鼓判を押す。ただウソップはだからこそ黄猿が戦桃丸を消しに来たと震える。
実際、ブルックにシャボンディ諸島での惨敗が想起させるように、ベガパンクも「すまん戦桃丸。その戦いは酷すぎる。逃げても責めぬぞ」とやっぱり絶望するのも当たり前だった。ベガパンクは黄猿とは旧知の仲だったが故に、黄猿の強さを誰よりも知っていた。
戦桃丸 vs 黄猿
そして戦桃丸と黄猿の戦闘が勃発。
シャボンディ諸島でバジル・ホーキンスを蹴り飛ばしたように、黄猿は「降伏しなよォ!戦桃丸くん!」と挑発するように戦桃丸も蹴り飛ばす。続けざまに八尺瓊勾玉を繰り出して、戦桃丸に無数の光弾を飛ばして容赦なく攻撃する。
戦桃丸は「悪ィな!オジキ!約束したんだ!麦わらのルフィと…」と八尺瓊勾玉から必死に逃げ回りつつ、その攻撃で落としたマサカリを再び手に取る。「いつから海賊の仲間に!?」と攻撃を続ける黄猿に対して、「誰とでも組むさ!恩人を逃がせるなら」と反撃する。
光の肉体を持つ黄猿は華麗に避けるが、二人の脳裏に蘇るのは同じ記憶だった。
ベガパンク、戦桃丸、黄猿の過去
黄猿と戦桃丸の出会いは20数年前だった。
当時からベガパンクの仕事仲間だった黄猿は、くま退治を海軍から依頼されていた。しかし、そのくまは既に幼少期の戦桃丸に倒されていた。独特の性格のせいで周囲とは反りが合わず、村から追い出されていた戦桃丸は、おにぎり欲しさにベガパンクたちに海軍入りを懇願する。
その戦桃丸の無邪気な姿に、思わず黄猿は吹き出すのであった。これが三者の初めての出会いだった。「かわいかったねェ…」と当時を振り返るは黄猿。その後、早速ベガパンクのボディーガードとなった戦桃丸を鍛え上げたのが、オジキを慕っていた黄猿だった。
おそらく当時の年齢は30代前半だった黄猿は「おれァ…まだ若ェよ」と多少苛立つが、「わっしは全力で教えたよ…戦桃丸君」と回顧するのは現在の黄猿。まさに弟子と師匠のような関係性だった。しかし、この強さの上下関係は未だに維持されたままだった。
パシフィスタの威権順位を黄猿に奪われる
おそらく黄猿直伝の足空独行で対抗する戦桃丸に対して、その黄猿は巨大なレーザー砲で簡単に返り討ちにする。黄猿は威権チップを通じてパシフィスタたちに命令する。「司令塔の戦桃丸は意識不明のため、海軍の軍艦と共に海獣兵器を撃沈せよ」と作戦を変更させる。
正直、パシフィスタ側はどうやって戦桃丸の身体状況(意識不明の状態)を把握しているのか疑問は残るものの、エッグヘッド海域を守っていた海獣兵器は次々とパシフィスタたちによって破壊されていく。
海獣兵器も海軍にとっては重要な戦力だったが、背に腹は代えられないとは五老星のサターン聖。やはり戦闘力の高さ、立地に関わらず使える汎用性(海獣兵器は海中でしか使用できない)などから、パシフィスタという戦力を優先するのも納得だった。
消すべきはDr.ベガパンク
ウソップは戦桃丸が倒された(おそらく死亡はしてない)ことに震えるが、幼少期から数十年の付き合いがあるベガパンクは思わず涙を流す。それでも戦況が刻一刻と悪化する中、戦桃丸の敗北はムダにできないと、迎撃システムの解除に奮闘する。
ただ一番の役立たずと思われていたヨークだったが、「ムダだよ。あたいだってベガパンクだもん」と自らが構築したトラップにどうやら絶対の自信を持っていた。迎撃システムと同じ光の能力を持つ黄猿が、ベガパンク本体たちのもとに着実に迫っていた。
黄猿は研究層を見上げて、「懐かしいねェ…麦わらの一味」と不敵な笑みを浮かべると即座に光の速度で移動する。マザーフレイムを製造する融合炉など、改めて海軍側が傷付けてはいけないモノを再確認する黄猿だったが、消すべき対象だけはたった一つだった。
それがベガパンク本体たち。仲が良かった過去を一切感じさせないほど、黄猿の表情からは殺意がプンプン。
ルフィ vs 黄猿
黄猿がドーム内に侵入してしまったことに狼狽する麦わら達だったが、この騒ぎに乗じたのがロブ・ルッチだった。ベガパンク本体を殺そうと指銃で攻撃しようとすると、それを察知したステューシーが間に入って攻撃を食い止める。
ベガパンク本体は無事助かるものの、ステューシーは深手を負ってしまう。この姿を見てベガパンクは呆然とするが、すかさず動いたのがゾロとサンジ。ナミが持っていたバブルガンを奪うと、カクを泡で閉じ込めてCP0側の戦力を削ぐのはサンジ。
ゾロは「味方を得て調子づいたか!!」とルッチを攻撃。しかし片足でそれを防がれると、「黄猿とおれがいればお前らは全滅だ」とルッチは裏切りの表情を浮かべる。ゾロは「舐められたもんだな」と二人の交戦が始まる。
そして黄猿は研究層に早くも到着し、サウザンドサニー号を発見する。フランキーたちは狼狽するが、そこに敢然と立ち向かったのがルフィだった。「黄猿!おれ達は2年前の100倍強ェぞ!」とルフィがいきなり蹴りをかますと、黄猿は「行儀が悪いねェ」と余裕しゃくしゃくで受け止める。
果たして両者の戦いの結末は?
ワンピース最新1091話ネタバレ感想まとめ
以上、ワンピース最新1091話のネタバレ感想でした。
戦桃丸が早くも退場。やはり黄猿に勝つることは不可能でした。ベガパンクとの回想シーンを見せるためだけに、黄猿と対峙させた感じか。またステューシーも早くも退場。割りと重要そうな役割を担ってそうでしたが、あくまでクローンを象徴するキャラの一人として登場させただけか。
最近のワンピースは敗北者が何度も復活しては再戦するというパターンも多いですが、やや食傷気味に映るので止めてほしいところ。
一方、ルフィと黄猿が早くも対戦しそうな雰囲気です。ただ前回は黄猿の存在にブルっていたことに違和感も覚えましたが、今回1091話では余裕満々の笑みを浮かべていたので、こちらのルフィの方が反応としては正しいのでしょう。
海軍サイドが徐々にエッグヘッドを攻略しつつあるようにも見えますが、さすがにルッチと黄猿だけでは厳しそうなので迎撃システムが解除された後の展開が鍵を握りそう。
ワンピース1092話予想
最後は次のワンピース1092話の内容を予想します。
ルフィと黄猿の戦いがそのまま素直に描かれそう。海軍大将の懸賞金は30億ベリー程度に設定されていたことから、30億ベリーのルフィと互角の戦いが演じられるに違いない。カイドウと違って、黄猿は自然ロギア系なので、ルフィがどう攻略していくかは興味深いところ。
ただデカい敵であればそのままルフィの体も巨大化させればいいだけですが、光のような実態を伴わない敵にどう対応するのか。黄猿は映画でシャンクスにビビっていたように、覇気で十分攻略できるんでしょうが、ルフィが黄猿のスピードに付いていけるのかどうか。
だから、新たなギア5の進化も見られる可能性も。黄猿との戦いは期待感が膨らむ戦いかも知れない。
もし海軍大将の一角が崩れたとなれば、ワンピースの世界はさらに混沌としそう。藤虎はそのまま海軍に残るのか?また最近になって神の騎士団などが登場しましたが、そういった新興勢力(実際には昔からいた)の台頭も徐々に描かれ始めるか。
ちなみに来週号の少年ジャンプは休載です。Netflixの実写ドラマに関する仕事に忙しいのかも。ただ月曜日は祝日なので19日(火曜日)発売の少年ジャンプで掲載されるはずですが、電子版だけは月曜日に公開されるかも。
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