ワンピース最新1038話ネタバレ感想を画像付きでレビューします。前回のONE PIECE1037話のネタバレ感想もご参照ください。
ちなみに次のワンピース最新1039話は既にレビュー済みです。
灼熱地獄のドクロドーム
まずはドクロドームの城内3階。
雷ぞうとお庭番衆の福ロクジュとの戦い。お互い動きを止める技を発動したまま身動きが取れない二人。問題はドクロドームの城内が火の海ということ。まるで灼熱地獄の中。
そのため福ロクジュは「術を解け雷ぞう!互いに死ぬぞ!」と提案するものの、雷ぞうの鬼気迫る表情で頑なに拒否。雷ぞうの肉体も燃え盛るものの、まるで光月おでんが釜茹での刑に処せられた際のそれを彷彿。まさに復讐の炎をたぎらせる。
城内2階も既に火の海だった。熱で天井が落ちるものの、それをジンベエが食い止める。魚人のくせに炎耐性強くてワロタ。それでもゼェゼェと息を切らせるジンベエは火の回りの早さに疑問を持ち、「火事での焼死者が大量に出るぞ」と先行きを案じる。
刻一刻とドクロドームに火の手が上がっていく。
武器庫でカン十郎の呪いと対峙するヤマト
この理由は黒炭カン十郎が死の間際に放った「火前坊(かぜんぼう)」という呪い。壁をもすり抜ける火前坊が最短ルートで武器庫に向かう。それに対して、ヤマトはナンバーズの力も借りて食い止めようと動く。
そして、二人は武器庫に同時にかち合う。ヤマトは大口真神の人獣型で「無侍氷河(なむじひょうが)」という必殺技で武器庫の爆弾を凍らせる。元ネタは大国主命の別名「大穴牟遅神(おおあなむじ)」とのこと。大国主命とは日本列島をかき混ぜて作った神とされます。
ワノ国奪還の伏線にも思える必殺技ですが、火前坊の炎はヤマトの氷を簡単に溶かしてしまう。
続けてヤマトは「馬幻刃(まほろば)」で直接攻撃して食い止める。こちらは素晴らしい里という古語が元ネタ。ただ火前坊のアッツアツのお手々がヤマトを包み込む。果たしてヤマトの運命は?武器庫の爆弾を着火させずに済むのか?
そして、ドクロドーム地下一階では元白ひげ海賊団のイゾウの姿があった。百獣海賊団のモブ敵を次々と撃破するものの、腐っても四皇の海賊団。多勢に無勢。やや不覚を取る。そのイゾウの前にCP0が現れる。
ただ「歴史的な罪を犯した白ひげの残党は放っておけんが、会わなかったことにしよう。我々が用があるのは麦わらの一味だけだ」と言って、その場を立ち去ろうとする。ナンバーズとの戦いでそれなりにダメージを負っていたことも影響か。
しかしイゾウは「いや待て…CP0」と引き金を下ろす。やはり四皇との戦いで鍵を握るのは麦わらの一味。その邪魔はさせまいということ。お互い負傷する中、どちらに軍配が上がるのか?というか相変わらずCP0がいろいろ正体不明なまますぎる件。
「倍のダメージ」と引き換えにゾロの前に現れた死神の正体は?
一方、ライブフロアでは薬の副作用で一時的に小さくなっていたチョッパーが復活。ただ同様に薬の副作用が心配なメンバーがいた。
それがロロノア・ゾロ。カイドウとの戦いで鬼気九刀流阿修羅抜剣を繰り出すものの負傷し、包帯グルグル巻きの状態でサンジに抱えられていました。その際にゾロは「超回復」で瞬間的に復活するものの、【倍のダメージ】が後から襲ってくるという副作用を抱えていた。
ゾロは大看板のキングを撃破した後、ドクロドームの周辺に倒れたままだったが体が一切動かなかった。
しかも、何故か【死神】のような謎の大鎌を持ったドクロ男に、ゾロは今にも命を刈られようとしていた。果たしてゾロが見えている死神は幻なのか?はたまた現実か?おでんが所有していた愛刀・閻魔が飛び出た説もあります。おそらくなかなか有力説。
ゾロはかつてパンクハザード島でモネ相手に気迫だけで気絶させましたが、ゾロの中にある「悪魔」が閻魔によって引き出された的な感じ?だからゾロはある意味、自分自身の姿を見ているようなものか。『BLEACH』の黒崎一護と斬月のような関係性?
そこにフランキーが向かっているためどんな化学反応が起きるのか?
キッド&ロー vs ビッグマムがついに決着?
そしてライブフロアでは四皇のビッグマム(シャーロット・リンリン)が大暴れ。「それ以上やられたら本当に死んじまうよ」と手下たちが懇願するほど、キッドとローはフルボッコにされてしまう。思わずビッグマムも「部下に同情されちゃ立つ瀬がねぇ」とマママハハハ。
意識を失ったキッドとローに駆け寄る部下たちに、ビッグマムは嘲笑うように「天満大自在天神」という必殺技で一掃。そのまま向かう屋上ではルフィとカイドウが戦っていたが、ビッグマムは「いつまでじゃれ合ってんだ?もうおれも疲れたよ」と思わず本音がパトラッシュ。
ただキッドもローも死んだフリだった。
雲のヘラに乗って浮遊するビッグマムに向かって、ローはすかさず「K・ROOM 麻酔」で再び動きを封じ込め、そのまま「衝撃波動(ショックヴィレ)」を発動する。さすがにビッグマムも内部からの攻撃はやはり効くのであった。
しかも、ここで黒い稲妻が確認できることから、ローも覇王色の覇気の使い手か?
そして、「時間をかけたら水滴でも石を削る。ノーダメージそんな物体はこの世に存在しない」とはキッド。キッドはビッグマムの魂が入った大量の鉄骨を再び集めて、巨大化したビッグマムを上回るサイズ感の鉄骨パンチを食らわせる。
ローと共に「屋上へは死んでも行かさねぇ」と屋上のルフィに繋げるかのようなセリフを吐いて、今回のワンピース1038話は終わります。
ONE PIECE最新1039話予想
以上ワンピース最新1038話のネタバレ感想でした。
何やかんやで終わり方を見る限り、このままキッドとローがタッグを組む形でビッグマムに勝利しそうな予感。
だから、素直に生き残った最悪の世代たちがワンピース終盤でも活躍していく模様。今後ウルージさんやジュエリー・ボニーもどういった展開で絡んでくるのか。ボニーは出自を考えると何となく予想できそうですが、完全にネタキャラかしてるウルージをどう活かすのか。
また2022年8月に劇場版映画『ONE PIECE FILM RED』が公開されますが、確かにキッドは左腕を赤髪のシャンクスに奪われた説も根強い。ゴムゴムの実を盗んでいるシャンクスのこと。キッドの腕ぐらい奪っててもおかしくないはず。
ただビッグマムの正体も明らかにならないままフェードアウトするとは考えにくいと思います。結局、マザー・カルメルは食べたのか?食べていないのか?まさかの瀕死の場面でカルメル婆がビッグマムのお腹の中からメルエムするなんて展開もありうる?
またヤマトもカン十郎の火前坊に形勢不利の状態。ここを救うのはやはりズニーシャなのか?ただ火前坊は黒炭オロチに反応していることから、まさかここに来て「オロチが火前坊を食い止める」という満塁逆転ホームランの可能性も?
そして、ワンピース1038話の最大の謎が「ゾロの死神」。結局、ゾロにしか見えていない幻なのか?現実に存在する悪魔の類いなのか?はたまたゾロの内部から生み出した覇気の一種なのか?ゾロが刈り取られようとしているものは魂?覚悟?技?
次のワンピース最新1039話の内容を予想すると、ロブ・ルッチが登場しそうな予感もします。今週号もCP0が登場していましたが、既に仮面は取れていました。そのため謎のメンバーの素顔やキャラ名なども明らかになりそう。
「屋上へは行かせない」と読者の注目を屋上に向けていますが、ルフィとカイドウ戦はもう少し出し惜しみするか。麦わらの一味も徐々に集約されるか。
コメント
無侍氷河の元ネタは大国主の別称の大穴牟遅神(おおあなむぢ)だと思います
別称まで知ってるワンピースマニアも尾田さんも凄すぎワロタ。
ありがとうございます。今更ですが追記しておきました。