今回おすすめバトル漫画の『ONE PIECE』で取り上げるのが「コウシロウ」。ワンピース序盤から登場してるキャタクターですが、意外と登場シーンはそこまで多くない。
ただし、コウシロウの正体はワンピース最終回など終盤に絡んでくるような重大な人物だった?
ということで今回ドル漫ではコウシロウの正体について徹底的に考察してこうと思います。
コウシロウとはゾロの師匠
まず既に判明してるコウシロウの正体を解説。
コウシロウとは剣術の達人。常にオールバックスタイルで眼鏡をかけ、性格は至って温和。東の海のシモツキ村で「一心道場」と呼ばれる道場を運営し、かつて麦わらの一味のゾロもそこに通って修行していた。
コウシロウの年齢は51歳。初期の声優CVは海軍大将・黄猿と同じ石塚運昇だったそう。
そのためコウシロウは「ゾロの剣の師匠」と表現できるキャラクター。実際、ゾロは数々の強敵と戦った場面でコウシロウの教えや助言を思い出し、剣士としての腕前が開花しております。
画像は「最強の剣とは守りたいものを守り、斬りたいものを斬る力。触れるものみな傷つけるような剣は私は剣だとは思わない」というコウシロウの名言。バロックワークスのメンバーだったMr.1(ダズ)との一戦でゾロが覚醒した場面。
ゾロが幼い頃のコウシロウの名言を思い出すぐらいなので、いかにコウシロウが剣士として強かったか、また剣士として偉大だったかが分かります。最近でこそ思い出すシーンは少ないものの、ゾロにとっては未だにコウシロウがいかに偉大な剣士の一人と言えそう。
またコウシロウは「くいな」と呼ばれる娘の父親でした。くいなはコウシロウと同様に剣の腕前があり、ゾロより少し年上の女の子。くいなはゾロ相手に2001勝0敗で圧倒するほど強かった。ただし、くいなはひょんな事故から死亡済み。
コウシロウの正体は赤鞘九人男?
一方、現在のワンピースはワノ国編の真っ最中。コウシロウは新世界編が始まった直後に少し登場した程度で、それ以降は音沙汰なし。コウシロウという日本人風のキャラ名からしていかにもワノ国風ですが、もしかするとコウシロウが再び絡んでくる日も近い?
例えば、コウシロウの正体は「赤鞘九人男(あかざやくにんおとこ)」の一人とする考察もありました。赤鞘九人男とは錦えもんなど光月家に仕える優秀な家臣たちのことですが、当初は全メンバーが明らかにされてるわけでもありませんでした。
実際、コウシロウが運営する一心道場のマークが「剣が交差してる」ようなデザインでした。画像のコウシロウの肩を参照。
一方、光月家の家紋も中心に鶴がおり、そこに「何かしらの棒が交錯」するようなデザインでした。もちろん実際には交差してないものの、コウシロウの道場のように「バッテンマーク」に見えます。
20年前に光月おでんが処刑された後、コウシロウは百獣海賊団の魔の手から逃れるようにワノ国から脱出して東の海に逃げおおせた赤鞘九人男の一人だった可能性も否定できない。実際、赤鞘九人男の一人と思しきキャラが双子岬でクロッカスと談笑済み。
ただし、既に赤鞘九人男のメンバーはほぼ全て判明しており、コウシロウは赤鞘九人男ではありませんでした。
コウシロウはワノ国出身?
でもコウシロウという名前から考えると、「ワノ国出身」の可能性は否定できない。リューマ然り、イゾウ然り、やはりみなワノ国出身者でした。
何故なら、光月モモの助はゾロから「スナッチ」と呼ばれる謎の掛け声を教えてもらってる。それに対して、赤鞘九人男のお菊は「ワノ国・久里の古い方言にも似たような掛け声があり」と反応してる。前述のように、ゾロの師匠はコウシロウ。
つまり、ゾロはコウシロウから謎のスナッチという掛け声を習った可能性しか考えにくい。そう考察すると、コウシロウの出身はワノ国・久里である可能性が考えられます。
例えば、「シモツキ村」の名前も実は「光月家をモチーフ」にコウシロウ自身が開墾して命名した可能性はないのか?冷静に考えたら、東の海でシモツキ村だけワノ国風の村名をしてるのは不思議な話。下月(シモツキ)の名前の由来も「上月(光月おでん)が欠けた状態」を意味してる?
少なくとも、コウシロウや娘・くいなが異様に強かった理由も「ワノ国の侍の血を引く」からだったに違いない。
本名は「霜月コウ四郎」か?霜月コウ三郎は父親?
そして、コウシロウの正体に迫る情報が新たに明らかにされました。
どうやらワノ国では55年前に「霜月コウ三郎」と呼ばれる刀匠が違法に出国した過去が判明。この霜月コウ三郎はゾロの初期からの愛刀である「和道一文字」と光月おでんの愛刀である「閻魔」をかつて作った名工の一人。
前述のように、コウシロウの生まれ故郷は「シモツキ村」でした。つまり、シモツキ村をかつて開梱した男こそが「霜月コウ三郎」だった。コウ三郎は「霜月」という自らの誇り高い名字を村名に命名していた。シモツキ村にワノ国出身者の名前が多い理由もそれ。
つまり、コウシロウの本名も霜月コウ四郎なのでしょう。父親がコウ三郎という名前だから、息子はコウ四郎という理屈。日本人にありがちな命名の法則。
当初は霜月コウ三郎が幼いコウシロウを連れてワノ国を出国して東の海に辿り着いたと見てたんですが、どうやら東の海に脱ワノした後に霜月コウ三郎は恋をし、そこでシモツキ村を作ってコウシロウを出産したっぽい。しかも、「村のジジー」というモブキャラとしてゾロと面識もあったそうな。
だからゾロがスナッチ(捨名知)の掛け声を教わった相手はコウシロウの父親・コウ三郎だったと考えるのが自然。ただ霜月家は九里以外を支配していたはずですから、何故九里特有の方言を知っていたのかは疑問が残りますが。
だからコウシロウは「侍」よりも、「刀鍛冶」としての素質が色濃いキャラクターだった模様。確かに、コウシロウの娘の名前は「くいな」。クナイという忍者が使う有名な武器がありますが、コウシロウは刀鍛冶としての血筋がうずいたに違いない。
コウシロウは革命軍メンバー?
続いては「革命軍説」を考察していこうと思います。どうやら光月家やワノ国との繋がりだけではなく、というかワノ国編に突入する以前から、コウシロウの正体を革命軍メンバーの一人と見る考察が随分前からネット上ではよく見られてる。
しかもワンピースの編集者がコウシロウ≒革命軍説をかつて問われて、「言えるわけないやん」と冷や汗をかいたとかかかなかったとか。まさに伏線の匂いがぷんぷん。
そこで「コウシロウ=革命軍メンバー説」を裏付ける根拠が画像のシーン。かつて革命軍リーダーのモンキー・D・ドラゴンやイワンコフがシモツキ村の周辺に停泊。ここで天竜人にフルボッコされたサボがドラゴンの助けもあって運良く救出されてるんですが、この時の革命軍の目的は不明なまま。
でも、コウシロウが仮に革命軍メンバーだったとすれば「ドラゴンたちはコウシロウに会いにやって来た」と解釈すれば合点が行く。ネット上では物議を醸してる「例の謎のイワンコフの墓(冒頭画像を参照)」で落ち合っていたのかも知れない。
前述のようにコウシロウと光月おでん(更には光月家)と直接的な関連性は低そうですが、父親・霜月コウ三郎はおでんよりも先駆けて開国思想に目覚めた一人だった。そのため「霜月家の開国思想」と「革命軍の思想」と絶妙にマッチしてる。
ルフィを筆頭に「束縛からの開放」や「自由を希求」する姿勢は、光月家と革命軍はあらゆる面で考え方やイデオロギー的な共通点が多い。コウシロウは父親の教えや血筋から革命軍にシンパシーを感じ、何かしらの手助けしていたのではないか?
革命軍は聖地マリージョアで世界会議編に侵入し、天竜人相手に一気に形勢逆転を目論もうとしていた。しかしながら、海軍大将の藤虎やCP0の反撃にあって遁走し、最終的にサボは死亡したと見られてます。
でも、コウシロウの手によってサボが救出されていたとすれば?我ながら可能性は低いと思いますが、コウシロウがワノ国の血筋を引いてる事実を考慮すると、今後再びワンピースのストーリーに絡んでくる可能性はゼロではないでしょう。
ちなみに、「コウシロウの正体≒海軍大将の緑牛説」などもネット上で見られますが、新世界編後のコウシロウは東の海にいたことが確認できるため、この可能性は低そうです。
コメント
全然確定してないじゃないの
日和がタシギのわけわからん!
もっと他にもワンピースの考察記事をアップしろ
ドルジ露瓶尊の考察がどれもこれも最強すぎて震える。
コウシロウの正体をここまで解説できてるワンピースサイトは他にないだろう。