ワンピース最新1057話のネタバレ感想を画像付きでレビューします。前回のワンピース1056話のネタバレ感想は別途ご参照ください。
『ONE PIECE FILM RED』の興行収入が10日間で70億円、16日間で92億円を突破したとのこと。どうやらワンピース映画初の興行収入100億円を突破することはほぼ確実な流れ。普段ワンピースに興味なさそうな人も観てたりして、想像以上に注目を集めている印象です。
割りと何度観ても飽きない内容だったりするんで、乙骨優太を主人公とした『呪術廻戦』の興行収入(137億円)は超えて150億円ぐらいは視野に入っている感じか。
ちなみに次のワンピース最新1058話のネタバレ感想はレビュー済みです。
ヤマトは結局仲間にならず?
カイドウとビッグマム(シャーロット・リンリン)との壮絶な戦いが決着した後、ワノ国では麦わらの一味と赤鞘九人男たちの奮闘劇が落語の演目として語られていた。
「天昏く、嵐はすさぶ鬼ヶ島、青龍一声あまた獣が吠え狂い、刃武の港にしぐれしぐれに紅葉は染まる、光月おでんの無念を晴らすべく、駆け回る家臣たち忠義の物語!」と光月家の家紋を背に、とある落語家がベベンと軽快に語り出すシーンから1057話は始まります。
一方、兎丼の常影港ではヤマトと光月モモの助、錦えもんの姿があった。
しかしヤマトは「海には出ない。ルフィたちにも言ってある」とのこと。
そのため、ヤマトは麦わらの一味にはどうやらすぐに加入しない模様です。世間知らずだった光月おでんがそうであったように、まずはワノ国を漫遊して知見を広めようと考えているそう。つまりヤマトはワノ国に引き続き留まるとのこと。
ただ「いずれ海へ」と語っていることからヤマトが仲間に入らないわけではなく、ジンベエと同様に遅れて合流する感じと予想してみる。既に他の人も考察していましたが、ヤマトは今後扉絵シリーズ(ワノ国漫遊記?)として引き続き登場するのではないか?
だから先週号ではタイトルは「10人目」と予想しましたが、麦わらの10人目の仲間としてはやはりヤマトが確定している気がします。というか、そうであってくれ!(T_T)
ルフィは自由と無礼を履き違えておる?
どこか吹っ切れたようなヤマトと違って、光月モモの助は「ヤマトとは話をつけておいて、なぜ拙者達にだけ一言もなく!最後まで拙者をバカにしおって!」と憤慨していた。ただそんな言葉とは裏腹に、光月モモの助の脳裏にはルフィとの思い出が蘇っていた。
ルフィと光月モモの助はパンクハザード島で出会っているので、リアルタイムの時間軸に置き換えると足掛け10年が経過していることになります。パンクハザード編が始まったコミックス67巻の発売日が2012年8月8日だったのでちょうど10年って感じ。
ちなみに、この回想シーンでもルフィに左目だけがコマ割りを使って絶妙に隠されているので、眼帯の海賊の伏線との関連が依然として伺えます。
これまで苦難をともにしてきたルフィに対して、「仲良しとまでは言えぬまでも、長い旅で情もわかぬか!?ひどい男だ!自由と無礼を履き違えておる!」とモモの助は怒り心頭だった。
呼応するように臣下の錦えもんも「モモの助様は今や真のワノ国将軍!ルフィ殿の返す言葉次第では切り捨ても仕方なし」と心中穏やかではない様子。
モモの助の本音はルフィと別れたくない
一方、その頃、常影港ではルフィたちがユースタス・キッド、トラファルガー・ローたちとワイワイガヤガヤと出港する直前だった。
そこに怒り心頭の光月モモの助たちが駆けつける。「見送りに来たよー」とヤマトは意気揚々としていたが、モモの助は怒りの表情でルフィに覆いかぶさる。
そして、「最も長い付き合いの我らに一言もなく出航か?ルフィ!将軍命令でござる!」とモモの助がすごい剣幕で何を命令したかというと…
「行かないでくれ!ずっと一緒にいてほじい!おぬしらと別れとうないでござるぅ~!」と号泣する。そして、これまで助けてもらった数々の恩義に感謝の念を述べる。率直な言葉に思わずナミも「だってモモちゃんまだ子供だもん」とつられて涙する。
ちなみに、何故か号泣時のモモの助は白目状態だったのが少し気になります。ルフィがギア5に覚醒する直前、気絶したときに白目をかっぴらいていましたが、これも何かしらの伏線?Dの一族ではないと思いますが、おでんも死に際に笑顔だったりするんで。
ただルフィたちも光月モモの助たちが来るのを待っていた。
おれの中に手を出すってことは、おれ達にケンカをすること!
そして麦わらの一味の海賊旗を手渡して、ルフィは「お前を弟みたいに思っている。辛いときは冒険の海を思い出せ。これをワノ国に掲げろ。この先ヤベー奴が現れたら見せてやれ。おれの【仲間】に手ェ出すってことは、おれ達にケンカを売るって事だ!」とドン。
仲間と改めて認められたモモの助は更に涙し、ワノ国を守っていくことを決意する。ちなみに、白ひげ(エドワード・ニューゲート)は光月おでんのことを弟のように扱っていたことから、ルフィと光月モモの助の関係性もそこらへんが意識されている模様。
その後、ルフィは「錦えもん!ヤマト!モモ!海賊やりたくなったらいつでも迎えに来るからよ!弱虫は乗せねぇぞ!」という言葉を残して、常影港を発つ。光月モモの助はルフィの背中を見ながら、「拙者いつの日か光月おでんを超えてみせる」と固く決意するのであった。
『ヤマ男』から【ヤマト】と呼び方が変わっていることからも、やはり麦わらの10人目の仲間はヤマトで確定か。またヤマトが自らの船で出航する可能性も考えましたが、ワノ国には古代兵器プルトンが眠っていることから「そのタイミング」でヤマトを再び迎えに来る感じか。
燃えてなんぼの黒炭に候!
一方、正規のルートである白舞の潜(もぐら)港に行こうとすると、キッドが「あーお前らは正規の港を使うのか。安全だからな。格下のお前らにはお似合いだハハハ」と煽ると、ルフィとローはブチ切れて、全員が巨大な滝からそのまま直接ドドドォーンと降りるのであった。
懸賞金30億ベリーだけあって、ルフィ、キッド、ローは破天荒を具現化したような海賊。「モモの助様と錦えもんにより誘われた賊党達の強いこと!まるで真の明王のごとく疾風怒濤の大暴れ!龍王カイドウも妖怪大花魁もこれに敵わず!空を切り裂く断末魔」とはまさに。
その後、例の落語家は黒炭オロチの最後の死に際について語り出す。
「燃えて死んだと見えたオロチ!執念深く日和姫に襲いかかる!そこで一刀両断に切り捨てたのは光月おでんの第二の子分・傳ジロー!燃え落ちた最後の首、黒炭オロチ、一巻の終わり!」。
「二十と余年、ワノ国の空をおおった暗雲はゆっくりと晴れてゆく!聞こえてくる花の都の祭り囃子の音を背にごろり!信じがたく燃えながらまだこちらを睨むオロチがこう言った!」
「黒炭家ノ怨念ハ…末代マデ、コノ国ヲ呪イ続ケルゾ」。
○ワノ国編のラストは落語でしめくくられる
しかし20年のワノ国の苦しみを知る日和は、オロチの呪詛に一切怯むことはなかった。傳ジローの制止も振り払って、燃え盛るオロチの生首に向かっていく日和。
そして、光月家の家紋が刻まれた扇子を手に「燃えてなんぼの黒炭に候!」と引導を渡すと、オロチの生首はそのまま消し炭となって霧散する。
実際に光月日和はこんな啖呵は切ってなかったはずですが、父親・おでんの「煮えてなんぼのおでんに候」と対比させて掛けてある感じです。その後も落語の語りが続いて、このままワノ国編が今回1057話でようやく終幕します。
尾田さんは最近始まった『あかね噺』という落語漫画が好きだと公言していました。そのため触発された可能性も多少ありますが、ワノ国編で落語的なものはほとんどなかったことからも「最後のオチ」に持ってくることは最初から考えてあったか。
黒炭カン十郎の裏切りが個人的に印象に残ったエピソード
以上、ワンピース最新1057話のネタバレ感想でした。
ワンピースで過去一に長かったシリーズが今回で何やかんやで完結しました。ワノ国編は910話(少年ジャンプ2018年32号)から始まっているため、話数にして147話分。リアルの時間軸に置き換えると、2018年7月から2022年8月なので約4年かかった計算になります。
ちなみに、ドル漫でワンピースのネタバレ記事をレビューし始めたのが、百獣海賊団のクイーンが初めて登場した直後のワンピース936話からでした。未だにこの回の内容はムダに覚えてたりするんですが、当ブログもワノ国編の歩みと少しだけ重なってたりします。
そこでワノ国編で個人的に印象に残っているエピソードを挙げておくと、狂死郎(傳ジロー)やトの康(霜月康イエ)など裏切りの連続でしたが、やはり黒炭カン十郎の存在は忘れられません。ドレスローザ編から緻密に伏線が張られていたため、シンプルにすごい驚きがありました。
それ故に死に際がパッとしなかったのは残念ですが…。
○ヤマトは麦わらの一味の仲間入りしてほしかった
ただ、ヤマトがすぐサウザンドサニー号に乗船しなかったのはどうかなーとは思った。熊本の新聞のコラムかどっかで「ヤマト10人目の仲間確定」と書いた偉い人がいた影響も考えられますが、新しい船出には「新しい仲間」がいた方が盛り上がるよなーと。
まあヤマトはおでんの日誌を読んでいる過去が影響している可能性も高いですが。
一方、3人全員の懸賞金が同じ30億ベリーに設定されていたものの、ルフィだけは唯一の四皇に選ばれていました。だからキッドとローと敢えて差別化するためにも、最後モモの助との別れ際では海賊旗を手渡して「縄張り」を敢えて主張する必要があったのかも知れない。
ワンピース1058話予想
そして最後に、次のワンピース最新1058話の内容を予想すると、ルフィたちが次の新しい島に到着して新しいシリーズが始まる感じか。まさに最終章の始まり?
ただラフテルに到達するためには最後のロードポーネグリフが必要なので、本当に最終章が始まるかというと微妙?まだ2章3章ぐらい必要な印象は否めない。
また新四皇のバギーがクロスギルドを設立するなど、世界でも大きな変化が起きていました。
だから1058話では世界会議(レヴェリー)編のように「麦わらの一味の動向とは少し離れた展開」がしばらく描写される可能性も高そうです。革命軍の動向やエドワード・ウィーブルやボア・ハンコックなど、元王下七武海たちの現在も気になるワンピース読者も多そう。
特にサボに殺されたとされるネフェルタリ・コブラの娘・ビビが何をしているかも興味深いところです。赤髪のシャンクスがクローズアップされ出したため、やはり黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)の再登場も不可避か。シャンクスが語る新時代の意味とは?
そういう意味で「ワノ国編後の新章」にはどのみち期待も膨らみます。それぞれの海賊団の戦力がどこまで強化されているのかも興味深いところ。
コメント
ヤマト仲間ちゃうんかー
麦わらの一味。和の国も支配下にしてるん…
いずれヤマトは仲間に入ると思いますが少し残念ですね
あの横チチがしばらく見れないと思うと