コミックス発行部数で5億部に迫る人気バトル漫画が『ONE PIECE』。
この主人公モンキー・D・ルフィが率いる海賊団が「麦わらの一味(麦わら大船団)」。その中で最初に仲間に入ったキャラクターが【ロロノア・ゾロ】。最近になって霜月リューマや霜月牛マルの子孫の可能性が俄然高まった隻眼の剣士。
このゾロの戦闘スタイルは異例の「三刀流」。文字通り、3本の刀を同時に扱う剣士になります。画像はルフィのゴムゴムの実を食べてしまった世界線の架空の姿ですが、ゾロは本編ワンピースでも3本目の刀は口に咥えているのが特徴です。
だから三刀流の必殺技しかないかと思いきや、意外にも一刀流や二刀流…中には九刀流といった幅広い技のバリエーションが存在します。またこれまで一回こっきりしか使用していない技も多く、ゾロの必殺技は合計すると55以上ありました。
そこで今回ドル漫では「ロロノア・ゾロの全必殺技」をフルカラー画像付きで今更ながら徹底解説してみた。中にはルフィとのコラボ技もあった?
ちなみに「一刀流→二刀流→三刀流→九刀流→飛ぶ斬撃→…」という順番で、ゾロが【使用する刀】が少ない必殺技から紹介してます。またゲームや劇場版映画にしか登場してない一部の技は割愛してますがご了承ください。
一刀流の必殺技まとめ
まずは【一刀流】の必殺技を解説します。
ゾロは三刀流を売りにしている剣士だけあって、当初は刀一本だけで戦うことは「得意ではない」と発言していました。それでも鉄を一刀両断するなど、おそらく一撃における攻撃力は最も強そう。また抜刀の初速も一番速いため、一刀流はシンプルな大技が多いのが特徴。
○獅子歌歌(ししそんそん)…ゾロの技
まず最初の一刀流の必殺技は【獅子歌歌】。読み方は「ししそんそん」。
ゾロが最初に使用したのはバロックワークスのMr.1(ダズ・ボーネス)になります。
当初はスパスパの実の鉄人間だったMr.1に苦戦するものの、霜月コウシロウの教えを思い出してゾロは覚醒。あらゆる物体の呼吸を知ることで鉄をも切断できるようになったゾロは、最後に強烈な居合を繰り出して倒す。それが獅子歌歌でした。
獅子歌歌の名前の由来は、獅子舞の一種である「獅子神楽」などが元ネタか。漢字の当て字も考慮すると、読み方はさしずめ「sing sing song song」といったところか。スウィングジャズの名手・ベニー・グッドマンの『sing sing sing』などに着想があり?
○死・獅子歌歌(し・ししそんそん)…ゾロの技
続いての一刀流の必殺技は【死・獅子歌歌】。読み方は「し・ししそんそん」。ゾロが最初に使用した相手はパンクハザード島に生息していた巨大なレッドドラゴンでした。おそらくベガパンクが血統因子を用いて蘇らせた謎の赤い竜。
死・獅子歌歌は、先程の獅子歌歌の強力バージョン。あくまで一刀流ですが、最初に口で咥えた刀で一撃を食らわせて相手をひるませるのが特徴っぽい。他にも劇場版ワンピースでは武装色で更に強化した「黒刀 死・獅子歌歌」という必殺技も披露してます。
○飛竜火焔(ひりゅうかえん)…ゾロの技
続いての一刀流の必殺技は【飛竜火焔】。読み方は「ひりゅうかえん」。
飛竜火焔は、上空から敵に向かって切り下ろす必殺技。ゾロの背後に竜のようなオーラが溢れ出てますが、刀との摩擦熱で切り口から敵が発火する副次効果を持つのも特徴でした。ゾロが最初に使用した相手は、スリラーバークに囚われていたリューマの遺体(&ブルックの魂)。
名前の由来は不明ですが、雅楽の中に「柳花苑(りゅうかえん)」という曲目があるんだそう。これは桓武天皇の時代に今の中国・唐から伝えられた昔の歌だそう。これと【飛竜】をなんとなくくっつけただけ?
○厄港鳥(やっこうどり)…ゾロの技
続いての一刀流の必殺技は【厄港鳥】。読み方は「やっこうどり」。
厄港鳥は三日月型の飛ぶ斬撃を放つ必殺技になります。ゾロが初めて使用した相手は魚人島のホーディー。ホーディーは味方を盾に攻撃を受け止めたんですが、モブキャラ一人を一刀両断する威力まではなかった模様。後述する煩悩鳳より威力は見劣りしそう。
○大辰撼(だいしんかん)…ゾロの技
続いての一刀流の必殺技は【大辰撼】。読み方は「だいしんかん」。
大辰撼はとてつもない怒気と殺意を持って、敵を一刀両断する必殺技になります。その斬撃の威力は前方遠くまで続いて、地面すらバキバキに真っ二つにしてしまう威力がありました。
ゾロが最初に使用した相手はパンクハザード島にいたモネ。ゾロは覇気を全く使わなかったものの、モネはガクブル状態で再起不能に陥りました。だから技の醍醐味は「恐怖心を与える」ことがメインにありそう。
そのため名前の由来も「大震撼(大きく震撼する)」から素直に来ているのかも知れない。
○馬鬼(ばき)…ゾロの技
続いての一刀流の必殺技は【馬鬼】。読み方は「ばき」。範馬勇次郎や花山薫といった格闘マンガ『バキシリーズ』の主人公・範馬刃牙、ホラー漫画『地獄先生ぬ~べ~』に登場した覇鬼なんかも彷彿とさせますが、実際にそれらが由来かは不明。
馬鬼は、敵を一刀両断する必殺技。ゾロが最初に使用した相手はドフラミンゴファミリーのピーカになります。先程の大辰撼との違いは分かりませんが、対ピーカに使用した事実を考えると威力は馬鬼の方が上回っていそう。大辰撼はあくまで畏怖目的で使う?
他にもアニメ版ワンピースで登場した「酔い醒まし 喝抜刀」といった一刀流の必殺技もありますが、漫画版でゾロは使用したことがないので割愛します。
二刀流の必殺技まとめ
続いては【二刀流】の必殺技を解説します。
三刀流を最大の強みとするゾロにとって、2本の刀を使う戦闘スタイルは最も中途半端な気がしますが、どうやら少年時代のゾロが最も得意としていた戦い方っぽい。確かに霜月くいなと戦ってるシーンを思い返すと、ゾロは2本の刀で戦っていたイメージが強い。
○鷹波(たかなみ)…ゾロの技
まず最初の二刀流の必殺技は【鷹波】。読み方は「たかなみ」。
鷹波は2本の刀を振り回すことで、周囲に波紋状の衝撃波を広範囲に発生させる必殺技になります。ゾロが最初に使用した相手は、ウイスキーピークにいたバロックワークスの残党。主にザコ敵を一掃する場面で使われる技っぽい。
名前の由来は「高波(高浪)」。これは高潮のときに押し寄せる高い波のことですが、高波にのまれて死亡する人は毎年後を立ちません。鷹波のニュアンスとしては、それぐらい複数の敵を同時にのみこむ威力がある必殺技ということでしょう。
ちなみにアニメ版ワンピースでは三刀流でも使用されるなど、鷹波は二刀流に限定した技ではなさそう。単純に使用する刀が増えるほど広範囲の敵を攻撃できたりする?
○犀回(さいくる)…ゾロの技
続いての二刀流の必殺技は【犀回】。読み方は「さいくる」。
犀回は2本の刀を逆刃で持った状態で、動物のサイのような構えから強烈な回転斬りで衝撃波を発生させる技。竜巻に巻き込まれたように吹っ飛ぶ敵の姿が描かれています。ゾロが最初に使用した相手は、ウォーターセブンにいたフランキー一味でした。鷹波と同様にザコ敵に使用?
名前の由来は英語の「Cycle(サイクル)」。日本語だと「周期」「循環」「回帰」などを意味する言葉。動物の【犀(サイ)】と回転の【クルクル回るといったイメージ感】が組み合わさった造語になっている模様です。
○羅生門(らしょうもん)…ゾロの技
続いての二刀流の必殺技は【羅生門】。読み方は「らしょうもん」。
羅生門は居合の構えから、2本の刀を振り抜いて縦に両断する必殺技になります。ゾロが最初に使用したシーンはウォーターセブン編。司法の島のエニエス・ロビーに向かうロケットマンの屋根に乗った状態で、CP9の部下たちが乗り込む海列車を真っ二つにしました。
この技を使う際に、ゾロは「荒廃の世の自我(エゴ)。斬り裂けり」という前口上を言っています。そのため名前の由来も芥川龍之介の同名小説でありましょう。この『羅生門』の内容も、まさに人間の自我主義(エゴイズム)が描かれていました。
○弐斬りまとめ一覧
続いて二刀流のの必殺技は【弐斬り】。読み方は「にぎり」。
弐斬りは、2本の刀を平行に持った状態で斬りかかる必殺技になります。複数の派生技が存在するんですが、名前の由来もそのまま「お寿司の握り」です。二刀流というだけあって、さながら寿司を握る2本の指を模している様子。
だから派生技の名前の由来も全てが「寿司ネタ」になっています。
登楼(とうろう)…ゾロの技
まず最初の弐斬りは【登楼】。読み方は「とうろう」。名前の由来は、寿司ネタのトロになります。
登楼は2本の刀を平行させた状態で、そのまま垂直に切り上げる必殺技になります。画像はオーズと戦っているシーンですが、ゾロが初めて使った相手はエニエス・ロビーでの元CP9のカクになります。
他の弐斬りも主にカクとの戦いで初めてお披露目されております。
応登楼(おうとうろう)…ゾロの技
続いての弐斬りが【応登楼】。読み方は「おうとうろう」。
応登楼は2本の刀を平行に、今度は逆に上から下に切り下ろす必殺技になります。先程の強化バージョンとなる技だけあって、名前の由来は寿司ネタの大トロ。ゾロが初めて使ったのはやはり元CP9のカク戦。
砂紋(さもん)…ゾロの技
続いての弐斬りが【砂紋】。読み方は「さもん」。名前の由来は、やはり鮭のサーモン。
砂紋は2本の刀を平行に、斜め上から斜め下に切り下ろす必殺技。いわゆる袈裟斬りの一種になります。ゾロが初めて使った相手はカク戦。
登楼砂紋(とうろうさもん)…ゾロの技
続いての弐斬りが【登楼砂紋】。読み方は「とうろうさもん」。名前の由来はトロサーモン。
登楼砂紋は2本の刀を平行に切り倒す技ですが、普通の砂紋と違って今度は逆に、斜め下から斜め上に切り上げる必殺技になります。先程の登楼と組み合わせた、いわゆる逆袈裟と呼ばれる剣技に該当しそう。
ゾロが初めて使った相手はバジル・ホーキンス戦。
閃(ひらめき)…ゾロの技
続いての弐斬りが【閃】。読み方は「ひらめき」。名前の由来は、寿司ネタの「ヒラメ(平目)」になります。
閃は2本の刀を平行に構えた状態から、そのまま平行に横切りする必殺技になります。ゾロが初めて使用した敵はやはり元CP9のカクになります。
魔熊(まぐま)…ゾロの技
続いての弐斬りが【魔熊】。読み方は「まぐま」。尾田さんの口から正式に回答されていないっぽいですが、名前の由来は寿司ネタの「マグロ」のはず。
魔熊は2本の刀を逆手に持った状態から、下から上に振り上げる必殺技、もしくは敵の攻撃を受け止める技になります。ゾロが初めて使用した相手はスリラーバークにいたリューマの遺体(ブルックの魂付き)。
弐斬りは命名しやすい技名が多いので、命名してて楽しそう。今後ゾロがCP0に昇格したカクと再戦する場合、「油坊主」や「アオリイカ」「車海老」「キンメダイ」「ホタテ」などをもじった必殺技が登場するのかも知れない。
そして次のページでは今記事のメインでもある【三刀流の必殺技】を解説します。
三刀流の必殺技まとめ
続いては三刀流の必殺技をフルカラー画像付きで解説します。
ゾロの真骨頂とも呼べる戦闘スタイルだけあって、やはり三刀流の必殺技が一番多いです。おおよそ数にすると20個以上ありました。特に後述する三刀流奥義は、きっとワンピース終盤でも活躍するに違いない。
○鬼斬り(おにぎり)…ゾロの技
まず最初の三刀流の必殺技が「鬼斬り」。読み方は「おにぎり」。
鬼斬りとは両腕を交差して、なおかつ口に咥えた刀を使って上左右から敵に斬りにかかる必殺技になります。鬼斬りを最初に使った相手はバギー海賊団の参謀長・カバジ。そもそもゾロが一番最初に使っただけあって、ワンピース読者であれば誰もが知っているセオリーな必殺技。
そのまんま名前の由来は食べ物の「おにぎり」になります。
ちなみに、主人公のモンキー・D・ルフィとウィスキーピークで戦った際には、鬼斬りの威力はゴムゴムのバズーカとほぼ互角でした。
○焼鬼斬り(やきおにぎり)…ゾロの技
続いての三刀流の必殺技が「焼鬼斬り」。読み方は「やきおにぎり」。
焼鬼斬りは、炎で燃やした刀身で攻撃する鬼斬りのこと。炎によるダメージが加わることで威力がアップしているっぽい。ゾロが最初に使った相手は、バロックワークスのMr.5。ただボムボムの実を爆発をカウンター的に応用しているため、ゾロが能動的に発動することは難しそう。
やはりそのまんま名前の由来は食べ物の「焼きおにぎり」。
○艶美魔夜不眠 鬼斬り(えんびまよねず おにぎり)
続いての三刀流の必殺技が「艶美魔夜不眠 鬼斬り」。読み方は「えんびまよねず おにぎり」。
艶美魔夜不眠 鬼斬りは、不気味な闘気をたぎらせた状態で攻撃する鬼斬りのこと。背後には鬼女のような揺らめく影が見えておりますが、ゾロの刀も湧き上がる闘気で曲がって見えているそう。ゾロが初めて使ったシーンは、司法の島・エニエス・ロビーでのザコ戦。
名前の由来は食べ物の「エビマヨネーズおにぎり」。たださすがに、ここまで来ると悪ノリ感がすごいで。おそらく勝手なイメージですけど、ワンピースの原稿を描いてる際にたまたま食べていた昼飯をそのまま命名している気がします。
ただ尾田さんは『ドラゴンボール』の鳥山明を尊敬しているそうなので、ゾロに限らずワンピースでは「食べ物に関連した技名」が多いですが、そこらへんが関係している気もします。
○煉獄鬼斬り(れんごくおにぎり)…ゾロの技
続いての三刀流の必殺技が「煉獄鬼斬り」。読み方は「れんごくおにぎり」。
煉獄鬼斬りは、鬼斬りを更に強化させた必殺技になります。他の鬼斬りの派生技と何が違うのかは不明ですが、現時点では最も威力が強い鬼斬りのような気はします。ゾロが初めて使用した相手は、魚人島のヒョウゾウ戦。
ちなみに最近だと鬼滅の刃の煉獄杏寿郎も彷彿とさせますが、煉獄の意味は「天国と地獄の中間」という宗教用語になります。ゾロの必殺技は地獄に関する技名も多いため、この煉獄を超える地獄を模した鬼斬りもいずれ登場するか。
ちなみに、ゾロが好きな食べ物は「白米」。そのため寿司や握り飯といった技名が多用されているんだと思います。
○刀狼流し(とうろうながし)…ゾロの技
続いての三刀流の必殺技が「刀狼流し」。読み方は「とうろうながし」。
刀狼流しは敵の攻撃を交わしつつ、同時にカウンター的に敵を斬りつける必殺技になります。ゾロの中では珍しく防御主体の技になります。ゾロが初めて使用した相手は、アーロンの部下だったはっちゃん(ハチ)。
名前の由来は「灯籠流し(とうろうながし)」とそのまま予想できそう。死者の魂を弔う登楼を川や海に流す東アジア特有の習慣のこと。主にお盆の季節で見られる行事。川の流れのように流麗に敵の攻撃を避けまっせ的なニュアンスか。
○虎狩り(とらがり)…ゾロの技
続いての三刀流の必殺技が「虎狩り」。読み方は「とらがり」。
虎狩りは両手の刀を振り上げて、そのまま大きく振り下ろす必殺技になります。ゾロが初めて使用した相手はキャプテン・クロの部下だったブチとシャム。
名前の由来は不明ですが、おそらくそのまま「虎狩り(虎退治)」と予想できそう。かつての日本では実際に虎狩りが盛んだったそう。一休さんの虎屏風の逸話も有名ですが、ゾロはワノ国に関連したキャラクターだからこそ生まれた必殺技だと思います。
○極虎狩り(うるとらがり)…ゾロの技
続いての三刀流の必殺技が「極虎狩り」。読み方は「うるとらがり」。
極虎狩りは、強化バージョンの虎狩りになります。ゾロが初めて使用した相手はパンクハザード島に生息していたレッドドラゴン。
おそらく名前の着想はSFヒーロー作品『ウルトラマン』から来てると予想してみる。
○龍巻き(たつまき)…ゾロの技
続いての三刀流の必殺技が「龍巻き」。読み方は「たつまき」。
龍巻きは腕をグルグルと回転させて、その風圧で巨大な竜巻を発生させる必殺技になります。ゾロが初めて使用した相手はアーロン一味の雑魚キャラ。最近使用したイメージがあったんですが、割とストーリー序盤で使っていたのが個人的に意外でした。
もちろん名前の由来は気象現象の「竜巻(たつまき)」。
○黒縄大龍巻き(こくじょう おおたつまき)…ゾロの技
続いての三刀流の必殺技が「黒縄大龍巻き」。読み方は「こくじょう・おおたつまき」。
黒縄大龍巻きは、攻撃範囲と威力が更に増した龍巻きのこと。この旋風は鉄すらも切り裂く威力があり、さながら死神の鎌と表現されます。また竜巻はすぐに消えないため、ゾロ曰く「地獄の果まで追いかける」ほどしつこいとのこと。
ゾロが初めて黒縄大龍巻きを使用した相手は魚人島にいたザコ敵。
ちなみに、黒縄は「地獄の一種」になります。だからゾロも地獄の果という表現を使っていた模様です。黒縄は下から二番目に軽い地獄のため、今後は「叫喚 大龍巻き」「阿鼻 大龍巻き」「焦熱 大龍巻き」といった更に強い地獄の名前が技名にあてられそう。
○牛針(うしばり)…ゾロの技
続いての三刀流の必殺技が「牛針」。読み方は「うしばり」。
牛針は闘牛のような構えから、突進して敵を攻撃する必殺技になります。背後の闘気もまんま牛の姿が描かれています。ゾロが最初に使った相手はバロックワークスのMr.1(ダズ・ボーネス)。
名前の由来は「牛梁(うしばり)」と推察してみる。これは日本家屋の屋根中央を支えている一番大きな梁のこと。牛丸太や牛引きとも呼ばれるそうですが、それぐらいドシッと構えた攻撃を意味している?
○牛鬼勇爪(ぎゅうきゆうづめ)…ゾロの技
続いての三刀流の必殺技が「牛鬼勇爪」。読み方は「ぎゅうきゆうづめ」。正確には牛鬼と勇爪の間に小さい空白があいてます。
牛鬼勇爪は猛牛の構えから、そのまま突き攻撃を食らわせる必殺技になります。ゾロが最初に使用した相手は海軍大佐のTボーン。こいつは船斬りの異名を持ち、ロケットマンの進行を妨げていた骸骨風の男でした。
ただTボーンそのものは悪者ではなく、あくまで市民の命を守りたいだけの正義漢でした。そのため牛鬼勇爪でTボーンを突き飛ばした後、ゾロは「てめぇの正義もさぞ重かろうが、こっちも色々背負ってんだよ」という名言を残しております。
名前の由来は「ぎゅうぎゅう詰め」。ワンピース作中で解説はされていませんが、先程の牛針の強化バージョンといったところでしょう。
○蟹獲り(がざみどり)…ゾロの技
続いての三刀流の必殺技が「蟹獲り」。読み方は「がざみどり」。
蟹獲りは挟み込むように切り刻む必殺技になります。背後にカニのハサミのような闘気も確認できます。ゾロが最初に使った相手はバロックワークスのMr.1(ダズ・ボーネス)。
名前の由来はおそらく「風見鶏(かざみどり)」。説明するまでもなく鶏をかたどった風向計ですが、何故そこから蟹に繋がっているかは不明。
○鴉魔狩り(からすまがり)…ゾロの技
続いての三刀流の必殺技が「鴉魔狩り」。読み方は「からすまがり」。
鴉魔狩りは空中に飛びながら、敵の攻撃を無数に切り刻む必殺技になります。ゾロが最初に使った相手はウォーターセブンにいたフランキー一味。これ一度きりしか使用していないので分かりませんが、どちらかというと防御系に近い技か。
○夜叉鴉(やしゃがらす)…ゾロの技
続いての三刀流の必殺技が「夜叉鴉」。読み方は「やしゃがらす」。
夜叉鴉は3本の刀を交差させた状態で、そのままゾロ自身も前に回転させながら敵を切り刻む必殺技になります。ゾロが初めて使った相手はスリラーバークにいたオーズ。良くも悪くも大技だと思うので、意外と使い勝手は悪そうか。
名前の由来は不明ですが、鴉(カラス)と命名されてる技はおおむね空中技っぽい。
○二剛力斬(にごりざけ)…ゾロの技
続いての三刀流の必殺技が「二剛力斬」。読み方は「にごりざけ」。
二剛力斬はゴリラの構えから、敵を一刀両断に振り下ろす必殺技になります。背後にはゴリラの気迫が漂ってますが、その前段階に「一剛力羅(いちごりら)」「二剛力羅(にごりら)」と筋力を高める動作を取るのが特徴。ゾロが初めて使用した相手は元CP9のカク。
名前の由来は「にごり酒(濁り酒)」。濾過しないで作った白く濁った日本酒のこと。いわゆる「どぶろく」のことです。
○豹琴玉(ひょうきんだま)…ゾロの技
続いての三刀流の必殺技が「豹琴玉」。読み方は「ひょうきんだま」。
豹琴玉は動物のヒョウが獲物を捉えるような前傾姿勢から、そのままゾロ自身が横回転しながら攻撃する必殺技になります。ゾロが初めて使ったのは元CP9のカク。
名前の由来は不明ですが、技の体系から考えても「野球の球種」っぽい気もします。また尾田さんの年齢的にバラエティ番組『オレたちひょうきん族』は見ているはずなので、球体でお馴染みのフジテレビと掛け合わせた造語の可能性も?
とりあえず三刀流には「動物」がモチーフの必殺技が多い模様です。
○大仏斬り(だいぶつぎり)…ゾロの技
続いての三刀流の必殺技が「大仏斬り」。正確には大・仏・斬・りと中点を入れる模様ですが、読み方はそのまま「だいぶつぎり」。
大仏斬りは、塔といった巨大な建物を真っ二つにしてしまう必殺技になります。ゾロが初めて使ったのはスリラーバークのオーズ戦。対人間で使用する必殺技ではないものの、ストーリーの進行上はいろいろ使えそうではありました。
おそらく名前の由来は「ぶつ切り」のはず。ぶつ切りの意味は、食材を大雑把にカタチにこだわらずに適当なサイズに切ること。これと「仏教の大仏」をなんとなく組み合わせただけだと思われます。
○閻王三刀龍 一百三情 飛龍侍極(えんおう さんとうりゅう いちびゃくさんじょう ひりゅうじごく)
続いての三刀流の必殺技が「閻王三刀龍 一百三情 飛龍侍極」。読み方は「えんおう さんとうりゅう いちびゃくさんじょう ひりゅうじごく」。
閻王三刀龍 一百三情 飛龍侍極は、振り上げた刀を思い切り振り下ろして衝撃波を飛ばす必殺技になります。後述する煩悩鳳に近い技にも思えますが、技名的には一刀流の飛竜火焔の上位互換と考えるのが自然か。
ゾロが初めて使ったのは百獣海賊団のキングになります。キングの炎で模した巨大な龍を発生される御守火龍皇も、この飛龍侍極を前に真っ二つにされていました。まさに龍を殺すための必殺技でした。
ただ注目したいのは三刀【流】ではなく、三刀【龍】という当て字が使われていること。
この飛龍侍極は覇王色の覇気をまとっている点も大きな特徴として挙げられます。そのため今後は覇王色と組み合わさった必殺技には「刀」ではなく【龍】の文字があてられる?もしくは閻魔様を彷彿とさせる「閻王」という表現が併用されるのかも?
他にも劇場版ワンピースでは「青龍印 流水(せいりゅういん・りゅうすい)」といった技もゾロは使っていました。
無刀流…ゾロの必殺技
ちなみにゾロには「刀を持っていない状態」の【無刀流】の必殺技もあります。
それがロングリングロングランド編で披露した「無刀流 龍巻き」。刀を持っていない状態で両腕を伸ばして、そのまま腕をグルグル回して竜巻を発生させる技になります。3本目の刀の分がないだけ威力的にやや弱そうですが、ゾロの圧倒的なフィジカルがなせる技か。
他にも「黒縄 大龍巻き」の無刀流バージョンを劇場版映画で披露していたりします。そのため現状だと無刀流のベースは三刀流・龍巻きのみとなっています。今後無刀流の新技が登場するか分かりませんが、二刀流だといろいろ応用は効きそうです。
後述する煩悩鳳も無刀流で使うことができそう。
三刀流奥義まとめ一覧
続いては「三刀流奥義」を解説します。ゾロの三刀流の必殺技の中でも威力がエグい究極技がいくつかあります。
○三千世界(さん・ぜん・せ・かい)…ゾロの技
まず最初の三刀流奥義が「三千世界」。読み方は「さんぜんせかい」。厳密には【三・千・世・界】と間に中点を入れるのが正確な表記です。
三千世界は両手の2本の刀を風車のようにグルグルと回転させ、その回転力を活かして攻撃する必殺技になります。前口上は「九山八海斬れぬ物なし」。
画像はオーズ戦ですが、ゾロが初めて使用した相手は元王下七武海のジュラキュール・ミホークになります。ゾロは意気揚々と大技の三千世界を披露したものの、鉛筆のような小刀一本でミホークに防がれたシーンは誰もが覚えているはず。
三千世界の名前の由来は仏教語
三千世界の名前の由来は、仏教用語の「三千大千世界(さんぜんだいせんせかい)」。
三千大千世界とは、仏が教化(人々を安寧に導く)する世界のこと。太陽・月・六道などを【一世界】と規定し、その一世界が1000個集まったものを【少千世界】、更に1000個集まったものを【中千世界】、更に1000個集まったものを【大千世界】と仏教では呼ぶ。
大千世界には小中大の3つの一世界が含まれていることから、総括して【三千大千世界】【三千世界】という別名で呼ばれることも多いとか。そのため仏教の世界では「宇宙の単位」として用いられており、この世は無数の三千大千世界に満ちあふれているそう。
つまり、三千大千世界とは「最も大きい宇宙の単位」を指すっぽい。それだけ技の強さを表現している感じか。
○一大三千大千世界(いちだい・さんぜん・だいせん・せかい)…ゾロの技
続いての三刀流奥義が「一大三千大千世界」。読み方は「いちだい・さんぜん・だいせん・せかい」になります。やはり正確な表記は間に中点を入れます。
一大三千大千世界とは、先程の三千世界の強化バージョンになります。武装色の覇気をまとって攻撃することで破壊力が大幅にアップ。前口上は「九山八海一世界、千集まって少千世界、三乗結んで斬れぬ物なし」。ゾロが初めて使用した敵はドフラミンゴファミリーのピーカ。
名前の由来は、先ほどと同じく三千大千世界になります。
既にゾロは覇王色の覇気を体得しているため、この一大三千大千世界を上回る三刀流奥義もきっと披露されるに違いない。
○六道の辻(ろくどうのつじ)…ゾロの技
続いての三刀流奥義が「六道の辻」。読み方は「ろくどうのつじ」。
六道の辻とは、相手を6つに細かく瞬時に切り下ろす必殺技になります。初めてゾロが使用した相手は、魚人島周辺に生息していた巨大なタコ。ゾロはあっさり使用しているので奥義感はない気もしますが。
名前の由来は江戸時代に実際に存在した同名の道路になります。今の宮城県にあった仙台城の城下町に存在したそう。ここは六方に道が交わることからそう命名されたようですが、来世に繋がる六道をあらわす仏像を建てる目的があったそう。
だから、六道の辻もやはり仏教用語が名前の由来になっています。ここまでいろいろ仏教用語が要所要所で使用されていることから、最終的にイム様を倒すのもゾロだったりするのか?
そして、次のページでは【九刀流】【煩悩鳳】【コラボ技】などを解説します。
九刀流・阿修羅まとめ一覧
続いては【九刀流】の必殺技を解説します。
ゾロの腕はもちろん二本しかありませんが、覚醒したゾロは鬼気迫る闘気を放つと「残像」が発生するのか、腕が6本・顔も3つに増えたように見える。これはさながら阿修羅のような姿から、九刀流の技名の最初には「阿修羅」がもれなく付いています。
だから、あくまでさながら阿修羅のように「9本の刀を持ったかのような迫力と強さを得た」という意味に過ぎないので、ゾロが実際に9本の刀を扱っているわけではないです。
ちなみに、阿修羅とは仏教の世界における戦闘神のこと。特に3つの顔と6つの腕を持つ(三面六臂)ことで有名な鬼神。そこからも技の強さが表現されていることが分かります。
○阿修羅 弌霧銀(あしゅら いちぶぎん)…ゾロの技
まず最初の九刀流の必殺技が「阿修羅 弌霧銀」。読み方は「あしゅら・いちぶぎん」。
阿修羅 弌霧銀は、そのまま9本の刀で敵を激しく切り刻む必殺技になります。ゾロが初めて使用した相手はCP9のカクですが、カクを瞬殺した技だけあってめちゃんこ強力っぽい。前口上は「苦難上等、好むものなり修羅の道」。
ちなみに、弌霧銀の名前の由来はおそらく「一分銀(いちぶぎん)」。一分銀とは、明治時代まで実際に使用されていた銀貨の一種。これ4個で小判1枚分の貨幣価値があったそう。そのため元ネタを考えると技の威力は弱そうに思えるものの、今後は「大判小判」など技も登場するのかも。
○阿修羅 魔九閃(あしゅら まきゅうせん)…ゾロの技
続いての九刀流の必殺技が「阿修羅 魔九閃」。読み方は「あしゅら・まきゅうせん」。
阿修羅 魔九閃とは、そのまま9本の刀を更に回転させながら敵を激しく切り刻む必殺技になります。ゾロが初めて使用した相手はシャボンディ諸島に襲来したPX-4(パシフィスタ)。パシフィスタはバーソロミュー・くまの能力を移植させたサイボーグ。
魔九閃の元ネタは不明ですが、回転という攻撃スタイルを考えると「野球の魔球」と素直に掛かっている可能性が高そう。他にも『るろうに剣心』の九頭龍閃ともかかっている?一分銀の延長で考えると貨幣の一種が元ネタか?
他にも劇場版ワンピースでは「阿修羅 穿威(うぐい)」という九刀流も登場しています。
○阿修羅 抜剣 亡者の戯れ(あしゅら ばっけい もうじゃのたわむれ)…ゾロの技
続いての九刀流の必殺技が「阿修羅 抜剣 亡者の戯れ」。読み方は「あしゅら・ばっけい・もうじゃのたわむれ」になります。
阿修羅 抜剣 亡者の戯れとは、9本の刀に覇王色の覇気をまとわせて攻撃する九刀流最強の必殺技になります。ゾロが初めて使用した相手は四皇のカイドウ。無敵の防御力を誇るカイドウに完治不能の傷を負わせるなど、ゾロの実力が光月おでんに並んだ瞬間でもあったか。
名前の由来は「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」と呼ばれる上方落語のネタになります。江戸落語では「地獄めぐり」というネタ名で演じられているようですが、当時の時事ネタを扱ったギャグテイスト満載の大ネタの一つだそう。
この地獄八景亡者戯は、六道の辻や三途の川、賽の河原といった地獄の風景が出てくるため、九刀流はやはり地獄と絡めた技名が多そうです。
煩悩鳳(ぽんどほう)一覧まとめ
続いては煩悩鳳の必殺技を解説します。
煩悩鳳とは、斬撃を飛ばして攻撃する必殺技になります。名前の読み方は「ぽんどほう」。ゾロの常人離れした筋力がなせる技とか。さながら六式の飛ぶ指銃のようなものか。この煩悩鳳には三十六煩悩鳳や七十二煩悩鳳など、複数の派生技が存在します。
煩悩鳳の名前の由来は「ポンド砲」。これはかつて第二次世界大戦まで実際に使用されていた小型の火砲。ポンドは重さの単位を表しますが、砲弾の重さによって18ポンド砲や25ポンド砲などいろいろ存在した模様。着火してボーンと砲弾を飛ばすベタな兵器です。
また漢字の煩悩は、そのまま煩悩(ぼんのう)を表している模様。
事実、煩悩鳳の技名には「煩悩の数(108個)」がベースになってます。煩悩には三毒と呼ばれる【3つの煩悩(貧しさ・憎しみ・鈍感)】に大別されるそうですが、一刀流は36、二刀流は72、三刀流だと108といった具合に技名も数字が3分割されてる。
だから刀の本数に応じて斬撃の数も1から3に増えており、素直に威力も刀の数に応じて比例しそうです。この3つの煩悩を克服するのが仏教の大きな目的としてあるそうですが、まさに「煩悩を吹き飛ばす」というニュアンスで命名されているっぽい。
そう考えると、いかにもストイックなゾロらしい技とは言えそうです。
○三十六煩悩鳳(さんじゅうろく・ぽんどほう)…ゾロの技
まず最初の必殺技は「三十六煩悩鳳」。ちなみに、読み方は何となく分かると思うので、これ以降も割愛します。
三十六煩悩鳳は【一刀流】で放つ飛ぶ斬撃になります。ゾロが初めて使用したシーンは空島でワイパーの仲間だったブラハムという先住民。前口上は「眼・耳・鼻・舌・身・意、人の六根に好・悪・平、またおのおのに浄と染、一世三十六煩悩」。
○三百六十煩悩鳳(さんびゃくろくじゅう・ぽんどほう)…ゾロの技
続いての必殺技は「三百六十煩悩鳳」。読み方は以下略。
三百六十煩悩鳳も【一刀流】で放つ飛ぶ斬撃ですが、数字が10倍されてることからも分かるように、先程の三十六煩悩鳳の強化バージョンになります。ゾロが初めて使った相手は、魚人島の近くに生息する巨大な深海魚(海王類?)。前口上は不明。
○七十二煩悩鳳(ななじゅうに・ぽんどほう)…ゾロの技
続いての必殺技は「七十二煩悩鳳」。
七十二煩悩鳳は【二刀流】で放つ飛ぶ斬撃になります。ただ前口上は不明。
ゾロが初めて使用した相手は、司法の島・エニエス・ロビーで戦った当時CP9だったカク。カクの嵐脚・白雷と威力はほぼ互角でした。やはり刀の数に応じて斬撃の数も増えるため、煩悩鳳の威力も比例して一刀流よりも強くなっているはずです。
○七百二十煩悩鳳(ななひゃくにじゅう・ぽんどほう)…ゾロの技
続いての必殺技は「七百二十煩悩鳳」。
七百二十煩悩鳳も【二刀流】で放つ斬撃ですが、先程の七十二煩悩鳳の強化バージョンになります。この技を初めて使用した相手は、百獣海賊団の傘下に入っていたゾロと同じく最悪の世代のスクラッチメン・アプー。
だからワノ国編の後半も後半のタイミングなので、ゾロはストーリー終盤でも初めてお披露目する新技が多いことが改めて分かります。
○百八煩悩鳳(ひゃくはち・ぽんどほう)…ゾロの技
続いての必殺技は「百八煩悩鳳」。
百八煩悩鳳は【三刀流】で放つ飛ぶ斬撃になります。ゾロが初めて使用した敵は空島編で、エネルの部下だったオーム(スカイピア神官)。前口上は「一世三十六煩悩、二世七十二煩悩、三世百八煩悩」。
またリューマが所有していた秋水を使うようになってからは、3つの放たれた斬撃が一つの大きな斬撃に集約されて更に威力がアップしている模様。
○千八十煩悩鳳(せんはちじゅう・ぽんどほう)…ゾロの技
続いての必殺技は「千八十煩悩鳳」。
千八十煩悩鳳もやはり【三刀流】で放つ飛ぶ斬撃ですが、先程の百八煩悩鳳の強化バージョンになります。ゾロが初めて使った敵はドフラミンゴファミリーのピーカ。この技を放った直後、「おれはいずれ世界一の大剣豪になる男だ。お前とは格が違う」という名言を残しています。
だから煩悩鳳をまとめると、現時点では「36→360→72→720→108→1080」という技名が登場してます。素直に刀の数、数字の大きさによって威力が違っているため、今後は万単位の煩悩鳳も登場するかも知れない。
狐火流まとめ一覧
続いては狐火流の必殺技を解説します。これは赤鞘九人男の錦えもんが得意としていた流派ですが、ゾロは錦えもんの戦いを見て勝手に体得したそう。だから、錦えもんも同じ必殺技が使える可能性が高いはず。
○焔裂き(ほむらさき)…ゾロの技
まず最初の狐火流の必殺技が「焔裂き」。読み方は「ほむらさき」。
焔裂きとは炎を切り裂く必殺技になります。錦えもんはパンクハザード島のドラゴンの火炎攻撃に対して披露していました。ゾロが初めて使用した相手はワノ国に襲来したビッグマム(シャーロット・リンリン)が連れてるプロメテウス。
○焔裂き 六道の辻(ほむらさき ろくどうのつじ)…ゾロの技
続いての狐火流の必殺技が「焔裂き 六道の辻」。
焔裂き 六道の辻とは、炎をまとった攻撃で相手を6等分に切り落とす必殺技になります。ゾロが初めて使用したキャラは、やはりビッグマムが連れているプロメテウス。先程の三刀流奥義・六道の辻を組み合わせた必殺技になります。
だから錦えもんの技をベースに、ゾロの既存の必殺技を組み合わせた応用技が披露される可能性が今後もありそうです。ただ逆に言うとゾロのオリジナルとも言えるので、錦えもんは厳密に言うと使用できない可能性もあります。
コラボ技まとめ一覧
最後はゾロと「麦わらの一味とのコラボ技」を解説します。
○ルフィとゾロのコラボ技
まずルフィとのコラボ技には「ゴムゴムの三百煩悩攻城砲(さんびゃく・ぽんどきゃのん)」があります。
ゴムゴムの三百煩悩攻城砲は、ゾロの【百八煩悩鳳】とルフィの【ゴムゴムの攻城砲(キャノン)】を連携させた必殺技になります。これはルフィたちが乗船するロケットマンを襲うアクアラグナ(大津波)を突き抜ける際に初めて披露されました。
ちなみに、ゴムゴムの攻城砲はゴムゴムのバズーカの上位互換になります。更に強化されたバージョンにはギア2(ギアセカンド)のゴムゴムのJET攻城砲があります。
他にもルフィとのコラボ技には「6億B・JACK POT」「ゴムゴムの龍肩肉巻きムチシュート(たつエポールまき)」「ゴムゴムの悪魔風羊肉JET六百煩悩攻城砲(ディアブルムートンジェットろっぴゃくポンドキャノン)」などがあります。
○サンジやフランキーとゾロのコラボ技
続いてサンジとフランキーとのコラボ技には「大撃剣(だいげっけん)」があります。
大撃剣は、サンジの【空軍パワーシュート】とフランキーの【ヘビーヌンチャク】と連携させたコラボ技になります。初披露はスリラーバークでのオーズ戦。サンジに蹴りで空中に飛ばしてもらって、フランキーお手製の巨大な柱で作ったヌンチャクに刀を突き刺して、そのまま振り抜く技でした。
他にもフランキーとは「パイレーツドッキング6」「ニークラッシュ」、サンジとは「ジェンガ砲」といったコラボ技もあります。
○ゾロはロビンとのコラボ技で【千刀流】を披露する?
だからゾロ単体の技の多さと比べると、麦わらの一味とのコラボ技は意外と多そうで少なそう。そこで今後もゾロと他の麦わらの一味とのコラボ技が見られそうなので、最後に簡単に予想してみた。
例えば、ハナハナの実であれば何本も腕を生やすことができるので、ニコ・ロビンとは「千手観音像」をモチーフにしたコラボ技が考えられそう。阿修羅の九刀流が許されるのであれば、それを遥かに上回る【千刀流】の名前があてられる可能性も大。
またジェルマ66の血が覚醒したサンジとの新たなコラボ技も考えられそう。ゾロとの関係性を考えたら、外骨格が強化されたサンジをそのまんま荒々しくブン回す感じか。サンジの肉体がゴリゴリに強化されたことで、今後はいろいろやりたい放題できそう。
他にも麦わら大船団にはバルトロメオといった傘下のメンバーも抱えていることから、バリバリの実とのコラボ技なんかも登場するかも知れない。
コメント
無刀流 たつまきがありませんよ
(ロングリングロングランド)
ありがとうございます。
記事では三刀流の龍巻きの項目で「無刀の状態でも使える」とは一応解説していたんですが、改めて画像を追加しておきました。
「無刀流」の項目は別個作ってもいいかも知れませんが、どうやら今の所は龍巻き系でしか使用していないようなのでそこで付記したほうが分かりやすいと判断しました。
そうですかwドル漫さんがそう言うなら
それでいいです
答えてくれてありがとうございました
今後無刀流の新技が登場しないとも言えないので、一応、無刀流の項目を新たに作っておきました。
ありがとう御座います
俺はゾロが好きなのでこの記事は役に
たちました
七百二十煩悩鳳ですが、アプーに使う前に康イエ処刑直後のオロチに向かって使ってたと思います
リクエストなんですけど…
ゾロの刀の名前や
以前持っていた刀、
今後持ちそうな刀をドル漫さん的でいいので
まとめてもらってもいいですか?
確か、三・千・世・界って黒刀に打って腹切られた気がするのですが…
三千世界は止められていませんよ
「獅子歌歌」は普通に四字熟語の「子々孫々」からかと。
あと、「虎狩り」「鴉魔狩り」もそれぞれ髪の刈り方の「虎刈り」「カリスマ刈り(カリスマ美容師の刈り方?)」だと思います。