現在『ハンターハンター』は休載期間に突入中ですが、連載が始まって早20年以上が経過します。
そこで今回ドル漫では「ゾルディック家(ゾルディックファミリー)のメンバー」をフルカラー画像付きで考察します。ハンターハンターでは準主役のキルアが生まれ育った謎多き暗殺一家ですが、未だに謎は多いのでおさらいしてください。
ゾルディック家とは?
まずはゾルディック家の情報を簡単におさらい。
ゾルディック家は「暗殺」を生業にしてる一家。ハンターハンターの世界では「伝説の暗殺一家」として扱われており、世界中のマフィアも尊敬するほど。ゾルディック家に仕事を依頼する場合、その料金は法外な金額とされます。
ちなみに、ゾルディック家の元ネタやモデルは「ゾディアック事件」。1970年前後にアメリカで起きた連続殺人事件。未だに未解決の陰惨な事件。
ただゾルディック家の名前は誰もが聞いたことはあるものの、そのの素性は不明とされてる。ゾルディック家メンバーの顔写真を撮影するだけでも億単位の懸賞金が付くとされてる。まさに秘密のヴェールに包まれてる家族と言えそう。
ゾルディック家の住所は観光スポット?
ただ実際にはゾルディック家の情報は地元ではあけすけ状態。
例えば、ゾルディック家が住んでる場所は「パドキア共和国デントラ地区のククルーマウンテン」と実は有名な話。ゾルディック家の邸宅はこのククルーマウンテンの山頂に建ってる。ゾルディック家も別に隠し立てなどはせず、邸宅もオープンな状態。
そのためゾルディック家の邸宅は「観光スポット」として人気なほど。まさに「どこが正体不明やねん」とハンターハンターマニアなら一度はツッコんだはず。
○試しの門の重さは最大で128トン
一方、ゾルディック家の邸宅そのものは堅牢。特に「試しの門」と呼ばれる門扉がヤバイ。
試しの門は「合計7つの扉」が用意されてるんですが、一番小さい最初の扉で重さが一つで2トン。最低でも2トンの扉(合計4トン)を開けない限りは、ゾルディック家の庭にすら入ることすら不可能。
しかも扉の数字が増えていくごとに重さも2倍に増えていくので、試しの門は最大で扉一つの重さが128トンまで増える。大型のジェット機の重量が150トン前後なので、ゾルディック家は人間離れしたキャラばかり。
○ゾルディック家最強の番犬・ミケ
またゾルディック家には武闘派の使用人たちが数十人数百人がいるだけではなく、山中には番犬の「ミケ」が放し飼いの状態。このミケは見るからに獰猛ですが、ムツゴロウさんの化身とも言えるゴンですらブルったほど。まさに殺戮の塊。
他にもミケ以外にも同じような番犬が複数匹いる模様。だからゾルディック家のメンバーは住所などがバレたところで一切お構いなし。何故なら誰もゾルディック家には侵入不可だから。
○ゾルディック家の家族構成やルールは?
ゾルディック家の家族構成は合計で「10名」。今回の記事はこの10名の紹介がメインになります。
このゾルディック家で唯一守るべきルールは「家族を殺さない」ということだけ。ゾルディック家のメンバーは個性の塊。そのため意見のすれ違いから、家族間や兄弟間で衝突することもしばしば。それでもゾルディック家のルールを守って誰も最後の一線は超えない。
ちなみにゾルディック家の執事たちのルールは「恋愛禁止」なんだそう。どこぞのAKB。作者・冨樫義博はアイドルにハマってましたがその影響か。
ゾルディック家の普段の日常はみんな好き勝手に行動してるものの、大きな仕事があった時には電話などで連絡を取り合うことも多い。家族間の愛情は時折見せるものの、メンバー間で好き嫌いもあってどこかビジネスライクなやり取りも少なくない。
ちなみに、ゾルディックは英語では「Zaoldyeck」と表記するそう。
カナリア…ゾルディック家執事・召使い【生存】
まずはゾルディック家に仕えている執事や召使いたちを解説します。執事の多くはククルーマウンテン内に用意された家で生活しており、執事養成所もある模様。ただゾルディック家に雇用されてるだけあって、召使いや執事であっても割と強い模様。
まず最初の使用人は「カナリア」。名前の由来は鳥のカナリア。アニメ版『ハンターハンター』によるとカナリアは流星街出身とのこと。
カナリアは真っ赤なドレッドヘアーが特徴の女の子。モデルの鳥に雰囲気を寄せてるか。年齢的にはキルアやゴンと相違ないものの、それでも初登場時のカナリアはゴンたちに匹敵するほど強かった。ステッキを武器でゴンをフルボッコ。
一方、カナリアはまだ「使用人見習い」だけあって、まだ人間的な感情を残していたキャラクターでした。特にカナリアは幼い頃からキルアと話をする仲だったため、キルアを取り戻しに来たゴンに対して「キルア様を助けてあげて」と涙ながらに懇願したほど。
これを仕事放棄と見なされたカナリアはキキョウ・ゾルディックに頭を撃ち抜かれたものの、結果的に「生存」していたことが後に判明します。
ちなみに、カナリアはシルバ・ゾルディック直属の召使いなんだそう。
ゴトー…ゾルディック家執事・召使い【死亡】
続いてのゾルディック家の使用人は「ゴトー」。名前の由来は不明ですが、見た目が日本人っぽいからか。
ゴトーはゾルディック家の執事たちを束ねるリーダー的な存在。厳密にはゼノ直属の執事なので、ゾルディック家の全執事のリーダーというわけではなさそう。ゼノ直属の執事だけあって、キルアに対する忠誠心や愛情はとりわけ深い。
キルアを巡って事あるごとにゴンやレオリオと衝突してました。
ゴトーの念能力は「コイン」を使った攻撃。オーラでまとったコインを指で激しく弾いて、念弾のように高速で発射して攻撃する。この威力は大木を倒すほど。また回転力を高めることで速度は遅くなるものの、ヒソカも苦戦したほど。念能力の系統は放出系?
ただし、ヒソカとの一戦でゴトーは死亡済みΩ\ζ°)チーン
ツボネとアマネ…ゾルディック家執事・召使い【生存】
続いてのゾルディック家の使用人は「ツボネ(画像右)」。名前の由来は「お局様」と予想してみますが、完全に見た目がジブリ映画に出てくるBBAそのもの。
ツボネはシルバ・ゾルディック直属の執事。キルアを「ちゃん付け」であしらうなど、年齢的にも長らくシルバに仕えていたか。左の「アマネ」はツボネの孫娘。そのためツボネの家系は代々ゾルディック家に仕えているのでしょう。
ツボネの念能力では「自身の体を乗り物」に変形させることが可能。自身のオーラを燃料に高速かつ長距離移動できる。あくまで「乗ってもらう」ことが前提のため、単独行動はできないタイプか。念能力の系統はおそらく変化系。
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イルミ…ゾルディック家長男【生存】
他にもゾルディック家には執事や召使いはいますが完全なモブキャラに近いため割愛。
ということでゾルディック家のファミリーを考察していこうと思います。前述のようにメンバーは合計10名。
まずはゾルディック家の長男・イルミ。名前の由来は「秘密結社のイルミナティ」。年齢は24歳。念能力の系統は操作系。
イルミは不気味なルックスですが、後述する母親のキキョウ・ゾルディック似とされております。ハンター試験ではキルアを失格に追い込むカタチで、イルミはプロハンター資格を取得。だからゴンやクラピカたちとは同期だったりします。
イルミはゾルディック家の長男らしく性格は残忍。そして、冷徹なまでに頭が回る頭脳派。念能力は針を使った操作系。自分に針を刺せば顔の原型を大きく変えることが可能。他人に刺せば死ぬまで操作できる。操作系でもかなりの強者。
○イルミは弟のキルアを溺愛
イルミは弟のキルアを溺愛。
「キルアをやっちゃおうかなぁ」と冗談で言ったヒソカに対して、画像の殺意にみちあふれたホラーすぎる表情を見せたシーンは有名。イルミはキルアのおでこに針を刺して、命の危険がある修羅場に行かないように精神を操作していた過去もあります。
ただし、アルカとのクダリを見る限りはイルミはかなり打算的に動くフシもある。そのためイルミはキルアを利用価値があるから温存しているだけの可能性もありそう。
ちなみにゾルディック家のメンバーですが、弟のカルトと共に現在イルミは幻影旅団にも加入中。
ミルキ…ゾルディック家次男(生存)
続いてはゾルディック家次男の「ミルキ」。名前の由来は「ミルキー(ミルク臭い)」。性格はゾルディック家でも甘ったれ。年齢は19歳。イルミと同様、母親・キキョウの遺伝子を強く継承してるだけあって性格は残忍。
一方、小太りな見た目通り、ミルキの戦闘力はゾルディック家でも高くなさそう。キルアからは影で「ぶた君」とディスられてる始末。ゾルディック家で唯一念能力が使えない可能性も考えたんですが、ハンターハンターの公式発表ではミルキの念能力の系統は操作系とのこと。
○ミルキはゾルディック家最弱だが…
ミルキはオタク気質な性格も相まって、ゾルディック家でも珍しくパソコン操作に慣れてる。そのため高いIT技術を兼ね備える知性派メンバー。既にミルキの預金残高は120億円を超えるほど稼いでる。きっとビットコイン関連でも荒稼ぎしたはず。
だから見る気の貯金額からも、ゾルディック家の依頼料金がいかに法外かが分かるはず。
ただ祖父のゼノ・ゾルディックからは「頭はいいがバカ」と揶揄されるなど、頭の良さが最大限発揮されるシーンは意外と少なめ。性格も実はネチネチしていないのか、グリードアイランドの落札でバッテラに負けると食堂で一杯引っ掛けた後にあっさり引き下がる一面も。
ミルキにとっては「性欲と食欲こそが全て」なのかも知れない。
キルア…ゾルディック家三男(生存)
続いてはゾルディック家3男のキルア。名前の由来は「KILL」。年齢は12歳。念能力の系統は変化系。
キルアは『HUNTERxHUNTER』でもゴンに次ぐ準主役。人気の面ではゴンよりも上回る人気キャラクター。いかにもショタ受けしそうな美少年ですが、歴代のゾルディック家でもピカイチの才能を秘めるとされます。
まさに天賦の才能を持つキルアは家族からは寵愛を受けるだけではなく、幼い頃から徹底的に暗殺の英才教育を受けて「肢曲」など多彩な暗殺術を身に付ける。わずか8歳で天空闘技場で200階まで上り詰めたほど。
キルアの武器は電撃とヨーヨー
キルアは念能力でも天性の才能を発揮。電気を体内に充電する必要はあるものの、「雷掌」や「落雷」といった電撃系の稀有な攻撃が可能。電気信号で身体能力を極限まで高めて、王直属護衛軍ですら反応できない「神速」といった高速移動も可能。
他にもキルアは重さ50kgの合金製ヨーヨーで攻撃する技も持つ。ただトン単位の試練の扉を動かせるんだから500kg程度でも良さそうですが、このヨーヨーを作ったのはミルキ。事あるごとに反目する兄弟ですが、意外とキルアとミルキは仲が良さそうな一面も。
一方、これまでも何人も平気で殺めるなど、キルアの性格はゾルディック家特有の残忍さをしっかり持ち合わせる。ただゴンの明るさに惹かれるなど、内面は意外と繊細な一面ものぞかせる多感な少年。
アルカ…ゾルディック家四男(生存)
続いてはゾルディック家4男の「アルカ」。年齢は不明。念能力の系統も不明。ハンターハンター30巻で初めて登場したゾルディック家のメンバーだけあって謎が多い。
アルカはとにかくキルアのことが大好き。キルアもアルカのことが大好き。まさに相思相愛。常にベタベタしてる。でもアルカの性別は男性。つまりは弟。見た目は格闘ゲームの某ナコルルを軽く彷彿とさせるものの、立派なイチモツがぶら下がってる。
ただ、キルアは「妹」として認識してるっぽい。ワンピースのヤマトの逆バージョンを彷彿とさせますが、理由は不明。現在アルカはキルアと共に世界中を旅して回ってる模様。「暗黒大陸編後のゴンとキルアの動向」なども参照。
○アルカと運命共同体のナニカとは何か?
一方、アルカの秘密は「ナニカ」と呼ばれる別人種が体内に潜んでること。さながら二重人格ですが、このナニカの能力がヤバい。父のシルバ・ゾルディックにして「家族と思うな。あれは別のどこかから来た闇」と表現するほど。
例えば、ナニカが「おねだり」した内容を3つ叶えてあげてると、こちらが要求する「お願い」を一つ叶えてくれる。この「お願い」には限界がないため、死んだ人間すらも生き返るレベルの願いも叶うレベル。一方、ナニカはキルアからのお願いは無条件で叶えてくれる。
このナニカの正体は五大厄災の「アイ」とされます。アルカとキルアは世界を放浪中ですが、いずれ暗黒大陸編に絡んでくる可能性は高そう。もしかするとナニカの能力を使って、ゴンたちも暗黒大陸に瞬間移動させたりするのか。
カルト…ゾルディック家五男(生存)
続いてはゾルディック家5男の「カルト」。カルトの年齢は10歳。見た目はアルカが末っ子っぽいですが、カルトがゾルディック家の末っ子になります。三男のキルアが12歳だったので、四男のアルカは11歳の年子と推察されます。
カルトもこう見えて性別は男の子。カルトは普段から女性用の着物を着用し、扇子を武器に戦う。カルトの念能力の系統は操作系。人物やアイテムを発見・探索する能力に特化してるとされますが、その詳細な念能力は未だに不明。
それでもこの能力を買われて現在はイルミと共に幻影旅団のメンバーとして活動中。どうやらカルトが幻影旅団に入った目的は「兄を取り戻す」こと。兄とは一体誰なのかは未だ判明してませんが、「カルト的な偏執的な愛」が名前の由来か。
集合写真に写る「謎のメンバー」は誰?
一方、ゾルディック家には「謎の兄弟」がおりました。
おそらく5~6年以上前に撮影されたと思われるゾルディック家兄弟による集合写真ですが、右下に一人だけ顔が写ってない兄弟がいる。各々の顔を確認する限り、おそらく消去法的には「アルカ」の可能性が高そう。
でも先程のアルカとは雰囲気が全く異なる。キルアに甘える雰囲気はなし。独断行動が好きそう。そもそもアルカだとしたら「キルアよりも年上に見える」のは気のせいか。そのため画像の謎の兄弟はアルカではない可能性も十分考えられます。
事実、アルカの初登場時は「地下に隔離」されていました。写真の撮影時にアルカだけいなかったとしても不自然ではない。アルカは幼少期から小さかったので、途中で大きく成長してまた小さくなるとは考えにくい。
つまり、ゾルディック家は本当は「6兄弟」なのではないか?後述するジグを筆頭に全てのゾルディック家メンバーが登場してるわけではない。キルアとミルキの間に「消えた兄」がいたとしても不思議じゃない。カルトが取り戻したい兄とはまさに画像のキャラ?
ゾルディック家兄弟の名前は「しりとり」
ちなみに、このゾルディック家の兄弟たちの名前には「面白い仕掛け」が隠されてます。
実はそれぞれゾルディック家の兄弟の名前を年齢別に並べると、「イルミ→ミルキ→キルア→アルカ→カルト」としりとりゲームみたいに言葉が繋がってる。
そのためアルカの名前の由来は頭文字と尻文字からテキトーに作った可能性が高そう。つまり「単なる消去法」。「ナニカ」の着想もダジャレ的に生み出されたものなのかも知れない。
シルバ…ゾルディック家メンバー(父親)【生存】
続いてのゾルディック家メンバーは「シルバ」。キルアの父親。年齢は46歳。
シルバの名前の由来は髪の毛の色が「銀色(シルバー)」だから。キルアの髪の色がシルバーの理由も、父親シルバの遺伝子を色濃く継いでる裏返しなのでしょう。シルバもキルアを溺愛し、「キル」という愛称で日頃は呼んでる模様。
ちなみ、これ以降の見出しには()内に「キルアから見た続柄」を表記します。
シルバの戦闘力は非常に高い。念能力の扱いにも長けており、圧倒的なオーラ量を誇る。幻影旅団のメンバーをかつて倒したこともある実力者。念能力の系統は変化系。
一方、シルバは怖そうな見た目とは反して性格は慎重そのもの。超現実主義的主義者だけあって、意外と強者相手とは戦いたがらない。負けそうな相手と戦って死んでしまっては意味がない。「これぞプロフェッショナル」と言えますが、悪く言えば安倍晋三並の遁走癖も。
キキョウ…ゾルディック家メンバー(母親)【生存】
続いてのゾルディック家メンバーはキキョウ。キルアの母親。年齢は42歳。名前の由来は花の「桔梗」。縁起が悪い花。ちなみにキキョウの出身地は流星街。確かにゾルディック家のメンバーは「他地域」から嫁を連れてくるしかない。
キキョウの性格はヒステリックで偏愛主義者。ゾルディック家の中でも使用人含めて、あまり好かれているタイプではなさそう。さながら自民党の豊田真由子系か。それでもシルバとは相思相愛っぽい。
キキョウは顔面に包帯グルグル巻きにして、常にゴーグルを着用してる。そのためキキョウの素顔は一切不明。表情なども一切伺えません。視力を失ってる可能性も。
キキョウの念能力の系統は操作系。前述の使用人のツボネの眼鏡と自身のゴーグルの視界をリンクさせるなど、視覚操作を得意とした念能力っぽい。仮にキキョウが視力を失っていても、念能力で視界を補ってるものと予想されます。
他にもキキョウのゴーグルには音声データもやり取りできる通信機能も備わってる模様。
ゼノ…ゾルディック家メンバー(祖父)【生存】
続いてのゾルディック家メンバーは「ゼノ」。キルアの祖父。年齢は67歳。おすすめジジイキャラの一人。ゼノの名前の由来は不明。
ゼノの身体的特徴は長い眉と口ヒゲ、白髪ヘアー。服装の前掛け部分には「生涯現役」といったモットーが書かれてる。雰囲気はジジイそのものですが、ハンターハンターの中では意外と若い部類に入ります。ネテロの年齢の約半分程度。
ゼノも戦闘力がシンプルに高い。幻影旅団のクロロともそれなりに渡り合う。特にゼノがすごいのは念能力。「円」は半径300メートル近くまで拡大できるなど、主に変化系を得意とする。放出系と組み合わせた「龍頭戯画」「牙突」「龍星群」といった技も強力でした。
ただしクロロが本気を出せば負けるだろうと自ら潔く認めるなど、ゼノの性格は好戦的ではない側面も覗かせます。メルエム襲撃の際、誤ってコムギを攻撃してしまった際には「罪悪感が芽生えたこと」を語るなど、どこか暗殺稼業には消極的な側面も匂わせます。
実際、本来は水と油のハンター協会会長のネテロと交流を持つなど、ややもすると人の良さそうなジジイにも見えます。
ジグ?…ゾルディック家メンバー(曽祖父)【生存?死亡?】
続いてのゾルディック家メンバーの「ジグ」。矢印で指し示したキャラクターですが、年齢は不明なもののキルアの曽祖父に該当します。つまりゼノの父であり、シルバの祖父。未だに登場してないゾルディック家メンバーですが、顔だけは判明してます。
HUNTERxHUNTERの公式発表では「ゾルディック家のメンバー数は10名」と紹介されてるため、この高祖父もメンバーに入れないとちょうど10名にならない。
この謎のゾルディック家メンバーは画像真ん中の男。かつてネテロが暗黒大陸に足を踏み入れた際、一緒に同行していた仲間の一人が「ZZIGG ZAOLDYECK」と呼ばれる名前。前述のように「ZAOLDYECK」はゾルディックと読むのでゾルディック家の一人。
だからゾルディック家の曽祖父の名前は「ジグ」などと考察されます。GGはジジイのGG?年齢的にネテロよりも若そう。後述する高祖父・マハの息子と仮定すれば色々と腑に落ちます。そのため現在ジグ・ゾルディックの年齢は90代あたりと考察してみる。
○ジグ・ゾルディックは死亡してる?
一方、何故未だにジグ・ゾルディックは登場しないのか?
理由は不明。単純に死亡してるパターンも当然考えられます。ジグはネテロと一緒に暗黒大陸に足を運んだもののそのまま遁走したとされますが、実は再び挑戦して暗黒大陸に一人で潜入調査してる可能性もあるか。
ただ前述のように集合写真にいた「謎の消えた兄」も生存している場合、どちらかというとジグが死亡してる可能性が高いかも知れない。ゾルディック家は「暗殺稼業」を生業にしてる一族。やはり何の依頼もないのに暗黒大陸に自ら挑戦する可能性は低そうか。
マハ…ゾルディック家メンバー(高祖父)【生存】
続いてのゾルディック家メンバーは「マハ」。キルアの高祖父。年齢は不明。ハンターハンターの公式ファンブックでは当初98歳と記載されてたんですが、その後はネテロと同い年と判明してる。そのためマハの年齢は120歳130歳程度と考察されます。
マハの名前の由来は「マハトマ・ガンジー」。インドの政治家・宗教家。理由は見た目がそっくりだから。
マハはゾルディック家の全てを統率する家長。さながらヨーダも彷彿とさせるキャラデザですが、ゼノ曰く、マハはネテロに匹敵するほど強いとのこと。しかも、マハの念能力の系統は強化系。意外にもゾルディック家の中では一番殴り合いに特化してるキャラクターか。
ネテロの能力は強化系とは程遠かったので一概に言えませんが、マハは現在どうしてるかは不明。性格が唯我独尊タイプなので再登場するかは微妙か。
ゾルディック家の相関図 家系図 関係図まとめ
このようにゾルディック家のメンバーは多い。
そこでゾルディック家の関係図をまとめるとこんな感じ。
マハを頂点にジグ→ゼノ→シルバといったメンバーが続き、その下にキルア兄弟が並ぶ。前述のように兄弟の名前がそれぞれしりとりになってることが改めて分かります。
またゾルディック家の相関図がこちら。
とにかくゾルディック家は「キルアが中心」ということが分かります。可哀想なぐらいに色んなメンバーから干渉されてる。それだけキルアが家族全員に溺愛されてる証拠ですが、ゾルディック家から逃げ出したい気持ちも分かります。
一方、次男ミルキは誰からもそっぽ向かれてるのが悲しい。ひたすら父と祖父に従うだけ。長男イルミは父と対等な関係っぽい。五男カルトは四男アルカに嫉妬してるものの、母キキョウとはラブラブ。母は父ともラブラブな関係。
頂点にして長老のマハは完全にボッチ状態。最近の高齢化社会を物語ってる気もしますが、誰も干渉できないのは最強故か。またこれまで仕事をこなしてたからこそ、現在は悠々自適な生活を送ってるとも言えるか。
一方、ジグや集合写真の男の姿は確認できないため、ゾルディック家の謎は多い。
ゾルディック家で強さランクは「年功序列」?
最後はゾルディック家メンバーの強さを考察。このメンバーの中で誰が一番強いのか。
結論から書いちゃうと、ゾルディック家の中で強さ順はおそらく「年功序列」と考えて良さそう。ただしミルキなど、一部のゾルディック家のメンバーを除く。
例えば、キルアがイルミに頭が上がらなかったように、ゼノたちもマハに対して全く頭が上がっていない様子でした。ゼノはネテロに完全な白旗を上げており、マハはそのネテロ並に強いとしたら、理論的には「年齢が高いキャラクターほど強い」と素直に考察できそう。
つまり、ゾルディック家で一番強い家族はマハなのかも知れません。
コメント
最高でした
筆者はセンスは抜群だ
筆者の考察はお見事。
ここまでゾルディック家についてまとまってる記事は他にないでしょうね
勉強になりましたm(_ _;)m
この家系図だとキキョウがゼノの娘(シルバの妹)になっちゃってますね…笑
数年前の記事への揚げ足取りすみませんがコメント欄で特に指摘なく絶賛されてるのが気になったもので
兄弟の名前がしりとりになっているのは誘導で
同じ文字からはじまって同じ文字で終わる名前なら
この兄弟の隙間に追加することができる
集合写真に写ってるのは謎の兄弟でもなんでもなく普通にアルカです(30巻の205P)参照。