ワノ国を代々治めていた将軍家が光月家。その光月家に従えていた5つの大名家でも、とりわけ強かったとされるのが霜月家（しもつき）。事実、霜月家を遡ると数百年前に大剣豪・リューマの存在がいました。
ただカイドウに数十年前からワノ国が支配されて以降、光月家と5つの大名は滅亡してしまう。
（ONE PIECE1024話 尾田栄一郎／集英社）
そこで今回ドル漫では「霜月牛マル（しもつき・うしまる）」のヤバい正体を画像付きで徹底考察していこうと思います。最新のワンピースだと牛丸と素直に表記されたりもしてますが、一応最初の牛マル表記で統一します。
霜月牛マルは鈴後の大名
まずは霜月牛マルの正体をざっくりまとめます。
霜月牛マルはワノ国の鈴後地域を支配していた元大名。そして剣の達人とは赤鞘九人男の河松。屈強な侍の中において、牛マルはとりわけ強かったそう。ただ20年前に光月おでんが処刑された後、カイドウと黒炭オロチの連立政権に抗うものの失敗に終わる。
（ONE PIECE1024話 尾田栄一郎／集英社）
その後、霜月牛マルは天岩戸に幽閉されるものの、そこに同じくカイドウに閉じ込められたヤマトと遭遇。ヤマトの光月おでんの航海日誌を読んで、天岩戸の入り口を破壊して脱出。ヤマトを救出するものの、空腹状態で力が出なかった霜月牛マルは同年に死亡。
○霜月牛マルの相棒はオニ丸
（ONE PIECE94巻 尾田栄一郎／集英社）
大名時代の霜月牛マルの相棒が狛狐の「オニ丸」。霜月牛マルとオニ丸のモデルはそれぞれ牛若丸（源義経）と弁慶と考察されます。
狛狐は神獣ではないと思いますが、オニ丸の年齢は69歳と動物の割に長寿。いつから牛マルの相棒になったかは不明ですが、牛マルの年齢もオニ丸と大差はなさそうか。もしプラマイ10歳前後と仮定したら、霜月牛マルの年齢は50歳から70歳？
牛マルの声優CVはまだ不明。
鈴後は「常世の墓」と呼ばれる墓標代わりに刀を使う風習がある。主なき国においてオニ丸が「牛鬼丸」と称して18年前から守っておりました。鈴後がカイドウに壊滅させられるのに、霜月牛マルが死亡して2年ぐらいの空白期間があるっぽい。
霜月牛マルの先祖は刀神リューマ
続いては霜月牛マルの先祖を考察。
（ONE PIECE1023話 尾田栄一郎／集英社）
河松いわく、霜月牛マルの先祖は大剣豪（刀神）の霜月リューマとのこと。当初リューマの名字は不明でしたが、ワノ国編で霜月とビブルカードか何かで判明しておりました。牛マルが強かった理由も、刀神のリューマの血を引くから。
ただリューマが死亡したのはワノ国が黄金の国と呼ばれていた数百年前の話。そのため牛マルがリューマの息子や孫というわけではありません。それでも牛マルとリューマの共通点は「剣豪」「剣の達人」以外にもあります。
（ONE PIECE1024話 尾田栄一郎／集英社）
それが「隻眼」という共通点。
リューマ（ブルックの魂いり）が初めて登場した際も左目に包帯を巻いていましたが、ホグバックが巻いたわけではなく、「元々の遺体の状態」がそうだった。画像の霜月牛マルもやはり左目に包帯を眼帯のようにしている様子が伺えます。
牛マルの正体はゾロの父親か？
続いては霜月牛マルの子孫を逆に考察していこうと思います。
（ONE PIECE1023話 尾田栄一郎／集英社）
結論から言うと、霜月牛マルは【ゾロの父親】の可能性がありそう。事実、河松や花のヒョウ五郎は「若き日の霜月牛マルにウリ二つ」と語っている。剣豪としての強さ以外にも、剣の所作や隻眼も牛マルとゾロはそっくり。更に言えば、見た目の雰囲気もゾロまんま。
まだ牛マルのご尊顔は明確に描写されたわけではないものの、作者・尾田栄一郎の読み切り作品「MONSTERS」に登場するリューマの見た目も、やはりゾロそっくりでした。シモツキ村を開墾したコウ三郎の息子・霜月コウシロウはゾロと見た目が全く違ってました。
そのため霜月家の子孫だからと言って必ずしもリューマ風の見た目になるわけではないことから、ゾロと牛マルとの血筋的な繋がりは濃いことが少なくともわかります。そこで思い出してほしい情報が、牛マルの相棒の狛狐（オニ丸）。
zoroはスペイン語で【キツネ（狐）】を意味する。そこからゾロと光月日和が結婚する説もドル漫では考察していますが、何故牛マルの相棒がキツネだったのかというと、まさにゾロとの血筋を匂わす伏線として登場していたに違いない。
○ゾロと霜月牛マルの接点はいつ？
一方、ゾロとの親子説には問題点もあります。
確かに霜月牛マルが死亡したのは20年前。ゾロの現在の年齢は21歳。思わず拳と拳を合わせたくなる年齢ですが、タイミング的に牛マルが生存してる最中にゾロはこの世に生を受けてる可能性が高い。
牛マルの年齢は不明ですが、モンキー・D・ドラゴンの年齢が55歳だったことから、ゾロの年齢と30歳40歳以上離れていたとしてもルフィを例に考えたら全く問題はないはず。
ただし、ワノ国にいた牛マルが「どうやって東の海にゾロを逃したのか？」という点が問題になる。ワノ国は当時から既にカイドウに支配されてる。霜月牛マルも天岩戸に幽閉されていた。おでんが処刑されて間もなく牛マルも…。
そもそもゾロが産まれたのはシモツキ村とされるので、霜月牛マルの正体がゾロの父親かと言われると微妙なラインではあります。
ただ牛マルはまだ生存している説もある。ゾロの髪の毛の色を考えると、牛マルも同様に緑ヘアーだった可能性がある。【緑の牛】といえば、海軍大将の緑牛が想起されます。空腹状態でも生きる声質を持ち、さながら不死性も匂わせる。
つまり緑牛こそがゾロの父親だった？
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