ワンピース最新1105話ネタバレ感想を画像付きでレビューします。タイトルは「愚の骨頂」。前回のワンピース1104話のネタバレ感想は別途ご参照ください。
次のワンピース最新1106話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
行け
場所はバスターコールが発動されたエッグヘッド。海兵たちも突然のそれに思わず慌てふためく。その中で海軍中将のドールは「艦へお早く」とサターン聖と黄猿に促すが、「私と黄猿は島内へ残る。準備が整い次第、砲撃を開始せよ」と余裕しゃくしゃくの様子だった。
ドールは「しかし…」と従来のルールを踏襲しようとするが、「行け」と有無を言わさない黄猿に誰も反論できなかった。
ベガパンクは「このエッグヘッドにはあらゆる学問の最新の研究の成果が刻まれておる!私さえ殺せば済む話じゃないのか!?」とバスターコールを止めるように黄猿たちに詰め寄る。ベガパンクの必至な懇願に、サターン聖は「まだ何か隠しているのか?」と鋭く違和感を読み取った。
ベガパンクが悪い
人類の進歩のため、とあくまで言い訳するベガパンクだったが、追い詰めるようにサターン聖は「言い忘れたが…昨日島から脱出した船だが、すでに追撃命令を下してある」と告げる。その中にはエッグヘッドの研究員たちが大量に乗っていた。
「卑劣。彼らは何の罪もない」と詰め寄るベガパンクに対して、「空白の100年の何かを知った者がいるかも知れぬ…」と意に介さず。オハラと同様に探究心の欲に負けたお前らが悪いと主張を展開し、あくまで巻き込んだのはベガパンクと居直るサターン聖。
その間にも新型パシフィスタがエッグヘッド島内を取り囲むように配置されていく。
ボニー・くまたちの避難
まさに事態は刻々と悪化していく中、サンジはベガパンクが時間稼ぎしている間に、ボニー、くま、アトラス、フランキーたちを研究層の裏口に移動させようと動く。ボニーはベガパンクの身を案じるが、サンジは笑顔で「大丈夫!おれが必ず連れて行く」と応じる。
サンジはすぐさま研究層裏側にいるナミに連絡し、お互いの状況を伝え合う。バスターコールが発動されたことを知るとチョッパーたちは驚くものの、ナミはゾロがロブルッチに足止めを食らっている上に迷子になっていること、ジンベエが助けに向かっていることなどをサンジに伝える。
ただ施設裏口から海岸まで脱出を試みる計画は破綻していた。何故なら、黄猿が既にベガフォース1を破壊していたから。黄猿の置かれてるスタンスが相変わらずいまいち分かりませんが、海軍大将としては抜かりない行動を取っていた。
黄猿の魔の手
一方、ブルックがヨミヨミの実で辺り一帯の島雲を凍らせて、その上をサウザンドサニー号で裏口に向かっていた。海賊船が乗っても壊れないぐらいなので、ヨミヨミの実はヒエヒエの実にまさかの匹敵するレベルだった?意外と強力な事実に驚きますが、リリスたちも思わず絶賛。
サウザンドサニー号を止めるアイデアはなかったというオチ付きですが、その間にも海軍の砲台はエッグヘッドの研究層に向けられていた。パシフィスタたちは研究棟を次々と破壊するなど、ベガパンクは自らが築き上げたそれらが消滅していく光景に悲嘆に暮れた。
真空ロケットで研究層に向かうアトラスやボニー、くまの前に、黄猿が突如として現れて天叢雲剣で真っ二つにされる。なんとか命からがら生き延びるものの、空中で身動きが取れないくまたちに対して、サターン聖に命令を受けたパシフィスタが光線を今にも発射しようとしていた。
愚の骨頂
(ONE PIECE1105話 ©尾田栄一郎/集英社)
「最高じゃないか…命を捨てて生かした娘が…己のクローンに殺される愚かしさ。虫ケラに相応しき愚の骨頂」とはサターン聖。
ただベガパンクはパシフィスタの開発中から、かねてから懸念していた悪魔のシナリオが今まさに起きていた。「ボニー…お前が海賊になったと聞いた時、私の脳裏を最悪のシナリオがよぎったのだ…海軍の命令で父の姿をしたパシフィスタが娘と気づかずにお前を撃ち抜くこと」。
世界人類の骨頂の目論見に誰も逆らうことはできないのか。
新たな侵入者
麦わらの一味やボニーたちにとって心が折られる展開が続くが、黄猿との戦いで手負いとなったルフィが動けないほど満腹状態になっていた。誰がルフィに食料を与えたのかはまだ不明ではあるものの、一縷の望みは見えていた。
(ONE PIECE1105話 ©尾田栄一郎/集英社)
そして、エッグヘッドの海域では新たな侵入者の姿があった。その者たちはサターン聖の追撃命令を受けた海兵たちを返り討ちにし(エッグヘッドの研究員たちがどうなったかは不明)、エッグヘッドにそのまま向かっていた。
果たして、こいつらの正体とは?という場面でワンピース1105話は終わります。
ワンピース最新1105話ネタバレ感想
以上、ワンピース最新1105話のネタバレ感想でした。
バスターコールが発動されたことで戦闘が激化すると思っていましたが、あくまでその始まり程度の展開でした。実際、麦わらの一味からすると逃げるしか道は残されていない以上、果たして激しい戦闘が描かれるのかと言うと微妙か?
ただ海軍がここまで島を包囲してしまうと、エッグヘッドから果たして逃亡できるのか?そういう意味で考えると、両勢力の戦力の均衡が求められる所。今後、海軍大将の藤虎や緑牛も参戦してくるでしょうから、麦わらの一味の助けとなる第三者の登場は考えられます。
そう考えると、エッグヘッド編の終わり方はどうなるのか?次の展開にどう繋がっていくのかは意外と読みにくかったりするか。残りの五老星の動向も不明。エッグヘッドに加勢してくるようなことはあるのか。逆に加勢でもしてこないと、マリージョアに直接乗り込む必要がある。
次のワンピース1106話予想
最後は次のワンピース1106話の内容を予想して終わります。
次の1106話の鍵を握るのが、やはり今回の終わりで登場した「謎の船団」でありましょう。ただ謎と言っても、既にローを撃破した黒ひげ海賊団がエッグヘッド海域に迫っていた描写は既に描かれていたため、十中八九その可能性が高そうです。
だから麦わらの一味の味方となるかというとかなり微妙か。それでも黒ひげはルフィのことをうっすら気に入っているフシがある上、共通の敵である海軍を撃破するために一時的な共闘は見られそうか。
そして、何より黒ひげ海賊団には元海軍大将の青雉クザンがいました。現役大将である黄猿とのやり取りが大きな見どころとなりそうか。クザンは空白の100年の秘密に迫っていたわけなので、これをひた隠しにしたいサターン聖は残りの五老星を呼んででももみ消すのか。
あとはワンピース1092話で巨大な古代ロボットが何故か起動していましたが、この伏線が回収される日も近そう。エルバフにいた赤髪海賊団は黒ひげ海賊団を追っている以上、ここらへんの動向もエッグヘッド編にどう絡んでくるのかも興味深い。
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