『ONE PIECE』序盤で登場した名物キャラクターが「コウシロウ」。ゾロの師匠として要所要所で登場するものの、そこまで登場シーンは多くない。それでもコウシロウの正体はワンピース最終回など終盤に絡んでくるような重大な人物だった?
そこで今回ドル漫では「コウシロウのヤバい正体」をフルカラー画像付きで徹底的に考察してこうと思います。父親の霜月コウ三郎の正体についても迫っていきます。名前の通りワノ国出身者だったんですが、父コウ三郎はまさかの元ロックス海賊団の海賊だった?
コウシロウとはゾロの師匠
まずはコウシロウの正体についておさらい解説。
コウシロウとは東の海の【シモツキ村】に住む剣術の達人。「一心道場」と呼ばれる道場を運営する師範として、かつて麦わらの一味のゾロも修行していた。常にオールバックの長髪スタイルで、眼鏡をかけた性格は至って温和な紳士。
コウシロウの年齢は51歳。初期の声優CVは石塚運昇。ただし、2018年に亡くなっておられるため新しい声優は不明です。ちなみに、同じく石塚運昇が声優だった黄猿・ボルサリーノは置鮎龍太郎に変更されております。
実際ゾロは強敵に追い詰められる度に、コウシロウの教えや助言を思い出して覚醒することが多い。
例えば、バロックワークスのメンバーだったMr.1(ダズ)との一戦では「最強の剣とは守りたいものを守り、斬りたいものを斬る力。触れるものみな傷つけるような剣は私は剣だとは思わない」というコウシロウの名言を思い出して反撃の狼煙をあげます。
コウシロウはワノ国出身だった?
そのためコウシロウは「ゾロの剣の師匠」と表現できるキャラクターになります。
またコウシロウには「くいな」と呼ばれる娘がいました。くいなはゾロより少し年上の女の子でしたが、コウシロウと同様に剣の腕前に優れていたため、ゾロ相手に2001勝0敗で圧倒するほど強かった。ただし、くいなはひょんな事故で死亡してます。
だから二人の名前から考えると、コウシロウは侍が支配するワノ国出身者の可能性が浮かびます。振り返ってみるとリューマやイゾウなども、ワノ国出身者でした。少なくともコウシロウやくいなが異様に強かった理由は「ワノ国の侍の血を引くから」だった?
例えば、光月モモの助はゾロから「スナッチ」と呼ばれる謎の掛け声を教えてもらってるんですが、これは赤鞘九人男のお菊曰く「ワノ国・久里の古い方言にも似たような掛け声」とのこと。ゾロはシモツキ村出身ですから、コウシロウに教わったものだった?
そう考察すると、コウシロウの出身はワノ国・久里である可能性が考えられます。
父親・霜月コウ三郎がワノ国の刀鍛冶だった
ただし、コウシロウの出身地は「東の海・シモツキ村」で確定してます。それでもキャラ名からワノ国との関連が伺えるわけですが、これは【コウシロウの父親】の存在が関係してる。そこで続いてはコウシロウの父親・霜月コウ三郎について考察していきます。
父親の霜月コウ三郎は50年以上にワノ国を違法出国した刀匠(刀鍛冶)でした。この霜月コウ三郎はワノ国にいた当時、現在ゾロが愛刀として使っている【和道一文字】と【閻魔】を作った名工でもありました。
コウシロウと全く風貌は似ていませんが、コウシロウの母親が美人だったに違いない。
そのためシモツキ村を最初に開墾した男こそが父親の「霜月コウ三郎」だった。コウ三郎は「霜月」という誇り高い名字を村名に使っていた。シモツキ村にワノ国出身者風の名前が多い理由もそれ。だからコウシロウも厳密にはワノ国の侍の血を引く男だった。
○コウシロウの本名は「霜月コウ四郎」だった?
コウシロウの本名は未だに明らかにされていないものの、「霜月コウシロウ」と素直に考えるのが自然でしょう。コウ三郎に敢えて漢字が使われていることから、コウシロウの名前も本当は【霜月コウ四郎】だったに違いない。
また霜月コウ三郎は「霜月道場」をゾロが幼少期の頃まで設立しており、それが後の「一心道場」に生まれ変わったっぽい。霜月コウ三郎の孫娘の名前は「くいな」。日本にはクナイという忍者が使う武器がありますが、まさにアナグラムだった?
そのためゾロがスナッチ(捨名知)の掛け声を教わった相手は、コウシロウの父親である霜月コウ三郎でした。ただ霜月家は鈴後を代々支配していた大名家のはずなので、何故、九里特有の方言をゾロに教えたのかは疑問が残りますが…。
○霜月コウ三郎はおでんのように【海賊】として飛び出た?
一方、先程のコミックス96巻のSBSの解説をおさらいしておくと、霜月コウ三郎がワノ国を出国したのが55年前。東の海のとある場所に上陸して山賊を追い出した際に、後の奥さんと出会う。そこでシモツキ村を作って51年前にコウシロウが生まれた。
ただし霜月コウ三郎は刀鍛冶として、ワノ国を違法に出国したわけでもなさそう。
何故なら、シモツキ村の子供たちが「この村は昔海賊が作った」と語っているから。SBSで霜月コウ三郎たちがシモツキ村を作ったと確定しているため、この子供が語る海賊とはまさに霜月コウ三郎のことだったはず。これの意味する所は何なのか?
「ワノ国の侍であることを隠していた可能性」や「結果的に海賊行為で生計を立ていただけ可能性」もありますが、ワノ国には白ひげやエースなど海賊が流れ着くことが多かった。例えば光月おでんは白ひげと出会って、後にゴールド・ロジャーと共にラフテルに目指している。
つまり霜月コウ三郎も同様に【別の海賊】とワノ国で出会って、そのまま海賊としてワノ国を違法に飛び出たのではないか?
○霜月コウ三郎は元ロックス海賊団だった?
さながら光月おでんと同じ軌跡を辿っているとしたら、天狗山飛徹が語っている【違法】という表現も腑に落ちます。霜月コウ三郎も「ワノ国の閉鎖性」に嫌気をさして海賊として航海に出たとしたら、先程の「ワノ国の侍達の大冒険」という表現とも符合します。
じゃあ、霜月コウ三郎は一体どの海賊団の仲間に入ったのか?
そこで考えられるのが【ロックス海賊団】。
ロックス海賊団とは船長のロックス・D・ジーベックが率いる今は亡き海賊団。ただのちに四皇として新世界を牛耳るカイドウやビッグマムを仲間に引き入れるなど、40年以上前は誰もが恐れる最強の極悪集団。でも39年前にロジャーと海軍中将ガープによって滅ぼされてしまう。
だから50年以上前に新世界でブイブイ言わせていた海賊団がいたとしたら、ロックス海賊団以外は考えにくい。事実、エドワード・ウィーブルの母親・バッキン(76歳)も元ロックス海賊団でした。コウ三郎の年齢も70代と推察されるため合致。
タイミング的には黒炭ひぐらしや黒炭蝉丸なども元海賊だったとされるため、ここに来てロックス海賊団の影が色濃くチラチラし出しているのは気のせいか。
コウシロウの正体は革命軍メンバーだった?
続いては再びコウシロウのヤバい正体を掘り下げて考察します。一心道場のマークと光月家の家紋が似ていることから赤鞘九人男だった説も流れたりしましたが、その随分前からコウシロウは「とある組織」に属している説が根強いです。
それが「革命軍のメンバー説」。この説をかつて問われたワンピースの編集者が「言えるわけないやん」と冷や汗をかいたとかかかなかったとか。まさにワンピースの伏線の匂いがぷんぷん。
この説を裏付ける根拠が、革命軍リーダーのモンキー・D・ドラゴンとイワンコフがシモツキ村の周辺に停泊したシーン。ここでは天竜人にフルボッコされたサボがドラゴンに運良く救出されてるんですが、この時の革命軍の目的は未だに不明なまま。
でもコウシロウが仮に革命軍メンバーだったとすれば「ドラゴンたちはコウシロウに会いにやって来た」と解釈すれば辻褄がいろいろ合います。
事実、何故か「イワンコフ」という謎の文字も刻み込まれている【くいなの墓】がワンピース考察界隈では昔から話題になってる。コウシロウはまさに娘・くいなの墓を「革命軍との集合場所」としてドラゴンたちに伝えていたのではないか?
父親・霜月コウ三郎の人生を振り返ってみると、光月おでんよりも先駆けて【開国思想に目覚めた一人】だったに違いない。「束縛からの開放」や「自由を希求」する開国の姿勢は、「革命軍の思想」とも絶妙にマッチしている。
開国精神コウシロウも同様に開国精神が継承されていたとしたら、革命軍にどこかシンパシーを感じ、東の海・シモツキ村から「何かしらの支援」をしていた可能性が考えられます。
現在、革命軍は聖地マリージョアで海軍大将の藤虎やCP0の反撃にあって最終的にサボは死亡したとされますが、コウシロウが再び手助けする日も近いのか?
ちなみに「海軍大将の緑牛説」もネット上で見られますが、緑牛のキャラ設定を考えるとコウシロウと合致する部分は少なそうです。
コメント
全然確定してないじゃないの
日和がタシギのわけわからん!
もっと他にもワンピースの考察記事をアップしろ
ドルジ露瓶尊の考察がどれもこれも最強すぎて震える。
コウシロウの正体をここまで解説できてるワンピースサイトは他にないだろう。
SBSで言ってたし
くいなはクナイじゃなくて鳥のくいなから取ってるでしょ。
たしぎもくいなに似てる鳥から取ってるし。