『ONE PIECE』の人気キャラクターが麦わらの一味の「サンジ」。序盤まで不明でしたが、本名は後に【ヴィンスモーク・サンジ】と判明します。このヴィンスモーク家(ヴィンスモークファミリー)には謎が多く隠されておりました。
そこで今回ドル漫では「ヴィンスモークファミリー(ヴィンスモーク家)」のメンバー一覧などを徹底的に考察したいと思います。一方で「ジェルマ66」とも呼ばれたりするんですが、ヴィンスモーク家の伏線はワンピース序盤から描かれていた?
ヴィンスモーク家は「北の海を支配した王族」
まずヴィンスモーク家とはそもそも一体何者なのか?
ヴィンスモークファミリーとは、かつて北の海(ノースブルー)全域を武力で徹底的に支配した武闘派の王族のこと。プロデンス王国の凶悪版のようなものか。50年以上も前に死亡した麦わらの一味のブルックなども存在を知るなど、どうやら歴史は古そう。
かつては「悪の代名詞」として広く轟いていたのも納得です。
北の海出身には後に百獣海賊団に加入するディエス・ドレークやバジル・ホーキンス、Dの一族でもあるトラファルガー・ローなど最悪の世代が何故か多いんですが、ヴィンスモークファミリーの存在を誰もが知っていたようです。
○ヴィンスモークファミリーの根城は「ジェルマ王国」
ただし、ヴィンスモークファミリーは王族とは言うものの、「特定の国土」は持ち合わせていません。他国の侵略にあったか不明ですが、現在は何十隻もの船を連ねることで「ジェルマ王国」を樹立してる。いわば「海遊国家」を形成している模様。
例えば、王下七武海だったゲッコーモリアが根城にしていた【スリラーバークの更なる巨大バージョン】を想像すると分かりやすそうです。
それでもヴィンスモークファミリーは世界会議(レヴェリー)に参加資格を持つなど、依然として「国家並の影響力」は保持している模様。
ただしホールケーキアイランド編後は、世界会議への参加資格は剥奪されております。ヴィンスモーク・ジャッジはその剥奪覚悟でサンジとプリンの政略結婚(四皇の庇護を受けよう)に臨んだものの、見事に失敗に終わってる。
ジェルマ66は最強の科学戦闘部隊
じゃあ、何故ヴィンスモーク家が世界会議の参加資格を持っていたのか?
この最たる理由が「ジェルマ66(じぇるまだぶるしっくす)」と呼ばれる科学戦闘部隊を保持しているから。
このジェルマ66はお金さえ貰えればどんな戦争に参加し、圧倒的な武力で次々と勝利に導いてきた。そのため「戦争屋」という異名を持つ。ジェルマの国家予算はジェルマ66の傭兵代で賄われており、世界政府はジェルマ66の軍事力に一目を置いてる状態。
いかにもヒーロー戦隊風の雰囲気が、ジェルマ66の立ち位置的には「闇の勢力」に近いか。ドンキホーテ・ドフラミンゴの弟・コラソンも発言していたように、「北の海の闇」とやらはヴィンスモーク家が関わっている説も考察されていたりします。
ちなみに後述しますが、66は「ヴィンスモーク兄姉」を直接意味してます。そのため武闘派王族を名乗るだけあって、ヴィンスモークファミリーが直接戦争に参戦してきます。傭兵部隊と言っても、「ヴィンスモークファミリー≒ジェルマ66」そのもの。
○ジェルマ66の科学軍事力を欲しさにビッグマムも動く
ジェルマ王国は「科学力」にも優れているため、さまざまな兵器を開発。飛んだり跳ねたりはお手の物。電撃攻撃や毒攻撃、更にはスケスケの実のように透明化できる武器を開発。
戦闘部隊と言っても、武闘派の王族だけあってヴィンスモークファミリー自らが戦いに参戦する。改めて後述しますが、66は兄姉そのものを直接意味してます。四皇・ビッグマムもジェルマ66の軍事力が欲しさに、サンジとプリンの政略結婚を目論んだほど。
ジェルマ66が乗る所属船「セント・ジェントルマン号」は超巨大な電伝虫だったりしますが、これも卓抜した科学力がなせる技か。
○ジェルマ王国の「大量のクローン兵士」がヤバイ
このジェルマ66の強さは言うまでもなく驚異的な科学力ですが、その最たる例が大量の「クローン兵士」。
ジェルマ王国の地下施設には「大量のクローン人間」が培養されており、20歳の屈強な兵士を作るのにわずか5年で生育可能。脳には思想プログラムが施され、恐怖心がなく死ぬまで戦い続ける。そして毎日のように鍛錬を続けさせるため、最強の兵士が短期間で大量生産できる。
当然ヴィンスモーク家のメンバーの命令に全て従い、時には自爆し、時には身を挺して守らせるなどまさに人権無視の戦い方を強いることができる。ジェルマ王国にはこういったクローン兵士たちが数百数千人も存在するため、そりゃ脅威ですわって話。
中でもヴィンスモーク家の子供たちは「血統因子(DNA)」なるものを操作されて生まれているため、とりわけクローン兵士は足元にも及ばないほどの戦闘力の高さを誇る。強さ的には懸賞金数億のビッグマム海賊団相手に互角の戦いを繰り広げるほど。
ヴィンスモーク家の眉毛の形が「66」?
続いてはヴィンスモークファミリーの「身体的な特徴」を考察します。ジェルマ66は圧倒的な身体能力、異常な回復力といった常人離れした腕力を誇るわけですが、どうやら【とある一部分】が共通していることが後々の伏線に繋がっております。
ヴィンスモーク家の特徴が「眉毛」。画像のヨンジが一番分かりやすいんですが、グルグルが両眉の左サイドに描かれていることから、眉毛の形は数字の【66】を現していることが分かります。まさにジェルマ66の血が流れている証拠が眉毛の形。
他の兄姉は右目を隠しているので判然とはしないものの、やはり眉毛のグルグル部分は左側にあることから全員ヨンジのように【66】の形と想像できます。
それに対して、サンジの左眉のグルグルは右側(眉頭)に描かれていることから、サンジの眉毛は66の形になっていないことが読み取れます。まさに「ジェルマ66の科学力」を継承していないという設定が、この眉毛のデザインからも読み取れるようになっていた。
○サンジも「ジェルマ66の血が覚醒する伏線」が眉毛だった?
ちなみにサンジの髪型は「新世界編の以前と以降」で変わってます。サンジの声優さん曰く、「サンジの髪型が変わったことに意味はない」と尾田さんは言っていたようなので多分後付けだと思いますが、結果的に髪型の変化には伏線が隠されていました。
ワンピース序盤では、サンジは「右目」が見える髪型でした。
一方、新世界編以降のサンジは「左目」が見える髪型に変わってました。このことからサンジの両眉の形状が他の兄姉と違って、【グルグルは右側】に描写されていることが読み取れます。つまりサンジの眉毛は「dd」のようなデザインだった。
ただワノ国編の最終盤でサンジはジェルマ66の科学力が覚醒するんですが、その際に眉毛のグルグルの位置が【左側】に移っていることが分かります。だからヴィンスモークファミリーにとって「眉毛」が重要な伏線が隠されていた模様。
○ジェルマの名前の由来は?
一方、ジェルマ(Germa)の名前の由来は何なのか?
ジェルマの名前は、かつて「ガラマ」と呼ばれる首都がモチーフと言われております。
どうやら西暦200年頃に現在のリビア(サハラ砂漠北東)に「ガラマンティアン王国」と呼ばれる国が存在したそう。しかしガラマは北方のローマ帝国と何度も衝突を繰り返すなどして消滅。北の海を武力で支配したヴィンスモーク家と類似する点は多いか。
「66」の由来そのものは不明ですが、66をサンジの3で割ると「22」。指で22を表現するとダブルピースを意味することから、ハッピーエンドも彷彿とさせる。サンジはヴィンスモーク家で不遇な落ちこぼれ人生を歩んでいたものの、最終的に「家族の和解」をもたらす伏線が隠されていた?
ジェルマ66登場の伏線となった扉絵とは?
続いては「ジェルマ66の登場を予期していた扉絵の伏線」を考察します。ワンピースの扉絵の伏線を振り返ると、サンジの過去が王子を思わせるものがあるんですが、ジェルマ66に関しては更に具体的な伏線が隠されていた模様。
それが『ワンピース』58巻(567話)の扉絵。マリンフォード頂上戦争がちょうど進行していたタイミング。
サムネイル画像だと少し見づらいですが、この扉絵では「BATTLE FRUITS NINE」という戦隊ヒーローに扮した麦わらの一味が描かれてる。前述のように、ジェルマ66の登場シーンはさながら戦隊ヒーロー風でした。まさに合致。
またフルーツをモチーフにしてる点も、スイーツ好きのビッグマムとの戦いで登場させる伏線だったことを匂わせます。事実、テレビ画面では「ナミがサンジを救出する場面」が映されており、サンジ奪還の伏線も同時に描写されていたことを強く推認させます。
そして、下のコマの数字は「仲間に入った順番」がそれぞれあてがわれてる(ゾロは2、ナミは3といった具合)。
この下のコマにチョッパーとブルックはいないものの、チョッパーは6番目、ブルックが9番目でした。この二人はルフィと一緒にテレビ画面を見てるわけですが、ブルックは逆さまの状態。そのため9を反転させると、ブルックの数字も実は6を意味してる。
つまりワンピース58巻の扉絵は「ジェルマ66」を暗に仄めかしていた伏線でした。
ジャッジ【父】…ジェルマ66の総裁
続いてはヴィンスモークファミリーの「メンバー一覧」を紹介していきます。
まずは【ヴィンスモーク・ジャッジ】。年齢は56歳。声優は堀秀行。
ヴィンスモーク・ジャッジはジェルマ王国の国王であり、同時にジェルマ66の総帥でもあります。言うまでもなく、サンジたちの実の父親。
ちなみに奥さんのヴィンスモーク・ソラ(声優は山本百合子)は、ジャッジの血統因子の操作に反対して服毒自殺を図って死亡。ジャッジの眉毛はフサフサですが、母親・ソラの眉毛も普通だったため、グルグル眉毛は血統因子の影響によるものっぽい。
だからヴィンスモーク・ジャッジはいかつい見た目と同様、性格も高圧的で怖い雷親父。ただサンジだけはいつも酷く叱られていたものの、途中から才能がないと分かるとネグレクトするなど正確には冷酷といった方が正しいか。
また「ガルーダ(怪鳥)」と下位の兵士たちから尊敬の念を抱かれるなど、肉弾戦にも長けている武闘派。ただトリトリの実ではありません。
○ジャッジはかつての栄華を取り戻したいんや
ジャッジがジェルマ王国の富国強兵政策を取り続ける理由は【北の海の国々への復讐】を考えているから。
このことからジェルマ王国は北の海の国々の蜂起にあって没落し、現在の海遊国家に至ったことがなんとなく考察されます。ジェルマ王国が没落したタイミングも、割と最近のジャッジが国王に就任した以降の話なのかも知れない。
そのためジャッジの「強さ」に対する執念はすさまじいものがある。普通の子供として生まれてきたサンジに対して「お前は将来戦士として役に立たない。お前は一族の恥」と痛烈に蔑み続けてきたのも、こういった野望が背景にあったからだと思われます。
一方、前述のようにビッグマムに裏切られた結果、ジャッジの夢であったジェルマ帝国の再興は失敗に終わってます。ただ最後は父親らしく息子・サンジのために、ビッグマムに反旗を翻したシーンは印象的でした。そのため親心はしっかりあった模様。
○ジャッジはベガパンクと元同僚
一方、ジャッジは「優秀な科学者」でもあります。
ジェルマ66が使用するレイドスーツや形状記憶アーマーなど優秀な兵器を開発してるのも、基本的にジャッジになります。レイドスーツは一切の炎を通さないなど、ジェルマ王国のピカイチの科学力もジャッジの頭脳がなせる技。
事実、ジャッジはかつて世界一の科学者【ベガパンク】と肩を並べて、無法な研究チーム「MADS」で兵器などの研究を行っていたこともありました。他にもジャッジの仲間には後に百獣海賊団の大看板となるクイーンの姿もありました。
ジャッジが「血統因子」を使っている理由も、かつて元同僚のベガパンクがそれを発見できたから。あまりに危険すぎるためベガパンクは海軍に捕縛されたものの、ジャッジは血統因子の研究成果を持ってジェルマ王国に戻った模様。
だから百獣海賊団のナンバーズはベガパンクが作った古代巨人族とされますが、ヴィンスモークファミリーの血統因子の操作と通じる部分があるのかも知れない。
イチジ【長男】・ニジ【次男】…ヴィンスモークファミリー
続いてはヴィンスモーク家の長男と次男を考察します。
まず長男は【ヴィンスモーク・イチジ】。声優は杉山紀彰。次男は【ヴィンスモーク・ニジ】。声優は宮内敦士。ネーミングセンスは安直ですが、サンジが三男だから…という理由で、長男は一(いち)、次男は二(に)といった具合で命名されてるっぽい。
ちなみにイチジもニジもサンジも「四つ子」であるため、年齢は全員同じ21歳になります。
このイチジもニジも血統因子の操作が成功しているため、ジェルマ66の能力が開花。皮膚には亀の甲羅のような外骨格が覆われてるので圧倒的な防御力を誇り、同時に異常な回復力と腕力を誇るため、まさに最強のサイボーグ兵士。
その反面として「氷の心」を持つため、どちも感情の起伏は乏しい。そのためビッグマムの反撃にあった時もヘラヘラ笑うなど、周囲の状況と表情が一致しないこともしばしば。この特徴は後述するヨンジにも該当しますが、唯一の例外がサンジとレイジュになります。
○イチジはスパーキングレッド、ニジはデンゲキブルー
前述のようにジェルマ66は戦隊ヒーローのように描かれていましたが、それぞれの兄姉には【異名】が与えられております。
具体的には長男のヴィンスモーク・イチジは「スパーキングレッド」と呼ばれてます。スパーキングという言葉からも分かるように、イチジの能力は光の火花を飛ばすことが可能。
次男のヴィンスモーク・ニジの異名は「デンゲキブルー」と呼ばれてる。そのためニジは文字通り電撃攻撃が得意だったりします。電気の力を利用して高速移動できるなど、さながらエネル的な能力も使えるヴィンスモークファミリー。
サンジ【三男】…ヴィンスモークファミリー
続いては三男の【ヴィンスモーク・サンジ】。声優は平田広明。麦わらの一味の3番目の仲間。今更多くは語りますまい。ただ本名が判明した後も、ヴィンスモークの名字で呼ばれることは皆無です。
この理由は「サンジの過去」が関わってくる。ジェルマ王国で生を受けたサンジも当然にして血統因子を操作されていたものの、何故か身体能力は「標準的な人間」のレベルに留まっていた。また「人間的な感情」が備わっていたため、サンジは優しい子供に育ってしまう。
そのため冷酷無比なサイボーグが欲しかった父親のジャッジから迫害され続けて、ついには幼きサンジを地下の牢獄に幽閉してしまう。この悲惨な過去を思い出したくないから、サンジは自らの過去を一切語ってこなかった。またヴィンスモークで呼ばれることもない。
ちなみに作者・尾田栄一郎曰く、サンジの肉体の無変化は「ジェルマの科学に原因がある」とのこと。
○ヴィンスモーク・サンジが東の海にいた理由とは?
一方、ジェルマ王国の場所は「北の海(ノースブルー)」にあった。でもサンジの初登場時はバラティエがあった「東の海(イーストブルー」でした。ワンピースの地理を見ても分かるように、レッドラインとカームベルトに挟まれて普通は行き来できない。
結論から言うと、ジェルマ王国が東の海の戦争に加担した際にサンジが逃亡したから。ジェルマ66はレッドラインをカタツムリのような乗り物でよじ登って巨大な壁を超える。そこで姉・レイジュの助けも借りるカタチで、サンジは東の海に逃げ出した。
「ただの人間」のサンジを忌み嫌っていたジャッジは、息子のサンジが脱獄する際に出くわしていたものの、「頼むからヴィンスモーク家の子供であることを口にしてくれるな。お前は一家の恥だから」という捨てゼリフを吐いて見逃す。
ゼフとの過去も含めて、サンジの幼少期って悲惨すぎる件。
その後、サンジはワノ国編でジェルマ66が開発したレイドスーツなどを着用し、それが引き金を引くカタチで結果的に血統因子の力が覚醒しております。前述のグルグル眉毛の考察も参照。
ヨンジ【四男】…ヴィンスモークファミリー
続いてはヴィンスモーク家の四男を考察。
四男は【ヴィンスモーク・ヨンジ】。声優は津田健次郎。
「眉毛ぐるぐるなのに別人!?」とチョッパーが驚愕するだけあって、ヨンジの風貌はサンジにそっくり。そのため四つ子だけあって、イチジもグラサンを外すとサンジと顔は瓜二つなのでしょう。
やはり感情の起伏は乏しいものの、ヨンジはナミにメロリンキューだったりします。意外と女好きではサンジと共通している部分があります。だから反比例して強さも見劣りするかと思いきや、父親のジャッジ曰く、「ヨンジは相当強い」との評価です。
このヨンジの異名は「ウィンチグリーン」。手足がロボットのように改造されており、その圧倒的な握力は一度掴んだ獲物は離さない。そのまま腕をグルングルンと回して地面に叩きつけるなど、ジャッジが称賛するように強烈な攻撃が多い。
サンジの蹴りで一撃粉砕されるなどどこまで強いか疑問符も残りますが、それで歪んだ顔でトンカチで叩いて直すなど、ヴィンスモーク家でも「肉体改造」が一番進んでるキャラクターではあるのかも知れない。
レイジュ【長女】…ヴィンスモークファミリー
ラストはヴィンスモーク家の長女。
長女は【ヴィンスモーク・レイジュ】。声優は根谷美智子。
このレイジュは四つ子ではなく、少し早く生まれた年齢24歳のお姉さん。そのためキャラクター名も一より低い「0(零)」という名前が付きます。
レイジュも血統因子の操作で生まれて、同じく身体の改造には成功しているものの、どうやら楽しみや悲しみといった「人間的な感情」は割と持ち合わせる。幼少時代にサンジと別れる場面では大泣きするなど、レイジュの弟愛は割と深い。
どこか父や他の弟たちとは距離を置いてる場面も多いものの、人間的な感情が備わる分だけ、他の兄弟より強さは見劣りします。
○レイジュはワンピース最強の毒キャラ?
それでもレイジュは「ポイズンピンク」という異名を持つだけあって、【毒に完全な耐性】を持つのが強み。鬼滅の刃だと胡蝶しのぶのようなキャラクターか。
巨人族も即死する毒ですら「大好物」と言って平らげるほど耐性がある。毒に少し強い程度の域を超えており、鬼舞辻無惨も真っ青の無敵の耐性を誇る。しかも毒物の吸い出し方がキスと、少年マンガ誌では大胆な描写も描かれてます。
だから、レイジュが得意とするのも「毒攻撃」。毒の吐息を矢のようにして放つ桃色毒矢(ピンクホーネット)という必殺技などを使用します。毒系のキャラクターではワンピース最強クラスに近そう。是非マゼランあたりとと戦わせてみたいところです。
その後のジェルマ66はビッグマムに敗北して死亡?
最後は「ジェルマ66の現在」を考察して終わりたいと思います。ビッグマム(シャーロット・リンリン)に裏切られた後どうなったのか?
まず話の流れをおさらいしておくと、奇襲が失敗に終わったビッグマムは「正々堂々」とジェルマ66の科学技術力を強硬に奪おうと動く。それに対して、イチジは「奇遇だなサンジ…おれたちも一泡吹かせたいと思ってた」とヴィンスモークファミリーは麦わらの一味側に付く。
それでも四皇のビッグマムの強さは圧倒的。ヴィンスモーク・ジャッジはビッグマム25男のフライ大臣と対峙してましたが、やはり多勢に無勢。ビッグマム海賊団の層の厚さを前に、ジェルマ66は劣勢を強いられる。
またオーブンが「ジェルマに効く弾を運び込んだ」と語るなど、血統因子を無効化する弾だった場合、ジャッジの過去を思い返すとベガパンクがビッグマムに協力した可能性なども考えられます。
ただし、ジェルマ66は最終的に「撤退・逃亡」しています。ジンベエも何やかんやで逃亡を図れていたように、ビッグマム海賊団の追走力も意外と知れているのか。だからヴィンスモークファミリーは現在も全員生存している可能性が高いです。
そのため再びジェルマ66は登場する可能性が高そう。やはりジェルマ66の科学技術は捨てがたい。サンジとの融和は最終的に描かれるはずです。ベガパンクが登場する際も、ヴィンスモーク・ジャッジとの過去のやり取りが描かれそう。
コメント
扉絵の伏線ですが、
麦わらの一味のメンバーになった順番の数字を割り振ると、
チョッパーが6、ブルックが9
ブルックが逆さまになっているので66でジェルマ66を表しているのでは?
天才ですね。加筆しておきました。