海軍本部で意外と謎が多いキャラクターが「戦桃丸」。読み方は「せんとうまる」。
（ONE PIECE52巻 尾田栄一郎／集英社）
そこで今回ドル漫では「戦桃丸の正体&能力強さ」を徹底的に考察してみました。画像は戦桃丸の初登場シーンですが、魚人島・リュウグウ王国編以降は一切登場していないもののワノ国編で再登場する？そもそも性別は女？男？
戦桃丸はベガパンクのボディーガード
まず戦桃丸の正体を解説。
戦桃丸とは海軍本部の科学部隊の隊長。世界一の頭脳を持つベガパンクのボディーガード。戦桃丸はベガパンクのことを「パンク野郎」と影では呼んでる模様。海軍大将の黄猿・ボルサリーノのお目付け役も担うなど、海軍内での立ち位置や評価は意外と高そう。
戦桃丸の読み方は「せんとうまる」。英語でもそのまま「Sentomaru」とか。声優CVは伊倉一恵。女性声優ではあるものの、戦桃丸の性別はれっきとした【男性】。年齢は34歳。出身地はグランドライン。キャラ名的にワノ国か？
戦桃丸は世界一「口が堅い男」を自認。ベガパンクは世界最先端技術を常に開発し続ける科学者ですから、この情報が漏れれば海軍や世界政府が一気に不利になる。ただ実際には口元がゆるゆる。戦桃丸が軍の機密情報を漏らしてないかは不明。
ベガパンクの正体は未だに不明ですが、そのボディガードの戦桃丸も必然的に重要キャラということにはなる模様。
階級は不明だが特殊科学班「SSG」に所属？
ただし、ワンピース初登場時の戦桃丸は正規の海軍兵ではなかったんだそう。あくまで科学者・ベガパンクをサポートする私兵的な存在。海軍の正規軍ではなかったという点を踏まえると、戦桃丸は緑牛や藤虎のように中途採用組だった？
（ONE PIECE61巻 尾田栄一郎／集英社）
それでもマリンフォード頂上戦争から2年が経過した現在、戦桃丸は海軍の正規軍に入隊しています。そのため当初と違って、戦桃丸の背中には「海軍のマント」を羽織っている点が大きな特徴。
一方、戦桃丸のビブルカードを見ても、現在の海軍での階級は不明なままです。それでも海軍に正規に入る前から海軍大将のお目付け役を担うなど、戦桃丸の実力を考えるとガープやスモーカー並の中将クラス以上であることは間違いないか。
また諜報部隊・CP0は天竜人直轄でしたが、戦桃丸の独特な立ち位置を考えると同じような特別待遇も考えられそう。事実、ディエス・ドレークが率いるSWORDがあった。例えばベガパンクは新たに特殊科学班「SSG」を率いているため、戦桃丸はそこに所属？
戦桃丸は悪魔の実を食べてない非能力者
続いては戦桃丸の「強さ」を考察。そもそも戦桃丸はゴムゴムの実やトリトリの実のように悪魔の実の能力者なのか？
結論から言うと、戦桃丸は「非悪魔の実の能力者」になります。ガープやレイリーと同じく悪魔の実は食べておらず、戦闘スタイルは肉弾戦のみ。ビブルカードを信じる限りはほぼ確定してるはず。反面として水に浸かっても弱体化しないメリットもあります。
戦桃丸はもちろん「覇気」の使い手。覇王色の覇気までは使えないものの、戦桃丸は武装色の覇気と見聞色の覇気を無難に体得してる。
（ONE PIECE52巻 尾田栄一郎／集英社）
戦桃丸の武器は背中の「まさかり」。今更ですが、戦桃丸のモデルは金太郎。まさにそのまんま。偽ルフィのデマロ・ブラックも可哀想なほど一撃粉砕。逆によく死んでないなと感心するレベルですが、黒色化されてないもののまさかりは武装色の覇気でまとっているはず。
また科学部隊という点も考慮すると、戦桃丸は意外と「IQが高い戦い方」も展開しそう。
戦桃丸の必殺技は足空独行
続いては戦桃丸の必殺技を解説。
（ONE PIECE52巻 尾田栄一郎／集英社）
戦桃丸の必殺技は「足空独行（あしがらどっこい）」。戦桃丸は登場回数が少ないこともあって、現状確認できる技はこれだけ。
足空独行はカウンター技。ルフィの攻撃を武装色の覇気で相殺し、そのまま威力を弾き返して攻撃する反撃技っぽい。戦桃丸は「世界一のガード」を自認するのも納得の技。ワノ国編では流桜といった覇気の可能性が広がったため、この足空独行も更に進化する？
ちなみに、足空独行の由来は「金太郎がかつて熊と相撲をとった足柄山」から来ているものと推察されます。独行はどっこいしょの当て字？もしくは宮本武蔵の「独行道」から来てる？とにかく戦桃丸の必殺技は「金太郎に関係する技」が多そう。
戦桃丸は将来的に麦わらの仲間に入る？
続いては戦桃丸が仲間になる説を考察。
（ONE PIECE52巻 尾田栄一郎／集英社）
その最大の根拠が「戦桃丸の左目の傷」。実はワンピースのキャラクターを振り返ってみると、麦わらの一味に近しいキャラほど【左目に傷】があるという伏線が隠されている。
ワンピースの作者・尾田栄一郎は『るろうに剣心』の作者・和月伸宏を尊敬しているわけですが、その主人公・緋村剣心も左目に傷がある。ルフィの左目下には幼少期に自分で付けた傷がありますが、そこらへんがいろいろ影響しているとドル漫では見ております。
麦わらの9人目の仲間のジンベエや10人目の仲間候補のヤマトのように完全に仲間に入らなくても、ルフィたちに「協力する程度」のことは十分考えられそう。
シーザーのようにマッドサイエンティストではないため、ベガパンクはいつか海軍を裏切るはず。ベガパンクの協力がなしに古代兵器プルトンやひとつなぎの大秘宝を入手することは不可能か。そうすると戦桃丸もベガパンクに付いてきて海軍をいずれ裏切る？
【戦桃丸】ワノ国、参戦確定的か！？
続いては戦桃丸の「今後」を勝手に予想してみる。
戦桃丸はワノ国に参戦してくる可能性がありそう。
既にワノ国編は終盤も終盤。この数年前の予想に自信はないんですが、戦桃丸のモチーフは完全に「金太郎」ですが、桃太郎は光月モモの助、浦島太郎は光月トキ（トキトキの実）など日本の童話がモチーフにされてることが多い。
ゴリゴリの金太郎である戦桃丸が参戦してこないはずがない。
また光月モモの助と戦桃丸には「桃（もも）」という共通の文字が入っている。モモの助はベガパンクが作った悪魔の実を食べて龍に変身できるなど、戦桃丸と同じく「ベガパンク」との関係性が深い。戦桃丸というキャラ名からしてワノ国出身説も濃厚。
ただし、戦桃丸が本名か異名なのかは不明。ONE PIECEに登場するキャラクターは基本的にカタカナ表記が多いため、今更ですが戦桃丸は異名の可能性がおそらく高そう。そう考えると更に考察の幅が広がるか。
○戦桃丸の腹掛け・よだれかけのマークの意味とは？
そこで改めて考察したい部分が戦桃丸が金太郎のように着用している「腹掛けのマーク」の意味。
（ONE PIECE61巻 尾田栄一郎／集英社）
この赤い腹掛けには「3つの白い勾玉」の中央部分に【謎のウチワ】のマークが描かれている。
黒ひげに代表されるように、海賊旗にはそれぞれの特徴が描かれてるように、戦桃丸のマークにも意味がありそう。少なくとも海軍や世界政府に似たようなマークはない。団扇紋という家紋が実際にはあるんですが、どれも戦桃丸のマークとは異なる気がします。
ただ日本国で団扇と言うと「軍配団扇（ぐんばいうちわ）」が思い出されます。いわゆる相撲の行司が握っているアレ。モデルの金太郎は相撲好きでした。それも合わせて考えると、戦桃丸は戦況では采配を振るうような「中立の立場」を意味してる可能性。
3つの勾玉も「三つ巴の状況」を意味してる伏線にも思えます。紅白の色の組み合わせも「勝負事」を彷彿とさせます。バーソロミュー・くまとの因縁も踏まえると革命軍も絡んでくる？同じく立ち位置が微妙という点で、戦桃丸は青雉や藤虎と手を組んで海軍を離脱する可能性も？
コメント
ガープ以上は無いだろ