【ワンピース考察】黒ひげの「母親」の正体とは？黒ひげの妹は何故エースと出会った？母親は黒ひげ死亡フラグ？

ワンピース考察

2020.01.11

『ワンピース』が誇る悪役キャラクターが「黒ひげ（マーシャル・D・ティーチ）」。元王下七武海にして、現在四皇。また次期海賊王が誕生すると言われている最悪の世代（超新星）の一人でもあります。そして、ミドルネームからも分かるようにDの一族。

この黒ひげの「父親の正体」は、40年以上前に最強と言われた海賊のロックス・D・ジーベックと言われております。黒ひげのDの名前も父親譲り。一方、ロックスはゴールド・ロジャーと海軍中将ガープによって38年前に倒されて死亡したと言われてる。

黒ひげに家族はいたのか？

その後、黒ひげは幼少期に白ひげ海賊団に拾われるなど、どうやら10歳前後までは天涯孤独の身だった様子。コミックのSBSでも涙してる幼き黒ひげが描写されたこともありました。要するに、孤児の黒ひげにはロックス以外の家族はいないように思われておりました。

（ONE PIECEマガジン8巻尾田栄一郎／集英社）

ただし、どうやら黒ひげには「母親」がいたことが『ONE PIECEマガジン』で判明。母親の髪の毛を見ると、どうやら黒ひげの髪の毛のモジャモジャ具合は母親譲りだった可能性が高いのか。

そこで今回ドル漫では「黒ひげの母親の正体」を徹底的にいつものように考察していこうと思います。

じゃあ、黒ひげの母親とは一体何者なのか？

ただし、結論から書くと、黒ひげの母親の正体は「謎」に満ち溢れております。現時点でラフカットしか公開されておらず、母親の名前や年齢は不明。また黒ひげやロックスと同じくDの一族かどうかすらも不明。現在黒ひげの母親が生存してるのか死亡してるのかも不明。

でも黒ひげは前述のように「孤児」として白ひげ海賊団に引き取られているため、それ以前に「母親は死亡していた」と考えるのが自然かも知れません。『ONE PIECEマガジン』に掲載されたラフ画の母親もどこか若々しく見えます。

（ONE PIECEマガジン8巻尾田栄一郎／集英社）

一方、黒ひげには母親だけではなく、「妹」もいたことが発覚。しかも、何故か黒ひげの妹に関してはポートガス・D・エースに遭遇してるという状況が非常に興味深い。妹が生存してる可能性を逆に考えると、母親はやはり死亡してる可能性が高いのか。

じゃあ、一体いつエースと黒ひげの妹は出会ったのか？エースが黒ひげを追いかけている最中に出会ったのか？はたまた白ひげ海賊団時代に出会っていたのか？もし前者であれば黒ひげの居場所を突き止められた要因は「妹の存在」が大きかった？

このタイミングによって黒ひげの正体に関する考察の幅も広がりそう。

じゃあ、「黒ひげの母親の正体」は一体何を意味するのか？

一応、『ONE PIECEマガジン』の解説では「あくまで初期設定の可能性」も匂わせていますが、現在ワノ国編に突入するなどまさにストーリー終盤。最近はラフテルの正体も明らかにされて話題になりました。当然、黒ひげの母親は重大な鍵を握るはず。

結論から入ると、母親の存在は「黒ひげの死亡フラグ」の伏線となるのかも知れない。

何故なら、母親も妹もパット見は悪者には見えない。実際、黒ひげの妹には「礼儀正しい」という尾田栄一郎の解説。この血脈を確実に引き継いでいるのが黒ひげだとしたら、いずれ善人として輝く日が『ワンピース』で来る可能性も大。

確かにロックスはかなりの極悪人だったようですが、一方で母親と妹の存在は「黒ひげ≒善人説」を裏付けるもの。実際、黒ひげには心震える名言も多い。黒ひげを完全な悪役として認識できないのも、どこか母親や妹譲りの善人要素を継承してるから？

もちろんワンピースのラスボス候補にはイム様などもいるため一概に言えないものの、それでも最終的に黒ひげが人類の敵として立ちはだかる可能性は高い。相手はルフィか因縁の相手である赤髪のシャンクスかは分かりませんが、黒ひげが最終的に死亡するパターンは十分考えられる。

やはり敵キャラは死んでこそ敵キャラ。また「ひとつなぎの大秘宝」の正体も考える限り、黒ひげの「噛ませ犬感」は強まった気がする。つまり、その死に際にこそ黒ひげは「母親」を思い出すのか？黒ひげの無様な死に方を感動的に演出してくれる存在が母親？

黒ひげは腐ってもDの一族ですから、おそらく「笑った」まま死ぬはず。目的を達成できずに死んだ場合、本来は悔しくて笑うことなどできないはず。でも、その時の黒ひげの脳内には「母親の姿が走馬灯」として駆け巡ってたとしたら？

まさに母親を思いながら死んでいく姿に涙なしでは見れない？少なくとも、母親や妹の存在を出した以上、黒ひげの過去編が描写される可能性は高そうです。