ワンピース最新1035話ネタバレ感想を画像付きでレビュー。前回のONE PIECE1034話のネタバレ感想は別途ご参照ください。
ちなみに次のワンピース最新1036話は既にレビュー済みです。
サンジがクイーンを撃破
前回1034話では麦わらの一味のサンジとクイーンの対決が佳境でした。クイーンはヴィンスモークファミリーの技を次々と披露するものの、覚醒したサンジはジェルマ科学の強力な外骨格と武装色の覇気を組み合わせて、最後は牛肉バーストでクイーンを一蹴。
そして今回1035話でクイーンは鬼ヶ島の遠くに弾き飛ばされて、肉体はボキボキメキメキと完全に致命傷を負った描写が描かれました。煽り文句でも「重く確かな一撃」「勝者サンジ」と表現されるなど、サンジが最終的に勝利をしっかり収めた模様です。
その後、サンジは遊郭のお染にネズミの忠治を手渡すと、それまで震えていたお染もホッとした表情を浮かべる。
サンジはかつて幼少期に自分が作った料理を食べていたネズミを重ね合わせていた。何故ネズミが急に出てきたのかと言うと、サンジの過去が関係していた模様。その後、サンジはジェルマ王国を飛び出していることから、ネズミは「脱出」の象徴として描かれていたのかも。
ただクイーンとの戦いで負ったダメージは大きく、お染を心配するもののサンジはそのままバタンキューで倒れてしまう。このままサンジは遊女たちに看病されるっぽい。ゾロのようにグルグルの包帯巻きにされるのか知りませんが、チョッパーの手助けも予想されそう。
キングの素顔がイケメンすぎた?
そして鬼ヶ島の外郭ではゾロとキングが戦っていた。コウシロウの父親・霜月コウ三郎の過去を思い出したゾロは、閻魔を握る覚悟を決める。大量の覇気を放出し続けるものの、ルフィとの約束を胸にキングに斬りかかる。
それまで一向にダメージを与えられなかったゾロですが、キングが背中の炎が消えているときは「防御力が弱い」ことに気付く。つまり炎が燃えてる瞬間は防御力が異様に高くなり、逆にその炎が消えると異様にスピードが速く動ける反面防御力が下がる体質だった。
その間隙を縫ったゾロの攻撃を食らって、キングのご尊顔がついに判明します。キングはワンピースでは珍しい「褐色の肌」をしていた模様。考えてみると、ワンピースには黒人キャラとかいない。
ルナーリア族はレッドライン(赤い土の大陸)に暮らしていた神と称される希少種でしたが、褐色の肌=太陽を燦々と浴びていたことが想起されるため、ルナーリア族と太陽の神・ニカとの関連性も伺えます。ニカとはルナーリア族のリーダーだった?
少なくとも「空島の住民=月の民=ルナーリア族」といったワードがそれぞれ繋がりそうな雰囲気です。
政府がキングに「1億ベリー」の懸賞金をかける意味
そして、ルナーリア族は政府に存在を知らせるだけで「1億ベリーの懸賞金」を得られることも判明します。ゾロは「政府にチクるだけで一億?何族なんだてめぇ?」と挑発。現状キングがルナーリア族と知っているのは、クイーンがポロッと漏らしたサンジだけ。
ちなみに、キングの現在の懸賞金は13億9000万ベリーです。だから1億ベリーという金額は高いか安いかは微妙なラインです。さしずめポーネグリフを読み解くことができるニコ・ロビンのような存在と考えるといいか。
百獣海賊団のモブ部下たちは「やっぱり噂は本当だった」と驚愕するものの、キングは躊躇なく火龍皇(カレーうどん?)という技でそれらを滅殺してしまう。こういうアホがおるからマスクで顔隠してたですねん、と言わんばかり。
依然としてキングの種族は判然としないものの、ゾロは「もう充分君臨したろ。席を空けろ」と改めてルフィが海賊王になると宣戦布告する。それに対して、キングは「調子に乗るな!カイドウさんこそ海賊王になる男」とキッパリ反論。
実はキングもパンクハザード島で人体実験(ルナーリア族の耐久実験)されていた過去が判明します。ここにベガパンクがいたかは現状不明ですが、カイドウの「おれはここを出て」という表現から両者は同じ被害者・被験体だったことが分かります。
カイドウの血統因子はナンバーズ(人造古代巨人族)に応用されてるように、ルナーリア族もどこか海軍の兵器に応用されている?単に耐久性を調べてるだけとは思えない。空白の100年といった過去とも関係?ロックス海賊団が滅んだゴッドバレー島の実験とは無関係?
少なくとも世界政府(天竜人)とルナーリア族は反目し合う存在っぽい。
そしていつぞやかは不明ですが(まだカイドウは百獣海賊団を結成していないことからロックス海賊団を抜け出した後とは予想できそう)、キングはカイドウと共にパンクハザード島を逃亡する。その際に「キング」と命名されていた模様。
ちなみに、キングの本名はアルベル。なんとなく白く変色する突然変異のアルビノなんかを彷彿とさせる名前です。白色と褐色も、真逆の色彩。だからルナーリア族はあくまで人間の突然変異種に過ぎず、月の民ではなかった可能性もあるか。
閻王三刀龍・一百三情・飛龍侍極でキングを撃破?
その後、ゾロとキングの攻防は一進一退。
ゾロが煉獄鬼斬りを披露すると、キングは火龍皇で対抗。キングはマグマのような炎で耐久性を高めて、ゾロの攻撃は歯が立たない。それでもキングの体質を理解しているゾロに焦りはなし。冷静にキングの炎が消える瞬間を待つ。そして、そのタイミングがやってくる。
キングの動きが速くなった瞬間を見計らって、ゾロは厄港鳥(やっこうどり)で下から上に斬りかかる。ちなみに厄港鳥は三日月型の斬撃を飛ばす技です。初お披露目は魚人島とのこと。『鬼滅の刃』だと黒死牟の月の呼吸に似たような技か。
思わずよろめくキング。その後も怒涛の攻撃を続けるゾロに対して、炎で防御力を高めるものの刀でたまらず攻撃を受け止めるキング。これを見たゾロは「なぜ受ける?効かねぇハズだろ?それともおれの一撃が恐ぇのか?」とニヤリと挑発する。
キングは「生物としておれには勝てない」と挑発するものの、お空を飛んでゾロの攻撃から逃げる。まさに効いてる効いてるwwwの状態。そのままキングは炎を龍に具現化した必殺技「御守火龍皇」でとどめを刺そうとするものの…
ゾロは【閻王三刀龍・一百三情・飛龍侍極(ひりゅうじごく)】という新技でキングを火龍皇ごとたたっ斬る。この際にキングの翼は真っ二つの状態。おそらくリュウリュウの実・プテラノドンを発動しない限り、もう空を飛ぶことはなさそう。
果たしてゾロとキングの戦いの結末はいかに?という場面でワンピース1035話は終わってます。
ONE PIECE最新1036話予想
以上、ワンピース最新1035話のネタバレ感想でした。
やはり今回の注目は【キングの素顔や過去】でありましょう。ビッグマム海賊団のNo.2だったシャーロット・カタクリと同様、思ったよりイケメンキャラに仕上がってました。どっちも特殊な種族という点で共通点も多い?
このままフェードアウトしそうな気もしますが、ワンピースの最終回までルナーリア族の存在は物語の鍵を握るはずなので(イム様もルナーリア族の可能性もある?もしくはルナーリア族を殲滅したのがイム様?)、キングの登場機会はまだまだ多い?
終盤の展開はアラバスタ編とも一部リンクしているようですが、ゾロがキングにとどめを刺す瞬間には「コウシロウの教え」を思い出しても良かったか。キングにとってカイドウが父親代わりだったように、ゾロの父親代わりがまさにコウシロウ。
ただ「三刀龍」という技名を見る限り、龍殺しのリューマ(霜月リューマ)との関連性を伺わせる演出もあります。ゾロは霜月牛マルの子孫と匂わされたばかり。アラバスタ編での【霜月コウシロウ】はワノ国編だと【霜月リューマ】に置き換わっている感じか。
だからワノ国編の残る所はカイドウとビッグマムのみになりました。未だに黒炭オロチは生存しているものの、明確に立ちはだかる敵は四皇のみにほぼ絞られました。ビッグマムを倒した場合、WCIに残されたビッグマム海賊団が誰に味方に付くかも興味深い所。
ただ両名の懸賞金額は40億ベリー超えとワンピースの中でも突出している。またCP0といったイレギュラーな存在も残されていることから、黒ひげの襲来でマリンフォード頂上戦争のように各々の戦いが中座して次の展開が始まる可能性も残されているか。
そのため次のワンピース最新1036話を予想すると、とりあえずは「カイドウとルフィの戦い」が再び描かれるに違いない。次の2022年最初に発売される少年ジャンプも合併号ですから、それなりに濃いバトルに仕上がっているか。タイミング的にロブ・ルッチの再登場もありうる。
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