『ONE PIECE(以下ワンピース)』は伏線がとかく多い漫画として知られています。伏線があるから面白いわけでもありませんが、ワンピース考察ビジネスが成立しているのは、これまで張られた伏線の多さが背景にあることは間違いないでしょう。
そこで今回ドル漫では「トランプのマークに隠された伏線」をフルカラー画像付きで徹底考察しようと思います。トランプの【❤♣◆♠】とワンピースのキャラクターが関連付けられており、どうやらその各々が「一つの目的」で繋がっているくさい
その目的とは「イム様の打倒」。
つまり、トランプのマークと関連するキャラクターはイム様を倒す主要メンバーとなるのではないか?またジョーカー🃏を含めると【5人のキーマン】の存在が浮かんでくる。そもそも絵札以外の数字の1~10。まさに麦わらの一味の「仲間の数」だった?
そのためトランプのマークに隠された伏線を紐解くと、ワンピースの最終回の展開も予想できる可能性がありそう。
ハート…ベガパンク
まず最初はトランプの【ハート(❤)】マークのキャラクター。
ハートは【Dr.ベガパンク】になります。理由はシンプル。ベガパンクの「頭の形状」が実際にハートマークだから。頭頂部は意図的に見えにくいように描写していると思いますが、❤の上部のように2つの膨らみが確認できます。
ワンピース1066話でベガパンクの素顔が初めて判明したんですが、ここで今回の伏線が俄然盛り上がり始めています。ただし、現在のベガパンクの頭は脳みそを猫(サテライト)に分割したせいか小さくなっています。
ベガパンクは海軍の科学特殊班・SSGを率いるリーダーとして、パシフィスタやセラフィムといった人間兵器を量産してきました。悪魔の実の伝達条件も解明するなど、海軍の兵力増強に貢献してきた世界一の天才科学者だった。
でも後述するドラゴンとの会話を聞く限り、思想はアンチ世界政府に近い立ち位置であることが読み取れます。今後、世界政府と対峙していく際、ベガパンクが開発する発明品の数々は役に立つに違いない。
クローバー…クローバー博士
続いてはトランプの【クローバー(♣)】マークのキャラクター。
クローバーは【クローバー博士】になります。
クローバー博士とは「オハラ」を主導的に率いていた世界一有名な考古学者。ニコ・ロビンの出生の地でもありますが、とにかく空白の100年の謎を解明するために執念を燃やし続けた考古学者集団のリーダーでした。
名前からしてそのままクローバーですが、髪型も「逆さにした♣」になっています。クローバー博士を登場させた時点で考えられていた伏線かどうかは不明ですが、このクローバー博士が一つの大きなアイデアの出発点となったことは間違いないでしょう。
クローバー博士は海軍に何度も逮捕されるなどヤンチャな一面は見せるものの、世界政府に対して武力で対抗する意志はなかった。それでも空白の100年というイム様の存在を脅かす謎に迫ったことで、結果的に海軍のバスターコールで殺されます。
ダイヤ…モンキー・D・ドラゴン
続いてはトランプの【ダイヤ(◆)】マークのキャラクター。
ダイヤは【モンキー・D・ドラゴン】になります。顔に刻まれているタトゥーのカタチが◆型になっています。
ドラゴンは革命軍の創設者にしてリーダー。主人公のモンキー・D・ルフィの父親でもあります。サボやエンポリオ・イワンコフなどを率いるなど、実際に世界政府の転覆を画策する軍隊として世界会議(レヴェリー)でも議題に上がるなど警戒されている。
戦闘シーンこそ皆無に近いですが、ドラゴンはめちゃくちゃ強いはず。見た目も海軍中将のモンキー・D・ガープよりも、かつて世界の王・イム様の打倒に動いていたロックス・D・ジーベックに近いなど、ドラゴンもまだまだ謎多きキャラクターと言えそう。
このドラゴンは前述のベガパンクとは旧知の仲でした。現時点で詳細は不明ですが、ドラゴンが22年前に自勇軍を率いていた際の会話を聞いても、かなり昔からの知り合いである関係性が読み取れます。クローバー博士の死をキッカケに、より顕著に武装化の道を歩んでいます。
まさにイム様を直接打倒しようと目論むキャラクターでした。
スペード…モンブラン・ノーランド?
続いてトランプの【スペード(♠)】マークのキャラクター。
スペードは現時点では判明していないのものの、個人的には【モンブラン・ノーランド】と予想しています。
スペード海賊団を最初に結成したポートガス・D・エース説もありますが、ベガパンクと同じく頭の形で判断するのであれば、何故か♠と同じカタチの栗を乗っけているモンブラン・ノーランドが濃厚か。
モンブラン・ノーランドは400年前、ルブニール王国の探検船の提督として活動していたものの、「植物学者」としての一面も見せていました。樹熱に苦しむジャヤを救い出し、後に空島の英雄として語られるカルガラの親友でもありました。
不運な誤解から最終的にモンブラン・ノーランドは処刑されてしまい、後に「うそつきノーランド」という汚名が語られ続けることとなった。植物学者という肩書も合わせると一番濃厚か。現在は子孫のモンブラン・クリケットのみが描かれていますが、他の子孫がいる可能性。
特にモンブラン・ノーランドの回想シーンを見ると、「謎の麦わら帽子」を被った少年がしれっと描かれているのも意味深です。麦わら帽子もゴムゴムの実(正確にはヒトヒトの実モデル・ニカ)と同様に、空白の100年後からずっと世界政府の手から逃れてきたはず。
つまり、現在ルフィが被っている麦わら帽子がモンブラン・ノーランドの近くにあったということ。単なる偶然ではないはず。そもそもルフィを象徴するアイテムを頻繁に描くはずもない。スペード≒モンブラン・ノーランド(もしくは子孫)と考えるとシックリ来るか。
ジョーカー…ドンキホーテ・ドフラミンゴ
続いては【ジョーカー(🃏)】のキャラクターを考察します。トランプにおけるジョーカーとは「ピエロ」が描かれた絵札のこと。❤♣◆♠や数字などは一切描かれていないものの、「切り札」という意味で最強のカードとして扱われることも多いです。
ジャーカーは【ドンキホーテ・ドフラミンゴ】になります。ドンキホーテファミリーの船長にして、元天竜人でもありました。かつてドンキホーテ一族が支配していたドレスローザ王国を再び乗っ取るなど、王下七武海の特権を利用して悪事を重ねてきました。
公の場で使われている異名は「天夜叉」と呼ばれていていましたが、ドフラミンゴは闇のブローカーとして裏社会に精通していました。その際に呼ばれていた裏の異名が【ジョーカー】でした。まさに、そのまんまと言えるはず。
ドフラミンゴは聖地マリージョアの地下に隠されている氷漬けの巨大麦わら帽子の存在を何故か知っていました。現在はインペルダウンのLEVEL6に幽閉されているものの、何度も口封じのための刺客を送られていることがドフラミンゴの口ぶりから読み取れます。
ドフラミンゴは「天竜人はいずれ引きずり下ろされる」と大胆不敵に予言していますが、イム様を倒す最重要キーマンとなるのが【ジョーカー】ということ。ドフラミンゴは一貫して典型的な悪者として描かれてきましたが、だからこそ最後に「救済措置」みたいなものが用意されるか。
マリージョアの凍結された巨大麦わら帽子の謎を知っている点で、イム様にとっても大いなる脅威に違いない。そういう点でドフラミンゴも結果的に「ルフィと共に戦わざるを得ない状況」に追い込まれるのではないか?敵が味方になるパターンは、バトル漫画では定番の展開。
トランプの数字は麦わらの一味?絵札は?
以上、トランプの❤♣◆♠マークやジョーカーの絵札は全てイム様に繋がっていることが分かります。もちろんトランプは❤♣◆♠マークだけではありません。カードには1~10の数字がそれぞれ別で割り当てられています。
当然トランプの【数字(1~10)】も意味を持つ可能性が高いはずです。
じゃあトランプの数字が誰に当てはまるかというと、まさにルフィが率いる【麦わらの一味】の仲間たちになります。
10人目の仲間はヤマトと言われていますが、太陽の神ニカの能力を持つルフィだけは超越した存在(トランプを扱う側…さながら神の立場)として除外するとしたら【10名の仲間】がピッタリとトランプの数字に合致する。
○百獣海賊団の幹部も参戦?
またトランプにはジャック、クイーン、キングといった、いわゆる「絵札」もありました。この同名のキャラクターが在籍していたのが百獣海賊団。既に海軍大将・緑牛アラマキに敗北しているものの、ドフラミンゴが仲間に入るのであれば彼らも…というパターンは充分あるか。
実際、クイーンはベガパンクと元同僚でした。キングもルナーリア族としてイム様との関連性が伺えます。だから【トランプ】というアイテムで考えていくと、キャラクター同士の繋がりが見えてくるので、今後尾田さんがいろいろ仕掛けを用意しているに違いない。
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