鬼滅の刃が完結してから後を追うように、人気に火がついたバトル漫画が『呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)』。コミックス累計発行部数は6000万部を超えるほど。
『呪術廻戦』はタイトル通り、呪術師と呪霊たちとの戦いが描かれる漫画。『HUNTERxHUNTER』の念能力の戦いが参考にされているはず。呪術師は主に都立呪術高等専門学校に通う高校生たち。でもこの中で最強クラスのキャラクターがいる。
それが「乙骨優太(おっこつ・ゆうた)」という呪術師。『呪術廻戦』の連載が始まる前に描かれた短編作品の0巻の主役だった男子高校生なんですが、本編では中盤までほとんど登場していなかった謎多き男の子。
そこで今回ドル漫では「乙骨優太の正体や能力」「コミックス0巻の内容」を徹底的に考察していこうと思います。
乙骨優太は数少ない特級呪術師
まずは乙骨優太の正体をおさらいします。コミックス0巻の内容のおさらいも兼ねた考察記事になります。
乙骨優太とは「特級呪術師(とっきゅうじゅじゅつし)」の一人。
特級呪術師とは『呪術廻戦』の世界では。わずか4名しかいない最高ランクの呪術師のこと。ひとつ下のランクに1級術師がいるんですが、それとは段違いに強い。そのため乙骨優太はわずか年齢16歳にして、呪術廻戦最強の五条悟(ごじょうさとる)と階級は同じ。
ただ強さに反して、乙骨優太の性格は優男・博愛主義者。誰に対しても優しく、争いを好まない。また生真面目な性格から伏黒恵から好かれているそう。『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジを強く意識していることもあって、乙骨優太の声優CVは緒方恵美。
ちなみに、乙骨優太は後述する折本里香の呪いを解呪後、一度は4級呪術師まで階級が落ちるものの、三ヶ月後には再び特級術師に舞い戻っています。そのため乙骨優太が本編に再登場した際、最初から特級術師として扱われています。
乙骨優太の強さは夏油傑超え?
続いては乙骨優太の強さを考察していこうと思います。特級呪術師としての実力はいかほどなのか?
乙骨優太の強みは「豊富な呪力」にあります。
乙骨優太の呪力量は五条悟すらも上回る。1級術師の東堂葵曰く、乙骨優太は「刀を含めて全身から呪力が常に立ち上ってる」とのこと。乙骨優太の一挙手一投足が全て「致命傷」に繋がる。それでも呪力切れは起きるため、乙骨優太の呪力が無尽蔵というわけではなさそう。
そのため見た目はいかにも貧弱ですが、圧倒的な呪力で身体能力を強化し、同じく特級術師だった夏油傑を圧倒する。あまりに高速すぎる乙骨優太の動きを夏油は捉えられていない。バトル序盤で夏油傑にやや後塵を拝するものの、戦闘中に即座に対応する適応力のすごさも見せる。
拳による肉弾戦も問題なし。夏油傑をおそらく利き手ではない左拳で吹き飛ばす。最終的には特級過呪怨霊の力を使って、夏油傑の「うずまき」を圧倒したほど。夏油傑は戦闘経験豊富だったことも加味すると、乙骨優太のポテンシャルはまさにピカイチ。
本編に再登場後も、乙骨優太は虎杖悠仁とのバトルでも圧倒的なスピードを見せていました。
他にも乙骨優太は反転術式による回復技や狗巻家相伝の高等術式「呪言」も容易に使いこなすなど、まさに天才肌。特級術師の中でも頭一つ抜け出ていることが分かります。
乙骨優太は「折本里香(おりもと・りか)」に取り憑かれる
一方、乙骨優太は特級呪術師でありながら「特級過呪怨霊」に取り憑かれた特級被呪者でもあった。
特級過呪怨霊とは特級呪霊の一種ですが、特級過呪怨霊の正体は「折本里香(おりもとりか)」という少女。
折本里香はもともと乙骨優太の小学校時代のクラスメート。乙骨優太の誕生日に「婚約指輪」を渡されるなど、将来を誓いあった婚約者(許嫁)だった。もちろん小学生が行う誓いに拘束力はないですが、乙骨と里香は少なくとも相思相愛だった。
しかしながら、乙骨優太が婚約指輪をもらった日に折本里香は交通事故にあって即死する。結婚に未練が残る里香は乙骨優太に取り憑いた…という経緯があります。折本里香は乙骨優太を守るため、呪霊として周囲のクラスメイトを惨殺するなど暴走。
五条悟曰く、「女は怖いねぇ」とのこと。
特級過呪怨霊の「里香(りか)」に憑依される
折本里香は元々は単なる小学生の女の子ですが、「特級過呪怨霊」と認定されるだけあって飛び抜けて強かった。事実、両面宿儺を「呪いの王」とすると、折本里香は「呪いの女王」と対比されるほど。里香が本気を出せば町一つが吹き飛ぶとされ、まさに実力的に両面宿儺に比肩するっぽい。
特級過呪怨霊・里香は見た目からしてかなり凶悪ですが、乙骨優太との相性は抜群。乙骨と里香と一緒に戦うことが大半です。両面宿儺は虎杖悠仁の体内に留まっていますが、それとは真逆に折本里香は外に出てることが多く、二人は手を取り合って敵に立ち向かう。
それでも里香は敵の呪霊を握りつぶした際には手のひらの血の赤を見て、「りか…あか…すきぃ」と好戦的な性格も匂わせます。この醜悪な姿を見て気持ちが冷めない乙骨優太に男気を感じますが、その根底には「里香への純粋な愛」が流れているからでしょう。
ところで「みんなは赤ちゃん好きぃ~?」。
乙骨優太が自らを犠牲に呪力の制限を全て解除(完全顕現)した際には、里香は更に醜悪な姿に変身します。これには同じく特級呪術師の夏油傑も全く太刀打ちできなかったほど。里香は【呪いの女王】にして、まさに破壊の神とされます。
乙骨優太は五条悟の親戚
そのため乙骨優太は罪人として呪術界から死刑宣告を受けていた。
人生に絶望した乙骨も死を受け入れていたものの、この状況を助けてくれたのが「五条悟」だった。
本編の主人公・虎杖悠仁もそうだったように、五条悟は周囲の反対を押し切って乙骨優太を東京都立呪術高等専門学校(都立呪術高専)に迎え入れる。呪術廻戦0巻の時点では1年生(年齢は16歳)だったんですが、現在の乙骨優太は2年生に進級している模様。
そして、呪術廻戦0巻では乙骨優太の血筋は「菅原道真公の子孫」という事実も判明しています。菅原道真公は超大物呪術師の一人にして、五条家の始祖。つまり、乙骨優太は「五条悟のめちゃくちゃ遠い親戚」だった。それ故に呪術に長けていた。
ただし、五条悟は血筋を知った上で都立呪術高専に受け入れたわけではなく、コミックス0巻終盤で結果的に判明してるだけ。また五条悟と同じく菅原道真を始祖とするものの、乙骨優太は御三家というわけでなく、あくまで両親は非術師とのこと。
0巻の主役が乙骨優太!クラスメートは?
続いては「コミックス0巻の内容」を簡単におさらいしたいと思います。まさに『呪術廻戦』の前述譚であり、もちろん乙骨優太の物語となります。あくまで解説はざっくりなので詳細はコミックス0巻や劇場版映画をご覧ください。
呪術廻戦0巻の内容は「乙骨優太の呪い(特級過呪怨霊)を解く物語」となってます。前述のように乙骨優太は折本里香に取り憑かれるものの、都立呪術高専の生徒として迎え入れられた後、呪術師として研鑽を積む。そして乙骨優太は人間としても成長していく。
乙骨優太のクラスメートには【狗巻棘(当時は2級)】【禪院真希】【パンダ】などがいました。ただ乙骨優太の呪いはあまりに強烈だったため、初対面では狗巻や禪院たちは一斉に身構えるほど。乙骨の表情も殺意がプンプン。
ただ乙骨優太の優しい性格も手伝って、徐々に4人の仲は深まっていく。
そんな時、都立呪術高専を退学となった夏油傑が襲来する。夏油傑はもともと五条悟の同級生にして、同じく特級術師だった。しかし呪術界の理不尽さに嫌気が差して、五条悟たちを裏切って特級呪詛師として暗躍する。そして2017年12月24日に百鬼夜行を決行。
夏油傑の狙いは、乙骨優太に取り憑いた特級過呪怨霊・折本里香だった。呪霊操術の使い手だった夏油傑は、折本里香を呪霊の一つとして取り込もうと画策した。ただ何やかんやがあって、乙骨優太が夏油傑を倒して、折本里香の呪いも解呪されるというオチになります。
真相は乙骨優太が「里香の死」を拒否した
呪術廻戦コミックス0巻の内容は2021年12月に映画化されて、興行収入はまさかの150億円に迫る勢いでした。それだけ観客が多かった裏返しなので今更ネタバレしても問題ないと思いますが、実は折本里香が乙骨優太に取り憑いていたわけではなかった。
実は里香の死を受け入れられなかった乙骨優太が「里香に呪いをかけて特級過呪怨霊に生まれ変わらせた」というのが事実でした。
ちなみに、画像の「死んじゃダメだ死んじゃダメだ」という乙骨優太のセリフ回しですが、まさに碇シンジを彷彿とさせます。だから乙骨優太の声優CVには最初から緒方恵美を起用するつもりだったことが何となく分かります。
一方、呪術師は呪力が漏れ出ないため、本来は呪いが蓄積して呪霊が生み出される可能性は極めて低い。ただ乙骨優太は「死んでほしくない」という無意識の思いと、里香の「乙骨と離れたくない」という強い思いが合致した結果、死者の魂が怨霊化するバグが発生した模様。
特に乙骨優太のような天賦の才を持つ呪術師だったからこそ、呪いの強さが飛躍的にバグったのかも知れない。
「リカ」とは一体何者?能力とは?【術式verリカ】
だからコミックス0巻の最後では乙骨優太が「呪縛」を解いて、そのまま折本里香の魂は成仏(消滅)されたはずでした。
でも呪術廻戦本編で乙骨優太が再登場した際、折本里香の呪霊が存在したままでした。虎杖悠仁との対面時でもリカを発現させるものの、マニキュアを塗った爪が妙に気持ち悪い。大事そうに虎杖の頭部を掴むものの、そこからは殺意しか読み取れない。
ただ、このリカは折本里香が最後に成仏後に残された【外付けの術式】とのこと。
どうやら折本里香の魂だけが天国に召されることで、「呪いの外側」だけが形式的に残った的な感じ?もしくは乙骨が意図的に外側部分だけ残した?確かに元々は乙骨優太が呪いをかけたことが発端なので、呪い部分のリカを残せたとしても不思議ではないのか。
リカは自発的に乙骨優太をサポート
折本里香の魂そのものは成仏しているものの、術式としてのリカも「それなりの知能」が備わっているため自動的に敵を攻撃したり、乙骨優太と会話することは可能。
だから術式のリカは引き続き乙骨優太とタッグを組んで敵を叩きのめすなど、まさに【相棒】として戦いをサポートします。
またリカは呪具らしき武器も大量に隠し持っておけるなど、単なる特級呪霊だった里香よりもにサポートに特化している印象を受けます。
とりあえず呪術廻戦作中では漢字の里香は「特級呪霊」、カタカナのリカは「乙骨優太をサポートする術式」と使い分けされている模様。
○発動のトリガーは「折本里香に貰った婚約指輪」
じゃあ「リカという術式」は一体どんな能力を持っているのか?
リカの能力は「呪力の備蓄」と「呪力の供給」になります。【無尽蔵】に備わる乙骨優太の呪力を、リカは【無尽蔵】に溜め込むことができる。だから乙骨優太はリカから呪力を供給されていると言うより、あくまで自分の呪力を貯蓄して後から引き出しているだけ。
呪術廻戦0巻で「折本里香の正体は底なしの呪力の塊」と夏油傑は評価していましたが、だからこそ術式のリカは乙骨の呪力を無尽蔵に溜めておける器として成立しているっぽい。まさに夏油は【無尽蔵に呪力を貯蔵できる器】を欲しがった。
リカという術式の発動条件は「指輪」。これは小学生時代に折本里香から乙骨優太にプレゼントされた婚約指輪。まさに純愛が術式発動のトリガーとなっている模様だよ。特級呪霊・里香の場合でも指輪を着用すると、意図的に発現させることが可能でした。
乙骨優太の正式な術式は「コピー(模倣)」
一方、乙骨優太自身の本当の術式は別で存在します。
乙骨優太の術式の本髄は【コピー(模倣)】になります。コミックス0巻でも使用していましたが、画像は狗巻棘の呪言を使用している場面。また正義心が強いだけあって、【反転術式】も得意。『呪術廻戦』で使用できるのは他だと五条悟、庵歌姫ぐらいか。
だから、術式バージョンのリカは「乙骨優太の第二の術式」という位置づけです。『ONE PIECE』や『HUNTERxHUNTER』でも同じく、本来キャラクターが持つ能力は一人一個。そういう意味でも【外付け】という表現が使われているのでしょう。
ただし、コピー能力が使えるのは【リカを完全顕現(指輪の着用)させた時】に限られます。いくら乙骨が特級術師とは言っても、他人の能力を何の条件もなくコピーできるのはチート過ぎる。ハンタのクロロですらコピーする際のハードルは高かったですから。
そして、乙骨優太が他人の術式をコピーできる条件は「リカ」に食わせること。折本里香は赤色が好きなだけに、おそらく「対象の術者の血」を飲んだり口にすることが条件っぽい。
完全顕現の時間は422秒だけ?5分?
ちなみにリカは常に出し入れ可能ですが、「呪力の供給」「コピー能力」といった技は指輪を着用した【完全顕現モードのみ】に限られます。少し分かりづらいですが、里香もリカも完全顕現モードになると見た目が変化しています。
ただし、リカの完全顕現モードの使用時間は【5分間のみ】と限られます。ウルトラマンよりちょっと長い。
一方、コミックス0巻で特級呪霊・折本里香では【422秒】の完全顕現を見せておりました。422秒は分に置き換えると【7分2秒】。最悪、町一つが消し飛んでいたなど恐れられていましたが、おそらく里香が本気を出せば完全顕現できる時間は422秒どころではなかったか。
そのため5分(300秒)しか完全顕現できない術式・リカは特級呪霊・折本里香より明らかにバージョンダウンはしていることが伺えます。
事実、乙骨優太は狗巻棘の呪言は使えるものの、コミックス0巻を見る限り折本里香が狗巻棘に食らいついた描写はなし。そのため術式・リカより強力だった特級呪霊・里香の方が、乙骨優太に求めるコピーの条件も緩かったと考察できそう。
乙骨優太の領域展開は?
続いては「乙骨優太の領域展開」を考察。
領域展開とは一部の呪術師のみが使える最終奥義のこと。あまりに呪力の消費量が激しすぎるため、一級術師であっても領域展開を使える人間はごくごく限られます。
ただ死滅回游(しめつかいゆう)と呼ばれる夏油傑こと羂索(けんじゃく)が仕組んだデスゲームで、乙骨優太が領域展開を披露しております。
その際の対戦相手は石流龍(いしごおり・りゅう)と烏鷺亨子(うろ・たかこ)。乙骨を上回る呪力出力を誇る謎のリーゼント男と、空間を操る術式を持つ藤原家にかつて仕えた暗殺部隊・日月星進隊の一人。乙骨優太の先祖だった菅原道真公とも因縁があった。
ただし、結果的に乙骨優太の領域展開の詳細は不明なまま。この三者の領域展開がぶつかりあった結果、それぞれの領域展開が相殺して結果的にお披露目されず。だから乙骨の強さを総合的に勘案すると、両面宿儺や五条悟といった【異次元の強さ】まではなさそう。
乙骨優太の名言は?性格は優しい?
続いては乙骨優太の「名言」を考察。この名言からは乙骨優太の性格も読み取れます。
○生きてていいって自信が欲しいんだ
最初の乙骨優太の名言は「生きてていいって自信が欲しいんだ」。
どうしても里香が乙骨優太を守るために周囲を攻撃してしまう。それ故に乙骨優太は周囲との関わりをできるだけ絶ってきた。でも五条悟に「一人は寂しいよ」と問われて心が揺らぐ。乙骨優太の本心は誰かと普通に関わっていたかった。
とある呪霊に飲み込まれた際、禪院真希に「お前はどうしたいんだ?」と問い詰められて出た名言がそれ。この場面が乙骨優太が「呪術師として生きるターニングポイント」だったのかも知れない。
○友達を侮辱する人の手伝いはできない
続いての乙骨優太の名言は「友達を侮辱する人の手伝いは僕にはできない」。
夏油傑が最初に都立呪術高専に襲来した際、乙骨優太や五条悟に対して「非術師を皆殺しにして呪術師だけの世界を作るんだ」と高らかに宣言してみせる。このイカれた思想を乙骨優太たちは理解ものの、夏油傑はとある生徒だけは「君は要らない」は評価しなかった。
それが禪院真希。御三家の禪院家の一員にして呪霊は見えない。事実、禪院家からも落ちこぼれという烙印を押されているものの、これを聞いた乙骨優太は夏油傑の手を払って言う。「友達を侮辱する人の手伝いはできない」。
さながら赤髪のシャンクスのような「友達思いの性格」が垣間見える名言でした。
○オマエは殺さなきゃいけないんだ
続いての名言は「オマエは殺さなきゃいけないんだ」。
夏油傑が都立呪術高専に百鬼夜行で攻め入った際、乙骨優太は禪院真希や狗巻棘が次々と負傷していく。その光景を見て怒りで覚醒し、乙骨優太は夏油を殴り倒す。そして、乙骨優太から出た言葉がそれ。
禪院や狗巻は真希に取り憑かれて以降初めてできた友達。乙骨優太にとって「生きる目的」になっていた。これを破壊する存在が夏油だった。当初は人を傷付けるのを極度に嫌ってましたが、乙骨優太は「自らの生きる目的」に戦う瞬間。
ただ夏油は「自己中心的」と評したように、どこか乙骨優太の独善性も垣間見える名言ではありそうですが、他人のために生きることは自分のために生きること。自分と他人は表裏一体のものなのかも知れない。
乙骨優太の裏切りの伏線が?
続いては「乙骨優太の現在」を考察。
乙骨優太が『呪術廻戦』本編に登場した際は、「主人公・虎杖悠仁の死刑執行人」として現れました。渋谷事変の責任を取らせるため、呪術総監部は虎杖悠仁の死刑執行猶予を取り消す。そして、その執行役を乙骨優太に任命した。
この鬼気迫る表情を見る限り、在りし日の乙骨優太の面影はなし。
その後、『呪術廻戦』の人気の秘訣ですが一切出し惜しみなく、乙骨優太が再登場した直後にすぐ虎杖悠仁と相見えさせてます。「前主人公 VS 現主人公」の戦いが勃発。呪胎九相図の脹相が禪院直哉を引き付けるカタチで、虎杖悠仁は乙骨優太から逃れようと試みる。
ただ虎杖は単純な走力では乙骨優太を振り切れないと悟って、自動車を障害物に使って避けようと試みるんですが、乙骨優太は先回りしてぶった切ろうと試みる。この圧倒的なスピード感にしびれる。
ちなみに乙骨優太が虎杖悠仁を一度殺した後のシーンが「ゴミ出し通り魔」とネットで言われてて草でした。確かに虎杖の服装が完全に昔ながらの黒いゴミ袋。
乙骨優太の正体は敵?味方?
その後も立て続けに責める乙骨優太の立ち回り姿はただただ恐怖でしかない。
ただ乙骨優太の正体は味方でした。画像の表情はまだ狂気をはらんでる気がしますが、乙骨優太は結局裏切り者ではありませんでした。虎杖との戦いでは「禪院真希さんみたいだ」と重ね合わせるなど、やはり呪術廻戦0巻から中身は変わってませんでした。
一方、禪院真希は渋谷事変で瀕死の重症を負ったものの、妹の真衣の死と引き換えに完全にフィジカルギフテッド(天与呪縛)に覚醒。まさに禪院甚爾(伏黒甚爾)並に進化した禪院真希を見て、乙骨優太は何を感じるかは興味深い所。
乙骨優太は虎杖悠仁の心臓を突き刺して一度殺すものの、瞬時に反転術式を発動して回復させた。だから両面宿儺も乙骨優太と対峙しようと動くものの、すぐにニヤリと笑って伏魔御厨子の中に引きこもる。残念ながら、乙骨優太vs両面宿儺の戦いはなかった。
それだけ乙骨優太の回復能力(反転術式)の凄さが分かる場面。基本的に回復能力を持つキャラクターに悪人はいない。今後、この回復能力がどういった場面で生かされるのか。
乙骨優太は呪術廻戦4巻の扉絵で、実はミゲルと歩いてる場面が描写されていた。ミゲルとは夏油傑の側近の一人として、コミックス0巻では五条悟と良い勝負してた呪術師。本物の夏油傑は死亡した後、どうやらミゲルは五条悟の使い走りになってるっぽい。
乙骨優太曰く、「五条悟が大事にしてる人だから大事にする」とのこと。実は渋谷事変直前に五条悟から虎杖悠仁を守るように依頼されていた。ミゲルとの扉絵は裏切りの伏線などではなかった。
コメント
よっちゃん
よっちゃんじゃん
DVして顔四角そう
種無しそう
やあ
衛門!?
衛門ネタ放り込んでくるの気持ち悪すぎ
消えろゴミ
呪術廻戦おもろいやん
読んでいてイライラさせられる文章。
カッコつけたいだけで○○の低さが滲んでいる。
語尾がコロコロ変わるところも不快。
記事を書くなら少しは日本語を学んではどうですか。
あいうえおアックス
すっげえ