麦わら大船団の二番船船長がバルトロメオ。ルフィと同じ東の海出身ですが、わずか1年余りでグランドラインの後半の海・新世界まで突入した海賊。何気にルフィより快進撃が凄まじい。
（ONE PIECE71巻 尾田栄一郎／集英社）
このバルトロメオの悪魔の実が「バリバリの実」。悪魔の実最強ランキングでも地味に強いと既にドル漫では考察済みですが、バリバリの実を最強と考察する人もおります。そして、ワノ国編で再びバリバリの実が注目を浴びつつあります。
そこで今回ドル漫では「バリバリの実最強伝説」をいつものように徹底的にフルカラー画像付きで考察してみました。果たしてバリバリの実の能力とは？バリバリの実を倒す方法は存在するのか？
バリバリの実の能力は「最強のバリア」
まずはバリバリの実の能力を改めて考察していこうと思います。ちなみに、似たような名前のバラバラの実はバギーの悪魔の実になります。
（ONE PIECE71巻 尾田栄一郎／集英社）
結論から書くと、バリバリの実は「バリア」を作り出すことができる超人パラミシア系悪魔の実になります。名前の由来も「バリア」だからバリバリ。バリアは青みがかった半透明状の物体で触ることも可能。
発動条件は人差し指と中指を交差させること。一度バリアを発動させてしまえば、指を交差させ続ける必要はないため条件としては非常に緩い。おそらく作者・尾田栄一郎が幼少期に遊んだ遊びが元ネタか。
（ONE PIECE71巻 尾田栄一郎／集英社）
一方、バリバリの実の「バリアの硬度」は非常に固い。革命軍のハック程度の攻撃であれば完全に跳ね返す。またプロデンス王国のエリザベロー二世の四皇を倒すと言われるほどの「シューティングムーンパンチ」すら跳ね返す。
百獣のカイドウにダメージを与えた光月おでんの攻撃すらバリバリの実は完全に弾き返すなど、バリアは「実質的に無敵の防御力を誇る」と考えて良さそう。バリバリの実の前ではカイドウのボロブレスですら軽くいなしてしまいそう。これこそが最強伝説の根拠。
バルトロメオの性格やキャラ設定を考えると、バリバリという言葉のニュアンスには、不良用語のツッパリ的な意味合いも込められてるか。ワノ国ではルフィを守るためにバルトロメオが馳せ参じる展開が描かれるのか。
バリバリの実で攻撃は可能か？
一方、バリバリの実で攻撃する場合はどうすればいいのか？能力者の周囲にバリアを張るだけでは一切攻撃ができないように思えます。
結論から書くと、バリバリの実でも攻撃は可能です。何故なら、バリアの形状は平面上だけではなく、「さまざまな形態」に自由自在に変化させることができるから。
（ONE PIECE77巻 尾田栄一郎／集英社）
例えば、バリアをボクシンググローブのように拳にまとわりつかせることも可能だから。画像は「オマージュ真拳」。ルフィのゴムゴムのピストルをモデルにした「バリバリのピストル」という必殺技。
他にも、バリバリの実はバリアを直方体状に動かして攻撃を与えることも可能。さながら『結界師』の技と考えれば分かりやすいです。ただし、バリアを伸ばせる面積や範囲には「上限」があるため、実質的には「肉弾戦の延長線上」の攻撃しかできないと考察するのが自然。
だからバリバリの実は「あくまで防御に特化した悪魔の実」と言えそう。
バリバリの実の前所有者は黒炭せみ丸
前述のように、バリバリの実の現在の所有者はバルトロメオ。一方、それ以前の所有者が最近になって判明しました。
（ONE PIECE969話 尾田栄一郎／集英社）
その名が「黒炭せみ丸」。
かつて黒炭家はワノ国でクーデターを働いて失脚したものの、首謀者だった孫にあたる黒炭オロチを利用することで長年の夢だった権力を手にした謎の老人。黒炭せみ丸の片割れにはマネマネの実の能力者だった黒炭ひぐらしがおります。
ただオロチのバカっぷりを考えると、オロチの祖父も狡猾な二人に利用されて生贄にされた説すらありそう。
（ONE PIECE969話 尾田栄一郎／集英社）
黒炭せみ丸もバリバリの実の発動時には指を交差させてることが伺えます。また大地すら簡単に引き裂く光月おでんの二刀流すら、バリアはいとも簡単に弾き返してることが分かります。武装色の覇気でどれだけ硬化させても破れないっぽい。
ただ、現所有者のバルトロメオは東の海出身。果たして、どういう経緯でワノ国の黒炭せみ丸からバリバリの実が流れ着いたのかは気になるところ。一方、東の海のシモツキ村にはコウシロウがおりましたが、この父親はワノ国を違法出国した霜月コウ三郎と言われてる。
マネマネの実の流れも含めて、バリバリの実も同様に今後両者が絡んでくる伏線だったりするのか？
【弱点】バリバリの実の倒し方は存在するのか？
最後は「バリバリの実の倒し方」を考察。
前述のように、バリバリの実は四皇の海賊すら倒してしまう攻撃ですら弾き返す。四皇最強のカイドウだけではなく、ラフテルに到達したゴール・D・ロジャーでも以下同文。自然ロギア系最強クラスの神エネルのゴロゴロの実や赤犬サカズキのマグマグの実ですら破ることはできないでしょう。
バリバリの実は「あらゆる物理攻撃」をまさに完全に遮断してしまう。例えば地中から攻撃しようとしても、バリアの範囲は地中にも及ぶでしょうから無意味と考えられます。ポートガス・D・エースの炎上網で包み込んでも熱すら遮断してしまうはず。
これぞ無敵の防御力を誇る悪魔の実。
○物理攻撃以外にも「あらゆる干渉」を回避できてしまう？
でも、ロビンのハナハナの実を使ってバリア内に腕を出現させたり、CP9にいたブルーノのドアドアの実のように、「空間転移系」の悪魔の実であれば、バリバリの実に対抗できそうです。バリアをいくら攻撃しても壊れないなら、バリアを貫通して攻撃すればいい話。
（ONE PIECE969話 尾田栄一郎／集英社）
黒炭せみ丸の「何者も寄せ付けぬ理屈」というフワッとした表現を信じる限り、バリア内に「干渉」することは微塵もできなさそうな口ぶり。
他にもシーザーのガスガスの実でバリア内の酸素を奪ったり、ゲッコーモリアのカゲカゲの実でバリア内の影を奪って太陽を浴びさせる…といった倒し方も想起されます。他にもワンピース初期に登場したジャンゴのような催眠攻撃でも倒せる？
でも、黒炭せみ丸の発言を信用する限り、バリア内に干渉することが何人たりともできないとしたら、これらの悪魔の実の能力でもバリバリの実を倒すことは難しいか。それこそが「ガキ特有の問答無用の理屈」というもの。
バリバリの実を倒せるのはヤミヤミの実だけ？
ただし、バリバリの実にもそれなりに「弱点」は存在しそう。やはり大きな弱点は「バリアの範囲が狭い」ということ。オロチを守った場面など見る限り、バリバリの実はそれなりに大人数の人間を守れそうですが「遠く離れた場所」の人間までは守れない。
実際、バルトロメオがドフラミンゴファミリーのグラディウスにしてやられたように、「人質」を取られてしまったら為す術もない。つまり催眠攻撃そのものはバリアで弾き返してしまうけども、古典的な心理攻撃がそれなりに有用なはず。
また黒ひげ（マーシャル・D・ティーチ）のヤミヤミの実に触れればバリア自体が無効化されそう。覇気の登場で一気に存在感を失ったヤミヤミの実ですが、最強の防御力を誇るバリバリの実で真価が発揮されるのかも知れない。
コメント
ルフィが99話で死ぬ寸前にバリバリと音を出して身を守っています
どういうことかわかりませんが理屈じゃないんです
1046話ではバリバリという音とともに攻撃に転じました。
肩の炎は神格の証みたいですね。